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映画『レミニセンス』評価は?ネタバレ感想考察/敵や謎の女性の正体は?陰謀とは?

映画レミニセンス

『レミニセンス』あらすじ概要

都市が水没した世界。記憶潜入屋(レミニセンス)のニックは、検察から依頼された記憶捜査中、かつて愛した女性を見つけるが、やがて大きな陰謀に巻きこまれ…。愛した女性の生死は?都市水没の理由とは?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 レミニセンス
原題/英題Reminiscence
日本公開日 2021/9/17 [予告↓]上映時間 116分
映倫区分日本 PG12(小学生指導必要)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督リサ・ジョイ [キャスト↓]
配給/製作(C)ワーナー・ブラザース映画/Kilter Films、Michael De Luca Productions、FilmNation Entertainment
日本興行収入2.1億円興行収入ランキング
世界興行収入0.1億US$(約17億円)
参考公式サイトWiki映画館
平均評価★★★★★62私の評価↓は含まず)

『レミニセンス』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)

  • 1位メイ(レベッカ・ファーガソン)謎の女性。ニックが捜査する事件の鍵をにぎる
  • 2位ニック・バニスター(ヒュー・ジャックマン)退役軍人。「バニスター&アソシエイツ」の記憶潜入員
  • 3位ワッツ/エミリー・サンダース(タンディ・ニュートン)ニックの相棒。退役軍人で狙撃の名手
  • 4位サイラス・ブース(クリフ・カーティス)ギャングボスのジョーに使える悪徳警官
  • 5位エルサ(アンジェラ・サラフィアン)ニックの常連客。昔の恋人との記憶を繰り返し見てる
  • セント・ジョー(ダニエル・ウー)水の都市で麻薬流通を取り仕切るギャングのボス
  • ウォルター・シルヴァン(ブレット・カレン)水没してない土地を仕切ってる地主
  • セバスチャン・シルヴァン(モージャン・アリア)ウォルターの息子
  • タマラ・シルヴァン(マリーナ・デ・タビラ)ウォルターの妻で、セバスチャンの母
  • エイヴリー(ナタリー・マルティネス)検察官。麻薬組織の情報を得るためニックに依頼

ネタバレ感想『レミニセンス』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

私の評価 ★★★★★64/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

原作は?ノーランの弟?監督やキャスト

映画『レミニセンス』は、原作はなく映画用オリジナル脚本です。監督・脚本のリサ・ジョイにとっては長編映画デビュー作です。リサ・ジョイの代表作は、JJエイブラムス、ジョナサン・ノーランと共同エグゼクティブ・プロデューサーを務めたTVドラマ『ウエストワールド』。

映画『レミニセンス』の制作にも関わってるジョナサン・ノーランは、クリストファー・ノーラン監督[一覧]の弟です。『ダークナイト』『インターステラー』等の脚本にも関わりました。

主演のヒュー・ジャックマンX-MENシリーズのウルヴァリンとして、レベッカ・ファーガソンミッション・インポッシブル・シリーズのイルサとして有名です。2人は『グレイテストショーマン』でも共演。

トリビアネタとしては、ラストで登場するワッツ(タンディ・ニュートン)の孫娘ゾーイ役のニコ・パーカーが、タンディ・ニュートンの実際の娘であることです。ちなみに父親は映画監督・脚本家のオル・パーカー。

映画レミニセンス

都市が水没した理由は?記憶潜入とは?

近未来のマイアミは、地球温暖化と度重なる洪水により都市は水没して、残されたわずかな陸地で人間は暮らしてます。昼間は耐えがたい高温なので日中は寝て夜に生活する退廃的なディストピアです。国境紛争や貧富の差が社会問題となってます。

未来に望みを見いだせない人々の楽しみは「幸せだった過去を見ること」です。それを手伝う記憶潜入員(レミニセンス)のニック(ヒュー・ジャックマン)は、友人だった退役軍人や、恋人との日々を繰り返したいエルサらに記憶を見せてます。

ある日、メイ(レベッカ・ファーガソン)という美女が、失くした鍵を見つけたいので記憶潜入を依頼したのでニックが解決。一目ぼれしたニックは、忘れ物のイヤリングを届ける口実で、彼女が歌うクラブを訪れて2人は恋に落ちます。

しかし突然メイは姿を消し、彼女を忘れられないニックはその思い出の依存症になります。ある日ニックは検察から麻薬捜査のための記憶潜入レミニセンスを依頼されます。そしてギャングの記憶にメイを見つけたニックは、独自に探し始めます。

本作『レミニセンス』はSF映画というより、愛するメイを探すスパイ映画やラブストーリーの要素が強いし、事前情報や宣伝とは違うので好みは分かれそう。人間関係が複雑なミステリとしても楽しめますが、記憶潜入が便利道具扱いなのは残念。

近未来の都市が浸水した理由にもせまるのかと期待したけど、物語にはあまり関係ないので「地球温暖化」の一言で片付けられます。レミニセンス・エージェントは記憶の中に入るのかと予想したけど、そばで誘導するだけなのも拍子抜け。

謎の女性メイの正体は?ニックに近づいた理由は?

ニックが捜査協力したギャングの記憶では、麻薬組織ボスのセント・ジョーのそばにメイと、汚職警官サイラス・ブースの姿も。歌手とウェイトレスの仕事をしてたメイは、その後セント・ジョーに気に入られて愛人の1人になりました。

メイはジョーが売買してた「バッカ」という麻薬の中毒になってしまうが、やがて大量のバッカを持ち逃げしてセント・ジョーに追われる身となりました。ニックは、ジョーから情報を得ようとして捕らわれたが、ワッツにより救われます。

ワッツは、ニック不在時にメイが訪ねてきたと語り、自分の記憶をニックに見せます。するとワッツが席をはずしたすきに、メイが金庫から何かを盗みました。メイがニックに近づいた理由は「エルサの記憶メモリ」を盗むためでした。

メイは麻薬を盗んだ後、組織とつながってた悪徳警官サイラス・ブースに捕まっておどされ「エルサの記憶メモリ」もサイラスの命令です。そのため「鍵をなくして」ニックに近づき、イヤリングもわざと忘れて帰ったのです。

ところで、セント・ジョーに水槽で殺害されそうだったニックを救いに来たワッツが強すぎて驚きました。ニックに対する愛情も強い力になったのと考えるとせつないですね。

セント・ジョーと部下達は麻薬を売買する犯罪者ですが、大量のバッカを盗まれた被害者でもあるのに、あっさり殺害されたのは少し悲劇的ですね。検察が目指した「麻薬組織の壊滅」はこれで解決なのでは?

黒幕の正体は?冒頭のエルサが重要人物?

都市の水没が進む中、沈まない陸地を買い占める地主が出現しました。ウォルター・シルヴァンも、そんな大地主の1人でしたが最近亡くなりました。妻タマラと息子セバスチャン・シルヴァンが全てを相続するはずでしたが…。

映画の冒頭で登場し、ニックのレミニセンス(記憶潜入)で過去の恋人との記憶を繰り返し見てた客がいました。その客エルサこそ、ウォルターが大切にしてた愛人で、2人の間には息子もいます。つまりウォルターの遺産相続権もあるのです。

ニックがその事に気づけたのは、妻タマラの記憶潜入をした時に、夫ウォルターの特徴を見聞きしてて、エルサの恋人の特徴と一致したからです。エルサが殺害されたと知ったニックは妻タマラを疑うが、タマラは夫との幸せな思い出の中でのみ生きる精神障害者になってました。

黒幕の正体は、遺産を独り占めしたいセバスチャン。彼は汚職警官サイラス・ブースに「エルサの記憶メモリ」入手と、エルサ母子の殺害を依頼。サイラスはメイから「エルサの記憶」を得てエルサも殺害。しかし息子はメイが救って逃亡します。

ニックとメイのラブストーリーは、大金持ちの有力地主の不倫がからむ遺産相続へと発展。しかも冒頭で登場したエルサが重要人物なので、無駄の少ない脚本には脱帽です。ただ、人間関係が複雑すぎて謎が解けても爽快感がないのは残念。

ニックとメイの結末は?大地主の遺産は誰に?

ニックは苦戦しながらも悪徳警官サイラス・ブースを捕らえ、彼の記憶に潜入します。その中で、メイはニックにしかわからないメッセージで「メイがニックを今も愛してること」「エルサの息子の隠れ場所」を残して自殺します。

絶望したニックは、復讐のためサイラスを「最も苦しかった記憶に閉じ込めて」死ぬまで繰り返し見るように設定。セバスチャン・シルヴァンの逮捕にも貢献したニックは、サイラスへの復讐の罪は軽くしか問われなかったようです。

そしてラストで、ニックが選んだ結末は「愛するメイとの幸せだった記憶を見続けること」です。「生きてる者は愛する者の死を乗りこえて生き続けよう」と語る映画は多いけど、本作のような現実逃避を選んだ主人公は珍しいです。本人には最高の人生の終え方でしょうけど。

ニックの最後の助言である「娘さんに会いに行け」という忠告を聞いたワッツは、孫のゾーイ(演じたニコ・パーカーはワッツ役の現実の娘)と共に、記憶装置で生きながらえてるニックの世話をします。

映画『レミニセンス』は、ニックが愛したメイを探すラブストーリーですが、ニックをそばで愛してたワッツの悲しい失恋ストーリーでもあるんですよね。最初にメイが訪ねてきた時にニックが恋に落ちる様子と、ワッツが失望していく様子を思い出すだけで悲しくなります。

そしてメイも、会う前にニックの好きな歌などを聞いてるうちに好きになっていき三角関係を形成しました。その愛は麻薬中毒者だった頃の荒っぽい気持ちも一掃して、エルサの息子を救う原動力にもなったのでしょう。

大地主ウォルター・シルヴァンの遺産相続は、息子セバスチャンが刑務所行きとなれば、精神障害の妻タマラと、愛人エルサとの隠し子が得ることになるのでしょうか。エルサの息子は、ラストシーンで浮遊島の家で無事に保護されてました。

オルフェウスの神話の意味とは?

恋人どおしの幸せな日々をおくってたメイが「ハッピーエンドの物語を聞きたい。幸せな状態で終わる物語を」と言うと、ニックは「ギリシア神話のオルフェウス物語」について語ります。

オルフェウスは、妻エウリディケが毒蛇にかまれて死ぬと悲しくて冥界まで追います。オルフェウスの竪琴の音色に魅了された妻ペルセポネに説得され、冥界王ハデスは「決してふりかえるな」という条件でエウリディケを帰します。しかしオルフェウスは、不安で振り返り永遠の別れとなってしまいます。

このギリシア神話のラスト部分を変え、ニックはメイに「オルフェウスとエウリディケは無事に人間界にもどり、永遠に一緒に暮らした」という結末で語りました。その「幸せな状態で終わらせた物語」はニックの最後の選択の伏線でもありました。

映画『レミニセンス』私の感想と評価

水没した近未来の描写や記憶潜入という設定、複雑な人間関係がつながっていく展開、張り巡らされた伏線など、よく練られたストーリーや登場キャラの魅力は、さすがジョナサン・ノーランが関わってるだけあり見事です。

一方、事前情報や宣伝内容とは全く違う展開で、重厚なSFを期待してたのにミステリ調ラブストーリーだったので少し拍子抜けしました。記憶潜入(レミニセンス)も、主に行方不明の恋人を探すために使われるので驚きはなかったです。

それでも、見せ方がうまいので少しずつ真相に迫るストーリーや無駄の少ない展開や伏線回収などは楽しめました。宣伝などでここまで期待させなければ、もっと評価されてもよかった作品なので一度は観てもいいと思います!

他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

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