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映画『GODZILLA ゴジラ』評価は?感想ネタバレあらすじ/怪獣王は救世主?かわいそうな結末

映画 GODZILLA ゴジラ
タイトル/邦題 GODZILLA ゴジラ
日本公開 2014.7.25 [予告↓]上映時間 124分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
原題/英題Godzilla
映画監督ギャレス・エドワーズ [キャスト↓]
配給/製作(C)東宝、Warner Bros.(USA)/レジェンダリー・ピクチャーズ、ディストラプション・エンターテインメント
シリーズ/関連ゴジラのモンスターバース
日本興行収入32.0億円
世界興行収入5.2億US$(約582億円)
製作費1.60億US$(約176.0億円)
参考Wiki世界興行収入
平均評価★★★★★67私の評価★★★★★68
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映画『GODZILLA ゴジラ』概要とあらすじ(ネタバレなし)

モンスターバース1作目。過去のゴジラシリーズとつながりなし。1999年、芹沢博士はフィリピンで巨大恐竜の化石と何かが出た形跡を発見。日本の原発では、倒壊事故が発生します。15年後…。原発事故の原因は?ゴジラの目的とは?(ネタバレあらすじ↓)

『GODZILLA ゴジラ』予告動画

キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

フォード・ブロディ大尉(アーロン・テイラー=ジョンソン)
アメリカ海軍の爆弾処理員。妻エルと息子を持つ。少年時代に日本で過ごした
ジョー・ブロディ(ブライアン・クランストン)
フォードの父。核物理学者。日本の原子力発電所の技師で日本語も話せる
芹沢猪四郎(渡辺謙。せりざわ)
特別研究機関MONARCH(モナーク)の生物科学者。放射線による影響や化石の謎を追う
エル・ブロディ(エリザベス・オルセン)
フォードの妻。救急救命室 (ER) 勤務の医師。怪獣の戦いに巻き込まれる
ヴィヴィアン・グレアム博士(サリー・ホーキンス)
芹沢の助手。モナークの古生物学者
サンドラ・ブロディ(ジュリエット・ビノシュ)
ジョーの妻。日本の原発で働いている時、事故に巻き込まれた

『GODZILLA ゴジラ』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ゴジラのモンスターバース一覧も参考にしてください。

1999年、フィリピンの炭鉱事故現場を調査する芹沢博士(渡辺謙)とグレアム博士(サリー・ホーキンス)は、恐竜の化石らしき物と巨大生物がはい出した形跡を発見します。同じ頃、日本のじゃんじら市の原子力発電所で地震が発生します。

原発事故の原因は?核食う怪獣?(ネタバレあらすじ)

原発の技師ジョー・ブロディ(ブライアン・クランストン)は、妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)らに原子炉の安全確認をお願いするが、大地震で暴走し妻らを救えませんでした。その区域は立入禁止となるが、ジョーは調査を続けます。

15年後、ジョーの息子で米軍爆弾処理部隊員フォード・ブロディ大尉(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、看護師の妻エル(エリザベス・オルセン)と息子サムとでサンフランシスコで暮らしてます。父が日本で逮捕され引取りに行きます。

父ジョーは15年前の事故原因と同じ兆候を知り、フォードを説得して2人で原発跡へ入るが捕まります。そこは秘密機関モナークの施設で、芹沢博士らが核を食う巨大生物の研究中だが、そのムートーは羽化して電磁パルスで電気系統を無効にして飛び去り、ジョーは巻き込まれ死亡します。

ゴジラの目的は?怪獣プロレス?(ネタバレあらすじ)

広島の原爆による被爆2世の芹沢は、米露の原水爆実験は太古の巨大生物ゴジラ(GODZILLA)を倒すためだったと明かし、ゴジラもムートーを追って出現すると予測し、フォードを連れて空母サラトガでハワイへ行きます。ホノルルで戦ったムートーとゴジラは東へ向かいます。

アメリカには輸送したフィリピンの繭(まゆ)があり、孵化してメスのムートーも現れ西へ向かいます。軍は太平洋上で3怪獣をおびき出してせん滅する作戦用の戦略核兵器を輸送中に奪われ、1基は雌のエサに、1基は雄が巣の卵に捧げます。

『GODZILLA ゴジラ』ネタバレ結末と最後/ラスト

サンフランシスコにゴジラも到着しゴールデンゲートブリッジを破壊し、2体のムートーと交戦します。フォードら軍隊は受精卵の巣を焼いて、カウントダウンを止められない核弾頭を港へ運ぶが、軍隊は雌ムートーにほぼ全滅させられます。

雌ムートーが卵を悲しむ間に、雄はゴジラの尻尾で倒され、雌も口に放射熱線を放たれ絶命し、ゴジラも力尽きます。核爆弾は沖で爆発し、フォードは妻エルと再会します。覚醒したゴジラは海へ去り、TVでは「怪獣王は救世主か?」が流れます。

ネタバレ感想『GODZILLA ゴジラ』考察・評価レビュー

この先はネタバレありの感想/考察です。続編前作や関連映画は、ゴジラのモンスターバース一覧も参考にしてください。映画 GODZILLA ゴジラ

★★★★★ 68点/100(60が平均)

ギャレスエドワーズ監督と渡辺謙やMCU出演者

監督のギャレス・エドワーズは、VFXクリエイターとしてTV番組制作で活躍し『モンスターズ 地球外生命体』で注目されて本作『GODZILLA ゴジラ』の監督に抜擢され『ローグ・ワン スターウォーズストーリー』も手がけました。

主演のアーロン・テイラー=ジョンソンは多数の映画に出演され評価された俳優です。日本では『キック・アス』2作や、ゴジラより後に公開されたマーベル(MCU)『アベンジャーズ エイジオブウルトロン』の超高速のクイックシルバー役で有名ですかね。

トリビアネタになるけど、今回アーロンの妻を演じたエリザベス・オルセンは上記アベンジャーズ2では、クイックシルバーの双子の姉スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフを演じたので、双子が夫婦?とMCUファンは混乱しがちです。

巨大生物研究の芹沢博士を渡辺謙が演じてます。ゴジラをハリウッド技術で見られるのは大歓迎だけど、日本で実現できなかった残念さも感じます。渡辺謙の出演と日本原発を登場させたことは、せめてものリスペクトを感じてうれしいです。

芹沢博士の助手グレアム博士は、あまり目立たないけど、サリー・ホーキンスが演じてます。最近は『パディントン』2作や『シェイプ・オブ・ウォーター』で存在感を発揮してる中堅女優ですね。

歴代ゴジラの振り返りと本作の位置づけは?

邦画のゴジラ映画シリーズは約30作あり、どこまでが着ぐるみ(シンゴジラ以外全て?)の特撮かわかりませんが、スピード、重量感、戦闘の迫力、街の壊し方など巨大ゴジラの映像技術において本作は間違いなく最高水準です。

ストーリーで歴代ゴジラとのつながりは全くなしです。邦画ゴジラは、原水爆実験の核を浴びて生まれたとすることが多いのですが、本作ハリウッドゴジラでは「地球の頂点だった超古代生物の生き残りを倒すために原水爆を使ってた」設定です。

昭和ゴジラ以前の作品は、幼少時代にテレビ放送のをテキトーに見た記憶だけなので覚えてませんが、平成ゴジラは当時流行ったハリウッド映画の焼き直しというかほぼパクリのような、とんでも科学と怪獣プロレスの連続でした。

2000年以降のミレニアム・ゴジラシリーズでは、怪獣プロレスがさらに加速して複数どおしのバトルロイヤルになってきます。そういう意味でも『シン・ゴジラ』は画期的で、オタクだけでなく一般層にも受けてゴジラ史上最高の興行収入もうなづけます。

ハリウッド・ゴジラは、平成とミレニアムの間に一度作られ、日本ではその時点の最高収入でしたが世界でヒットせず、今では黒歴史のようになっています。そしてハリウッドゴジラ第2段としてモンスターバースが始動し本作が1作目です。

モンスターバースとは?モナークとは?

モンスターバースとは、本作『GODZILLA ゴジラ』と世界観を共有する怪獣映画シリーズです。2作目『キングコング 髑髏島の巨神』でもう1体の主役が登場し、3作目『ゴジラ キングオブモンスターズ』でゴジラの勝ち抜き戦となりそうです。

このようなクロスオーバー構想は、既に22連作で成功し世界興行収入上位をほぼ独占するマーベルMCUシリーズに追随するものですが、失敗して離脱するシリーズも多い中、モンスターバースは上手く進めてる方です。

MCUでマーベルヒーローを集めて管理する組織SHIELDが登場しますが、モンスターバースでは渡辺謙も所属する「秘密機関モナーク」が巨大生物や怪獣の動向を調査し研究しています。しかし人間はほぼ傍観者なので、主導権握れてませんが。

ゴジラとは何者?目的は何?

ゴジラの目的や存在意義は、作品によって変わります。人類史上初めて核爆弾を受けた日本への「大災害」として描かれたり、原水爆実験により巨大化した生物が、おごり高ぶる「人類への復讐」の象徴として現れたりもします。

逆に「人類の守り神や守護神や救世主」のように現れ、地球の敵である他の怪獣を倒したりもします。ただ平成ゴジラを筆頭に大多数は「オラより強い怪獣と戦いたい!」という戦闘民族サイヤ人のような考えが結果的に人類を救ってるだけです。

本作『GODZILLA ゴジラ』も同じような感じに見えますが、渡辺謙が演じる芹沢博士が一言だけ「ゴジラは秩序や調和をもたらすために、ムートーを倒しに現れる」と発言してます。ラストでは「怪獣王は救世主か?」と明示されて終わります。

ゴジラの本当の目的は今後のシリーズで明かされるかもしれません。真に調和を求めるなら地球を汚してる人類こそ全滅すべきだと思うけど、本作では人間を全く相手にしないので「ただ強敵と戦いたいだけ」の戦闘オタクにしか見えません。

ムートー親子の立場では一家惨殺事件では?

本作にかぎらずゴジラ映画シリーズでは、怪獣の心情や心理をほとんど描かないので、ただ陸を歩きたいだけなのか、怪獣プロレスがしたいだけなのか、人類を敵か守る対象と思っているのか不明です。

もちろん怪獣がペラペラと解説するのも興ざめなので、大地震や津波のような「物言わぬ突発的な大災害」と考えるのが妥当かと思ってます。本作の雌雄ムートーも、まさに人類から見ると防ぎようのない大災害です。

しかしムートー夫妻の立場で考えると、2億7000万年ぶりに目覚めて、子作り前に原発や核爆弾でエネルギー補給して、はるばる太平洋を渡って再会し無事に産卵を終えたと思うと、なぜか人類とゴジラから総攻撃されて卵も雌雄も惨殺されます。

人類は電磁パルスで電気を使えなくするムートーを倒したゴジラを「救世主か?」と呼ぶけど、それは人類の自己中心的な見方です。かつて地球で繁栄したムートーからすると「私たちの子を焼かれた理由は?弁解の余地なく家族が殺された理由は?」となり、一方的な被害者でかわいそうです。

ゴジラ映画と核について

ゴジラ映画は、核(原水爆弾や原発含む)との関係を無視できません。世界で初めてというか唯一、原子爆弾を落とされた日本ならではのコンテンツとも言えます。邦画ゴジラは基本的には、原水爆を受けて誕生した大災害として描かれます。

初期作品では「原水爆の存在や実験は人類にとって悪」という内容が多い気がしますが、平成ゴジラでは「日本を守るために核でゴジラを誕生させよう」なんて、とんでもない発想で核がゴジラを生む手段になったりして初心がブレてます。

新しい作品になるほど、核や核兵器にあまりふれなくなるのは、冷戦の終わり、原発の必要性、核兵器による抑止力での平和維持など、核が果たす役割が変化してきたからだと感じてます。完全な「悪」だと言い切れなくなったのでしょう。

本作『GODZILLA ゴジラ』では、核に関しては中立的な描き方がされてます。原爆を落とされた日本ではなく落とした側のアメリカが制作したため、核に否定的なことは言えないでしょうし。洋上で爆発させるとか一部あつかいが雑で残念ですが。

日本のコンテンツであるゴジラへのリスペクトも兼ねてか、芹沢博士を演じた渡辺謙に一言だけ「私は広島で原爆を受けた親からの被爆2世だ」と語らせています。あっさりしすぎだけど、実際もアメリカ人は何も言い返せないでしょうからね。

『GODZILLA ゴジラ』総括と続編について

ゴジラの特撮映画は日本では作られすぎて、あきられた感じはありますし、興行収入での大ヒット作も『シン・ゴジラ』のみです。今から過去作見ても「当時にしてはがんばってる」という評価になりそうです。

それに比べると本作『GODZILLA ゴジラ』は、トンデモ科学や設定はなく、演技もセリフも映像技術面でも違和感なく見れるし、着ぐるみのような鈍重さはなくスピードや重量感もあるため、怪獣プロレスとしても迫力があり一番楽しめます。

ただ、古代の怪獣が現れてゴジラが倒しに来るという、ありきたりなストーリー展開には何かひねりがほしかったです。人間キャラクターはしぼられてるわりに印象に残りません。家族描写や関係性の描き方が薄いのが要因だと感じます。

このようにゴジラ映画としては良い方だけど、1本の映画としては物足りないため、興行収入面でも大ヒットしなかったのかもしれませんね。でも続編は楽しみだし、モンスターバース構想もワクワクするので応援したいです!

続編前作や関連映画は、ゴジラのモンスターバース一覧も参考にしてください。

『GODZILLA ゴジラ』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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