映画『モータルコンバット』(2021)評価は?ネタバレ感想考察/助人の正体は?誰が生き残る?各キャラ能力?

『モータルコンバット』あらすじ概要
格闘ゲームの実写映画化。ドラゴンのあざを持つ格闘家が何者かに襲われ、家族を守るために魔界との「モータルコンバット」に挑む仲間と合流。強力な敵が出現し能力にめざめるが…。誰が誰を倒す?日本人俳優の活躍は?(ネタバレ感想考察↓)
映画名/邦題 | モータルコンバット |
原題/英題 | Mortal Kombat |
日本公開日 | 2021/6/18 [予告↓]上映時間 110分 |
映倫区分 | 日本 R15+(15歳以上)USA R |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | サイモン・マッコイド [キャスト↓] |
配給/製作/画像 | ©ワーナーブラザース/ニュー・ライン・シネマ、Atomic Monster Productions、Broken Road Productions |
日本興行収入 | 1.3億円(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 0.8億USドル [出典] |
平均評価★★★★★58(私の評価↓は含まず)
|
『モータルコンバット』予告動画
キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)
- 1位ハサシ・ハンゾウ/スコーピオン(真田広之)伝説的な忍者(サムライ?)。サブゼロとは因縁
- 2位ゴロー(CG)魔界の4本腕の巨人
- 3位ニタラ(メル・ジャーンソン)魔界。羽を持ち飛べるヴァンパイア
- 4位ソニア・ブレイド(ジェシカ・マクナミー)米国特殊部隊の兵士。ジャックスは仲間。モータルコンバットに興味あり
- 5位ライデン(浅野忠信)不死身のエルダー神で人間界の守護神。ドラゴンのあざを持つ者を集めて訓練する
- 6位カノウ(ジョシュ・ローソン)冷酷な傭兵集団「黒龍会」リーダー。ドラゴンのアザ。利己的で金しだいで仲間になる
- 7位リュウ・カン(ルディ・リン)ライデンの人間界の覇者チームの戦力。火を操る能力
- 8位コール・ヤング(ルイス・タン)地下のケージファイター。ドラゴンのあざがある。家族を守るために戦う
- 9位ジャクソン・ブリッグス/通称ジャックス(メカッド・ブルックス)米国特殊部隊の少佐。ドラゴンのアザ。ソニアの仲間
- 10位クン・ラオ(マックス・ファン)ライデン戦士の1人。偉大な戦士グレート・クン・ラオの末裔。カミソリ帽子を操る
- 11位シャン・ツン(チン・ハン)魔界の協力な魔術師。モータルコンバットで人間界に9連勝中
- 12位ビ・ハン/サブ・ゼロ(ジョー・タスリム)残酷な氷の魔術師。シャン・ツンに仕える。数世紀前にハサシ・ハンゾウと因縁
- 13位ミレーナ(シシィ・ストリンガー)シャン・ツンに仕える凶暴な女戦士。テレポート能力を攻撃に使う
- 14位レイコ(ネイサン・ジョーンズ)魔界。ハンマーを振り回す巨漢
- 15位カバル(ダニエル・ネルソン)魔界。全身マスクとスーツで覆われた、カノウの悪友
ネタバレ感想『モータルコンバット』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
原作はゲーム?過去作もある?監督や日本人キャスト
アメリカの対戦型格闘ゲーム『モータルコンバット』を実写映画化したものです。トドメ演出フェイタリティが特徴的で賛否あるゲームです。1995年に同タイトルで公開され続編もありますが、今回はそれらと関係のない完全リブート版です。
アジアの格闘技が多く取り入れられているためアジア人俳優も起用されてます。日本人俳優では『マイティソー バトルロイヤル』出演の浅野忠信がエルダー神ライデン、『アベンジャーズ エンドゲーム』出演の真田広之がハサシ・ハンゾウとして登場。
サイモン・マッコイド監督は、長編映画はデビュー作のようで日本で知られた作品はありません。他のキャストも日本ではあまり知られてないです。主演ルイス・タンは『デッドプール2』のシャッタースターでしたが出番少なかったです。

ドラゴンのアザの意味は?モータルコンバットとは?
数世紀前の日本。妻子を殺害された伝説的な忍者(サムライ?)ハサシ・ハンゾウ(真田広之)は、最強の剣術で襲撃者たちを返り討ちに。しかし氷の魔術師ビ・ハンに敗れ、最後は炎となり消滅。その赤子をライデンが見つけて育てます。
現代。ケージファイトで生活するコール・ヤングは、氷を操るサブゼロ(ビ・ハンが改名)に襲われます。巨体黒人ジャックスがコールらを逃がすが、サブゼロの氷で両腕を破壊されて敗北。コールはジャックスの助言どおりソニアの所へ。
そこで自分のドラゴンのアザは魔界との勝負「モータルコンバット」への招待状だと聞きます。魔界の暗殺者で保護色で見えなくなる爬虫類種族レプタイルが襲撃するが、ソニアが捕らえたカノウも参戦し3人で倒します。そしてライデンの寺院へ。
以上が序盤のあらすじです。冒頭の真田広之による戦闘アクションは、この映画の見どころの1つです。氷のビ・ハンは人間ぽいけど、数世紀後には自ら「サブ・ゼロ」と名乗り魔界のシャン・ツンに仕えてます。
序盤はテンポもよく、ムダな描写も少ないし、4つもの格闘シーン(ビハンvsハンゾウ、コールのケージファイト、サブゼロvsジャックス、コール・ソニア・カノウvsレプタイル)を見せてくれて大満足。後半を期待させます。
ドラゴンのアザは、アザを持つ者を倒すと勝者の体に刻まれます。それはカノウが言ったように「他人を殺害する覚悟」の証明でもあるのでしょう。ただし、コールには生まれつきアザがあったようです。
裏切り者は誰?最初の犠牲者?コールの秘術は?
雷神ライデンの寺院で、炎使いリュウ・カン、山高帽子使いクン・ラオ、敗北し両腕を機械化されたジャックスと合流。モータルコンバットで9連敗中の人間界(地球?)は、次敗北すると魔界に支配されるというルールを聞かされ修行開始。
カノウは怒りでレーザーアイを覚醒させるが、心優しいコールは脱落し妻子の家へ戻ります。そこへ魔界から4本腕の巨人ゴローが現れ、コールは家族を守るため鋼鉄鎧とトンファーを覚醒させ、ゴローを倒します。
カノウは、黒竜会仲間カバルに金で買収されて裏切り、ライデンのバリヤを解除して魔界側に。シャン・ツン軍が攻めてきて戦闘に。ライデンは神なので参戦できないがポータルを発動し、最初の犠牲者クン・ラオ以外を別世界に移動させます。
魔界も人間界も、2時間弱の映画にしては多すぎる戦士を出してきてバトルロイヤル。最近は敵も味方も人間ドラマを語らせて「どちらにも事情や言い分がある」となりがちな作品が多いので、本作のわりきりは嫌いじゃないです。
ただ、シャン・ツンがクン・ラオの魂を簡単に吸収した時など、しっかりしたバトルもなしに「キャラ減らし」するのは不満です。ヴァンパイア・ニタラがクン・ラオの山高帽で真っ二つにされたのは、飛べることで過信したのでしょう。
4本腕の巨人ゴローや飛翔するヴァンパイア・ニタラが即退場となったのは「CG予算の削減」というビジネス的なねらいも裏読みできます。ジャックスは大岩を持ち上げソニアを救う時、覚醒して義手がバイオニックアームに進化しました。
- コールvs 4本腕巨人ゴロー(トンファーで死)
- クンラオvs ヴァンパイア・ニタラ(帽子で斬死)
- シャンツウvs クンラオ(魂を吸収され死)
- テレポートのミレーナvs ソニア(アザなしで放置)
- カノウvs ソニア(大岩の下敷き/生存)
- リュウカンvs 高速移動のカバル(勝負つかず)
- ジャックスvs ハンマーのレイコ(勝負つかず)
ラストバトルの生き残りは?コールの正体は?
雷神ライデンの術で安全な世界へ逃げこんだコールらは、モータルコンバット前に魔界軍を各個撃破することに。なぜ最初から「精神と時の部屋?」で修行しなかったのかはツッコミどころです。コールの正体はハンゾウの子孫と明かされます。
ジャックスはバイオニックアームでレイコの顔をあっさり粉砕。リュウ・カンはカバルを油?タール?に落として高速移動を封じ、最後は火竜で焼きつくします。
ソニアはドラゴンのアザがないからとノケ者にされてたのに、しっかり戦力にされてました。カノウの眼に薬品を投げつけてレーザーアイを無効にして、最後はノーム人形で目を刺して倒します。序盤でカノウがノーム人形を小馬鹿にしてたのは伏線でした。
ソニアはカノウを倒してドラゴンのアザとレーザー能力をゲット。コールは口裂け女ミレーナのテレポートに苦戦するが、ソニアがアームレーザーでしとめます。捕まれてたミレーナがテレポートできないのは意味不明ですが。高速移動、保護色と何が違うんでしょうね?
コールは妻子を人質にしたサブ・ゼロと対決。ハンゾウの小刀を使うと、コールの先祖ハサシ・ハンゾウが現れ、2人でサブ・ゼロを倒します。スコーピオンと名乗るハンゾウは、死後に手に入れた炎の術でサブゼロを焼いてどこかへ消えます。
まさかの人間界全勝。9連敗中とは思えない好成績は「ハンゾウの子孫が勝利に導くという予言」の成果ですね。魔界の刺客が思った以上に弱いのは物足りないです。シャン・ツウの言葉どおりサブゼロ、ゴローらは生き返りそうですが。
- ジャックスvs ハンマーのレイコ(顔粉砕死)
- ソニアvs カノウ(目を刺され死)
- リュウカンvs 高速移動のカバル(火竜で焼死)
- コール&ソニアvs テレポートのミレーナ(レーザー死)
- コール&炎のスコーピオンvs 氷のサブゼロ(焼死)
映画『モータルコンバット』(2021年版)私の感想と評価
最近のアクション映画は、アクションシーンが少ないのが不満です。映画『モータルコンバット』はそんな不満を解消するかのように、細かいストーリーは無視してバトルアクションに徹した点は高く評価できます。
基本はマーシャルアーツの戦闘ですが、炎や氷や稲妻や瞬間移動などの秘術もあるし、魔界の戦士は飛んだり四本腕の巨人もいて、戦闘バリエーションが多いのも満足。ただ、キャラが多すぎて戦闘内容が薄くダイジェストぽいのは残念。
死んだと思ったハサシ・ハンゾウやジャックスが生き返ったり、クン・ラオや魔界戦士があっさり死んだりと、命の重さがバラバラなのはゲームっぽいですね。しかしこれやりすぎると、戦いの生死に関心がなくなり緊迫感もなくなります。
興行収入しだいでは続編もありそうです。ぜひとも観たいとは思いませんが、他に良さげなアクション映画がなければ観たいかも。次回はもう少しキャラを減らして、1つの戦闘をじっくり見せてほしいです!
他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
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