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映画『X-MEN ダークフェニックス』評価は?感想ネタバレあらすじ/敵の正体と目的は?どう終わらせるのか?

映画 X-MEN ダークフェニックス
タイトル/邦題 X-MEN ダーク・フェニックス
日本公開 2019.6.21 [予告↓]上映時間 120分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-14
製作国アメリカ
原題/英題Dark Phoenix
映画監督サイモン・キンバーグ [キャスト↓]
配給/製作(C)20世紀フォックス/バッド・ハット・ハリー・プロダクションズ、ザ・ドナーズ・カンパニー、マーベル・エンターテインメント、TSGエンターテインメント
シリーズ/関連X-MENシリーズ
日本興行収入3.4億円
世界興行収入2.5億US$(約278億円)
参考公式サイトWiki世界興行収入
平均評価★★★★★64私の評価★★★★★60
DVDブルーレイ 発売日/レンタル開始日 2019.10.9
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映画『X-MEN ダーク・フェニックス』概要とあらすじ(ネタバレなし)

X-MENシリーズ新四部作の4作目。チャールズの手腕により、X-MENは人類からの信頼を得てたが、ジーンが暴走すると再びミュータントは危険視されます。そのジーンに謎の女が接触し…。最も活躍するのは誰?ジーンの結末とは?(ネタバレあらすじ↓)

『X-MEN ダーク・フェニックス』予告動画

キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

ジーン・グレイ/ダークフェニックス(ソフィー・ターナー。日本語吹き替え声優:能登麻美子)
最強の力を秘めた優しきミュータント
チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ。内田夕夜)
心を読める。恵まれし子らの学園でミュータント(X-MEN)を教育
レイヴン・ダークホルム/ミスティーク(ジェニファー・ローレンス。牛田裕子)
青い獣に変身。幼少時代にチャールズと出会い、X-MENを育ててきた
エリック・レーンシャー/マグニートー(マイケル・ファスベンダー。三木眞一郎)
金属をあやつる。チャールズとは意見の相違で決別して別の組織を作る
カート・ワグナー/ナイトクローラー(コディ・スミット=マクフィー。内山昂輝)
青い悪魔姿。見たことある場所になら瞬間移動できる。
ハンク・マッコイ/ビースト(ニコラス・ホルト。浅沼晋太郎)
青い獣に変身。X-MENの頭脳担当。レイヴンと仲がいい
スコット・サマーズ/サイクロップス(タイ・シェリダン。木村良平)
目からレーザー。ジーンと恋仲
オロロ・マンロー/ストーム(アレクサンドラ・シップ。志田有彩)
嵐や吹雪を呼べる。戦闘では頼もしい
ピーター・マキシモフ/クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ。吉野裕行)
時間が止まって見えるくらい超高速移動できる
謎の女ヴーグ(ジェシカ・チャステイン。浅野真澄)
ヴィラン(敵)。宇宙からの侵略者?

『X-MEN ダーク・フェニックス』ネタバレあらすじや結末

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、X-MENシリーズ一覧も参考にしてください。

前作『X-MENアポカリプス』の後、チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は人類に対してX-MENの地位向上を成功させています。宇宙で起きた事故にもX-MENを派遣するが、地球から指示するチャールズは無茶な要求をします。

派遣隊リーダーのレイヴンことミスティーク(ジェニファー・ローレンス)は反発するが、カートことナイトクローラーの瞬間移動により救出は成功します。しかしジーン(ソフィー・ターナー)は、大量の太陽フレアをあびて死にかけます。

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ネタバレ感想『X-MEN ダークフェニックス』考察や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、X-MENシリーズ一覧も参考にしてください。映画 X-MEN ダーク・フェニックス

★★★★★ 60点/100(60が平均)

監督とキャストなど!まさかのジェニファーローレンス

監督のサイモン・キンバーグ、聞いたことないと思って調べたらやはり初監督作品だそうです。ただ『X-MENファイナルディシジョン』などの脚本には関わってたようで、X-MENシリーズとは縁が深く本人も好きらしいです。

ファイルナルデシジョンの脚本には満足できなかったらしく、それで出来たのが本作『X-MENダークフェニックス』だとすると、ちょっと感覚がズレてる気がします。個人的にはファイナルデシジョンのラストの方が好きなので。

主演は前作『X-MENアポカリプス』でもジーン・グレイことダークフェニックス役を演じたソフィー・ターナーです。まだ花を感じられない女優ですが、それが「心の闇」を持つ役にはあってかもしれません。

脇を固めるのは主演級の役者でスケジュール調整が大変だったと思います。俳優では、チャールズ・エグゼビアことプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)、エリック・レーンシャーことマグニートー(マイケル・ファスベンダー)。

女優では、初期シリーズから続投のレイヴン・ダークホルムことミスティーク(ジェニファー・ローレンス)が顔を見せてくれます。今や売れっ娘で忙しすぎるらしいけど、アメコミ映画にも最後までつきあってくれたのは株上昇ですね。

謎のヴィランの女ボス役として、ジェシカ・チャスティンも出演してて驚きましたが、この役にこれだけの大物を起用する意味はあったのでしょうか。その他にも、ニコラス・ホルト、タイ・シェリダンなど意外に豪華キャストです。

X-MENシリーズのどの続編?MCUとの比較

X-MENシリーズ(順番一覧)は、2000年に初めて実写映画としてそこそこの成功をおさめ、スパイダーマンシリーズ(順番一覧)と並んで、現在のアメコミヒーロー映画の基礎を築きました。

その後、同じマーベル映画のMCUが笑いを混じえながら大成功をおさめても、X-MENは一貫して人間の影のような暗い部分を描き続けてきて、独自のファン層をつかんでいます。

本作『X-MENダークフェニックス』は、新三部作として公開された『X-MENファーストジェネレーション』『X-MENフューチャー&パスト』『X-MENアポカリプス』の続編となります。

シリーズを重ねるごとに評価が上がるMCU作品と比べて、X-MENは評価を下げています。その敗因は「過去作を大切にしない」からだと思ってます。キャラが多くテーマも多様なのが裏目に出て、毎回「撮りたいものを撮ってる」感じがします。

もちろんシリーズドラマではないので、完全に続きを描き続ける必要はないけど、今は視聴者がMCUの作り方を観てしまった後なので、どうしても過去作とのつながりを考えたり期待したりします。それに答えてこなかった結果が今に至ります。

テーマは「マイノリティ…」ではない?

X-MENシリーズは、人とは違う能力や外見を持ったミュータント達が人間から恐れられ迫害された結果、それでもわかり合おうとするプロフェッサーX側と、ミュータントが支配しようとするマグニートー側の攻防が主軸です。

これは人種差別のメタファーでもあり、ミュータントの視点を通してマイノリティ(少数派)の苦悩や葛藤を見せてくれます。本作の開始時点では、チャールズの手腕により、X-MENはかなり人間に受け入れられています。

しかしジーン・グレイことダークフェニックスが一度事件を起こすと、とたんに人類はX-MENを敵視しだし、これまでの努力は水の泡となります。ただし本作はこのマイノリティテーマには、あまり踏み込もうとしません

代わりに主人公ジーンがチャールズやX-MENから離れ、敵側につく理由が最後まで「私をだましてたの?」です。確かに父親から離されたり、隔離のような状態だったのはショックだろうけど、チャールズに悪意がないことも考えてほしいです。

X-MENシリーズにはもっと語りたくなるテーマや内容があるのに、こんなレベルの低い問答を、何度も見せられ聞かされるのは退屈でした。または娯楽映画とわりきるのなら、ジーンがX-MENを離れる理由をあといくつか用意すべきです。

幼少期に自分の能力で両親を傷つけたジーンには「心の闇」が生まれ「恵まれし子らの学園」で育つ間にも、闇を払拭できず積み重なっていった結果、不信感として爆発したのでしょう。しかし本作は「心の闇」もうまく表現できてません。

ジーンというX-MENで最大最強のミュータントの暴走を止めるため、心の闇を誘発する記憶をチャールズは封印したのです。しかし結局暴走を止められず、ジーンはレイヴンを殺害し、ハンクやエリック陣営はジーンを殺そうとします。

これに対してチャールズ率いるX-MEN陣営は、ジーンを救おうとします。暴走したミュータントを排除しようとするのは人間と同じ「マイノリティへの迫害」なので、マイノリティ内のマイノリティに理解を示し、その積み重ねこそが「真の共存」というテーマにつながるのかもしれません。

ヴィランの正体と目的は?魅力ない?

本作『X-MENダークフェニックス』のヴィラン(敵)は、ジェシカ・チャスティン演じる謎の女ヴーグ?とその一味です。その正体はなんと「宇宙人」。シリーズを多く観てきた人ほど「え?」って思ったかもしれません。

X-MENシリーズは、ジャンル的にはSFやファンタジーだし、ミュータントと呼ばれる能力者たちが多数いたりタイムトラベルすらできた世界なので、今さら宇宙人が来ても不思議ではないけど必然性は全く感じないです。

そもそも今回のヴィランはジーンだけで充分に強敵なので、他の敵としてはジーンを混乱させて悪へ引きずり落とす人間かミュータントだけでよかったと思います。または宇宙人を出すなら、ミュータント起源などをほのめかしてほしかったです。

彼女らの目的は、故郷星が消滅したため、地球を侵略して第2の故郷星にしようとたくらんでいます。そのためにはジーンが宇宙で吸収した太陽フレア(実はエネルギー体)のパワーが必要なので、ジーンから奪おうと考えています。

今回のヴィランに魅力がないのは「バトルが楽しくない」のも一因です。どうすれば死ぬのか、何が独特の攻撃法なのかがさっぱりわからなかったです。銃であっさり死ぬし、ボス以外は超能力もなかった?ので、すばやい人間程度です。

ボス女ヴーグは仲間の死をあまり悲しまず、ただひたすらジーンの力を奪おうとするだけです。こんな単細胞ヴィランは初期のアメコミ映画では普通でしたが、最近の魅力的なヴィランを見慣れてると、本作は時代に取り残されてる感じがします。

バトルのアクションは楽しめたか?

X-MENに限らずアメコミ映画は、バトルアクションを観に行くと言っても過言ではありません。X-MENの過去作でも、チャールズことプロフェッサーXと、エリックことマグニートの陣営どおしのバトルをいろんな形で楽しめました。

本作『X-MENダークフェニックス』では、ジーン・グレイとX-MEN陣営との戦い、エリック陣営とチャールズ陣営の戦い、宇宙人とジーン&人間軍隊&ミュータント連合の戦いなどが見れます。

街中で、ジーンを殺害しようとするハンク&エリック陣営と、ジーンを救おうとするチャールズ率いるX-MEN陣営の戦いでは、最終目的がはっきりしたチェスや詰将棋のような団体戦を楽しめます。これこそX-MEN独自の陣営バトルです。

ジーンの所までナイトクローラーで瞬間移動したいチャールズを、エリック側のテレパシストのセレーネが妨害し、そのセレーネを攻撃しようとする者を、妨害するハンクやエリック陣営。もはや人間ド無視の総力戦ですが満足です!

また、最後のミュータント連合のバトルもアガりましたが、ボス以外の宇宙人たちは「ただのヤラレ役」なのが残念です。戦闘シーンというよりは「X-MENやミュータント達の超能力のお披露目大会」にしか感じなかったです。

ジーンとラスボスのヴーグとの戦いも、エネルギー体の衝突としか見えず、どうなれば決着つくのか不明確すぎて全く面白みを感じなかったです。それでも個別のバトルには、楽しめた勝負もいくつかあります。

クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)が、時間が止まって見えるくらい高速移動でジーン(ソフィー・ターナー)に迫った時、ジーンは通常の時間の流れと同様に目で追い、飛び散る破片を吹き飛ばし、圧倒的な神速を見せてくれます。

エリックことマグニートーの島に軍人が押し寄せた時、ジーンは軍用ヘリをあやつり破壊します。もう1機も破壊するつもりでしたがマグニートーが妨害しながら、軍人達をヘリに乗せて撤退させました。

金属をあやつる能力は、ジーンでもマグニートーにかなわなかったのです。マグニートーはラストの戦闘でも、敵の宇宙人を列車ごと押しつぶしたりと、多くの見どころがあります。

キャラクターで活躍してたのは誰?

マグニートー以外のミュータント達も、それぞれの見せ場シーンで活躍してましたが、チャールズことプロフェッサーXと、レイヴンことミスティーク(ジェニファー・ローレンス)には、戦闘での見せ場はあまりなかった気がします。

全編で最も活躍してたのは、瞬間移動のカートことナイトクローラー(コディ・スミット=マクフィー)です。最初の宇宙空間の救出時や、X-MENをジーンの所(チャールズがイメージした場所)へ連れて行く時はなくてはならないキャラでした。

臆病で優しい性格なので戦闘には向かないキャラだけど「息子がファンだ」と言ってた軍人がやられた時、怒りを爆発させて、瞬間移動を繰り返しながら敵を次々葬っていく姿は、ナイトクローラー史上最もかっこよかったです。

ラストバトルでは参戦しなかった、ピーターことクイックシルバーも、見せ場こそ少なかったけど存在感ありまくりです。特に宇宙空間での救出劇ではナイトクローラーと共に必須キャラです。無敵級だけど、ジーンとの対決ではあっさり退場となり残念です。

オロロ・マンローことストーム(アレクサンドラ・シップ)も、戦闘では大活躍でした。嵐を呼べる能力だけど、できる範囲が不明確だとは感じました。宇宙船を凍らせたり、氷を出したりと、アイスマンの能力域まで浸食していますよね。

ハンクことビースト(ニコラス・ホルト)は、戦闘では格闘戦中心のため派手さはないけど、チャールズ同様に知能キャラです。スコットことサイクロップス(タイ・シェリダン)は派手なわりにはあまり印象的なシーンがなかった気がします。

『X-MEN ダークフェニックス』総括・続編はMCU合流?

X-MENシリーズによる最初のアメコミ映画成功が、その後のMCU全盛期へとつながっています。しかし反比例するようにX-MENブランドは落ちていき、本作『X-MEN ダークフェニックス』でも不死鳥のような復活はなされませんでした。

最強の仲間ジーンが暴走して止めようとする物語には、目新しさがないだけでなく余計な異星人まで出してテーマをブレさせた結果、ウルヴァリンが暴走を止めようとした『X-MENファイナルディシジョン』の劣化版だと感じます。

グダグダ似た内容の問答はX-MENシリーズの定番ですが今回は特に退屈です。ミスティークがチャールズに「女性に救われてばかりで『X-WOMEN』に改名したら?」と話すが『メンインブラック インターナショナル』『デッドプール2』でも似た会話があったので時代の流れでしょうね。

バトルのアクションはシリーズで最も精錬されてて、それぞれのキャラの関係性や能力が生かされてたのも好みです。異星人など出さずミュータントどおしの抗争をじっくり観たかったけど、雑魚敵を大量に倒す場面は劇場で観る価値あります。

20世紀フォックス主導のX-MENシリーズはこれで終了です。次作からはディズニーが製作するので、続編かリブートかは不明です。ついにファン念願のマーベル映画MCUへの合流も期待したいけど、世界観をこわさないか心配です。続報を楽しみに待ちましょう!

続編前作や関連映画は、X-MENシリーズ一覧も参考にしてください。

『X-MEN ダークフェニックス』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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