MCU『ウェアウルフ・バイ・ナイト』感想ネタバレ解説考察/結末は?人狼の正体は?勝者は誰?
マーベル映画MCU配信オリジナル映画。闇の世界の洋館に、特別な力を得るため集まったハンター達。凶悪モンスターを狩るためのバトルロイヤルが始まるのだが…。主人公の目的とは?生き残るのは誰?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ウェアウルフ・バイ・ナイト |
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日本公開日 | 2022/10/7 [予告] 上映時間:129分 |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | Werewolf by Night |
監督・キャスト | マイケル・ジアッチーノ[キャスト] |
映倫区分 | 日本:R15+(15歳以上) USA:R |
配給/製作 (画像出典) | ディズニー・メディア・ディストリビューション/マーベル・スタジオ |
日本興行収入 | |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2024.8.15更新) 71(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | マーベル/MCU一覧 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
キャラ・ランキングは公開後すぐ更新します!
- エルサ・ブラッドストーン(ローラ・ドネリー)亡きユリシーズの娘。一家の狩りの伝統を嫌い家出してた
- マンシングのテッド(ケイシー・ジョーンズ)モンスター。木のようなクリーチャー
- ジャック・ラッセル(ガエル・ガルシア・ベルナル)ある目的で参加するモンスターハンター
- ヴェルッサ・ブラッドストーン(ハリエット・サムソン・スミス)亡きユリシーズの妻。今回の開催を取り仕切る
- ビリー・スワン(アル・ハマチャー)モンスターハンター
- リンダ(ユージェニー・ボンデュラント)モンスターハンター
- ジョヴァン(カーク・サッチャー)モンスターハンター
- サイモン(レオナルド・ナム)モンスターハンター
ネタバレ感想『ウェアウルフ・バイ・ナイト』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
オリジナルのホラー?監督とキャスト
『ウェアウルフ・バイ・ナイト』は、マーベル映画MCUの一作品で、ディズニープラスのオリジナル配信で、MCU初のR15指定ホラー映画です。
監督のマイケル・ジアッチーノは『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー作曲賞、グラミー賞を受賞した作曲家。最近は『ジュラシックワールド 新たなる支配者』『ソー ラブ&サンダー』の音楽も手がけてます。監督経験は未知数。
主演のガエル・ガルシア・ベルナルは、最近では『オールド』で主役を演じてました。ピクサー『リメンバー・ミー』ではヘクター役の声優もつとめました。
ブラッドストーン家とは?石の継承者の条件は?
ヒーローのいる世界とは別に「闇の世界」があり、そこのモンスター達を狩るハンターが存在するそうです。中でもブラッドストーン家の家長ユリシーズは、最強の石「ブラッドストーン」を使い最大の成果をあげてるハンターです。
しかしユリシーズ・ブラッドストーンが亡くなったので、告別式に世界中のハンターが集められます。石を継ぐ者を決めるために。ユリシーズの一人娘で、20年間家出してたエルサ・ブラッドストーンも石をねらって参加。
未亡人ヴェルッサは、棺桶を開けてユリシーズの亡き骸を動かし、彼の言葉を流します。石で弱められたモンスターが館内に解き放たれ、倒した勝者が「ブラッドストーン」の持ち主に。ハンター達も敵どおしです。
以上が序盤あらすじ。ハロウィンの時期らしいホラー調で、MCU初のR15指定だが、全編とおしてもほとんど恐怖は感じられず、グロ描写も白黒で抑えられてるため、その方向性ではやや拍子抜け。雰囲気は出てましたが。
モンスターの世界やハンター、ブラッドストーン家について等、MCUとしては新しい設定だらけですが、説明セリフだけに頼らず理解させてくれる手法はさすが。ユリシーズの遺体を動かすジョークは、なんとなくMCUぽくてよかったです。
ジャックの参加目的は?モンスターの名前は?
くじでジャック(ガエル・ガルシア・ベルナル)が一番乗り。その後、エルサと4人のハンターも続いて入ります。エルサは大男に襲われるが、ブラック・ウィドウ風の技で斧を盗んで逃げ切り、その後ボーガン男を絶命させます。
ジャックの参加目的は、標的モンスター「マンシング」の救出。友人だから。白い女に追われたジャックは、治療中のエルサと墓室に閉じこめられます。エルサは「自分が生き返ると信じてたフランシスおばさん」の墓から鍵をゲット。
エルサと共闘したジャックは、モンスターを逃がすため壁を爆破。爆弾スイッチを押してしまい緊張感はあったが、爆発まで長かったですね。モンスターは怖い顔でオノ男を倒すが、エルサに「テッド」と呼ばれるとかわいい顔に。
中盤は、ハンターどうしが闘い、ジャックとエルサが共闘してモンスターを助け出すまで。モンスターの種族名は不明確でしたが「マンシング」と思われます。マーベル映画『巨大怪物 マンシング』は、日本では2006年のDVD発売のみだったので低知名度ですが。
マンシングのテッドは過去に何度も人間に捕まったことがあるようで、そのたびに救出してるジャックは面倒そう。一見恐ろしいマンシングですが「テッド」と名前で呼ばれると急にペットのような親しみある顔になりかわいい♪
エルサが、フランシスおばさんの墓から脱出用の鍵を見つけるシーンは、この映画の仕掛けの1つ。モンスターハンターの家系なので「自分も不死だと錯覚」して、よみがえった時用に内鍵を準備する人がいても不思議はないかも。
結末は?ジャックの正体は?ブラッドストーンは誰の手に?
テッドは、爆破された壁からさっさと逃亡。その前にエルサが「ブラッドストーン」を取ったので、テッドの全能力は開放。石を触ったジャックはモンスターだとバレて、エルサと共に投獄されます。
ジャックの正体は人狼(ウェアウルフ・バイ・ナイト)で満月の夜に変身し人を襲います。ヴェルッサは、ブラッドストーンでジャックを人狼化させて娘エルサを食わそうとするが、ウェアウルフ・バイ・ナイトは檻を出て反撃。
ハンターも部下も全滅。ブラッドストーンでウェアウルフを追いつめるヴェルッサだが、娘エルサに刺され、戻ったテッドの怪力で絶命。エルサを襲ったウェアウルフは、記憶にあるエルサのニオイや感触で我に返り逃亡。
結局、ブラッドストーンを手に入れたのは、エルサ・ブラッドストーン。翌朝、人間に戻ったジャックは、マンシングのテッドと合流してエルサの無事を聞き「寿司でも食べに行くか」と誘います。
終盤からラストは、エルサ・ブラッドストーンとウェアウルフ・バイ・ナイトの2人と、他全員との戦いに。他のハンター達が名前も能力も覚える間もないくらい、あっさり倒されたのは残念。ラスボス的なのはほしかったかも。
ジャックが「ブラッドストーン」をさわったのは知能低すぎだけど、人間の姿なら恐れてなかったのでさわれると思ったのかも。ウェアウルフの能力は、よくわからなかったが怪力と俊敏性でしょうか。
ヴェルッサとエルサが、母子で壮絶な殺しあいをしますが、過去に何があったか知りたいですね。ブラッドストーンは「インフィニティ・ストーン」かな?。エルサと石、ジャックとテッドのコンビは『ブレイド』に続くのでしょうか。
MCU配信映画『ウェアウルフ・バイ・ナイト』私の感想と評価
MCU初のR15指定ホラーだが、私的にはホラー要素よりもヒーロー映画みを感じて楽しめました。1時間完結にしては情報量が多くて、エルサ、ジャック、テッドのキャラは魅力的で好み。テッドのかわいさは、あざといがやられました。
一方、エルサとジャック以外のハンターは完全に雑魚あつかいで、能力も名前すら教えてもらえず、その点は不満。2時間にして、もう少しキャラに深みを増してほしかったけど、今後もこういうの作るのなら1時間もありかな。
MCUとのつながりはまだ不明ですが、ヴァンパイアハンター『ブレイド』には何かつながりそうな予感。『シーハルク ザ・アトーニー』でも吸血鬼サラセンが登場してるので、ダークユニバースできそう?
私の評価 65/100(60が平均)
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