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『シン・ウルトラマン』感想ネタバレ解説考察/結末は?敵の正体と目的は?続編は?

映画シンウルトラマン

『シン・ウルトラマン』あらすじ概要

通常兵器が通じない巨大生物「禍威獣/カイジュウ」に対して、政府は「禍特対/カトクタイ」を設立。さらに出現した銀色の巨人の分析官・浅見弘子も配属され、神永とバディを組むのだが…。登場怪獣は?長澤まさみも変身?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 シン・ウルトラマン
日本興行収入44.4億円年間9位
平均評価★★★★★74私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連エヴァ/庵野秀明シン・シリーズ < 前作
日本公開日 2022/5/13 [予告↓]上映時間 112分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督樋口真嗣 [キャスト↓]
配給/製作/画像©東宝/東宝映画、シネバザール、円谷プロダクション、カラー

『シン・ウルトラマン』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)

  • 1位浅見弘子(長澤まさみ)禍特対に追加配属の分析官。神永とバディに。公安調査庁から出向
  • 2位ゼットン: ある目的のための…禍威獣ではない
  • 3位神永新二/かみなが(斎藤工)禍特対の作戦立案担当官。警察庁公安部から出向。ウルトラマン?
  • 4位メフィラス星人(山本耕史)ある目的のために地球へ
  • 5位ゾーフィ(声:山寺宏一)ある目的のために地球へ
  • 6位ガボラ: 放射性物質を捕食する地中を進めるドリル禍威獣
  • 7位滝明久(有岡大貴)禍特対の非粒子物理学者
  • 8位船縁由美/ふなべり(早見あかり)禍特対の汎用生物学者。文部科学省から出向
  • 田村君男(西島秀俊)禍特対の班長。防衛省 防衛政策局から出向
  • 宗像龍彦(田中哲司)禍特対の室長

ネタバレ感想『シンウルトラマン』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、エヴァ/庵野秀明シン・シリーズ一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★70/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

リブート映画?SJHUとは?監督とキャスト

映画『シン・ウルトラマン』は、特撮テレビドラマ『ウルトラマン』(1966年から)のリブート版SF特撮映画です。『シン・エヴァンゲリオン』含む「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」(SJHU)の3作目。

監督は『シンゴジラ』の監督・特技監督を務めた樋口真嗣(ひぐちしんじ)です。エヴァンゲリオン劇場版シリーズ庵野秀明監督が、総監修/脚本/製作を務めます。

主人公を演じる斎藤工は、最近『騙し絵の牙』『CUBE』等に出演。長澤まさみは『コンフィデンスマンJP 英雄編』『マスカレードナイト』等に出演。

他、『ドライブ・マイ・カー』の西島秀俊や、早見あかり、有岡大貴、田中哲司、山本耕史など存在感ある俳優女優が出演。

映画シン・ウルトラマン

ウルトラマン命名者は誰?7体目までの怪獣名は?

日本だけに謎の巨大生物が出現し、ゴメス、マンモスフラワー、ペギラ、ラルゲユウス、カイゲル、パゴスと命名されます。政府は「禍威獣/カイジュウ」対策に、防災庁と禍威獣特設対策室専従班、通称「禍特対/カトクタイ」を設立

禍特対は7体目の、電気を喰って透明になれる禍威獣「ネロンガ」の対策を練ります。電気を止めると電力発電所を破壊されるのが悩みどころ。警察庁公安部出身で単独行動派の神永(斎藤工)は逃げ遅れた児童を保護しに行きます。

その時、光につつまれた銀色の巨人が現れ、ネロンガが放射する高出力電撃を受けてもびくともせず、最後は光波熱線(後にスペシウム光線113と判明)でネロンガを粉砕。巨人が空へ飛び去るのを追跡したが、人類の科学では見失います。

銀の巨人の対策で新たに公安調査庁から浅見(長澤まさみ)が禍特対に配属され、神永とバディを組むことに。しかしマイペースな神永とは話がかみあいません。銀の巨人は浅見の報告書から「ウルトラマン(仮称)」と命名されます。

以上が序盤のネタバレあらすじです。なぜか「シン・ゴジラ」と出た後、「シン・ウルトラマン」のロゴが出てすぐに読めない早さで6体の巨大怪獣が紹介されます。この情報量の多さは『シン・ゴジラ』を思い出します。

テンポのよさと情報量の多さは庵野秀明作品に共通してて好みです。ただ今回は、会話時のテンポの悪さとカメラワーク切替の過剰さがあだとなり、棒読みに聞こえたり、俳優女優がキャラに成りきれてない部分が気になりました。

冒頭から多数の怪獣(禍威獣)が出現し、ウルトラマンとのアクションからのスペシウム光線など、ウルトラマンファンへのサービスは豊富で映画館バエもして楽しめました。私は未視聴ですが「ウルトラQ」の怪獣たち登場でファン興奮ですかね。

ウルトラマンの正体?外星人ザラブの目的と結末?

第8号のドリル禍威獣/カイジュウ「ガボラ」が現れ、第6号の禍威獣「パゴス」同様に放射性物質を捕食するため、核廃棄物の施設へ地中を掘って向かってます。日本政府は米軍から購入した地中爆弾で止めようとするが無駄でした。

銀に赤が混じったウルトラマンが現れ、ガボラの放射線を周囲にまき散らさないよう吸収し、頭をなぐり気絶させて宇宙へ捨ててきます。次に現れた、外星人「ザラブ」は地球人のIT技術を自由にあやつれ、日本との友好関係を求めてきます。

しかしザラブ星人は裏では、ウルトラマンの正体である神永を拉致監禁し、ニセウルトラマンに街を破壊させます。ザラブ星人の目的は、ウルトラマンの信用を失わせ、日本を中心に戦争を引き起こして人類を滅ぼすことでした。

神永=ウルトラマン証拠動画がネットで出回ります。浅見は、神永の元同僚の助けで特殊塗料を追って神永を救い、預かったベータカプセル(変身アイテム)を返します。神永が変身したウルトラマンは、ザラブが化けたニセウルトラマンから浅見を救い、逃亡するザラブを八つ裂き光輪で真っ二つに

ウルトラマンは体育会系なので、ザラブ等の頭脳派にはあっさり敗れて残念。一方、地球人の神永の時は、手錠すらぬけられないが公安時代の頭脳は残ってて、特殊塗料で居場所を伝えます。これにザラブが気づかないのは疑問ですが。

禍特対の役割はこの辺から「ウルトラマン=神永の補佐」になります。禍威獣/カイジュウには通常攻撃は通用しないし足止めにもならないので仕方ないけど。外星人ザラブが核ボタンのハッキングを思いつかない小者でラッキーでした(笑)

怪獣出現の黒幕の正体は?長澤まさみも変身?

神永も浅見も行方不明となるが「巨大化した長澤まさみ」が街を歩きビルを破壊し倒れます。これは外星人0号「メフィラス」(山本耕史)が、ウルトラマンの変身と同じ仕組み「βベータシステム」を使ってのデモです。

メフィラス星人は、地球人が自衛できるよう「ベータボックス」を日本政府に譲ると約束。ウルトラマンは、メフィラスが全ての禍威獣を目覚めさせた張本人と知ります。人類がβシステムの価値を感じるために。メフィラスの目的は「高位の存在」となり、裏では地球人をβシステムで兵器に変えての利用を考えてます。

政府の男(竹野内豊)等が暗躍して神永=ウルトラマンを国連配下に置こうとするが失敗。神永は禍特対と協力し、政府が受け取る前にベータボックスを奪い、巨大化したメフィラスと戦闘。互いに光線技もきかず、最後はメフィラスが「何か」を見て、引き分けのまま撤退

ウルトラマン化のうわさもあったが、長澤まさみの巨大化はギャグですよね。また「数日シャワーを浴びてない長澤まさみのニオイ」をかいでβボックスを探すのは制作陣の趣味ですかね。理由も強引でやりすぎ。

禍威獣出現の黒幕の種明かしが、会話だけであっさり終わりミステリー味もなく少し残念。ザラブもメフィラスも1人で?動いてるのも疑問(統合思念体?)。地球にはまだ大量の禍威獣が眠ってそうで続編あるかも?

マルチバース」という単語も発してたので、『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン』『シン・仮面ライダー』の世界も別宇宙に存在するのでしょうか。『ドクターストレンジ マルチバースオブマッドネス』と公開が重なったのは不運かも。

ウルトラマンの結末は?ラスボス禍威獣は何?

メフィラス撤退理由は、ウルトラマンの故郷「光の国」から裁定者ゾーフィー(声:山寺宏一)が来たからです。地球人と融合したウルトラマン(やマルチバース生命体)が宇宙の脅威になると判断したゾーフィーは地球滅亡を計画。

ゾーフィーが打ち上げたラスボス「天体制圧用最終兵器ゼットン」には、ウルトラマンのスペシウム光線、八つ裂き光輪、応用技ともきかず。最終手段「ゼットンを別次元へ転送?」するため、滝と世界中の科学者が方程式を解きます。

ウルトラマンは計画を遂行。ゾーフィーは、ウルトラマンと地球人を認めて、ウルトラマンを分離した神永を元の地球へ戻します。

この星を脅威と感じる外星人は増えただろうから、今後ますます地球は襲撃される可能性が高まったようです。その時に助けてくれるウルトラマンはいるのか?ゾーフィーは助けてくれるのか?不明ですが、禍特対の役割は増しそうですね。

旧ウルトラマンでの「怪獣ゼットン」の強さは、うっすらと記憶に残ってます。今回は「天体制圧用最終兵器」でしたが。別次元への転送というアイデアはありがち。ウルトラマンが吸い込まれる映像は洋画見なれてると低品質に思えました。

ゾーフィーは旧作とは役割が違うけど、ウルトラマンの上官みたいな立場なのは共通?。ゾーフィーがマルチバースを自由に移動できるのは驚き。ゾーフィーが呼んだ「リピア」っていうのは「光の国」でのウルトラマンの本名かな?

映画『シン・ウルトラマン』私の感想と評価と続編

『ウルトラマン』には思い入れないし、今回登場の怪獣ではゼットン、メフィラス星人しか覚えてなかったけど、ウルトラマン初心者でも問題なく楽しめる映画です。エヴァ級の情報量、シンゴジラ以上のアクションは映画館ばえします!

一方、会話劇はテンポが悪く棒読みぽいのも気になりました。人間パートは「長澤まさみ」に頼りすぎ(有能さは描かれないが)だが、何度か吹き出し笑いしそうでした。短い時間で外星人2体とゾーフィーが似た目的で登場したので、少し工夫は欲しかったです。

本作では『シン・エヴァンゲリオン』ほどの多幸感は得られないけど、アニメと違って生身の人間が演じるからこそ(長澤まさみ巨大化等)の高揚感は感じられるので、どちらが好みかは人によって分かれそう。

ウルトラマンの存在は不明だが神永が戻り、ゾーフィーも見守ってくれそう?なので、今後訪れるだろう脅威を描く続編は高確率で制作されそう。企画案として『続シン・ウルトラマン』『シン・ウルトラセブン』があるそうですが、まずは『シン・仮面ライダー』が楽しみ。「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」(SJHU)の動向も気になります。世界へ目を向けるとMCUへの挑戦状になるかも?

続編前作や関連映画は、エヴァ/庵野秀明シン・シリーズ一覧もご参考に。

『シンウルトラマン』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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