映画『ハリーポッターと秘密の部屋』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?日記の正体は?ホグワーツ創設者?
ハリーポッター・シリーズ2作目。2年の新学期前、ハリーは屋敷しもべ妖精ドビーから「学校に戻るな」と忠告されます。ホグワーツでは生徒が石化される事件が発生するが…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 |
---|---|
日本公開日 | 2002/11/23 [予告] 上映時間:161分 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
原題/英題 | Harry Potter and the Chamber of Secrets |
監督・キャスト | クリス・コロンバス |
キャスト 出演者 | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、リチャード・ハリス、ロビー・コルトレーン、ケネス・ブラナー、ジェイソン・アイザックス、アラン・リックマン |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) USA:PG |
配給/製作 (画像出典) | Warner Bros. Pictures/Heyday Films |
日本興行収入 | 173.0億円 (年間1位 / 歴代11位) |
世界興行収入 | 8.8億USドル [出典] |
製作費 | 1.0億USドル |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2024.8.31更新) 79(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ハリポタ/ファンタビ一覧 |
ネタバレ感想『ハリー・ポッターと秘密の部屋』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
映画『ハリーポッターと秘密の部屋』ネタバレ感想や解説
ハリーポッター・シリーズ/通称ハリポタ2作目なので、世界観や登場人物の説明などはかなり省いていきなり情報量詰めこみまくりで好みです。序盤から一瞬のシーンや一言が重要な伏線になってるため、お茶飲む間も目を離せません。できれば日数開けずに2回度観ることをおすすめします。
ストーリー進行は前作とあまり変わらず、ロンドンの家でいじめられ、ホグワーツで授業やクィディッチの合間に、謎の事件が発生してそれを解明していくとヴォルデモートの秘密の1つにたどり着けるというものです。前回はスネイプ先生が怪しかったのですが、今回はマルフォイ、ハグリッド、ロックハート、ドビーなどが犯人候補です。
マルフォイが継承者か調べる時、ハリーとロンがポリジュース薬で変身して近づきますが、透明マントで代用できますね。ただそうすると、嘆きのマートルの女子トイレに行かなくなるため、秘密の部屋の発見は遅れてリドルが復活してたかもしれません。なぜジニーが死ぬと復活できるのかロジックが不明ですが。
50年前に秘密の部屋が開かれたというわりに、たった1人?のマグル出身の女生徒の犠牲だけでストップしたのはなぜなのでしょうか。また、バジリスクが石化能力をもつことは一般的に知られているはずなのに、教師陣は知らなかったのでしょうか。知ってれば怪物の絞り込みができたはずです。
そもそも、前作でもそうですが学園内での事件に、教師陣は無関心すぎます。優秀な魔法使いばかりのはずなのに、ハリーたちより捜査能力が低いのは最大のツッコミどころです。犯人は秘密の部屋へは出入りしてるはずなので、防犯カメラのような魔法があればすぐわかります。嘆きのマートルが教えない理由は何?
バジリスクの目を見るだけで即死するのに、今回は猫さえ誰も死んでないのは偶然にしてもやりすぎな気はします。謎の解明のさせ方も、バジリスクだと特定したのはハーマイオニーが図書館で調べた結果だし、リドルの犯行方法や50年前の真相などのほとんどはリドルが1人で語ってしまい、とても残念です。
いろいろツッコミどころをあげましたが、それ以外の部分にはとても満足できるし、キャラクター映画としも学園ファンタジーとしても素晴らしい完成度だと思います。秘密の部屋の存在やラスボスや50年前の関係者なども上手に隠しながら進めるミステリー要素もあり、個人的には前作より好きです。
今回登場の魔法生物は、大蜘蛛アラゴグ、大蛇バジリスク、不死鳥フェニックスです。またホグワーツ魔法魔術学校の創設者のエピソードも出てきて、そのうちの1人の継承者を倒したのが、もう1人の所有してた帽子や剣だったことになり、因縁としては面白いと感じます。ラストも二転三転して気が抜けないし、多くの人におすすめできる良作です!
映画『ハリーポッターと秘密の部屋』ネタバレあらすじ
帰省中のハリーのもとに、屋敷しもべ妖精ドビーが現れ「ホグワーツには戻るな」と警告。いつもの特急に乗れないハリーは、ロンの兄の空飛ぶ車でホグワーツへ。校内で猫と1年生が石化され、ダンブルドアは秘密の部屋が開いたと警告。
秘密の部屋は、1000年前の学校創設者4人の1人で純血にこだわり去ったスリザリンの継承者だけが開けられる隠し部屋です。蛇語を話せるハリーと純血派のドラコが疑われるが「トムリドルの日記」の記憶でハグリッド説が有力に。
石化されたハーマイオニーのメモと、50年前に殺害されてゴースト化した嘆きのマートルのおかげでハリーは秘密の部屋へ。トムリドルがマートル殺害犯で、後のヴォルデモートと判明。ハリーはグリフィンドールの剣でバジリスクを倒し、毒牙で日記を破壊。
トムリドルの日記に操られたロンの妹ジニーは救出され、ダンブルドアの不死鳥がハリーを解毒。ドラコの父ルシウスが召使いドビーを痛めつけたので、ハリーはルシウスに日記を捨てさせ、開いて靴下を得たドビーはルールにより自由になります。
ハリポタ2作目以外の全あらすじは、ハリポタ/ファンタビ一覧でもご確認いただけます!
おすすめ11ポイント
- 人気ファンタジーシリーズ2作目
- 序盤から見逃せず内容が濃い
- 空飛ぶ車が楽しそう
- ハーマイオニーの知識がたのもしい
- 屋敷しもべ妖精ドビーが面白い
- 伏線や情報量が多く回収もされる
- ホグワーツ創設の歴史が語られる
- ラスボスが二転三転してよめない
- ヴォルデモートの学生時代が判明
- ハリー対ルシウスが痛快
- 子どもや家族と一緒に楽しめる
少し残念9ポイント
- ホグワーツ教師陣は鈍感で無能すぎ
- ドビーのハリー妨害は度を越しすぎ
- クモを追えの助言は無責任
- 石化怪物に教師は気づかないの?
- 誰も死ななかったのは偶然?
- 誰もマートルに聞かなかったの?
- リドルに真相を語らせすぎ
- リドル復活の理屈が不明
- ドビーが強すぎ
世界観や用語などの説明も少なくなり、序盤から内容を詰めこんでくるため、情報量はとても多いです。一瞬だけ出てくる人名・固有名詞・歴史などでも重要なものがあるので気は抜けませんが、分からなくても全く問題ありません。ぜひ1度、可能なら2度は観ることをおすすめします!
私の評価 77/100(60が平均)
シリーズやジャンル⇒ハリポタ/ファンタビ一覧