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映画『マスカレードホテル』感想ネタバレ評価あらすじ/真犯人はあの人?キムタクと長澤まさみの相性?

映画 マスカレードホテル
タイトル/邦題 マスカレード・ホテル
日本公開 2019.1.18 予告↓上映時間 133分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
参考公式サイトWiki
映画監督鈴木雅之
キャスト
出演者
木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、濱田岳、前田敦子、菜々緒、松たか子
配給/製作(C)東宝/シネバザール
シリーズ/関連東野圭吾原作の映画
日本興行収入46.0億円
平均評価★★★★★74私の評価★★★★★62
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映画『マスカレード・ホテル』概要とあらすじ(ネタバレなし)

東野圭吾原作の映画(一覧)。4つ目の連続殺人事件の場所とされる「ホテルコルテシア東京」で、刑事の新田らは潜入捜査します。ホテルマン山岸は新田を厳しく教育しながらもその洞察力は認めて...。真相の伏線は豪華キャストが示す?(ネタバレあらすじ↓)

『マスカレード・ホテル』予告動画

ネタバレあらすじや感想『マスカレードホテル』考察・評価レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想/考察です。続編前作や関連映画は、東野圭吾原作の映画一覧も参考にしてください。映画 マスカレード・ホテル

★★★★★ 62点/100(60が平均)

鈴木雅之監督とキムタクと長澤まさみと豪華キャスト

鈴木雅之はテレビドラマや劇場版『HERO』や、映画『プリンセストヨトミ』『本能寺ホテル』でも監督を務めてて、キムタクこと木村拓哉との仕事にも慣れてそうです。ただ、過去作は駄作ではないけど翌年には語られなくなる作品が多い気がします。

主演のキムタクはジャニーズでは最初に俳優として成功し、その後に岡田准一や二宮和也なども続いて今では追い越しそうな勢いです。キムタク主演の印象は「大ハズレしない」ことだと思ってます。興行成績悪い『無限の住人』も大ハズレではないです。

「何をやってもキムタク」とよく聞きますが、これはむしろほめ言葉だと思います。逆に様々な役に挑戦してる岡田准一は、興行収入的にも壁を超えられなくなってるので、木村拓哉には今後も徹底的に「キムタクな役」を極めてほしいです。

長澤まさみは年齢を重ねるにつれ、かわいい系から気の強いチャーミング系に変りつつあり、同世代で消えていった女優陣からは抜き出てきましたね。いろんなイケメンと共演してるのに単純ラブストーリーが少ないと感じるのは気のせいでしょうか。

長澤まさみの特徴は、さみしさを表現できること、男性を引っ張れることや頼りになること、大声でのけんかや罵声が似合うことですが、これらは『HERO』のもう1人の立役者の松たか子の領域にも似てるので、キムタクとの相性は最初から良さそうです。

他の豪華な出演者はホテルの利用客や宿泊客に、濱田岳、笹野高史、髙嶋政宏、橋本マナミ、田口浩正、菜々緒、宇梶剛士、生瀬勝久、前田敦子、勝地涼、松たか子など。ホテル経営陣や警察に、石橋凌、鶴見辰吾、渡部篤郎、小日向文世などです。

マスカレードとは?意味や映画での使われ方は?

マスカレードとは、仮面舞踏会、変装、見せかけ、なりすましなどを意味します。ホテルマン山岸尚美(長澤まさみ )が「お客様は仮面舞踏会のように、他の誰かを演じてホテルにやってくるけど、仮面を引きはがそうとせず受け入れる」と発言します。

映画ラストで仮面舞踏会のようなシーンがあったり、エンドロールでも仮面を被るキャラクターたちが見れたりと、おまけ映像としてもゴージャス感あって楽しめました。東野圭吾の原作小説「マスカレード」シリーズは、2018年時点で3冊出版されてます。

殺人事件の全概要やトリックは?

1つ目の事件では、東京の品川で男性が殺害され、後に会社の横領がバレます。横領の共犯「手嶋」が容疑者だが、元恋人からの自宅への電話に出てたことからアリバイが成立します。その電話は元恋人の友人が証言し裏付けがとれてます。

しかし真実は、友人「井上浩代」と手嶋が交際関係であり、彼女が「手嶋の元恋人」の携帯電話の手嶋自宅番号を事件近くに書き換えたのです。元恋人は手嶋自宅にかけたつもりで話します。すぐ後、井上は番号を戻し手嶋自宅にかけて着信履歴も残しました。

2つ目の事件では、東京の主婦が殺害され、真相は保険金目当ての夫が犯人です。3つ目の事件では、東京の教師が殺害され、真犯人は生徒です。3つの事件現場では「2つの数字の暗号」が共通して発見され、当初は同一犯による連続殺人事件と推定されます。

2つの数字から、殺害日(月と日)を引くと次の犯行現場のGPS緯度経度が表れ、4つ目の犯行場所は「ホテルコルテシア東京」と判明したので、捜査本部の刑事たちがホテルのスタッフや客となって、潜入捜査することになります。

しかし真相は、連続殺人ではなくそれぞれが独立した犯人と事件で、闇サイトでつながった犯人達が連続殺人と見せかけるため共通の暗号を残したのです。全てを計画した4人目の真犯人X4は、2人殺す必要があり、1つを連続殺人に組みこみ偽装したのです。

真犯人の正体とは?

真犯人X4の正体は、長倉麻貴(松たか子)という名古屋の劇団で老け役をよく演じてた女性です。長倉は劇団内の恋人「松岡」を注射針による毒で殺害してました。長倉は1年前に松岡を追ってホテルコルテシアに来た時、長澤まさみに追い返されました。

松たか子は、外で雨にうたれながら松岡を待ち、明朝に松岡との子を流産します。そのうらみから松岡を殺害し、ホテルマンの長澤まさみも殺そうと計画したのです。しかし動機と注射器での犯行方法から、すぐバレると思い連続殺人に見せかけたのです。

松たか子は、下見をかねて霊感の強い盲目の老婆に変装して宿泊し、手袋のせいで、実は目が見えるとキムタクにバレ、事実を告げて謝罪し「良いホテルだわ」と言い去りました。手袋してる理由は、指紋を残さないようにするためだと、後にわかります。

犯行当日、前田敦子の結婚式に女装ストーカー勝地涼が現れ、警官に取り押さえられ、第1事件現場の場所メモ(その殺害日を引く)が見つかるが、それは長倉による偽装です。その時別の部屋で、松たか子が正体を現し、長澤まさみを殺害しようとします。

長倉は複数部屋を予約してたため、キムタクは1部屋づつ調べていくが、バスルームに隠れた松たか子を見逃します。と見せかけて、ペーパーウェイト(ぶんちんのような重し)の乱れから気づいてて長澤まさみを救い、松たか子を拘束し事件は終息します。

全宿泊客のエピソードと役割や伏線は?

最初の濱田岳は、クレームを言って部屋をアップグレードする客の存在を示します。後にキムタクが対応する生瀬勝久への伏線です。また、お客様と無駄な駆け引きはしないことを教えてくれます。笹野高史は、キムタクに常連客の無茶ぶりを示します。

髙嶋政宏は、バスローブを盗んだと思わせて疑ったホテルに対しクレームをつけて損害賠償させようとする詐欺師です。ただ誠実に対応しようとした長澤まさみは、最初から疑って真相を暴いたキムタクのやり方も見なおします。

田口浩正は有名な政治評論家で、橋本マナミと密会しています。長澤まさみは、グループの中の1人が別の誰かと密会する偽装もあると言います。キムタクはそれをヒントに、4つの連続殺人の1つが別の殺人事件とセットである可能性に思いいたります。

菜々緒はフロントで宇梶剛士の写真を見せて、ストーカーされてるから絶対に近づけないよう言います。しかし長澤まさみは宇梶剛士を泊めてしまい、菜々緒に注意をうながすため部屋番号を教えてしまいます。菜々緒は女性と密会中の宇梶の部屋へ入ります。

ところが菜々緒は宇梶剛士の妻で、ホテルで浮気を繰り返してた夫に離婚届を渡しに来たのです。長澤まさみは、1年前に対応した女性がある男性客についてしつこく尋ねたことを思い出し、それは後の伏線になります。

生瀬勝久は最初からキムタクにいいがかりをつけ、部屋をアップグレードさせようとしたり、PCから消えたデータを入力させたりします。その正体はキムタクが高校の時の新人英語教師で、帰国子女のキムタクと比較され教室で馬鹿にされて教師をやめました。

ホテルコルテシア東京でホテルマンになったキムタクを見た生瀬勝久は、挑発して殴らせてやめさせようとしてたのですが、最後は謝罪して去ります。彼が外から客室に電話しなかったことをヒントに、キムタクは第1容疑者のアリバイを崩します。

前田敦子はホテルで結婚式を行うため、何度か打ち合わせにきます。誰かにストーカーされてて、届けられたワインのコルクに注射針のあとが見つかります。結婚式当日、女装した勝地涼が近づくが警察が取り押さえます。勝地涼と前田敦子は現実の夫婦です。

勝地涼は真犯人からバイトを請け負っただけでした。真犯人は以前の宿泊客で、盲目を偽ったがキムタクに見破られてチェックアウト時に謝罪した女性です。変装を解くと1年前に長澤まさみが追い返した客、松たか子です。

松たか子は追い返された後、外で雨にうたれて流産しました。そのうらみから恋人だった男性を薬品で殺害し、3つの独立殺人を1つの連続殺人に偽装し、自分を追い返したホテルコルテシア東京の長澤まさみを殺害する計画を立てたのです。

ちなみに「明石家さんま」も友情出演してたようですが、はっきり顔を見つけられませんでした。ハット(帽子)をかぶった紳士ということなので、多分あれかなという人は思い当たるけど確証は持てないので再視聴時に確認してから追記します!

ミステリーではない?ダメミスな点は?

東野圭吾といえば人気ミステリー作家で、初期作品は謎と論理的解決による本格ミステリーが多くて、私も学生時代からほとんど読んでました。しかし最近はライトノベルが好まれる傾向を取り入れてか多作化したからかネタ切れかで軽いミステリー中心です。

本作『マスカレードホテル』もミステリー性は希薄で「犯人探しや動機の解明」に到達するための証拠は、ほぼセリフで語られます。それでもいいのですが、犯人や動機がわかっても驚けないし意外性も感じられないのはミステリーとしては致命的です。

ミステリーとして、キムタクつながりでいうと『HERO』1作目の方がワクワクできます。東野圭吾が得意とする人間ドラマ要素は強調されてますが『祈りの幕が下りる時』『人魚の眠る家』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』ほどエモさは感じません。

原作未読なので映画でのツッコミどころだけ書くと、まず説明セリフが多すぎます。また、刑事のキムタクが捜査状況を、関係者とはいえ一般人の長澤まさみにペラペラ話しすぎ。最初は捜査本部にいなかった小日向文世にも重要な情報を話しすぎ。長澤まさみが菜々緒に客室番号伝えたのも驚きです。

事件概要が終盤までわかりにくいのも欠点です。ミステリーなら前提となる事件については序盤で一通り理解させてくれないと、視聴者が推理する土台が整いません。しかも終盤での説明聞いても、刑事が驚くほどの意外性がないのも残念でした。

第一容疑者の元恋人からの電話については、スマホの電話帳の登録先を変更したという単純トリックでしたが、そもそも殺人事件がらみなら電話会社に請求すれば発着信情報を聞けるのでは?と思います。すると事件近くに電話した履歴が見つかるはずです。

真犯人は完全犯罪を目指してる、と言うわりには犯行場所を知らせて警察官をはりこませたり、下見の宿泊時に目立ちすぎたり、元恋人と長澤まさみを同じ方法(注射器)で殺そうとしたり、など理由はあるが難易度を上げすぎな点が多く目立ちます。

前田敦子へのワインの異変は刑事のキムタクでなければ見抜けなかっただろうから、コルクに注射器あとを残した偽装もあまり意味ないと感じます。しつこく出たペーパーウェイトで、ホテルマンとして成長したキムタクが犯人に気づくのは良かったです。

両者成長のバディムービー?

本作はバディムービー(価値観の違う2人が組んで認めあっていくジャンル)としてなら楽しめます。「人を信じる」ホテルマン女性と、「人を疑う」刑事男性という立場の違いから最初はいがみあうけど、しだいに互いを理解して成長します。

新田浩介(木村拓哉)はボサボサ髪や無精ひげやネクタイを改め、目つきの鋭さも軽減させ、「客」から「お客様」へと意識も変えていくにつれ、がさつで人を疑うばかりの刑事から、人を信じておもてなしのできるホテルマンに成長していきます。

山岸尚美(長澤まさみ)はあこがれのホテルマンとしてバリバリ働くことが生きがいで、常にお客様を信じて決して仮面をはがそうとせず真実にも目をつむっていたが、それでは悪意を見抜けずお客様に迷惑をかけることもあると気づいていきます。

この2人がバディとなって様々なクセのある宿泊客と接することにより、お互いに足りない部分を補い合い、各自のとんがりすぎた点を改めて2人とも成長します。口げんかやののしりあいから、互いを尊重しあうようになる過程は王道バディムービーです。

『マスカレード・ホテル』総括と続編は?

ミステリー映画としてはツッコミどころが多すぎるしあまり驚きがなく、キムタクと長澤まさみのかけあいや成長をながめるバディムービーとして見た方が楽しめそうです。個性的なクセある宿泊客の群像劇として、豪華キャストを観るのも面白いでしょう。

キムタクはHEROのキムタクに近いし、長澤まさみもよく見るまさみを超えてはないけど、2人の相乗効果は予想してた以上に良くて、ぜひ続編も見たいと思いました。ホテルへの潜入捜査に2回目があるのは変なので、今度はまさみが新米刑事になるとか?

原作小説では前日譚『マスカレード・イブ』や『マスカレード・ナイト』も出版されてるので、続編というよりそちらが映像化される可能性もありそうです。キムタクの帰国子女設定をどうごまかすのかも含めて、楽しみに待ちたいです!

続編前作や関連映画は、東野圭吾原作の映画一覧も参考にしてください。

『マスカレードホテル』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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