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映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』評価は?ネタバレ感想考察/神と人と悪魔の戦いにワンダーウーマンも

映画バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじ概要

DCエクステンデッド・ユニバース第2弾。ブルース・ウェインは、両親を殺されたのを目撃して犯罪を許せなくなり、バットマンとして町を守る。一方、スーパーマンも超人的能力を人類のために使って..(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
日本興行収入18.6億円年間30位
世界興行収入8.7億USドル [出典]
製作費2.5億USドル
平均評価★★★★★64私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連DC映画シリーズ/DCU < 前作
原題/英題Batman v Superman: Dawn of Justice
日本公開日 2016/3/25 [予告↓]上映時間 152分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督ザック・スナイダー
キャスト
出演者
ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ガル・ガドット、ダイアン・レイン
配給/製作/画像©Warner Bros. Pictures/ラットパック・デューンエンターテインメント、アトラスエンターテイメント、クルエル・アンド・アンユージュアル・フィルムズ、DCエンターテインメント

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』予告動画

ネタバレ感想『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、DC映画シリーズ/DCU一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★65/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ネタバレ感想の総評や考察

DCエクステンデッド・ユニバース第2弾で、1作目の『マン・オブ・スティール』も見ておいた方が、ロイスとクラークの関係やラスボスや父ジョナサンの幻影などもわかりやすいでしょう。バットマンも1作くらいは見ておいた方がいいかも。

ストーリーは、スーパーマンが地球を救ってから「神」のように敬ったり恐れたりする人々が現れ、それまで悪と戦ってきたバットマンも「いずれ人類の敵になる」と結論づけて準備をすすめ、やがて激突するが、共通の強敵が出現したことにより、ワンダーウーマンも参戦して共闘していく物語です。

正義どおしが衝突し、共通の敵が現れると共闘していく流れは、漫画などでもありがちですが、本作のラストまでにはいろいろ意表もつかれます。ただ、序盤から中盤にかけての、ブルースやルーサーの行動は理解しづらいし雰囲気も暗いし、シーン切替や夢や幻影も多すぎて混乱し、単純には楽しめないです。

2017年秋に予定されてる『ジャスティス・リーグ』に向けての、メタヒューマンが紹介されたり、ルーサーという悪役(ヴィラン)が今後も活躍しそうだったり期待できる展開も多いです。また、キュートで超人的な『ワンダーウーマン』を演じるガル・ガドットの登場は、映画の評価的にも救世主になったと感じます。

ラストの衝撃としてスーパーマンが死んでしまいますが、ゾッド将軍が簡単に復活できるくらいだから、きっと生き返るのでしょう。ただそのロジックは納得できるものにしてほしいです。また、クラーク・ケントとして人間社会に潜むのはもう無理ですね。ジャスティス・リーグにも期待したいです!

映画バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』おすすめ10ポイント

  • DCエクステンデットユニバース第2弾
  • アメコミ原作のヒーローSFアクション
  • スーパーマンを恐れる人類の葛藤
  • バットマンとスーパーマンの戦い
  • 母親の名前マーサが鍵
  • ワンダーウーマンかっこよすぎ
  • 3大ヒーローの共闘が見もの
  • ラスボス戦が派手でド迫力
  • ラスボス倒し方にロジックあり
  • 衝撃の結末後のさらにラスト

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』少し残念9ポイント

  • ストーリーがわかりにくい
  • シーン切替えが多すぎる
  • 画面も雰囲気も暗すぎる
  • バットマンが自己中心的
  • 夢や幻影が多すぎて混乱
  • ダイアナの行動の意味が不明
  • バットマン弱すぎて不要かも
  • ラスボス誕生方法が無茶苦茶
  • ラスボス戦以外は楽しくない

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ネタバレあらすじ感想や解説

ブルース・ウェインは幼少時代、目の前で強盗に両親を殺害され、悪を憎むようになります。夢か幻か現実かわからない中で、深い穴に落ち、そこに住む大量のコウモリに持ち上げられて穴から脱出できます。成長すると、両親の資産や会社を引き継いで、表の顔は大富豪として名声をあげ続けています。

ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)の裏の顔は、執事アルフレッド・ペニーワース(ジェレミー・アイアンズ)のみが支えて知るが、ゴッサムシティの犯罪者を取り締まる「バットマン」として、約20年以上も自警活動を続けています。ある日、崩壊寸前の自社ビルから全社員避難を指示します。

メトロポリスでは、スーパーマン(正体はクラーク・ケント。俳優:ヘンリー・カヴィル)とゾッド将軍がクリプトン星人どおしで超人バトルを繰り広げて、街は破壊され多くの死傷者がでます。ブルースも自社ビルと多くの社員を失い、やがてスーパーマンを人類の脅威として危険視するようになります。

18ヶ月後、インド洋のどこかで、ゾッド将軍の宇宙船の残骸の近くから、謎の緑の物体が発見されます。同時期に、アフリカのナイロミで反政府傭兵団を取材に行った、デイリー・プラネット新聞社のロイス・レイン(エイミー・アダムス)は、同行者がCIA工作員だったため、囚われの身となります。

そこへスーパーマンが現れ、簡単に助け出されます。一方、アメリカの上院で公聴会が開かれ、スーパーマンによる実害について審議が行われ、ジューン・フィンチ議員(ホリー・ハンター)は責任を問うべきだと主張します。また、バットマンは犯罪者にコウモリの焼印をしますが、それがあると刑務所で囚人達に殺されるので、世間では批判されています。

レックス・コーポの社長レックス・ルーサーJr.(ジェシー・アイゼンバーグ)は、メトロポリスやインド洋の宇宙船の残骸から見つけた鉱物クリプトナイトが、ゾッド将軍の遺体の細胞を分解するのを発見し、スーパーマンやメタヒューマンへの抑止力になるとフィンチ議員に輸入許可を求めますが断られます。

過去と現在や、ブルース、クラーク、ロイス、フィンチ議員、ルーサーなど、シーン切替えが激しすぎて1回見ただけでは、あまり理解できません。そもそも『マン・オブ・スティール』や『バットマン』の過去作見てるのが前提なので、登場人物の境遇説明が全くないのも不親切に感じます。

ブルースはジョーカーや悪との戦いが続いて疲弊しています。地下格闘技場では格闘家の背中を押して、相手が死ぬほどに殴らせても無表情です。母マーサの墓から血がしたたり出て、コウモリ?の怪物に襲われる夢にうなされます。現在のバットマンスーツの隣にはジョーカーが落書きしたスーツも飾っています。

ブルースは犯罪組織を調べるうち、ロシアのアナトリ・クナイゼフ(カラン・マルヴェイ)がルーサーとつながりあることがわかります。ルーサーのパーティーに招待されたブルースは、豪邸内構造をハッキングしたアルフレッドの指示を小型イヤホンで聞きながら、機密データを盗む装置を設置します。

会場にはクラーク・ケントだけでなく、謎の美女(正体はダイアナ・プリンスことワンダーウーマン。女優:ガル・ガドット)も出席していて、ブルースのイヤホンからもれるわずかな声を聞きつけたようです。会場へ戻ったブルースに、クラークは「バットマンは法を犯してる」と言い放ちます。

ブルースはクラークに「スーパーマンは地球を破壊しかけたことがある」と批判します。データ転送完了するとブルースは記録装置を取りに行きます。クラークも追いますが、TVで大事故のニュースを見て救助に向かいます。ブルースはデータ記録装置を盗んだと思われる謎の美女を追いますが、車で去されます。

スーパーマンはメキシコの死者の日の事故や遭難船や爆発したロケットから人々を救助しますが、TVの論争番組ではフィンチ議員などがスーパーマン不要論を唱えます。クラークは勤める新聞社でバットマンを記事にしようとしますが、ペリー・ホワイト編集長(ローレンス・フィッシュバーン)に却下されます。

ダイアナが博物館で、アレクサンドロス大王がゴルディアスの結び目を切った剣の偽物を見てると、ブルースが来て盗んだデータ装置を返すよう言うとあっさりもらえます。ブルースはバットケイブで解析中、スーパーマンに殺されそうになる夢と「ロイス・レイン」を探せという幻覚を見て目覚めます。

ブルースが悪と戦いすぎて疲れきって、人格崩壊寸前です。変な悪夢ばかり見ますが、このシーンを予告編などで使うのはやめてほしいです。かなり批判されています。ダイアナは初めて見るので、ルーサーの部下と思ってしまい、流し見してましたが、実は重要人物です。演出が下手すぎます。

スーパーマン、ワンダーウーマンだけでなくメタヒューマン(超人類?)は、小型イヤホンやマイクの音声を簡単に聞けるため、バットマンも今後何か対策を考えた方がいいでしょうね。ところで、バットマンの悪夢で「ロイス」と言って出てきた人物は誰なのでしょうか。フラッシュのようにも見えますが。

データからは「WHITE PORTUGUESES」という船に、南インド洋で発見された「クリプトナイト」が積まれて、レックス・コーポ社へ輸送される途中だとわかります。ブルースはアルフレッドの反対を押しきって、これを奪いスーパーマンを倒すつもりです。ブルース「赤いマントの男が2年前に先に戦争を仕掛けた。彼は人類を滅ぼせる。敵になる可能性が1%でもあれば敵だ

バットマンは船から積荷が降ろされて運ばれる時に、高機能改造車両バットモービルで輸送トラックを襲撃しますが、もう少しのところでスーパーマンに邪魔されます。スーパーマン「でしゃばるな。バットマンは終わりだ。今回は見逃す」。バットマン「教えてくれ。おまえにも血は流れるのか」

ブルースはバットケイブに戻り、トラックに仕掛けた発信機で、クリプトナイトがレックス・コーポ社に到着したことを知ります。ルーサーはクリプトンの宇宙船やゾッドについても研究をすすめてます。フィンチ議員は公平にするため、スーパーマンを証人喚問して犠牲者について聞くことを発表します。

ロイスはナイロミのテロ組織に武器を供給する者を探り、カルヴィン・スワンウィック国防長官(ハリー・レニックス)に証拠品を渡して協力してもらいます。すると砂漠でロイスが助けられた時、レックス・ルーサーの傭兵部隊がスーパーマンに罪をかぶせたことが判明します。しかし機密情報で公表できません。

公聴会の日、スーパーマンはアメリカ合衆国議会に現れます。しかしルーサーの仕掛けた爆弾が爆発し、出席者はスーパーマンをのぞくとほぼ死亡します。それを救えなかったクラークはロイスに「このSマークが希望だと信じる世界はもう存在しない」と言って去ります。

レックス・コーポ社にバットマンが侵入し、クリプトナイトが奪われ、コウモリの印だけが残されています。ルーサーは埋もれた宇宙船内に入り、ゾッド将軍の遺体に自分の血液を浴びせて、宇宙船の再生機能を動作させます。ルーサーはクラークの地球での母マーサ(ダイアン・レイン)も誘拐します。

レックス社のデータには、ワンダーウーマンことダイアナ・プリンスが1918年にも今と同じ姿で存在したことも記録されてます。執事アルフレッドはスーパーマンとの対決は自殺行為だからやめるよう説得しますが、ブルース「先祖は毛皮ハンターだった」と言い、クリプトナイトを加工して対決の準備をします。

このあたりはほぼ全てルーサーが仕組んだことですが、彼の真の目的はよくわかりません。悪のために正義のヒーローたちを相討ちさせたいのでしょうか。そのためにメタヒューマンを監視してるのでしょうか。レックス社からクリプトナイトが奪われた事実が、かなりわかりにくいです。

クラークは人のいない場所を旅します。ヒマラヤ?の頂上では地球人で育ての父ジョナサン(ケビン・コスナー)の幻影に「この世にはなすべきことがある」と言われます。ルーサーはロイスも誘拐して、高層ビルから落としますが、スーパーマンが来て救出し、ルーサーと対峙します。

ルーサーは誘拐したクラークの母マーサの写真を見せ「無事に返してほしければバットマンを1時間以内に殺せ」と言います。バットマンも2年間にわたりルーサーに踊らされていたのです。クリプトナイトを先端につけた槍をビルの屋上に差し、バットマン・シグナルを上空に映し出し、スーパーマンを待ちます。

ダイアナはブルースから、ルーサーのメタヒューマンに関するデータを受け取って閲覧します。フラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)、アクアマンことアーサー・カリー(ジェイソン・モモア)、サイボーグことヴィクター・ストーン(レイ・フィッシャー)の映像がカメオ出演として登場します。

バットマンの待つビルの屋上へ現れたスーパーマンは、全てルーサーの罠だったと説得しようとしますが、クリプトナイトを使った兵器や機関銃で足止めされます。バットマンはさられただけでふっ飛びますが、クリプトナイトのガスを吸わせるとスーパーマンもしばらく地球人なみになるので攻撃がききます。

バットマンはスーパーマンを叩きのめした後、クリプトナイトの槍でとどめを刺そうとします。スーパーマン「マーサを救ってほしい」。バットマン「なぜ(俺の母の)名前を知ってる?」。ロイスが到着して「クラークの母親の名前よ。宇宙船に電力が吸収されてる」。バットマンは槍を投げ捨てます。

バットマン「宇宙船へ行け。俺はマーサを絶対死なせない」。スーパーマンは宇宙船へ向かいます。ロイスはクリプトナイトの槍を水の中に捨てます。バットマンはアルフレッドの指示で埠頭の倉庫へ向かい、ルーサーに雇われたロシア人傭兵集団を倒して、クラークの母マーサの救出に成功します。

スーパーマンは宇宙船でルーサーを捕まえようとしますが「神を殺すには、悪魔だ」と言って、ゾッド将軍とルーサーの遺伝子を融合させた怪物ドゥームズデイを目覚めさせます。スーパーマンさえも力ではかなわないドゥームズデイは、街に出て米軍機の全てを赤い破壊光線により一瞬で消滅させます。

クラークも父の幻影を見ますし、フラッシュ、アクアマン、サイボーグのメタヒューマンの監視カメラ映像まで出てきて、夢や幻影のようなシーンが多くて混乱します。ねらいはあるのでしょうが、もう少し視聴者をあざむくような演出はひかえてほしいです。ドゥームズデイの誕生方法も理解不能です。

バットマンvsスーパーマンの対決は、瞬間で決着すると思いきや、クリプトナイトを有効に使ったバットマンがほぼ有利ですすめるのは意外です。戦い終了の理由が「人類共通の強敵が現れたこと」なのはありきたりですが「母親の名前が共通のマーサ」であることには驚かされます。

離陸前の飛行機でそのニュースを見たダイアナは、飛行機を降りて現場へ向かいます。スーパーマンはドゥームズデイを持ち上げて飛び、宇宙へ捨て去ろうとしますが、アメリカ政府が発射を許可した核ミサイルが直撃します。ドゥームズデイは海へ落下し、核エネルギーを吸収したようにパワーアップします。

スーパーマンは核をあび、宇宙空間で気絶していますが、皮膚が少しづつ再生しています。バットマンはドゥームズデイの弱点はクリプトナイトだと見抜き、上空から攻撃しながらゴッサムシティへおびき寄せます。しかし墜落させられ赤い光線を放たれた時、間一髪でワンダーウーマンが腕輪でガードします。

そしてスーパーマンも戻ってきてドゥームズデイをふっ飛ばします。ワンダーウーマン「どうしてこの街へ?」。バットマン「倒せる武器がここにあるから」。スーパーマン「槍は見つけたか?」。バットマン「暇がなくてな」。ワンダーウーマン「あれ、どこの怪物?」。スーパーマン「僕の星のだ。彼女はおまえのつれか?」。バットマン「おまえのつれだろ?」

ドゥームズデイが赤い破壊光線を発すると、辺りは壊滅します。ワンダーウーマンは盾で防ぎます。スーパーマンの目から光線でもドゥームズデイは傷つきません。さすがにバットマンは戦闘についてこれず、逃げるので精一杯です。ワンダーウーマンの剣では少しは傷つけられますが、簡単には近づけません。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ネタバレ結末や考察/ラストシーン

スーパーマンは、ロイスが水たまりに沈んだクリプトナイトの槍を取ろうとして、閉じ込められおぼれてる音を聞き助けに行きます。そして自ら槍を拾い上げると、また弱ってしまい、ロイスが槍を遠くへ放り投げます。スーパーマン「僕の世界だ。ロイス愛してる。君は僕の全てだ」と槍を持ち飛び立ちます

スーパーマンに再生機能はないはずなので、生気が戻っただけなのでしょう。ワンダーウーマン(ガル・ガドット)の登場シーンはかっこよすぎです。ロイスはクリプトナイトの槍を捨てたのに、また取りに行く展開がまぬけですが、そもそもなぜ槍が必要だとわかったのでしょうか。誰も伝えてないはずですが。

ドゥームズデイは、ワンダーウーマンの「真実の投げ縄」と、バットマンの「クリプトナイトのガス」で動きが鈍くなり、そこへスーパーマンが「クリプトナイトの槍」を突き刺します。ドゥームズデイも最後の力で弱ってるスーパーマンを捕まえ、胸を突き刺し貫通させます。そして両者とも崩れ落ちます。

激しい戦闘は終了します。バットマンはスーパーマンをガレキから降ろし、ワンダーウーマンが受け取り、ロイスの前に横たえます。レックス・ルーサーJrは逮捕され、丸坊主で収監されます。スーパーマン死亡のニュースは新聞の一面記事になります。マーサは涙するロイスにクラークからの指輪を渡します

アメリカ政府はスーパーマンを国葬でおくります。立派な棺には「S」のシンボルが彫られています。ブルース「棺は空だ」。ダイアナ「兵士としておくるのは、彼らの敬意よ」。ブルース「希望の光は消えた。一緒に仲間を探して戦おう。必ず見つける」

ダイアナ「100年前、私は人間と距離をおいた。世界は闇に染まった。もう手遅れよ」。ブルース「まだ間に合うさ。やり直せる。希望の世界は我々が作るんだ」。ダイアナ「仲間がいても、彼らも同じ気持ちかしら」。ブルース「そう感じるんだ」とメタヒューマンのチーム結成を開始します。

刑務所内のレックス・ルーサーJrにバットマンが会いに行き、バットマン「おまえを見張ってるぞ」。ルーサー「もう鐘はなったよ。やつらも聞いてる。暗闇の宇宙で。神はもう死んだよ」。バットマンはルーサーの横の壁にパンチで、コウモリの焼印をつけて去ります。

マーサの家のそばで人知れずひっそりと葬儀が行われ、ロイス・レインは埋葬された棺に、砂をかぶせます。そしてその場を立ち去った後、しばらくしてから、棺の上の砂が舞ったように見えて、映画は終了します。

バットマンの役立たず感にはがっかりです。ルーサーの刑務所シーンも意味不明です。ドゥームズデイはもとはクリプトン人だったため、同胞の責任をとったスーパーマンの捨て身のとどめは涙をさそいます。ジャスティス・リーグは続くのでスーパーマンは生き返るはずですが、ロジックが気になります。

かなり無茶な企画だと思ってましたが、それぞれの行動原理に無理は少ないし、ラスボスやワンダーウーマンの登場もエンタメとして成功してると思います。ただ、マーベルMCUに比べると深刻で暗すぎる気もするけど、DCEU3作目『スーサイド・スクワッド』へ続く話なので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!

続編前作や関連映画は、DC映画シリーズ/DCU一覧もご参考に。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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