映画『マダム・ウェブ』ネタバレ感想解説/結末は?敵の正体は?出生の秘密?スパイダーマン誕生?
スパイダーマン/SSUの一作。ニューヨークの救命士キャシー・ウェブは、ある事故で得た未来予知能力で、ある3少女が殺される悪夢を見て救おうとするのだが…。3少女が狙われる理由は?能力の秘密は?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | マダム・ウェブ |
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日本公開日 | 2024/2/23 [予告] 上映時間:116分 |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | Madame Web |
監督・キャスト | S・J・クラークソン[キャスト] |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13 |
配給/製作 (画像出典) | ソニー・ピクチャーズエンタテインメント/Columbia Pictures、Marvel Entertainment |
日本興行収入 | 3.2億円 (興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 1.0億USドル [出典] |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2024.5.21更新) 58(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | スパイダーマンSSU一覧 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- キャシー・ウェブ/マダム・ウェブ(ダコタ・ジョンソン。大島優子)マンハッタンの救命士。事故きっかけで未来予知能力を得る
- ジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー。潘めぐみ)黒マスクに追われる少女の1人
- マティ・フランクリン(セレステ・オコナー。伊瀬茉莉也)黒マスクに追われる少女の1人
- アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセード。ファイルーズあい)黒マスクに追われる少女の1人
- エゼキエル・シムズ(タハール・ラヒム。子安武人)キャシー達を追う謎の男
- ベン・パーカー(マイク・エップス)キャシーの同僚
- コンスタンス・ウェブ(ケリー・ビシェ)キャシーの母であり科学者
ネタバレ感想『マダム・ウェブ』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
原作は人気漫画?監督とキャストは?
映画『マダム・ウェブ』の原作はマーベル・コミックスです。本作はスパイダーマンに登場するマダム・ウェブの若かりし頃の物語です。ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース=SSUの4作目です。
主演のダコタ・ジョンソンは『サスペリア』(2018)や『ロスト・ドーター』等に出演。シドニー・スウィーニーは『ワンス・アポン・アタイム・イン・ハリウッド』等に出演。
事故で得た能力とは?3少女が追われる理由は?
ペルーのアマゾン流域で特殊なクモを探す一行は、クモ発見後に同行の男エゼキエルに殺害されます。重傷の妊娠女性コンスタンス・ウェブは、原住民の助けで出産するが絶命。
現代。里親制度で育てられ、ニューヨークの救命士になったキャシー・ウェブは、人を救助後に車ごと海へ落下。海から救われたキャシーは未来予知能力を得るが、最初はデジャブだと思い、知人たちにあやしまれます。
一方、特殊クモのエキスで超人化したエゼキエルは、自分が3人の少女に殺害される予知夢を見たため、NSAのシステムをのっとって3少女を探し始めます。エゼキエルが地下鉄で3少女を殺害に行くと、キャシーが逃がしてしまいます。
以上が序盤あらすじ。同じSSU(スパイダーマン・ユニバース)の『モービウス』と似てるように感じました。キャシーが能力に目覚めた原因はよく分からないが「命の危険」を感じたからでしょうか。
エゼキエルが3少女を探し始めた時期や理由は明確にされますが、この数十年間は何をしてたのか疑問。クモからスーパーパワーを得てダーク・スパイダーマン?になったのはいいが、社会で地位も財産もあまり築いてないようで不思議…
陰キャのキャシーがベンの妹メアリーの出産パーティー(ベビーシャワー)に招かれ、そこで「赤ちゃんの名前当てクイズ」が行われるが、キャシー達が出動したため正解は不明なまま。でも多くの視聴者は知ってるはず「ピーター」と。
キャシー出生の秘密とは?母がアマゾンへ行った理由?
地下鉄で3少女が殺害される予知を見たキャシーは、3少女を説得して山に隠します。キャシーは自宅へ戻り、母がペルーで同行したエゼキエルの存在を知ります。その間、3少女はダイナーで目立ってしまい、黒スーツのエゼキエルに襲われます。
それを未来予知したキャシーが救い、3少女を同僚のベン・パーカーにかくまってもらい自分はペルーへ。
そこでスパイダーのエキスで超人化したラス・アラニャスの部族長から「母がエゼキエルに殺害された事」「母は難病のキャシーを出産前に救うためクモにかまれた事」「キャシーは大いなる力を得る事」を告げます。
一方、ベンは妹が破水したため3少女と車で病院へ向かうが、道中エゼキエルに襲撃されます。そこへキャシーが現れ、3少女を連れて花火倉庫へ逃げます。黒スーツのエゼキエルは、花火に妨害されながらも特殊能力で3少女にせまるが…
以上が中盤あらすじ。やや中だるみの中盤です。キャシーがペルーへ行く本質的な理由も不明だし、NSAシステムで3少女を探し出せないエゼキエル側も無能ぽい。エゼキエルを車で吹っ飛ばし、3少女を救う展開は2,3回繰り返されてくどい。
キャシーが能力を使えるようになるまでが長くて退屈なわりに、3少女との逃亡やペルー探検はあっさりしすぎてて展開の濃淡のつけかたが上手くないと感じます。エゼキエルの存在がかませ犬的で、襲来を何度も防がれるのがコントのよう。
結末は?マダムウェブとスパイダーマン誕生?エンドロール後は?
花火工場でエゼキエルに追いつめられ「全員は救えない」と言われたキャシーだが、部族長の言葉「大いなる責任をおう時、大いなる力を得る」を思い出し、3人に分身してジュリア、アーニャ、マティを救います。
救助にきたヘリは落とされたが、キャシーは崩れるネオン看板を予知してエゼキエルを倒します。しかし川へ落下したキャシーは花火の直撃も受けて両目とも失明し車椅子生活に。マダム・ウェブは3少女がスパイダーウーマンになる未来も予知。
一方、ベン・パーカーの妹メアリー・パーカーは(おそらくスパイダーマンとなるピーター・パーカーを)無事出産。めでたくベンおじさんとなります。これからメイおばさんと出会うのでしょう。エンドクレジットおまけ映像はなし。
以上がラストまでのネタバレあらすじです。「頭脳で戦うスーパーヒーロー」を期待したが、あまり賢さは披露されず、未来の事象を利用してるだけだったのがとても残念。3少女を救った分身も、クモのエキスから得たとは思えない技だし…
エゼキエルはもっと頭の良いキャラにして、キャシーと未来予知を駆使した頭脳戦を繰り広げて、母が残したヒントで倒すような展開ならもっとアガったのですが。ピーター・パーカー?とベンおじさんの誕生にはゾクッ!
ジュリア、アーニャ、マティの3人のスパイダーウーマン誕生も、MCUのヒーロー登場ほど盛り上がらないし、今年のもう1本『クレイブン・ザ・ハンター』の興行収入しだいでは、DC同様にリセットの可能性も出てくるのではと心配…
マーベル映画『マダム・ウェブ』ネタバレ感想と私の評価
『ヴェノム』2作と『モービウス』にはあまりワクワクできなかったがMCUのスパイダーマンは大好きだし、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース=SSUには期待してるので視聴。
「マーベル初の本格ミステリ」のキャッチは言いすぎで「出生の秘密を探る小冒険」て感じでしたが、主演ダコタ・ジョンソンと3少女の魅力で底上げし、スパイダーマンネタにゾクッとできただけで観た価値ありました。
一方、ストーリー的には繰り返しが多く、未来予知能力を有効に使った戦い方も見れず、中盤は中だるみでやや退屈。頭脳派ヒロインがウリのようだが、それほど未来予知も駆使してないし、敵もなされるがままで強敵ではなく面白みに欠けます。
マーベル映画、アメコミ映画としてよりも、普通のサスペンス映画として制作した方がいろんな縛りがなくて楽しいものになったのかなとは感じました。ただ、今後スパイダーマンとからむなら期待したいので、続編を待ちます!
私の評価 67/100(60が平均)
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