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映画『ダークナイト』ネタバレあらすじ感想と評価一覧!殺さない正義は悪意に勝てる?愛と希望は幻想

  • SF/ファンタジー
  • ドラマ
  • マンガ/コミック原作
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ダークナイト
(C)Warner Bros. Pictures、Legendary Pictures、Syncopy Films
目次[非表示]
DCエクステンデッド・ユニバース映画興行収入ランキングと評価一覧(他DCコミックス含む)

映画名
(↓クリックで開く)
公開年
日本
興収日本
[億円]
興収世界
[億$]
100点
評価
1マン・オブ・スティール20139.76.6868
2バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生201618.68.7364
3スーサイド・スクワッド201617.67.4561
4ワンダーウーマン201712.08.1876
5ジャスティス・リーグ Justice League (日本11/23)2017--
6アクアマン Aquaman (米2018/12)2018--
7シャザム Shazam (米2019/4)2019--
8ワンダーウーマン2 (米2019/12)2019--
9サイボーグ Cyborg (米2020/4)2020--
10グリーンランタン コー Green Lantern Corps(米2020/7)2020--
11バットマン ビギンズ200514.13.7476
12ダークナイト200816.110.0488
13ダークナイト・ライジング201219.710.8480

『ダークナイト』あらすじ(ネタバレなし)や概要

DCコミックスのダークナイト3部作の第2弾。『バットマン ビギンズ』の続編。ジョーカー役のヒース・レジャーが死後、アカデミー賞で助演男優賞受賞。ブルース・ウェインはバットマンとしてゴッサム・シティの悪と戦い、ゴードン警部補やハービー・デント検事と協力してマフィアを追いつめるが、史上最悪の犯罪者ジョーカーが現れ...

ダークナイトの予告動画

『ダークナイト』興行収入や評価や情報

原題/英題:
The Dark Knight
製作国:
アメリカ、イギリス(2008.7.18公開)
日本上映開始:
2008.8.9 上映時間: 152分
映画監督:
クリストファー・ノーラン
主な出演者:
クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、マイケル・ケイン、マギー・ギレンホール
配給:
Warner Bros. Pictures
製作:
Legendary Pictures、Syncopy Films
製作費:
約US$ 185,000,000(約204億円)
興行収入[全世界計]:
US$ 1,004,558,444(約1,105億円)
興行収入[日本国内]:
16.1億円
映倫区分:
PG-13(USA)
レビューサイト評価:
★★★★★ 88 /100(8サイトの100換算の平均評価)

ダークナイトを含むランキングやアカデミー賞

『ダークナイト』ネタバレあらすじ評価と感想

★★★★★ 93点/100

『ダークナイト』ネタバレ感想の総評や考察

DCコミックスの作品ですが、DCエクステンデッド・ユニバースより前に作られたため、そこには属しません。ただ『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の前日譚はまだないため、それを知るための助けにはなる物語です。

前作『バットマン ビギンズ』を1作目とした全3部作の第2弾目の作品です。3作目は『ダークナイト・ライジング』です。タイトルにバットマンがつかないので、知らない人は観て驚くかもしれませんが、悪役ジョーカーの存在感も強くてダブル主演と考えてもいいくらいです。

アメコミ原作ですがマーベルMCUのようなコメディ要素はほとんどない、重厚でダークな物語で悪意も強いため、小さな子どもには向かない気がします。日本のTVドラマや少年マンガなどの「正義と悪」の対比が、いかにゆるいものかを実感できます。

ストーリーは、マフィアが支配する街ゴッサム・シティに、そのマフィアすら支配しようとする史上最悪の犯罪者ジョーカーが現れたことにより、正義と悪のバランスが崩れていくところから始まります。マフィア撲滅を目指すゴードン警部補の強い味方として、正義の検事ハービー・デントも現れます。

ジョーカーは、バットマンの「悪さえ1人も殺せない正義」を利用し、その正体を暴こうと市民を殺し出しますが、この作戦は大成功です。ついにバットマンが正体を現しますが、正義側も層が厚くて、デント検事が身代わりになり、本物のバットマンを延命させる展開は素晴らしいです。

そしてその揺るぎようもない「正義の人」を、たった1つの事件で「悪の人」に変えてしまうジョーカーには、もはや誰もかなわないと思いきや、特に「正義」を振りかざさない6万人の一般市民と囚人こそが「人間の良心や善意」を証明して見せた展開や、ラストでバットマンが選んだダークナイトの決断にも感動させられます

ジョーカーはバットマンに自分を殺害させたり、デントに復讐させることで「正義」は幻想だと示そうとします。ブルースは「正義」で多くの人に好かれるよりも、レイチェル1人の「愛」を得ようとします。人々は希望(デント)を信頼し、ブルースは「愛」(レイチェル)を信じたまま終わりますが、それらが幻想だと知る視聴者には悲しさが残ります。傑作なので必ず観てほしいです!

『ダークナイト』おすすめ10ポイント

  • SFクライム・アクションの決定版
  • アメコミと思わせない重厚な物語
  • ストーリーが論理的に展開
  • ジョーカー役ヒースレジャー最高
  • デント、ブルース、ゴードンも好演
  • CGを多用せず本物志向の映像
  • 何度も突きつけられる二者択一
  • 正義と悪、様々な愛を考えさせられる
  • ラストの決断にはかなり驚き
  • 何度観ても発見がある

『ダークナイト』少し残念8ポイント

  • 前半のんびりすぎて後半忙しすぎ
  • 暗くてわかりにくい場面多い
  • ラウやマフィアの場面が長すぎ
  • 残酷シーンはないが悪意が強い
  • 重要な場面なのに切替えが早すぎ
  • バットマンのバイク疾走は迷惑
  • ゴードン偽装死の意味は薄い?
  • ジョーカーは先を読めすぎ

『ダークナイト』ネタバレあらすじ感想や解説

ジョーカーと呼ばれる犯罪者に雇われた銀行強盗団は、ピエロのマスクをかぶり、金を盗んだ後は裏切って殺し合い、最後の1人になった男がマスクをぬぐと、口の引き裂かれた道化師です。支店長が金はマフィアのものだと忠告すると、手榴弾をくわえさせられ、ジョーカーはスクールバスで去り、銀行は爆発します。

ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、幼い頃に両親を殺されたことから、成長して親の大企業を継いだ後も、裏の顔バットマンとしてゴッサム・シティの悪と戦っています。クレインことスケアクロウは麻薬取引の場で偽物バットマンに遭遇しますが、本物も現れ、偽物と犯罪者ごと縛って去ります。

ジェームズ(ジム)・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)警部補は前作『バットマン ビギンズ』でバットマンとの連絡手段とした、上空へのバットシグナルを映して待ちます。バットマンシグナルはゴッサムの犯罪者たちへの抑止力にもなります。ゴードンが地下の保管庫へ行くとバットマンが現れます。

ゴードン警部補は、紙幣の印から資金洗浄(マネーロンダリング)に関わる銀行5行が判明したこと、ジョーカー(ヒース・レジャー)という犯罪者がそこへ銀行強盗として押し入りビデオに顔を残したこと、ハービー・デントという新任地方検事にも捜査協力してもらうことなどをバットマンに告げます。

ハービー・デント(アーロン・エッカート)は、正義のためマフィアの組織犯罪をなくすために精力的に取り組み、マローニの裁判中に銃を向けられる経験もします。それを支える地方検事補レイチェル・ドーズ(マギー・ギレンホール)はブルースのおさななじみで、バットマンの正体を知っています。

ゴードンはデントに、マフィアのマネーロンダリングに関わる5行の捜査令状を依頼して了承されます。デントはゴードンに警察の捜査官たちも信用できないと忠告しますが、ゴードンも1人では捜査できないので適当に返事します。この忠告は後にデントの命にも関わる伏線です。

ウェイン・エンタープライズ社では、香港を拠点にする企業のラウ社長(チン・ハン)と合弁事業について話しあいがされます。会長のブルースは居眠りしてたことを、理解者ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)にとがめられますが、ラウの裏帳簿疑惑を報告するとあっさり合弁取消しを指示します。

デントとレイチェルのディナー席へ、ブルースもバレエ団プリマを伴って相席します。プリマはバットマンの自警活動を批判しますが、デントは今は必要だと肯定します。デント「英雄(ヒーロー)として死ぬか、生きのびて悪に染まるか」。ブルースはデントを信頼し、資金集めパーティーを約束します。

一方、マフィアのボスらは集会で、マネーロンダリングに関わる銀行が捜査されるため、香港のラウにTV電話で資金を安全な場所へ移すよう依頼します。そこへジョーカーが1人で現れ、中国人は裏切るので、自分がバットマンを殺せば、資金の半分を渡すよう提案し、大量の手榴弾をぶら下げたまま姿を消します

バットシグナルの下でゴードンとデントは、ラウがマフィア資金を隠したことを、お互いの情報漏れとして批判しあいます。そこへバットマンが現れ、ラウを香港から連れ戻すと言って去ります。デントとレイチェルがバレエ団に行くと、ブルースが洋上ボートでのバカンスに連れ出してて公演は中止です。

実はこのバカンスはブルースの執事アルフレッド・ペニーワース(マイケル・ケイン)によるアリバイ工作です。ブルースはルーシャスを香港のラウ社長の所へ行かせて、ビルの内部構造を入手し、携帯電話爆弾も仕掛けます。その夜、バットマンが侵入してラウを誘拐し、ゴードン警部補の所へ引き渡します。

レイチェルはラウに組織を告発させ、ゴードンとデントは大量のマフィアを逮捕できます。ゴッサム市長は報復を恐れますが、その目の前に偽バットマンの死体がつきつけられます。ビデオでジョーカーは「バットマンがマスクをぬいで正体を現さないと、毎日市民が犠牲になる」と宣言します。

ブルースによるハービー・デントの資金集めパーティーで、ブルース「デントを信頼してる。明るいゴッサムの未来の顔だ」と賞賛します。そしてブルースはレイチェルに「ついにマスクをぬぐ時が来た。デントがあとを継いでくれる。私がマスクをとったら...(一緒になると約束したね)」と言いかけます。

ジョーカーが残したカードから、ローブ市警本部長、サリロ判事、ハービー・デント検事の指紋が検出され、次の殺害予告だとわかります。やがて市警本部長はアルコールの毒殺で、女性判事は車爆破で殺害され、パーティー出席中のデントの所へはジョーカーが襲撃に来ますが、一足先にブルースが救出します。

レイチェルに自分の口が裂けた昔話を聞かせておどすジョーカーを、バットマンは倒そうと現れますが、ビルから落とされたレイチェルを救うために飛び降りて、マントの力と車への落下でなんとか助かります。執事アルフレッド「ジョーカーは金が目的ではなく、ただ犯罪を楽しむ者です」

ジョーカーによる殺害はつづき、次はアンソニー・ガルシア市長(ネスター・カーボネル)だと宣告されます。ローブ市警本部長の葬式でガルシア市長が弔辞を読みます。ブルースが狙撃ポイントで望遠鏡をのぞくと狙撃され、同じ時の弔砲で市長が撃たれますが、ゴードンが盾となり犠牲になります。

ゴードンの妻は夫の死はバットマンのせいだと号泣します。デントは市長の狙撃犯の1人を捕まえ、次の標的がレイチェルだとわかると「幸運のコイン」が裏なら殺すとおどし、ジョーカーの居場所を聞こうとします。バットマンは「無駄だ。君にはゴッサムの希望でいてほしい。明日マスクをぬぐ」と言い去ります。

ブルースはかくまうレイチェルに「マスクをぬいだら一緒になれるか」と言ってキスします。執事アルフレッドと共に、バットマンの証拠書類などを焼却します。ブルース「これ以上憎しみには耐えられない」。アルフレッド「私も共犯で逮捕されますね」。ブルース「共犯?君が黒幕だと告白するつもりだが」

翌日、デントは記者会見で「バットマンの正体を明らかにすべきか?市民も一時は支持してたはず」と言うと市民や市警は「市民多くの命より自警市民を差し出すべきだ」と反論します。そして会見に出席してるブルースが出ようとした時「バットマンの正体は私だ」とハービー・デントが名乗り出て逮捕されます

レイチェルはアルフレッドに、ブルースが名乗り出ないのは卑怯だと言いますが、アルフレッド「2人にはそれぞれ信念があるのでしょう。憎まれてもバットマンの存在は必要なのでしょう」、レイチェルはこの件で決断したように「時がきたらこの手紙をブルースに渡して。さようなら」と言って去ります。

デントは刑務所に護送されながらジョーカーをおびき寄せます。レイチェルは真実を話すべきと迫りますが、コインが表なら護送を選ぶと言ってレイチェルにコインを投げて表が出ます。「自分で運も引き寄せる」と言ったデントの出発後「幸運のコイン」を確認したレイチェルは両面が表だと気づきます。

護送中のデントをジョーカーらは大型トラックで襲います。パトカーが一掃されて、護送車にジョーカーがバズーガ砲を打ち込んだ時、バットモービルが盾になり破壊されます。そしてバイク型のバットポッドでジョーカーを追います。この時バットマンは、障害となる車を破壊したり、歩道を疾走したりとやりすぎです。

ジョーカーはビル間にワイヤーを張って警察ヘリを落下させます。そこへバットマンが現れ、ワイヤーで大型トラックの下をくぐり抜けて前転させます。そこから降りたジョーカーは「ひいてみろよ」とバットパッドの走行路に立ちますが、バットマンは寸前でかわして転び、ジョーカーらに痛めつけられます。

しかしジョーカーに銃を向けてバットマンとデントを助ける者が現れます。死んだと思われたゴードン警部補が、ついにジョーカーを逮捕します。英雄(ヒーロー)だと賞賛されたハービー・デント検事は「市警とバットマンを信頼していた」と言って、市警に付き添われながらその場を離れます。

ゴードンは市警本部長に昇進し、だましてた妻子の所へ無事を伝えに帰ります。市警の牢獄に入れられたジョーカーは、指紋もDNAも本名すら記録にありません。ゴードンは連絡を受け、消息不明のデントの行方をジョーカーに尋問しますが、市警の部下が買収されてたことしか分からず、バットマンに任せます。

ジョーカー「おまえが欠けたら生きていけない。おまえと私はバケモノどおしだ。見せてやるよ、文明人はいざとなれば争うことを。デントとその恋人レイチェルのどっちかは助け出せる」。バットマンは冷静さを失いジョーカーを殴りまくり、2人の住所を聞き出すと、レイチェルの方を助けに行きます

ゴードンら市警は大急ぎでデントを救出に行きます。電話でつながっているレイチェルはデントに「(結婚の)答えはイエスよ」と言いますが、デントは助けは来ないと思って暴れるうちに倒れて、顔の左半分がガソリンまみれになり、レイチェルの話は聞こえてません。そこへバットマンが救出に現れます。

バットマンもレイチェルも当惑します。バットマンはデントを間一髪で救出しますが、爆風で顔の左半分は焼けただれてしまいます。この瞬間から、文字通りデントの2面性の裏側が現れます。レイチェルも予想を裏切られて何か言おうとしますが爆死します。ゴードンら市警は間にあいません。

ここは最も衝撃的ですが、いろんな解釈のできるわかりにくいシーンです。ジョーカーはバットマンによる尋問の時、デントとレイチェル(52番地250)の本当の住所を逆に教えただけだと思います。そうすることにより、バットマンが助けたい方が常に死ぬことになるからです。後にデントがゴードン家族を集めた場所も、52番地250であることから明らかです。

一方、市警の牢獄で警官を人質に取ったジョーカーは電話をかけて、同じく捕らわれた手下の腹に仕込んだ携帯電話で作動する爆弾を爆発させて、ラウをさらって脱獄します。最初からジョーカーの狙いはそれです。彼はラウとマフィア資金の半分を燃やし、街のボスになると宣言してマフィアボスも殺します。

入院中のデントを見舞ったゴードンは、半分が焼けただれて筋肉や眼球や歯がむきだしになった顔を見て、皮膚移植や薬を拒否しないよう言うが、いらだったデントは警察内部の裏切り者を責めます。そして昔のデントのあだ名「トゥーフェイス(2つの顔)」は本当の自分で、もう隠す必要はないと言います。

バットマンはレイチェルの爆死現場で、デントの両面表コインを見つけて呆然とします。執事アルフレッドはレイチェルの手紙「私はデントを選びます。ブルースがバットマンをやめる日は来ないだろうけど、もしマスクを取ったら親友としてずっとそばにいます」を読み、ブルースへの朝食に添えます。

ブルース「街の平和を願ったのに、レイチェルを失った。彼女は僕を選んだ。デントはそのことを知らない」と言ったので、アルフレッドはそっとレイチェルの手紙を持ち去ります。ウェイン産業の会計士コールマン・リース(ジョシュア・ハート)は、帳簿から社内でバットマン装備が開発されてることを知ります。

リースはルーシャスをおどすが失敗して、TVでバットマンの正体を暴露しようとしますが、ジョーカーはバットマンの存在を必要だと感じたため、TV局に電話して、誰かがリースを60分以内に殺さないと、どこかの病院を爆破すると伝えます。それにより身内に入院患者のいる者はリース殺害を狙います。

ゴードンはリースを護衛しますが、同乗の警官の妻が入院中との連絡を受け、銃の奪い合いになりますが、同時に別の車が護衛車に追突してきます。その間にブルースが運転するランボルギーニが割って入り、ゴードンとリースを救出します。ブルースの正体を知るリースは目を合わせて感謝しながら去ります。

患者を一斉退去させた無人の病院で、看護婦衣装のジョーカーがデントの所に現れます。ジョーカー「俺は本能で動く。マフィア、警察、ゴードンは計画を練る陰謀者。小さな無秩序で社会は大混乱。俺は混乱の使者。何が混乱を引き起こす?公平だ」。ジョーカーは自分に銃を向けてデントに引き金をひかせようとしますが、デントはコインを投げて運にまかせます。

その後、ジョーカーは病院を爆破し、スクールバスを1台乗っ取ります。デントは行方不明です。ジョーカーがデントにした会話内容はわかりにくいけど、その後のデントの行動も考えると「計画には支配されず、本能で動け」ということなのでしょうか。

ダークナイト

『ダークナイト』ネタバレ結末や考察/ラストシーン

バットマンはルーシャス社長を呼んで、街中の携帯電話や通信機の監視システムをまかせ、ジョーカーの声で居場所を検知するので知らせるようお願いします。デントはコインの表裏により、ゴードンの部下で内通者のワーツは射殺し、マフィアのマローニはラミレスの名をはかせた後、運転手を撃ち車ごと殺します。

デントは女刑事ラミレスをおどしてゴードンの妻子に電話させ、護衛の市警は信用できないから2人だけで、52番地250のビルへ来るよう伝えさせます。この住所はレイチェルが爆死したビルです。コインを投げるとラミレスは助かりますが、「生きて悪と戦え」と言ってなぐります。

ジョーカーはTVでゴッサムの市民に「ゲームに参加するか、街から出るか選択しろ。ただしトンネルと橋は要注意だ」と呼びかけます。そしてフェリーで街を出ようとする3万人もの市民を乗せた「リバティー号」と、同規模の囚人ばかりを乗せた「スピリット号」がゴッサムから出港します。

しかし2つのフェリーには大量の爆弾が仕掛けられていて、ジョーカーは「相手の船の起爆装置を押した方だけ助かる、期限は正午12時」と伝えます。一般人側は全員で投票して「囚人を爆破する」が多数派ですが誰も押せません。囚人側はマフィアボスが起爆装置を手に取り、海へ放り投げます

バットマンはルーシャスからの連絡により、ジョーカーの潜伏するビルを特定し、ゴードン率いるSWAT隊と突入します。バットマンは先に侵入して、ピエロ達が病院の医師や患者だと見抜きますが、SWAT隊は射殺しようとするので、バットマンはSWATと医師服のテロリストの双方と戦うことになります。

やがてSWAT隊も白衣の者達を捕らえだすと、バットマンはジョーカーの階へ行き、凶暴な複数の犬が放たれて苦戦しますが、ジョーカーを追いつめます。時間がきても、どちらのフェリーも爆破されないため、ジョーカー自らが起爆しようとしたので、ビルから突き落として、途中でワイヤーで吊って持ち上げます。

ジョーカー「どうやらお互いに殺せないらしい。おまえは正義感で、俺はオモチャを失いたくないから。一緒に病院に入らないか?」。バットマン「ゴッサムの人々は良心や善意を示した」。ジョーカー「それも希望の光の騎士(ホワイトナイト)のデントが、復讐や狂気の悪党に落ちたと知るまでのことだ」

ゴードンはデントから、妻子を誘拐したので、レイチェルが爆死した場所に来るよう電話があったので現地へ向かいます。デントはゴードンが内通者を見抜けなかったことを責めて、妻と2人の子のうち1人を、レイチェルの復讐として殺すと言います。そして息子を人質に取って銃を向けると、バットマンが現れます。

デント「俺たちは悪の時代に正義を行おうとした。しかし残酷な時代に公平なのは『運』だ」。バットマン「ジョーカーは君ほどの人間も悪に染まると証明したかった。憎しみはレイチェルを殺した者に向けろ」。デントはコインの表裏で、バットマンを撃ち、自分は助かり、息子のコインを投げるとバットマンに突き飛ばされて落下します。

バットマンも、抱いたゴードンの息子をゴードンに渡した後、力尽きて落下します。ゴードンは降りて、バットマンの無事を確認しますが、デントは死亡してます。ゴードン「ジョーカーの勝ちだ。光を闇に変えた。デントの殺人が知られれば、市民の希望は絶望に変わる。俺は警官だから隠せない」

バットマン「誰にも知らせるな。奴には勝たせない。ゴッサムにはヒーローが必要だ。ヒーローとして死ぬか、悪として生き残るか。俺が罪をかぶる。俺はヒーローではない。俺が5人を殺した。ゴッサムのためだ」と言って去ります。ゴードンの息子「バットマンはなぜ逃げるの?悪くないのに」

ゴードンはハービー・デントの葬式で「彼こそゴッサムの真のヒーローで、光の騎士(ホワイトナイト)です」と演説します。アルフレッドはレイチェルの手紙を燃やし、ルーシャスは携帯監視装置を破壊します。ゴードンは息子に「バットマンはヒーローではない。暗黒の騎士(ダークナイト)だ」と言います。

DCコミックスのアメコミ原作ですが、アカデミー賞受賞作になるほど考えさせられる映画です。「正義と悪」の本質について何度も突きつけてくる重厚さや、ジョーカーの演技やデントとバットマンの顛末などにも驚かさせるので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!

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