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『ジュラシックワールド2/炎の王国』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?孫娘の正体は?

ジュラシック・ワールド 炎の王国 映画/ドラマ

ジュラシックワールド2作目。前作の恐竜ワールド崩壊から数年後、火山から恐竜を救う決断にせまられた人々は支援を試みるのだが…。(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題ジュラシック・ワールド 炎の王国
日本公開日2018/7/13 [予告] 上映時間:128分
製作国アメリカ
原題/英題Jurassic World: Fallen Kingdom
監督・キャストJ・A・バヨナ
キャスト
出演者
クリス・プラット(玉木宏)、ブライス・ダラス・ハワード(木村佳乃)、レイフ・スポール(内田夕夜)、ジャスティス・スミス(満島真之介)、ダニエラ・ピネダ(石川由依)、B・D・ウォン(近藤浩徳)、ジェフ・ゴールドブラム(大塚芳忠)
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13
配給/製作
(画像出典)
東宝東和/ユニバーサル・ピクチャーズ、アンブリン・エンターテインメント、ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー、レジェンダリー・ピクチャーズ
日本興行収入80.7億円(年間4位 / 歴代84位
世界興行収入13.1億USドル [出典] (歴代22位)
製作費1.7億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.19更新)
68私の評価は含まず)
シリーズ
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ジュラシックワールド一覧

ネタバレ感想『ジュラシック・ワールド 炎の王国』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

1作目『ジュラシックパーク』は最初にTVで観た時でさえ衝撃的で、ぜひ劇場で観たかったです。特にパークゲートをくぐって巨大なブラキオサウルスが見えた時の感動は、今ではもはや味わえない貴重な体験です。

ジュラシックパーク2や3はB級映画のようになり、それはそれで意欲的で面白かったけど、4作目『ジュラシック・ワールド』を観て、ある事を思い出せました。恐竜を見たいわけでなく、恐竜テーマパークに入るワクワク感を味わうのが好きなのです。

本作ジュラシックワールド2では「火山噴火(序盤)やガス(終盤)で恐竜が自然死するのを見守るのか、救うべきか」という神の視点での選択をせまります。マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)は、すでに種の生存期限を終了した恐竜は自然に滅ぶべきと主張します。

結果的には、クレアが指揮する「DPG」だけが恐竜保護を考え、ロックウッド財団の支援を得て実行します。しかし「本当にこわいのは恐竜じゃなくて人間」の原則どおり、「遺伝子操作された恐竜を兵器として売買」するのに利用されただけです。

もう1つの大きなテーマは「遺伝子操作つまりクローンの善し悪し」についてです。琥珀内のDNAからクローン技術で復活した恐竜たちを滅ぼすのは何とも思わない人たちも、メイジーのような普通の人間にしか見えないクローンを殺すのは抵抗があるでしょう。

この2つの社会派テーマは映画的には幅が広がり面白そうなのですが、本作ではほとんど踏みこまず消化不良ぎみで残念です。クローン技術の罪と罰については、すでに制作が決まっている続編で深掘りする可能性は高いけど、今回は出しおしみを感じます。

あとのマイナス部分としては、人間パートが面白みに欠けたこと、中盤以降の恐竜たちの暴走による恐怖シーンがほぼ屋内に限定されたことです。イーライの悪事やメイジーの冒険はあっさり描写にして、ブルーとの交流や恐竜シーンをもっと見たかったです。

恐竜たちが人間界に脱走して行き、翼竜も電波タワーから見下ろします。英語タイトルの「Fallen Kingdom」とは恐竜たちのいた島が「王国陥落」したと思ったけど、実は「人間世界の崩壊」のことなのかもしれません。メイジーの先も気になりますね。

ジュラシックパーク/ワールド シリーズの中では、前作の方が「最後の四つ巴の恐竜バトル」も含めて好みですが、本作は考えさせられる社会テーマもあり嫌いじゃないです。続編では放たれた恐竜たちと人間との共存共生が描かれるのか楽しみです!ヘンリー・ウー博士も、また出るんでしょうね。

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』ネタバレあらすじ

コスタリカ沖、イスラ・ヌブラル島の『ジュラシック・ワールド』でのパーク崩壊から数年後。謎の集団が、ティラノサウルスとモササウルスによる犠牲を出しながらも、前作の遺伝子操作で生み出されたインドミナス・レックスの骨のDNAを回収

一方、島の恐竜は火山噴火による絶滅を待つ状態。クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)は恐竜を救うため、故ジョン・ハモンドのパートナーだった資産家ベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)を訪ねて支援を得ます。

火山噴火から恐竜を救う?自然にまかせる?

ロックウッド財団のイーライ・ミルズ(レイフ・スポール)は十数種の恐竜とヴェロキラプトルのブルーの救出を支援し、オーウェン・グレイディ(クリス・プラット)が再び雇われます。しかし傭兵隊はブルーに発砲して確保し、オーウェンは取り残されます

クレアと若い黒人技術者フランクリン・ウェブ(ジャスティス・スミス)は、中型肉食恐竜バリオニクスから逃げ、麻酔からさめたオーウェンと合流して、恐竜と火山噴火の溶岩から逃走。海中のジャイロスフィアからも脱出し、傭兵らの船にもぐりこみます。

インドミナスレックスを超える種とは?

オーウェンとクレアは船内でティラノサウルス・レックスから命がけで採血し、重傷のブルーに輸血して銃弾を取り除きます。船内の恐竜はロックウッド邸でオークション販売され、インドミナス・レックスとラプトルの混合種インドラプトルも披露されます。

ロックウッド家の孫娘メイジー(イザベラ・サーモン)は地下でイーライ・ミルズとヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン)がインドミナス・ラプトルを作り出したことを聞き、ロックウッドをイーライが殺したことも知ります。オーウェンとクレアも捕まります。

メイジーの正体とは?

オーウェンは頭の堅い草食恐竜スティギモロクに牢を破壊させ、オークション会場も大混乱させます。傭兵ケン・ウィートリー(テッド・レヴィン)は檻のインドラプトルを麻酔銃で眠らせ、収集のため歯を抜こうとするが、寝たふりにだまされ捕食されます。

邸内にはフッ化水素ガスが充満し、フランクリンとジアがシステム復旧を試みます。オーウェンらはイーライから、メイジーがロックウッドの娘のクローンだと聞いて驚きます。そのメイジーのもとに、高知能インドラプトルが扉も窓も器用に開けて迫ります。

ジュラシック・ワールド 炎の王国 映画/ドラマ

ネタバレ結末

絶体絶命のメイジーとオーウェンを救ったのは、ヴェロキラプトルのブルーです。屋根へ逃げたオーウェンらを執拗に追うインドラプトルですが、落下させ標本の骨でとどめを刺したのもブルーです。クレアは、ガス死させないよう、恐竜たちを檻から出します。

しかし外への扉の解錠は、恐竜たちが人間界に放たれ大変なことになるのでクレアは躊躇します。「私もクローンだけど、どの命も同じだから」と言ったメイジーが最後のボタンを押します。インドミナスのDNAを持ち出したイーライはTレックスに捕食されます。

オーウェンはヴェロキラプトルのブルーに「安全な場所へ行こう」と語りかけるが、ブルーは名残惜しそうに去って高台で遠吠えします。議会でイアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)は恐竜と人類の共存「ジュラシックワールドへようこそ」と発言します。

ティラノサウルスが咆哮すると、百獣の王ライオンも対抗するように吠えます。エンドロール後、2匹の翼竜プテラノドンが電波タワーに止まったり周りを飛んで、ラスベガスっぽい街を見下ろします。

私の評価 69/100(60が平均)

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