映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?両親の仇の正体は?伏線回収が圧巻
ハリーポッター・シリーズ3作目。ホグワーツ3年生のハリーは、両親のかたきでアズカバンの脱走犯シリウス・ブラックがせまってると知るのだが…。冒頭の犬は誰?ブラックは敵?ルーピンの正体は?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 |
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日本公開日 | 2004/6/26 [予告] 上映時間:142分 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
原題/英題 | Harry Potter and the Prisoner of Azkaban |
監督・キャスト | アルフォンソ・キュアロン |
キャスト 出演者 | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、マイケル・ガンボン、ロビー・コルトレーン、ゲイリー・オールドマン、ティモシー・スポール、デヴィッド・シューリス、アラン・リックマン、マギー・スミス |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) USA:PG |
配給/製作 (画像出典) | Warner Bros. Pictures/Heyday Films、1492 Pictures |
日本興行収入 | 135.0億円 年間2位 / 歴代24位 |
世界興行収入 | 8.0億USドル [出典] |
製作費 | 1.3億USドル |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2024.8.31更新) 81(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ハリポタ/ファンタビ一覧 前作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』173億 続編『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』110億 |
ネタバレ感想『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』ネタバレ感想や解説
ハリーポッターシリーズ/通称ハリポタ3作目にして、魔法ファンタジーとしてはこれ以上ないくらいの傑作だと思っています。もはや世界観やキャラの説明はなくてもわかるので、序盤からかなり情報量が多いため見逃せません。あいかわらずダーズリー家でのいじめられシーンは長すぎると感じますが。
今回はついにハリーの家出から始まりますが、これすらも終盤で一緒に住みたいと言ってくれる存在の出現による伏線になっています。家出して途方に暮れるハリーが草むらで見た黒い犬グリムはシリウス・ブラックだったのでしょう。ホグワーツ特急でのディメンターやルーペン先生との出会いも劇的です。
授業中にハーマイオニーが何度も急に現れるのでさすがに何かの伏線だと気づきます。ヒッポグリフ、マネ妖怪ボガート、ルーピン先生は月が恐い、動物もどきと人狼の違い、ディメンターに近づくと凍結すること、立入禁止の叫びの屋敷、忍びの地図とピーターの足跡、ロンのスキャパーズなどネタだらけです。
これらや他にもある多数の伏線やネタをラストで一気に回収していく流れは、ハリーポッターシリーズの中でも最も成功してると感じます。一方で、透明マント、逆転時計は万能すぎるアイテムだと感じるので、今後それらを使わないと矛盾が生じそうな気もします。
例えば今回でも、透明マントを使えば簡単にヒッポグリフを逃がせたはずですし、逆転時計を使えば逃げたピーター・ペティグリューも捕まえることができるどころか、ねずみのスキャパーズの時に捕獲できそうです。あと、動物もどきを教師すら見抜けないのは不思議ですが、人狼は見抜かれるのですかね。
前作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ラストのキーとなる人物を二転三転させてわからなく演出し、さらにその正体があっと驚く人物だったのですが、今回も負けず劣らずラストのどんでん返しは凄まじかったです。ただ、キー人物のシリウス・ブラックは序盤の草むら以外では出ませんでした。
ねずみのスキャパーズがピーターの変身だと、ダンブルドアさえ気づかないのは無能すぎる気がしますが、せめて校内に入る動物は調べるべきだと思います。思えば1作目のトロール、2作目の大蛇や大蜘蛛など、ホグワーツのセキュリティ体制を厳格にすれば防げたことだらけですが、そういう自由な校風なのでしょう。
ハーマイオニーの逆転時計の使い方には本当びっくりで、同じ時間の複数授業を受けるために使ってたんですね。勉強マニアぶりにも驚きますが、頭が痛くならいのがすごいです。本作では彼女のマルフォイへのパンチや、ロンの手を握ったり、3人で驚いた時にハリーではなくロンに抱きつく場面がかわいすぎます。
ハリーと一緒にヒッポグリフに乗って空飛ぶシーンでも恐がって女の子っぽいです。かぼちゃで隠れてる時に後ろにいる自分を見たのでしょうか?見ても逆転時計のことを知ってるので黙ったのでしょうね。ロンのいたぶられシーンも健在です。今回は特にこの3人が中心で、他の生徒や教師は付録的存在です。
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』ネタバレあらすじ
アズカバン監獄からシリウス・ブラックが脱獄。捜索中の看守ディメンターに襲われたハリーは、新任教師リーマス・ルーピンに救われます。スネイプの授業で、自分の意志で変身する「動物もどき」と意識なくなる「人狼」を学びます。
ハグリッドの授業で、誇り高い動物ヒッポグリフのバックビークは、馬鹿にしたドラコを負傷させ処刑が決定。それを見守るハリー達は暴れ柳から幽霊屋敷「叫びの館」へ。ルーピンは、黒犬グリムの動物もどきシリウス・ブラックを紹介。
ハリー両親殺害犯ピーター・ペティグリューは捕らえられるが、人狼ルーピンが我を忘れ暴れてる間に逃亡。ハリー達はハーマイオニーの逆転時計で過去へ戻り、ブラックとヒッポグリフを逃します。ルーピンは辞職し、ハリーはブラックから世界最速ほうき「ファイアーボルト」を贈られます。
ハリポタ3作目以外の全あらすじは、ハリポタ/ファンタビ一覧でもご確認いただけます!
おすすめ11ポイント
- 人気ファンタジーシリーズ3作目
- 前半の授業シーンは伏線だらけ
- 後半は驚きと伏線回収の連続
- ヒッポグリフがかわいい
- 勉強マニアのハーマイオニー
- ハーマイオニーのパンチ
- ハリーがスネイプをふっ飛ばす
- 終盤は意表つく展開がつづく
- ラストはどんでん返しの連続
- ファイアーボルトで次回楽しみ
- 子どもや家族と一緒に楽しめる
少し残念9ポイント
- ホグワーツ教師陣は鈍感で無能すぎ
- ホグワーツは侵入し放題
- ヒッポグリフへの決定が厳しすぎる
- スネイプは勘いいのにいつも後手
- 動物への変身は誰も見破れないの?
- シリウスらはピーターを放置しすぎ
- ルーピンは満月夜なら気をつけなよ
- 逆転時計が万能すぎる
- 死んだフェレットの出どころは?
ハリーポッターシリーズの中でも最も複雑なストーリーですが、ラストでたたみかけるように回収される伏線は本当に気持ち良いです。ハリポタ3は本当におすすめ!
私の評価 85/100(60が平均)
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