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映画『アンチャーテッド』感想ネタバレ解説考察/兄の生死は?勝者は誰?

アンチャーテッド 映画/ドラマ

人気ゲームの映画化。ネイサン・ドレイク(通称ネイト) は、生き別れの兄を知るサリーのスカウトでトレジャーハンターに。財宝狙う組織と争いながら、500年前のマゼラン船を目指すのだが…。財宝の隠し場所と発見方法は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題アンチャーテッド
日本公開日2022/2/18 [予告] 上映時間:116分
製作国アメリカ
原題/英題Uncharted
監督・キャストルーベン・フライシャー[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13
配給/製作
(画像出典)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント/Columbia Pictures Corporation、Arad Productions、Atlas Entertainment、Naughty Dog、PlayStation Productions、Sony Computer Entertainment America=Studio Babelsberg Motion Pictures、エーツー・プロダクションズ
日本興行収入5.6億円(興行収入ランキング
世界興行収入4.0億USドル [出典]
製作費1.2億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
68私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
アクション/スポーツ/冒険映画一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. ネイサン・ドレイク/通称ネイト(トム・ホランド。榎木淳弥)海洋冒険家フランシス・ドレークの末裔。兄と生き別れた
  2. ビクター・サリバン/通称サリー(マーク・ウォールバーグ。森川智之)ベテランのトレジャーハンター。ネイトの兄サムを知る
  3. クロエ・フレイザー(ソフィア・アリ。雨宮天)サリーの同僚のトレジャーハンター
  4. ジョー・ブラドック(タティ・ガブリエル。白石涼子)モンカーダの傭兵女性
  5. スコッツマン(スティーヴン・ウォディントン。千葉繁)ブラドックの手下。田舎なまりの強い大男
  6. サンティアゴ・モンカーダ(アントニオ・バンデラス。大塚明夫)冷酷なトレジャーハンターを組織化している
  7. サミュエル・ドレイク/通称サム(ルディ・パンコウ。武内駿輔)ネイトの生き別れた兄

ネタバレ感想『アンチャーテッド』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

原作はゲーム?監督や主演トムホランド

映画『アンチャーテッド』は、アクション・アドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」シリーズの実写映画化版です。2007年発売以来の人気ゲームです。アンチャーテッドの意味は「地図にない場所」

ルーベン・フライシャー監督は『ゾンビランド』2作品や『ヴェノム』(1作目のみ)も監督。

主演のトム・ホランドは『アベンジャーズ エンドゲーム』『スパイダーマン ノーウェイホーム』等のピーター・パーカー役で一躍有名になりました。

マーク・ウォールバーグは、トランスフォーマー実写映画シリーズや『マイル22』等で主演として活躍中。

最初の宝の正体は?鍵とは何か?

海洋冒険家フランシス・ドレイクの末裔であるネイトは、幼少期の施設で一緒に暮らしてた兄サムと生き別れに。サムは盗みグセがあり、警察の逮捕をまぬがれるため逃亡。兄が残したライターでメモをあぶり出すと「見えない物を見ろ」と

成長したネイトことネイサン・ドレイク(トム・ホランド)はバーテンダーをしてたが、スリの腕を見込まれてトレジャーハンターにスカウトされます。そのサリー(マーク・ウォールバーグ)が兄サムを知ってたので、ネイトは興味を持ちます。

スペインのバルセロナのオークション会場でゴタゴタの末、鍵となる黄金の十字架を奪い去るのに成功。ネイトはサリーを信用できなくなるが、合流したクロエと協力し彼女のジェノヴァの十字架を使って地下の財宝を目指します。

「中と外から…」のヒントどおり、外のサリーが元カノ?のブラドックを倒して、黄金の十字架で中の2人を助けます。財宝室には、当時高価だった塩で満たされた大かめ群があるのみ。最初の宝は、塩の中で見つけた古い地図です。

より悪党と思ったモンカーダがオークションで正攻法で落札を目指したのに対し、盗もうとしたネイトとサリーの方がよほど悪党ですね。簡単に裏に潜入できたり、貴重な出品物を変装した職員1人に持ち去られたりとセキュリティ最悪ですが。

裏切り者の正体は?モンカーダ家の宿命とは?

ネイトを裏切って地図を横取りした裏切り者の正体はクロエです。クロエはサンティアゴ・モンカーダ(アントニオ・バンデラス)に雇われたスパイでした。が、そのモンカーダ自身も、部下のブラドックに裏切られて殺害されます。

そのモンカーダは意見あわなかった父親を殺害しました。つまりモンカーダ家の父子は、身近な者に裏切られた点で共通。一家の宿命でしょうか。一作品中でこんなに何度も裏切りが発生すると、意外性を感じられなくなるのですが。

高級車のトランクに忍び込んでたネイトとサリーは、ブラドック達との銃撃戦の末、結果的にクロエを救出。ここでの空中戦は最近では『ブラック・ウィドウ』の次に迫力あって楽しめました。助かり方にも工夫があったし。

それにしてもネイト達はなぜ飛行機に潜伏したんでしょうか。クロエ救出は偶然なので、地図に示された行き先を知りたかっただけ?それならGPSを仕こむ方が危険度は低いと思うのですが。モンカーダ軍に勝てるとは思わないでしょうから。

アンチャーテッド 映画/ドラマ

50億の財宝の隠し場所は?発見方法は?

発見した地図が示した財宝場所は、フィリピンの島。ブラドック達は上陸して捜索開始。カリ・デ・オロ?みたいな場所でしたが「オロ=黄金」なので、マゼランのひっかけだと見ぬけました。

ネイトはサリーの助言どおり、兄サムからの絵ハガキを調べます。「見えない物を見ろ」の助言とライターを使った「あぶりだし」により2つの十字架をコンパスにした地図での接地点が財宝の隠し場所」だとつきとめます。

クロエは、その座標メモを盗んで抜け駆けして出発。しかしそれを予感したネイトは、反対方向の座標をメモしました。ネイトは1人で洞窟に潜って「2隻のマゼランの船とその上の黄金」にたどり着きます。追跡したサリーも到着。

ネイトを追ったブラドック達も来て、ヘリで船ごと持ち上げて飛び立ちます。隠れてたサリーはヘリを奪い、ネイトは船上の敵を倒します。この戦闘で、マゼランの船一隻は残念ながら粉々に破壊されて海に沈みました。

ポストカードの暗号が「あぶりだし」だったのは単純すぎてやや残念。冒頭の兄サムのメモが同じ方法だったので、ネイトはもっと早く気づけたのでは?というか、あぶり出しの文字って何年間も乾燥せずに残ってるのか疑問ですね。

2つの十字架を使うのは、途中で「はしごの形」にした時の伏線回収にもなってますが、そもそも鍵として使った時も含めて「同じ大きさの十字架の模型」でもよかったのでは?とツッコミたくなります。電子的な認証はないでしょうから。

船を持ち上げての空中戦は実写では画期的で楽しかったです。しかし、その前のコンテナ空中戦とややかぶっているため、水上戦、水中戦にした方が斬新だったかも。あと、ネイサンが傭兵より強い理由がよくわからず気にはなりました。

自己中サリー最後の決断は?クロエの行方は?

船の金塊をリュックに入れたサリーだが、ネイサンを追うブラドッグを落とすために放り投げました。つまり「黄金より友を選んだ」のです。全部投げる必要はなかったけど、ルパン三世的なお約束ですね。そのおかげで続編にも出られそうだし(笑)

海に落ちて一命をとりとめたブラドッグですが、マゼランの船が上から落ちてきて下敷きに。たぶん生きてそうですが。また、ボートで逆方向へ向かってるクロエは、上空ヘリのネイサンを見つけて騙されたことに気づきくやしそう。

兄サムの生死は?エンドクレジット後の映像は続編?

サリーは「サムはブラドッグに射殺された」と言いましたが、主要クレジット後(ミッドクレジットシーン)で、どこかに幽閉されてるサムが絵はがきを書いてる姿が。つまりネイサンの兄サムは生きてるようです。

エンドロール後、ネイサンが何者かから新たな地図を奪おうとするが返り討ちにあいそうです。そこへ遅れて現れたのはサリー。ネイサンとサリーは新地図で新たな冒険をはじめそう。兄サムへの手がかりでしょうか。シリーズ化しそうな展開で期待大。

映画『アンチャーテッド』私の感想と評価と続編

アドベンチャー映画は定期的に制作されてますが、本作はスパイダーマンでも人気のトム・ホランドが主演なので、アクション面では他の冒険映画を上回ってて楽しめました♪うさんくさいマーク・ウォールバーグとの相性もばっちり

一方、女性キャラの見せ場や役割を拡大する意図か、女性2人とも裏切り者になってしまったのは失敗かも。最近は女性ぽさをなくす傾向ですが、結果的に男性との区別がなくなり損する役回りも演じることになるのは、ポリコレ的には正解なのかな。

謎解きや展開が映画『タンタンの冒険』に似てたし、裏切り・あぶり出し・空中戦で繰り返しが多かったのも気になりました。が、トムホ演じるキャラと斬新なアクションの連続は映画館ばえするので大スクリーン向きです!

ラストシーンで2つもオマケ映像があったので、続編やシリーズ化への強い意志を感じました。その1作目としての本作は合格点でしょう。続編以降はもっと謎解きやチームプレイの面白さを見せてほしいと期待しながら待ちます!

私の評価 66/100(60が平均)

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