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『ワンダーウーマン1984』評価は?ネタバレ感想考察/敵の正体と目的は?スティーブ復活?

映画ワンダーウーマン 1984

『ワンダーウーマン 1984』あらすじ概要

ワンダーウーマン』続編。1984年、ワンダーウーマンは考古学者ダイアナとして働く博物館で、新任バーバラと親しくなります。一方、マックスという実業家がバーバラにせまるが…。ゴールドアーマー?謎の宝石の力とは?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 ワンダーウーマン 1984
平均評価★★★★★68私の評価↓は含まず)
原題/英題Wonder Woman 1984
日本公開日 2020/12/18 [予告↓]上映時間 151分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督パティ・ジェンキンス [キャスト↓]
配給/製作/画像©ワーナー・ブラザース/DC Films、The Stone Quarry、Mad Ghost Productions、Atlas Entertainment
シリーズ/関連DC映画シリーズ/DCU < 前作
日本興行収入5.4億円興行収入ランキング
世界興行収入1.6億USドル [出典]

『ワンダーウーマン 1984』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

  • 1位ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン(ガル・ガドット。甲斐田裕子)スピード・パワー・戦術を備える最強ヒーロー。普段は考古学者
  • 2位幼少期のダイアナ(リリー・アスペル。花澤香菜)
  • 3位マクスウェル・ロード/通称マックス(ペドロ・パスカル。堀内賢雄)禁断の力を手に入れる野心的な実業家
  • 4位スティーブ・トレバー(クリス・パイン。小野大輔)ダイアナと恋仲の元空軍パイロット
  • 5位バーバラ・ミネルヴァ(クリステン・ウィグ。落合るみ)ダイアナと同じ博物館で働く宝石・動物学者。目立たない女性
  • 6位アステリア(リンダ・カーター)セミッシラのアマゾン族を救ったヒーロー。生死は不明
  • ヒッポリタ女王(コニー・ニールセン。榊原良子)セミッシラを治める女王。ダイアナの母

ネタバレ感想『ワンダーウーマン 1984』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、DC映画シリーズ/DCU一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★64/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

ワンダーウーマン2作目・監督とガルガドット等キャスト

原作は、アメコミのDCコミックで活躍するスーパーヒーロー「ワンダーウーマン」です。映画『ワンダーウーマン』続編。DCエクステンデッド・ユニバース[一覧]の9作目ですが他作との関連性は少なそうです。

女性監督パティ・ジェンキンスは、世界興行収入で女性監督作品として史上最高記録を更新した前作から続投。スターウォーズシリーズの2023年新作『ローグ・スコードロン(Rogue Squadron)』も監督予定で楽しみです。

主演のガル・ガドットは、ワイルドスピード・シリーズで映画デビューした後、数々の作品で活躍し、ワンダーウーマンとしては『ジャスティスリーグ』にも登場。2021年公開予定『ナイル殺人事件』にも出演。

クリス・パインも前作から続投です。『スタートレック イントゥダークネス』『スタートレック BEYOND』のカーク船長が印象的で、『スパイダーマン スパイダーバース』ではピーターパーカーの声優もつとめました。

映画ワンダーウーマン 1984

幼いダイアナが学んだこととは?前作あらすじも

外界から隔絶されたセミッシラ島。そこへスティーブ・トレバーという人間男性がまぎれこみ、女戦士アマゾン族の若きダイアナは、第一次世界大戦を止めるため外界へ。ダイアナはワンダーウーマンとして、真実の神アレスを倒して戦争を終結させるが、スティーブは犠牲になりました。

以上が前作のあらすじです。その続編『ワンダーウーマン1984』の冒頭は、幼いダイアナがセミッシラ島の競技大会に参加するシーンからです。TV番組SASUKEのような障害物競走、遠泳、騎乗の弓矢、乗馬での山越え等まるでトライアスロン。

アマゾン族の大人達を相手でもずっと1位だったダイアナは、後続を気にしすぎて落馬し近道をして失格。勝利にこだわるダイアナに、師アンティオペ将軍と母ヒッポリタ女王は「真実こそが大切」と教えます。この教えが伏線になります。

この冒頭の競技大会は、本作で最も盛り上がって楽しいシーンでした。コロナ禍で多くの洋画が延期や配信のみとなったけど、この水準のアクション映画はやはり映画館で観たいですね。逆に動きが少ない映画は、家でもいいかも?

スティーブトレバーの復活方法とは?

前作『ワンダーウーマン』から数年後の1984年。ワンダーウーマンは裏で街の人々を救い、宝石泥棒たちも見事に捕らえます。防犯カメラは破壊するので、現場で見た人以外はワンダーウーマンの存在を知りません。

スミソニアン博物館で考古学者として働くダイアナ(ガル・ガドット)は、新任の宝石・動物学者のバーバラ(クリステン・ウィグ)と親しくなります。2人は宝石泥棒の盗品「シトリン」を鑑定中、「願いをかなえる」のラテン語を発見します。

半信半疑で、ダイアナは「スティーブ・トレバーの復活」を、バーバラは「ダイアナのようにセクシーで強くなりたい」と宝石に願います。一方、博物館へ出資する石油会社ブラックゴールドCEOのマックス(ペドロ・パスカル)が近づきます。

マックスを調べ始めたダイアナだが、宝石の力でかつて愛したスティーブ・トレバーが他人の体で復活したと知り、うれしくて共に過ごします。バーバラも人気者となりマックスと一夜を過ごすが、その時に「欲望をかなえる宝石」を盗まれます。

DC映画シリーズ(DCEU)は、これまでもロジックの弱さが気になりましたが、今回も反省を生かさず「人間の欲望をかなえる宝石」という神々の力を安易に登場させます。「願っただけでかなう宝石」は、マーベル映画MCUサノスのガントレット級の超重要アイテムなのに入手が簡単すぎ

前作で死亡したスティーブ・トレバーを復活させるのは、ダイアナに「欲望か真実か」を選択させるトリガーとしてはいいです。しかし他人の体を使って人生を無駄使いさせ、危険にさらす神経は理解出来ないです。

マックスの願い事とは?願いの代償は?

マックスは冴えない人生で一発逆転するために「欲望をかなえる宝石シトリン」をずっと探してたようです。マックスがかなえた願いは「自分が魔法の宝石になること」。マックスを追うため、ダイアナとスティーブはエジプトへ。

2人は航空機を盗み、元パイロットのスティーブが操縦します。ワンダーウーマンことダイアナは、セミッシラ島を発見できないようにするステルス能力を飛行機に応用して追跡を不可能に。原作のインビジブルジェットのオマージュです。独立記念日の花火を見ながらカイロへ。

一方、マックスはカイロの石油王の願い「昔の王朝の復活」をかなえてやる代わりに、油田と部下達をもらいます。サウジアラビアへ向かうマックスらは、スティーブ達とカーチェイスになるが、力の出ないワンダーウーマンから逃げ切ります。

バーバラのつきとめた宝石シトリンの歴史は、インダス、クシュ、マヤなど滅びた文明で使われたと判明。ダイアナはバーバラと共に、秘密にくわしい者をたずねて「願いの代償は(猿の手のように)1番大切なものを失う」ことを知ります。

つまり、ワンダーウーマンは「スーパーパワーを失い」、バーバラは「誰にでもやさしい心を失い」始めます。『鋼の錬金術師』の「等価交換」と似た設定ですね。マックスの願い事には意表つかれました!

エジプトへ行った意味や、旧王朝の壁が復活して異教徒を分断した意味は不明。トランプの壁でしょうか。富も名声も得た人の願いは「王になること」と描きたいのでしょうか。それならマックスが大統領を超えた存在になったのも理解できるのですが。

宝石を止める方法は?マックスとチーターの最後は?

宝石シトリンは、真実の投げ縄(ヘスティアの縄)と同様に古代の神々により生み出されたアイテムです。宝石の暴走を止めるには、マックスが願いを取り下げるか、宝石であるマックスを破壊するしかありません。

しかし、力を失いたくないバーバラは、ワンダーウーマンからマックスを守り共闘。宝石になったマックスは人の願いをかなえることで、自分も次々と願えるため、世界中の人々の願いをかなえます。その結果、各国の核ミサイルまで発射されます。

「愛」をつらぬきたいダイアナですが、スティーブ・トレバーに「世界を救え」と言われ、恋人スティーブよりスーパーパワーを選択空を飛ぶ能力も開花させ、女神アステリアのゴールドアーマーを装着してマックスを倒しに向かいます。

願いで能力強化したバーバラこと「チーター」がワンダーウーマンに立ちはだかり激戦となります。ゴールドアーマーのワンダーウーマンは、チーターを水中で感電させて勝利。しかしマックスには近づくことも説得もできません。

ワンダーウーマンはマックスにではなく世界中の人々に「欲望にまみれて大切なものを失うな」と語りかけます。マックスにもひそかに真実の投げ縄をかけ、大切な息子を失う可能性を説いて願いを取り下げさせるのに成功。世界は救われますが、マックスが許されるのは違和感ありますね。

世界のためにスティーブを失う決断をしたダイアナの悲しそうな顔や眼は忘れられません。しかし「欲望より真実」を選択してより強くなったのでしょう。結論から言えば、チーターごときにゴールドアーマーは不要でしたね。ビジュアル面を優先したのでしょうけど。

核ミサイルやマックス、チーターの結末はあっさりしすぎてて物足りなかったです。特にチーター登場はもっと前半にした方が面白くなった気はします。真実の投げ縄は最強すぎますね(笑)あとラストでスティーブが借りた体の持ち主と話すダイアナに、申し訳なさが見られないのは気持ち悪いですね。

エンドクレジット後のオマケ映像の女性の正体は?

エンドロール途中、市場を歩く髪の長い女性が登場します。彼女の正体は、アマゾネス族を救った英雄アステリアです。ラストでワンダーウーマンが装着したゴールドアーマーの持ち主でした。冒頭の競技大会では、英雄像として登場。

ラストで戦士アステリアが登場するのなら、ゴールドアーマー発見の経緯も少し見せてほしかったです。カメオ出演のアステリアを演じたリンダ・カーターは、かつてテレビドラマ版ワンダーウーマンでダイアナを演じた女優です。続編で登場の可能性もありそうです。

『ワンダーウーマン2 1984』私の感想と評価と続編

新型コロナ禍でほとんどの洋画大作が延期になりましたが、本作『ワンダーウーマン2 1984』を劇場公開してくれたワーナーには感謝しかないです。2020年では唯一のアメコミ映画。2019年の『アベンジャーズ エンドゲーム』祭りがなつかしい。

ワンダーウーマン演じるガル・ガドットが相変わらず美しいし、物語的には不要と思えるゴールドアーマー姿もビジュアル的には興奮できました。前作で不評だったヴィラン(悪役)描写の薄さ問題も、少しは解消されてました。

逆にヴィランの強さは前作がピークだったので、今回は戦闘アクションではかなり後退してて物足りなかったです。マックスはともかくチーターはもっと強敵にしないと、ゴールドアーマーのありがたみが感じられず残念。

女性監督パティ・ジェンキンスは、女性視点の映画ではトップクラスの実力と思います。しかし前作同様、脚本や演出が雑で気になります。関わり具合は知らないけど仕上げるのは監督の力量しだい。素材はいいのに活用しきれないのは、監督・DC・ワーナーのどこに問題があるのでしょうか?

とはいえ、邦画ではできない規模のアクション映画は、年に数本は映画館で観たいので今後も期待したいです。続編のウワサもあるし『ジャスティスリーグ』ではスーパーマン級に格上げだろうからまだ追い続けたいとは思ってます!

続編前作や関連映画は、DC映画シリーズ/DCU一覧もご参考に。

『ワンダーウーマン 1984』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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