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映画『ワイルドスピード5 MEGA MAX』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/10秒差の意味?金庫カーレースとマッチョ戦

映画ワイルドスピード5 MEGA MAX

『ワイルド・スピード5 MEGA MAX』あらすじ概要

ワイルドスピードシリーズ5作目。ブライアンらは、ブラジルのリオで車を窃盗すると大物の闇金情報も入手し、仲間を集めて大金強奪を計画します。一方アメリカからはホブス外交保安捜査官がやって来て…。誰が味方に?ラスト写真の衝撃?(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 ワイルド・スピード5 MEGA MAX
日本興行収入14.4億円興行収入ランキング
世界興行収入6.2億USドル [出典]
製作費1.3億USドル
平均評価★★★★★76私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連ワイルドスピードシリーズ < 前作続編 >
原題/英題Fast Five
日本公開日 2011/10/1 [予告↓]上映時間 130分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督ジャスティン・リン [キャスト↓]
配給/製作/画像©東宝東和、Universal(USA)/Universal Pictures、Original Film、One Race Productions

『ワイルド・スピード5 MEGA MAX』予告動画

登場キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル。楠大典)
車の強盗。仲間思いのハゲマッチョ。運転は一流で肉弾戦も強い
ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー。高橋広樹)
FBI捜査官。運転は一流。前作ではドミニクのおかげで犯人逮捕するが…
ミア・トレット(ジョーダナ・ブリュースター。園崎未恵)
ドミニクの妹。ブライアンの妻。運転は一流
ヴィンス(マット・シュルツ。相沢まさき)
ロスでドミニクの仲間だった。今はブラジルで妻子と暮らしている
ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン。松田健一郎)
ブライアンの幼馴染。運転も上手い。おしゃべりでお調子者
テズ・パーカー(クリス・リュダクリス・ブリッジス。渡辺穣)
ドミニクの友人。電子機器やネット操作のプロ。ローマンと張り合う
ジゼル・ヤシャール(ガル・ガドット。東條加那子)
ドミニクが壊滅させた組織の一員だった。元軍人で肉弾戦や銃の腕もある
ハン・ソウルオー(サン・カン。三戸崇史)
南米でドミニクらに合流。運転は一流。ジゼルにひかれる
ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン。小山力也)
DSS外交保安部の捜査官。肉弾戦に強く、4WDも乗りこなすハゲマッチョ
エレナ・ネベス(エルサ・パタキー。武井咲)
ブラジル警察の新人。汚職を嫌ってることでホブスの部下に選ばれる
エルナン・レイエス(ジョアキム・デ・アルメイダ 。有本欽隆)
リオでの裏の権力者。警察も買収済み

『ワイルド・スピード5 MEGA MAX』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧もご参考に。

前作『ワイルドスピード4 MAX』ラストでドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)の懲役25年が確定したが、護送中にブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)とミア(ジョーダナ・ブリュースター)らが救出し、3人とも国際指名手配されます。

ドミニクファミリー今度の標的は?(ネタバレあらすじ)

ブライアンとミアは、ブラジルのリオデジャネイロへ逃げてヴィンス(『ワイルドスピード1』のドミニクの片腕)を訪ねます。資金稼ぎで、列車からの車の窃盗を手伝うことになり、ドミニクも合流するが、目的の車GT40は麻薬取締局(DEA)が押収したもので訳ありです。

窃盗団の裏切りを感じたドミニクは、妹ミアにGT40を運転させて去らせます。窃盗団は麻薬取締局の捜査官を殺害し、ドミニクとブライアンも捕まるが逃げます。窃盗団ボスは、リオを牛耳る大物実業家エルナン・レイエスだと判明します。

列車の麻薬取締官の殺害容疑者として、ドミニクとブライアンが手配され、アメリカDSS(外交保安部)のホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)がやってきます。地元警察のうち買収されてないエレナ捜査官を補佐に選び捜査を開始します。

ドミニクとブライアンは、盗んだ車からマイクロチップを抜き取るヴィンスを見つけ、裏切り行為で追い出します。チップにはレイエスの闇資金情報が記録されています。ホブスのDSSと、レイエス一味が同時に襲撃に来たが、ドミニクらはなんとか逃げ切ります。

ミアに妊娠を告げられたドミニクは、最後の大仕事としてレイエスの裏金を強奪しようと仲間を集めます。『ワイルドスピードX2』のローマン(タイリース・ギブソン)とテズ、『ワイルドスピード4 MAX』のハン(サン・カン)、ジゼル(ガル・ガドット)も呼ばれます。

大金強奪先は警察で三つ巴?(ネタバレあらすじ)

レイエスは大金を10箇所に分散してて、強奪すると他の警備が厳重化します。そこでドミニクは1箇所で強奪後、他も襲うと宣言します。するとレイエスは9箇所の金を最も厳重な買収先「警察署本部」へ集め始めます。

ドミニクらは署内の金庫をラジコンで調べ、同じものを発注して計画を練ります。レイエスの手紋はジゼルがビキニのお尻を触らせてゲットします。監視カメラ対策として、パトカーを4台盗んでレースします。

ドミニクらの動きをおうホブス達もおびき出し、テズがこっそり発信機をつけて動きを把握します。ヴィンスも和解してメンバーに加わり、作戦前夜、ミアの妊娠も報告してお祝いムードとなります。ドミニクは「金より仲間・ファミリーが大切だ」と宣言します。

作戦当日、ドミニクらはホブスのDSSに逮捕されます。発信機を逆探知されたのです。2人のタイマン肉弾戦は見ごたえあります。汚職警官から知らされたレイエスは、ホブスらを襲撃します。ドミニクらも解放されて応戦し、ホブスとエレナだけ救出します。

しかし、ヴィンスは息子ニコを頼むと言って絶命します。ドミニク由来の名なので、ドム好きだったとわかります。ドミニクらは、部下全員を失ってレイエスへ復讐したいホブスとエレナとも組み、警察署本部へ装甲車で正面から突入します。

勝者のプランは?10秒間とは?(ネタバレあらすじ)

金庫をワイヤーでつなぎ車で引っ張り出し、カーチェイスします。ドミニクとブライアンのドライビングテクニックは息も合ってるし、ハンとローマンも援護し、金庫と追跡車で10秒間の差を作り出します。レイエスの部下はほぼ全滅し、ホブスはレイエスに復讐します。

ホブスは、ドミニクファミリーを1日だけ逃がす代わりに金庫を取り戻すが空っぽです。逃走中に作った10秒間で、ニセ金庫(発注して解錠を試した金庫)と入れ替えたのです。1人約10億円以上の大金を手にし、ヴィンス家にも届けら、それぞれ去ります。

ローマンとテズは競うように世界に4台しかない車を購入し、ハンとジゼルはつきあいだします。ホブスの部下エレナとつきあい始めたドミニクは、妊娠中のミアと一緒のブライアンの所へ来てレースします。パトカー勝負では、ドミニクがブライアンに勝たせてあげたようです。

アメリカに帰国し内勤を務めるホブス捜査官の所へ『ワイルド・スピードX2』の潜入捜査官モニカが再登場し、ベルリンのハイジャック事件の犯人写真を持ってきます。写真には前作で殺害された、ドミニクの元恋人レティが写ってて、続編『ワイルドスピード EURO MISSION』へ続きます。

ネタバレ感想『ワイルドスピード5 MEGA MAX』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★72/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

ワイルドスピードシリーズ5作目として!

ストリート・カーレースを軸にしたアクション映画ワイルドスピードシリーズですが、この5作目『ワイルドスピード MEGA MAX』から方向性が変わり、過去作での出演者たちを集合させ、プロ集団チームによる強奪カーサスペンスとなります。

今回からロック様ことドウェイン・ジョンソン演じるホブス捜査官も参戦し、主役のヴィン・ディーゼルとタイマンで戦ったりして、ハゲマッチョがぶつかる映画としても一歩を踏み出します。ハゲマッチョは今後も増えますが。

続編が上り調子なシリーズ映画はめずらしいです。周到な準備、頭脳戦、チームプレー、肉弾戦、圧巻カーチェイス、ラストの驚きなど、エンタメとして面白くなる要素がつめこまれているため、ファン層も拡大しています。

リアル重視な人にはツッコミ要素だらけですが、前作でファンタジー宣言は終わってるので細かい点は気にせず楽しむ方がいいです。本作はシリーズの土台ともなる作品なので、ワイルド・スピードを語る上でははずせなくなるでしょう。

映画ワイルド・スピード5 MEGA MAX

アクション映画らしい見どころは?

シリーズを重ねるごとに奇抜なアクションシーンが話題ですが、本作は冒頭の護送車襲撃で、転がってくるタンクローリーの下をくぐるというとんでもない救出劇から始まります。その直後の列車からの車強奪と脱出シーンも圧巻です。

ドミニク・ファミリーのプランは大胆でいつも成功するけど、セキュリティ面は甘くて毎回襲撃を受けます。今回もホブスらやレイエス一味から二度も攻撃され、逮捕までされます。しかしそれがきっかけでホブスらと組みます。

ドミニクとブライアンのパトカーレースのシーンは、シリーズ定番ですが今回は不要だと感じます。銃撃シーンは中盤の退屈を吹き飛ばしてくれますが、それ以上にヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンとの格闘戦は見どころです。

本作『ワイルドスピード5 MEGA MAX』ではこのシーン以外にハゲマッチョ肉弾戦はなくて残念だけど、これ以降のワイルドスピードシリーズ定番になり、ハゲマッチョファンにたまらないサービスタイムです。

終盤の金庫カーチェイスは斬新どころか予想の斜め上いくアイデアで、圧倒されて楽しめました。リアル路線からは遠のいてもはやファンタジーですが、日本の映画やTVアニメも昔のはぶっ飛んだ設定があるので一周回ってなつかしいです。

10秒の時間差とは?金庫すり替え方法は?

終盤の金庫カーチェイスシーンは本作のハイライトですが、ドミニクらはここで敵の目から逃れる「10秒間の時間差」にこだわります。カーチェイス時にはその理由が分かりませんが、ラストでホブスが金庫を没収した後に明らかになります。

すなわち敵の監視から離れた、たった「10秒間」でトラックを使って金庫をすり替えたのです。発注した金庫は解錠シミュレーションのためだけに利用するのかと思いきや、まさかこのように使うとは意表をつかれました。

ラストの写真の意味は?他ファミリー動向は?

金庫カーチェイスによりレイエス一味は壊滅し、レイエス本人はホブスが躊躇なく葬りました。ホブスがドミニクらから没収した金庫はニセモノで、ドミニク・ファミリーは1人約10億円以上の大金を手に入れ、ヴィンスの家族にも届けます。

その大金で、ローマンとテズは競って限定高級車を購入します。ハンとジゼルはやはり付き合い始め、ドミニクとエレナも良い感じになります。ミアは妊娠中で、ブライアンとドミニクはまたカーレースします。

アメリカのDSSへ戻ったホブスは、『ワイルドスピードX2』で潜入捜査官だったモニカから、ヨーロッパの犯罪組織の犯人写真を見せられます。

なんとそれは前作『ワイルドスピード MAX』で死んだはずのドミニクの元恋人レティの姿です。その真相は続編『ワイルドスピード EURO MISSION』で明かされます。

『ワイルドスピード5 MEGA MAX』総括と続編とワイスピシリーズ

シリーズ化してもマンネリ化せず、アクションは派手になり、個性的なキャラもどんどん増えてくるワイスピには今後も期待したいです。お行儀いい映画が増えてる中、何も考えずに観れるおバカなポップコーン映画を貫いてほしいです。

本作はドミニクファミリーだけでも多いのに、ホブスのDSSとレイエス一味や買収された警察との三つ巴状態で、キャラクターが多すぎて全員を描ききれてないのが残念です。ホブスが元職に戻れる等ツッコミどころも多いけどそれも魅力です。

ドウェイン・ジョンソンがファミリーに加わった記念すべき作品でもあり、今後もハゲマッチョ肉弾戦は期待できると思います。続編では、ハンとジゼルの恋のゆくえ、ドミニクとエレナと生きてる?レティとの関係性も注目したいですね。

この映画のおすすめ、7つのポイント
  • 強奪カーアクションは健在
  • ついにメンバー集合でチームプレー
  • スパイ映画的な頭脳戦や準備
  • 2大ハゲマッチョのタイマン肉弾戦
  • 金庫使った新しいカーチェイス戦
  • 発注金庫と10秒間のトリック
  • ラストのおまけが前作以上に驚き
少し残念?つっこみどころ、6つのポイント
  • 前半の展開がわかりにくい
  • ヴィンスの扱いがかわいそう
  • 頭脳戦は放棄して最後は力技
  • ポールウォーカーの存在感が薄い
  • 金庫で街を破壊しすぎ
  • ホブスは違法行為やりすぎ

続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧もご参考に。

『ワイルドスピード5 MEGA MAX』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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