ネタバレ考察『デッドプール&ウルヴァリン』ラスト結末は?エンドロール後?感想解説
マーベル/MCU作品。デッドプール2の続編。超個人的な理由で戦うデッドプールことウェイド・ウィルソンは、世界を救う作戦に挑むことになり、ウルヴァリンに助っ人を頼むのだが…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | デッドプール&ウルヴァリン |
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日本公開日 | 2024/7/24 [予告] 上映時間:128分 |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | Deadpool & Wolverine |
監督・キャスト | ショーン・レヴィ[キャスト] |
映倫区分 | 日本:R15+(15歳以上) USA:R |
配給/製作 (画像出典) | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ/Marvel Studios、20th Century Studios、21 Laps Entertainment、Donners' Company、Maximum Effort、TSG Entertainment |
日本興行収入 | 20.7億円 (年間14位) |
世界興行収入 | 13.3億USドル [出典] (歴代20位) |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2024.10.31更新) 76 |
シリーズ 関連作品 | マーベル/MCU一覧 前作『デッドプール2』18億 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- デッドプール/ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ。加瀬康之)不死身ミュータント能力を得た元傭兵。第四の壁を超える
- ウルヴァリン/ジェームズ・ハウレット/通称ローガン(ヒュー・ジャックマン。山路和弘)X-MENメンバー。治癒能力と最強金属アダマンチウムの爪や骨格
- カサンドラ・ノヴァ(エマ・コリン。佐倉綾音)テレキネシスとテレパシー能力。チャールズ・エグゼビアの双子の妹
- エージェント・パラドックス(マシュー・マクファディン。置鮎龍太郎)TVA職員
- ローラ/X-23(ダフネ・キーン)ウルヴァリン同様の治癒能力とアダマンチウム爪を持つ少女
- ガンビット(チャニング・テイタム)ボツになったマーベル映画のヒーロー。カードを爆破する能力
- とあるヒーロー(クリス・エヴァンス)デッドプール達が出会うあのヒーロー
- エレクトラ: マーベル過去作の主役。超人的な運動神経
- ブレイド: マーベル過去作の主役。バンパイアハンター
- セイバートゥース(タイラー・メイン)マグニートーの「ブラザーフッド」のメンバー。伸縮可能な爪と超人的な力
- ハンターB-15(ウンミ・モサク)TVAの実働部隊ミニットメンの女性リーダー
- ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン。林真里花)元娼婦。ウェイドの妻
- ブラインド・アル(レスリー・アガムズ。一柳みる)盲目の老婆。ウェイドのルームメイト
- ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド。嶋村侑)X-MENメンバー。原子力エネルギー能力。ユキオと恋人
- ユキオ(忽那汐里)日本人のX-MENメンバー。帯電能力。ネガソニックと恋人
- コロッサス(ステファン・カピチッチ)X-MENメンバー。鋼鉄の身体と怪力能力。「恵まれし子らの学園」教師
ネタバレ感想『デッドプール&ウルヴァリン』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
3作目?前作までのネタバレ簡単あらすじ
映画『デッドプール&ウルヴァリン』は、X-MEN映画の『デッドプール』『デッドプール2』続編のデッドプール3作目です。本作からマーベル映画ユニバース(MCU)入りも果たします。
ショーン・レヴィ監督は視聴前の他作の予習は不要だとこたえていますが『LOGAN ローガン』等のX-MEN映画や、下記デッドプール2作の内容は知ってた方が楽しめるかも。
(1作目)ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、ヴァネッサにプロポーズするが、末期がんで余命宣告されます。生き続けたいウェイドは、あやしい男の治療を了承して不死身の体と超人能力を得るが全身ただれて醜くなります。
マスクとスーツで醜さを隠し、通ってたバーの賭け事「デッドプール」にちなんだ名で、謎の組織の男エイジャックスへの復讐を誓います。驚異的な強さで追いつめるが、コロッサスとネガソニックらにX-MENに勧誘されてるすきに逃げられます。
エイジャックスは、ヴァネッサを人質にとるが、コロッサス達も少し協力してくれ無事に救出。デッドプールは、元の身体に戻れないとわかるとエイジャックスを射殺。ヴァネッサの前でマスクとウルヴァリンの仮面も外して抱き合います。
(2作目)香港や東京でもヒーロー活動するデッドプールことウェイドは、愛するヴァネッサの誕生日を祝いに帰ります。しかし麻薬カルテルとの銃撃戦で彼女は絶命し、ウェイドも自殺。しかし不死身で死ねずX-MENに勧誘されます。
X-MENの一員として、ミュータント養護施設で暴れるラッセルを追うが、虐待側とはいえ職員を射殺。能力無効首輪をはめられ、デッドプールとラッセルはミュータント刑務所ヘ。そこへ未来からケーブルが襲来し、ラッセルの命をねらいます。
デッドプールの結成したXフォースは幸運能力ドミノしか残らず。ラッセルと組むジャガーノートによりデッドプールは上下まっぷたつに。デップーは回復中に、ケーブルから未来で妻と娘がラッセルに殺害されたと聞き、ラッセル説得の時間をもらいます。
説得失敗のデッドプールは、ケーブルからラッセルをかばい能力無効のまま死亡。それでラッセルは改心。ケーブルは未来へ帰るパワーでデッドプールを救います。タイムマシンを得たデッドプールは、過去でヴァネッサやXフォースのピーターを救い、黒歴史作に出演前のライアン・レイノルズも射殺。
キャプテンアメリカ登場?ブレイド,X-MEN,スタンリー,他は?
デッドプールが時空を飛び回り、ウルヴァリンを探す旅では、緑の巨人ハルクがデップーをなぐります。MCU入りのウワサもある俳優ヘンリー・カヴィル(DCのスーパーマン役)も筋肉マッチョのウルヴァリンとして登場。
TVAのMr.パラドックスのモニターでは、アイアンマンやキャプテンアメリカ等の旧アベンジャーズや、デッドプールの死を嘆くソーの映像などが流れます。
虚無へ飛ばされたデッドプール&ウルヴァリンは、キャプテン・アメリカ顔の男と仲間になるが、実際はファンタスティック・フォーの一員で炎を操るジョニー・ストーム/ヒューマントーチ。過去作で演じたのも二役とも同じ俳優クリス・エヴァンス。
虚無の統治者カサンドラ・ノヴァは、X-MENのプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの双子の妹。その手下でローガンの兄セイバートゥースや、炎を操りテレポートするパイロもX-MEN映画キャラ。ジャガーノートはデッドプール2でも登場。ドラマ『ロキ』のアライオスも登場。アジトはジャイアントマンの亡きがら。
虚無でデッドプール&ウルヴァリンと手を組むのは、MCU以前のマーベル映画の主役エレクトラ、ブレイドと、映画がボツになったガンビット(俳優も主演予定だったチャニング・テイタム)、映画『LOGAN』でウルヴァリンが守った少女ローラ/X-23(女優も同じダフネ・キーン)。
カサンドラがマジシャンから奪った指輪スリングリングは、ドクター・ストレンジのアイテム。他にカサンドラに殺害されたヒーローとして、マグニートー、デアデビル、パニッシャー、クイックシルバー、ストーム等の名前も。
終盤のデッドプール&ウルヴァリン vs デッドプールズの戦闘中、清掃業者スタンリーの車が登場し亡き原作者スタンリーおじいちゃんの顔もおがめます。また、デッドプールの記憶回想シーンで、デップーに声をかけるスタンリーの姿も。
デッドプール&ウルヴァリンの勝者は?ヴィランの正体と能力は?
虚無へ転送された2人は、本気で戦って串刺し、銃弾まみれになるが、2人とも再生能力ある不死身なので決着はつかず。ホンダ・オデッセイ車内での戦闘でも同様。2人は軽薄とツンデレのカップルのようでした。
本作のヴィラン(ラスボス)は、虚無の一大勢力の統治者カサンドラ・ノヴァ。彼女はX-MEN映画で出演できなかったからか「虚無だけが快適な居場所」と感じてて、他のマルチバースは全て消滅させようともくろみます。
カサンドラの能力は、一瞬で皮をはいだり脳を焼き尽くす強力なサイコキネシスと、手を相手の脳につっこんで記憶を読み取る暴力的なテレパシー能力です。
エンドロール後のオマケ映像では何が?
エンドクレジット後のシーンでは、デッドプールのあらぬ告げ口により殺害されたジョニーについて、デッドプールが無罪を主張。
盗撮された映像によると、ジョニーは本当にカサンドラの悪口を言ってたことが判明します。
個人的には、ナイスプールへの仕打ちの方がひどいと思うけど(笑)
エンドロールでは、今までの20世紀フォックスのマーベル映画のなつかしい映像が流れました。若かりしヒュー・ジャックマンが何度か演じたウルヴァリンや、ファンタスティックフォー、ブレイドなど。
(序盤)デッドプール&ウルヴァリンとTVAの関係は?
Earth616でハッピー・ホーガンにアベンジャーズ入隊を希望したデッドプールことウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は断られます。Earth10005に戻ったウェイドは、元Xフォースのピーターと仕事しながらヴァネッサ達と楽しく暮らします。
ある日、TVA(時間変異取締局)エージェント達がウェイドをミスター・パラドックスの所へ連行。パラドックスは、Earth10005はアンカー「ローガン」の死により2〜3千年で消滅するが、タイムリッパーで72時間後に消し去ると宣言。
装備とアダマンチウムの日本刀をもらったデッドプールは、パラドックスの転送デバイスを奪って使い、映画『LOGAN ローガン』で死んだウルヴァリンを掘り出してTVA戦闘員を全滅に(冒頭シーン)。しかしローガンは復活せず。
他のマルチバースで数々のウルヴァリンと接触したデッドプールは、あるバーでやさぐれたローガンを発見。彼はX-MEN仲間を失いヒーロー活動休止してたが、デップーの誘いで一緒にTVAヘ。しかしパラドックスが2人を虚無へ転送。
以上が序盤あらすじ。冒頭から「第四の壁」を超えて、ディズニーに買収された20世紀フォックスをボロクソにけなしたり、コカインやドラッグネタだけはディズニーに禁止されてると。冒頭から笑い声が絶えない良い劇場体験でした。
1作目からずっとラブコールを送ってたデッドプール(ライアン・レイノルズ)は、ついにウルヴァリンと共演を果たし、まじめ&アホの漫才コンビのようで相性抜群。数々のウルヴァリンは映画だけでなくアメコミやアニメ版のも含まれてそう。
(中盤)虚無とは?女性リーダーの正体は?
虚無とはTVAが神聖時間軸を守るために不要な変異体を送り、アライオスに喰わせる地。20世紀フォックスのロゴも投棄。マッドマックス『怒りのデスロード』『フュリオサ』に似た世界で、ウルヴァリンの兄セイバートゥースを倒すが、2人は強力磁石で連行されます。
虚無を治めるカサンドラの正体は、X-MENプロフェッサーの双子の妹。彼女はデップーの告げ口を信じ、キャプテンアメリカと瓜二つのジョニーを溶かします。アライオス襲来の混乱時、デッドプール&ウルヴァリンは逃亡するが何者かに捕まります。
何者かの正体は、MCU以前のマーベル映画の主役エレクトラ、ブレイドと、映画企画ボツのガンビット、映画LOGANの少女ローラ。デップーの根拠なき熱意により全員で襲撃し、ジャガーノートのヘルでカサンドラの説得に成功。
カサンドラが持ってたドクターストレンジのスリングリングで、デッドプール&ウルヴァリンはEarth10005へ戻ります。しかしカサンドラも襲来し、TVAのパラドックスからタイムリッパーを奪い、全マルチバース消滅を発動。
以上が中盤あらすじ。虚無がまさかの「マッドマックス風」で、乗り物まで似せてきたのは笑えました。「怒りの何とか」や「フュリオサ様だ」ネタも。違う場面でガンビットの方言をミニオン風とディスった時も笑いがおこってました。
まさかのマーベルヒーロー登場にも驚きと喝采。LOGANの少女ローラは予想してたが、女優ダフネ・キーンの成長ぶりは想像以上。エレクトラ、ブレイド以上に予想外は企画ボツのガンビット。彼の能力と変な方言はデップー映画と相性よしでわりと好き。
(終盤)ラスト結末は?デッドプール&ウルヴァリンの生死は?
デップーとウルヴァリンは、カサンドラが転送してきたレディプール(女優はライアン・レイノルズの妻ブレイク・ライヴリー)やデッドプール変異体たちと戦闘に。デップーが盾にした美形ナイスプール(ライアン・レイノルズ)は不死身ではなく死亡。ドッグプールを盾にしたウルヴァリンは攻撃されず。
大混戦の末、不死身vs不死身で決着がつかず、デッドプール全変異体の友達ピーターが戦闘を中断させます。Mr.パラドックスが、タイムリッパーを止める方法として地下の反重力物質の結合を教えます。その任務を果たした1人は原子ごと消滅するとも。
お互い犠牲を主張するが、デップーがだましうちで実行。しかし手が届かずタイムリミット直前、ウルヴァリンがデップーと手をつなぎ装置を破壊。カサンドラは消滅し全マルチバースは救われるが、デッドプール&ウルヴァリンも消滅…
と思いきや、不死身の2人が手をつないだことで生存。TVAのミニットマン部隊により事態は収拾。Earth10005も存続。2人はアベンジャーズをマネてシャワルマを食べます。ウェイドはルームメイトのブラインド・アルに、ウルヴァリンとドッグプールのメリーパピンズを紹介。しばらく同居することに。
以上がラストまでのネタバレあらすじ。デッドプール変異体たちとの戦闘は、スパイダーバースを観る前ならもっと興奮できたかも。1度限りのネタとしてはあり。盾にしたナイスプールの死は笑えないギャグでしたが…
どのデッドプールも犬好き、ピーター好き。スローモーションバトルもまぁ楽しめました。ただ、命を失うはずのタイムリッパー破壊で2人とも生還し、アース崩壊もなくなったりと雑なハッピーエンドなのはやや不満。それなら最初にローガン連れてきた時に解決してたのでは?
映画『デッドプール&ウルヴァリン』ネタバレ感想と私の評価
『デッドプール』1,2作目はそれほど絶賛ではないが、他のマーベル映画と一線を画してて、似たようなヒーロー映画が続く中では変化球的で好き寄り。デッドプールというより「映画愛あるライアン・レイノルズ作品が好き」かも。
配信ドラマ『ロキ』シーズン1を観てるとより理解しやすいが、未視聴でも問題ないバランスなのは今後のMCU作品も見習うべき作り方かと。マッドマックス、グレイテストショーマン、ミニオンなど洋画ネタ満載なので知ってる人ほど笑えそう。
本作は念願のMCU入りだが、アベンジャーズや中核ヒーローとはからまず、TVAとは関わるがロキは登場しないし、ヴィランもX-MENで、エンドクレジット後も含めてMCU味はあまり感じません。R指定ヒーローの合流は本筋じゃないのかも?マルチバースをけなしてたので今後の楽しみであり不安(笑)
常人なら千回は死んでる不死身バディのロードムービーは、ぶっ飛び展開で多幸感の連続で、観た直後は「今年ベスト」と感じました(明日は変わるかもだが)。MCU初のお子ちゃま禁止R指定なので下ネタ暴力・不謹慎ギャグ多いが、これぞ本物のアンチヒーローかと。
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