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『インターステラー』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?幽霊の正体は?救世主は何者?

インターステラー 映画/ドラマ

クリストファー・ノーラン監督映画。近未来、異常気象で滅亡寸前の人類を救うため、クーパーは娘マーフを気にかけながらも宇宙へ旅立つのだが…。人類は生き残れるのか?「彼ら」とは?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題インターステラー
日本公開日2014/11/22 [予告] 上映時間:169分
製作国アメリカ、イギリス
原題/英題Interstellar
監督・キャストクリストファー・ノーラン[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13
配給/製作
(画像出典)
Warner Bros. Pictures、Paramount(USA)/シンコピー、リンダ・オブスト・プロダクションズ(英語版)、Legendary Pictures
日本興行収入13.5億円 (興行収入ランキング
世界興行収入7.0億USドル [出典]
製作費1.7億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.30更新)
83私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
クリストファーノーラン映画一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. マーフィー・クーパー/通称マーフ(幼少期:マッケンジー・フォイ/中年期:ジェシカ・チャステイン。諸星すみれ/岡寛恵)クーパーの娘。科学に興味があり父好き。幽霊を観察するが…
  2. ジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー。小原雅人)元空軍パイロットの農業家。娘と息子と義父の4人暮らし
  3. アメリア・ブランド(アン・ハサウェイ。園崎未恵)NASA研究者。ブランド博士の娘。クーパーらと共に宇宙へ
  4. TARS/ターズ(ビル・アーウィン。多田野曜平)AI搭載の高性能解析ロボット。おしゃべり好き
  5. ジョン・ブランド教授(マイケル・ケイン。有本欽隆)NASA研究者のリーダー。アメリアの父。重力方程式を解明中
  6. ヒュー・マン博士(マット・デイモン。土田大)NASAの優秀な研究者。居住可能惑星を探しに旅立った12人の1人
  7. ニコライ・ロミリー(デヴィッド・ジャーシー。山岸治雄)NASA研究者。クーパーらと共に宇宙へ
  8. ドイル(ウェス・ベントリー。小松史法)NASA研究者。クーパーらと共に宇宙へ
  9. トム・クーパー/幼少期(ティモシー・シャラメ。上村祐翔)クーパーの息子。マーフィーの兄。農業家
  10. トム・クーパー/中年期(ケイシー・アフレック。加瀬康之)
  11. CASE/ケース(ジョシュ・スチュワート。丸山壮史)AI搭載の高性能解析ロボット。ターズとは違い無口

ネタバレ感想『インターステラー』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

クリストファーノーラン監督と豪華キャスト

映画『インターステラー』は、クリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品です。クリストファー・ノーランは2作目『メメント』(2000)がアカデミー賞脚本賞や編集賞にノミネートされたことで注目されました。

ダークナイト』(2008)も、アカデミー賞で8部門ノミネート、2部門受賞。『インセプション』もアカデミー賞で8部門ノミネート、4部門受賞してます。

主演のマシュー・マコノヒーは、本作の前年公開の『ダラス・バイヤーズクラブ』で、アカデミー賞ゴールデングローブ賞の両方で主演男優賞を受賞しています。

アメリア博士のアン・ハサウェイは、キュートと強い女性を演じられる美女優で最近の出演作は『オーシャンズ8』。マット・デイモンは本作後の『オデッセイ』でも宇宙服着た主演でアカデミー賞ノミネートしました。

魅力的なマーフィー役は年齢により3人の女優が演じましたが、中でも幼少期のマッケンジー・フォイが印象的です。大人期のジェシカ・チャステインは『ゼロ・ダーク・サーティ』『女神の見えざる手』で受賞/ノミネートしてます。

他にも、マイケル・ケイン、ケイシー・アフレック、ティモシー・シャラメ等、初見では気づかなかった豪華な俳優たちが出演しています!

インターステラーとは?タイトルの意味は?

『インターステラー』というタイトルの意味は、星から星への旅です。物語中盤でNASAのブランド教授(マイケル・ケイン)がマーフに発言。本作のテーマは宇宙旅行ではないが、星間の旅が人類存続を左右するので重要要素です。

また「ラザロ計画」成功後の、人類存続をかけた星間旅行(インターステラー)の意味も含むかもしれません。地球の人類を乗せた巨大宇宙ステーションが移住可能惑星へ向かう旅です。

テーマ「人類を救うのは愛、滅亡させるのは人」

本作『インターステラー』は、SF・ミステリ・家族愛ヒューマンドラマを全取りしたような濃密よくばり映画です。本格ミステリのフーダニット(誰が犯人か)から、幽霊?のホラーテイストもはさみ「彼ら(神)」という宗教感も描きます。

物語のメインは、地球や太陽の寿命がつきて、新しい居住惑星を探したり、重力方程式を解こうとするSF展開です。しかし人類の救世主は思わぬ人物であり、彼女と彼がその結論を得た方法は「家族愛の力」です。

また、人類存続の最後のピース「移住できる惑星の発見」も「時間と空間を越えられる愛の力」によるものでした。一方、孤独に耐えられずエゴだけで人類を滅亡させかけたのが、弱い「人間」だったというのも皮肉です。

主要キャラの愛情の対象
インターステラー 映画/ドラマ

なぜ地球上の文明は後退したのか?

『インターステラー』の舞台は近未来の地球ですが、異常気象、大規模な砂あらしで植物が育たなくなった世界です。野球などの屋外娯楽はなくなり、食料確保が最優先なので職業はほぼ農業一択です。飲食料をねらう戦争も勃発したようです。

地球上の文明が後退した理由は、生きるための飲食物の確保で精一杯だからです。学校の教師も、大学進学より農業家になる進路をすすめます。なお「NASAの月面着陸が、ソ連を競争心で経済破綻させるためのウソ」と書かれた教科書は斬新。

無人偵察機やトラクターが集まった理由は?

クーパーは娘マーフィーの保護者面談へ向かう途中、元インドの無人偵察機ドローンが降りてきたのを捕まえます。近くの農家からはトラクターが、クーパーの家にGPS不調で集まってきます。これらの原因は、重力の異常か重力波の影響です。

個人的にはこの描写はカットしてよかったと思います。この時点では「なぜクーパーの家に集まるのか」わかりませんが、マーフィーが見つけた「本棚の幽霊」が関係してそうなことは、すぐあとの砂嵐後に見せられます。

秘密施設の正体は?人類存続の2つの方法とは?

砂嵐の砂が入った本棚の部屋で、何者かからの規則性ある語りかけを感じたクーパーは解読します。その信号はバイナリ(0か1かの2進数)により表現されたGPSの位置情報で、NASAの秘密研究所の場所を示していました。

NASAは人類の新天地を別銀河に探す「ラザロ計画」を実行中。48年前に土星近くに突然現れた謎のワームホールから、既に12人による有人宇宙船が、別銀河の居住可能な惑星を探しに旅立ってます。

そのうち1つの惑星系から移住可能信号が送られてきてて、そこには3つの惑星の可能性があります。12人のパイロットは2年間の活動後、冬眠カプセルで約10年は生きられるが、地球へもどることは不可能なようです。

人類存続の方法は2つあり、プランAでは巨大宇宙ステーションである秘密施設ごと宇宙へ飛び立ち、移住可能な惑星まで航行します。ただしそれほどの建造物を宇宙へ飛ばすには重力を克服するための「重力方程式」を解く必要があります。

プランBは人口爆弾と呼ばれ、5000以上の受精卵だけを小型宇宙船で運び、培養と代理出産で育てる方法です。ただし、現在の地球上の人類は救えません。あくまでも「人類という種を残すためだけ」の計画です。

ちなみに、訓練をうけた元宇宙飛行士クーパーが偶然NASAを訪れたことと、急に都合のいいワームホールが発生したことは、NASAでも説明不能で「彼ら(神?)による導き」とだけ結論づけられています。

水の惑星で23年も経過した理由は?

父との別れに納得できない娘マーフが、かわいいけど悲しすぎて涙シーンです。マーフが本棚の幽霊のメッセージ「STAY」(ここに残れ)を伝えても、元宇宙飛行士クーパーの意志は固くて、アメリア博士ら3人と共に宇宙へ飛び立ちます。

冷凍睡眠も使って2年後、土星付近に到着すると「彼ら」が作ったとされる球体のワームホールへ飛びこんで、無事に目標の惑星系にたどり着きます。信号送信された3つの惑星の近さは、ミラーの星、マン博士の星、エドマンズの星の順です。

エドマンズの星からの信号は3年前にストップしてます。最初は一番近いミラーの星へ行くと決まります。ミラーの水の惑星は、ガルガンチュア(ブラックホール)の軌道上で重力も高いため、地表での1時間滞在は地球の7年に相当します。

ミラーの水の惑星は一見住めそうですが、ブラックホールの影響か特大級の大波が続くため退却が決まります。しかしアメリアがミラーの収集データにこだわったせいでドイルが波にのみこまれ、小型シャトルレインジャーの発進も遅れます。

ロミリーだけ残した宇宙船エンデュランスは、重力の影響を受けない軌道上にいて、クーパーとアメリアが戻った時には23年が経過。送信不可だが地球からは受信でき、クーパーの息子トムは結婚して第1子は亡くなり、娘マーフはクーパー出発時と同じ年齢になってます。

氷の惑星のマン博士による大罪とは?

水の星での予期せぬ長期滞在で資源が不足したため、マン博士の星かエドマンズの星か2つに1つしか行けなくなりました。3年前に通信が途絶えたがデータは良好なエドマンズの星を推すアメリアは、彼と恋人関係でした。

それを指摘したクーパーは、今も信号送信してて最も信頼するマン博士の星を選びます。氷の惑星に降り、無期限設定でコールドスリープしてたマン博士を起こすと「君らが神に見えた。ラザロのように死からよみがえったよ」と泣きつかれます。

マンは、氷の惑星は人類が移住可能だと主張します。しかし全てウソで孤独に負けたマン博士は無駄に信号を発信して救助を求めるという大罪をおかし、人類存続の可能性をなくしたのです。エゴによる取り返しのつかない大罪です。

マン博士の気持ちを少しは理解できるし、このように弱い人間は必ずいるという「性悪説」を前提で計画しなかったNASA全体のミスです。リーダーのブランド博士が人間を信用してなかったのは後に語りますが、教授も12人のことだけは信じてたのでしょう。

マン博士により殺されそうになったクーパーは間一髪でアメリアに救われるが、マンのロボット「キップ」内の偽情報を見たロミリーはキップに仕掛けられた爆弾で殺害されます。マンは宇宙へ飛び、宇宙船エンデュランスを奪おうとします。

クーパーらはエンデュランスの自動結合を解除してレインジャー号で追います。あせったマンは未結合でハッチを開き、減圧の爆発でふき飛びます。クーパーが宇宙船の回転にあわせてドッキングする場面は、本作で最も緊迫する名シーンです。

ブランド教授による大罪とは?

ブランド教授は、NASAでの人類移住計画のリーダーであり、アメリアの父であり、クーパーの娘マーフィーの師でかつ育て親でもあります。そんなブランド教授も死の直前、マーフに「重力理論の方程式は解けない」ことを暴露します。

地球上の人類を宇宙へ移住させる「プランA」は、巨大な宇宙ステーションを打ち上げる必要があり、そのためには重力方程式を解かねばなりません。つまり方程式が解けないなら、受精卵で種を残す「プランB」の選択肢しかないのです。

ブランド教授の大罪は、最初から地球の人類を救う気はなく「プランB」遂行しか考えてなかった点です。ただし、エゴで利己主義なマン博士とは対称的で、利他(人類という種)の幸せのみを追求した自己犠牲なのでキリストのようにも思えます。

ブランド教授はマン博士が地球にいる時にすでに重力方程式を解いたが、相対性理論と量子力学を一致させられなかったようです。ブラックホール内の「事象の地平線」の先の「特異点」のデータが足りないからです。

マン博士からこの事を聞いてたクーパーは、ターズをブラックホールへ落としてデータ収集と地球への送信を任せます。アメリアをスイングバイ(重力ターン)でエドマンズの惑星へ飛ばした後、クーパーもガルガンチュアへすいこまれます。

本棚の幽霊の正体とは?

クーパーがアメリアだけを飛ばした理由は、燃料がないので軽くするためと、「運動の第3法則」で前へ進むには何かを置き去りにせねばの原則にしたがったからです。クーパーはブラックホール内で大破しそうな宇宙船から脱出します。

ガルガンチュア(ブラックホール)内の決して観測できない「事象の地平線」の先へと落下したクーパーは、「彼ら」が創造した「4次元超立方体テサラクト」にたどり着きます。なんとそこは、マーフの部屋の本棚とつながっています。

ロボット・ターズは、ブラックホールの「特異点」データを収集したが地球へ送信できません。ターズは、五次元人の「彼ら」が送信を手助けするため、クーパーでもわかる3次元に「空間」「時間」を加えた5次元世界を構築したと言います。

4次元目の「空間」は「マーフの本棚」に固定して、3次元の移動で「時間」を行き来できます。マーフの「本棚の幽霊」の正体は「父クーパーによる信号」だったのです。クーパーは自分に「STAY」(宇宙へ行くな)と伝えるが過去は変えられません。

モールス信号でNASA施設の位置も伝えます。そしてターズが収集した複雑なデータを、マーフに与えた腕時計の秒針の動き(モールス信号)で伝えます。そのデータを元にマーフは、ブランド教授の解けなかった重力方程式を解きます。

人類の救世主は誰?「彼ら」や神やユダの正体は?

ブラックホールから飛ばされたクーパーは、土星近辺で漂流中に救われます。ブラックホール内の事象の地平線に入る前、アメリアと共に「51年」経過したので、この期間に人類は土星まで宇宙ステーションを運んでいたのです。

その立役者であり、人類の救世主となったのは、マーフィー・クーパーです。マーフは腕時計のモールス信号を解読して重力方程式を解き、ついに重力をあやつって宇宙ステーションを浮上させることに成功したのです。

ただし、自らと家族と地球の人類を犠牲にしてまで「人類という種」を守ろうとしたブランド教授の存在がなかったら成立しなかった計画なので、ブランドも人類の救世主の1人です。自己犠牲で種を守る姿勢は「キリスト」を連想させます。

また、ワームホールを出現させたり、5次元をあやつる「彼ら」つまり神のような存在の正体は「未来人」であるとクーパーは断言します。未来の人類が「空間」も「時間」もあやつり、人類滅亡の危機をマーフに救わせたのです。

救世主マーフにお告げや啓示を与えたクーパーも、神の役割を果たしたと考えられます。場所も時間も操作でき、重力波で神の啓示を伝えられるのなら、太古や聖書の「神の声」も未来人(人類)だと解釈できます。クーパーの帰還は「キリストの復活」です。

本作『インターステラー』では聖書からの引用も多く、12人の宇宙飛行士は12使徒です。ユダヤ人ラザロの蘇生は、聖書内のキリストの奇跡の1つです。クーパーに「君が神に見えた」と言ったマン博士は、人類を裏切ったユダです。本名は「ヒュー・マン」つまり弱い人間の象徴なのです。

アメリアは恋人に会えたのか?愛が正解?

クーパーは目覚めた時、単純計算で地球年齢124歳ですが、2+23+51=76年以上は歳をとらずに過ごしたため50歳前です。一方、高齢に関わらず冷凍睡眠で会いに来てくれた娘マーフィーは、既に90歳くらいなので年齢が逆転しています。

マーフはNASAの同僚と結婚して子や孫に囲まれています。兄トムは亡くなりましたが、子や孫はいるかも知れません。マーフのベッドの周りの家族を数えると13人で、またしてもキリスト教と関連ありそうな数字です。

高齢のマーフは「親が子を看取るのはダメ。アメリアの所へ行きなさい」とクーパーに伝えます。エドマンズの星の通信装置は故障し、アメリアも通信機は持ってないはずだけど修理に成功したのか、5次元人が通信を助けたのかは不明です。

ラストシーンで、アメリアはエドマンズの星の墓に名前プレートをかけます。宇宙服なしでも呼吸できる居住可能惑星です。冷凍睡眠でも80年以上生きるのは難しそうなので、アメリアは恋人エドマンズに会えなかったのでしょう。

アメリアは背後の基地内のコールドスリープ(冷凍睡眠装置)で眠りにつくようです。クーパーは土星ステーション内の宇宙船をこっそり盗んで、アメリアの待つエドマンズの星へ向かいます。ワームホールの存在は不明ですが。

結局、非科学的と思われた「愛は時間も空間も越える」と主張したアメリアのエドマンズの惑星だけが居住可能惑星でした。愛だけが正解だったのです。

ミラーとマンの星がダメだった理由は、ブラックホールの軌道上なので彗星や隕石などが吸い寄せられて惑星に落ちないため、突然変異が起こりにくく生命も生物に必要な環境も整いにくいと結論づけられています。

『インターステラー』私の評価と総括

近未来、太陽や地球の寿命がつきて滅びゆく人類。その中で父とマーフの「科学」でつながる仲良しぶりを堪能できる序盤から一気に宇宙へ飛び立ち、トラブル続きで人類滅亡を覚悟するが奇跡のような終幕をむかえます。

13回も打ち上げ可能なロケットと宇宙船が残ってたり、神のような5次元人の都合のよさなどツッコミどころはあります。ただ結局は「科学力」だけではダメで「愛」があったからこそ成功したという落とし所には意表をつかれました。

前半の「親は子を見守る幽霊だ」とか「愛は観察可能な力」というクサいセリフも伏線であり見事に回収してます。クリストファー・ノーラン監督の脳内をのぞいてみたいほど、ロジックもしっかりしてて大好きです。

2回目以降の鑑賞時には序盤でマーフが「宇宙へ行かないで。STAYして」というシーンだけで涙腺崩壊するくらい違う見方になります。幼少期のマーフィーは本当にかわいくていとおしいです。個人的には人生ベスト3に入るし、ぜひIMAXで観たい超オススメ映画です!

私の評価 98/100(60が平均)

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