『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIEユアネクスト』感想ネタバレ解説/能力は?時系列は?

ジャンプ原作映画ヒロアカ4作目。死柄木弔との最終決戦前、オールマイトそっくりのダークマイトが謎の女性をさらい、それを狙う眼帯男や巨大要塞まで出現し…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト |
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日本公開日 | 2024/8/2 [予告] 上映時間:110分 |
監督・キャスト | 岡村天斎[キャスト] |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) |
配給/製作 (画像出典) | 東宝/ボンズ |
日本興行収入 | 36.0億円 年間12位 |
平均評価 平均:100換算 | (興収・評価: 2025.1.29更新) 76 |
シリーズ 関連作品 | ジャンプ映画ドラマ一覧 前作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』34.3億 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- ジュリオ・ガンディーニ(宮野真守)アンナを狙う男。眼帯で手足など機械化
- 緑谷出久/みどりや いずく/デク(山下大輝)個性を持たなかったが、9代目ワン・フォー・オール継承者に
- 爆豪勝己/ばくごう かつき(岡本信彦)緑谷の幼馴染でライバル。爆殺能力者
- 轟焦凍/とどろき しょうと(梶裕貴)No.2ヒーロー・エンデヴァーの息子。氷結と爆炎の能力者
- アンナ・シェルビーノ(生見愛瑠)資産家シェルビーノ家の令嬢。特殊な個性持ち
- 麗日お茶子/うららか おちゃこ(佐倉綾音)緑谷の事が気になる。重力を操るウラビティ能力者
- 飯田天哉(石川界人)緑谷たちのリーダー的存在。高速移動インゲニウム能力者
- ダークマイト(三宅健太)オールマイトに似てるが信念は真逆のヴィラン
- オールマイト/八木俊典(三宅健太)平和の象徴のNo.1ヒーロー。8代目ワン・フォー・オール継承者
ネタバレ感想『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
ヒロアカ映画4作目の時系列は?監督とキャスト
映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の原作は、週刊少年ジャンプの連載漫画で堀越耕平による『僕のヒーローアカデミア』(通称ヒロアカ)。世界累計発行部数が1億部突破の人気作。本作はヒロアカ劇場版4作目です。
1-3作に続き、原作者の堀越耕平が総監修&キャラクター原案を務めます。主要な声優陣もテレビアニメ版や前作までと同様に続投。
オリジナルキャラのヴィラン等の声を、三宅健太、宮野真守、生見愛瑠などが担当。
映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の時系列は、死柄木弔が負傷して1週間くらい猶予ができた「第二次決戦」の前です。だからヴィラン連合は登場しません。ヒーローたちは過労死が心配…
ダークマイトはヴィラン?正体は?能力と目的は?
オール・フォー・ワンとの死闘を制したオールマイトは「次は、君だ」と雄英高校ヒーロー科の生徒らに意志をつなぎます。しかし突然「次は俺だ」とオールマイトにそっくりの男が登場するが、強力な能力で市民の犠牲も無視。
オールマイトの「おまえは光ではなく闇だ」との発言を受け、自ら「ダークマイト」と名乗ります。ダークマイトの正体は、巨大ヴィラン犯罪組織ゴリーニ・ファミリーのリーダーのバルド・ゴリーニ。
ダークマイトの目的は「次の象徴になること」で雄英高校を目指します。ダークマイトの個性「錬金」は触媒から物質を生成できる能力。アンナの能力で強化され「巨大要塞」「錬金兵」など複数個性のように何でもありに。
これが原作なら、ダークマイトの正体はオールマイトの兄弟などの血縁や、個性によるDNA操作などの可能性も高かったかと。しかし映画オリジナルキャラなので、個性「錬金」で外見をオールマイトに似せてただけで前作までのような複雑な信念のあるキャラでなく残念。
アンナの特殊能力とは?執事が命を狙う理由とは?
アンナ・シェルビーノの個性「過剰変容」は、ふれた者の個性を一定期間強化する能力。ただし適合者は少なく、不適合者は気絶するほど苦しみます。アンナはたまに発作で暴走。それゆえ人と接することなく資産家令嬢なのに孤独でした。
ある時、執事として孤児のジュリオ・ガンディーニが雇われます。執事ジュリオの個性「因子相殺」は、右手でふれた相手の個性を相殺。ゆえにアンナの暴走も消滅可能で、アンナは初めて気軽に人とふれあえるようになります。
アンナは「暴走した時には殺して」とジュリオに約束させてました。ゴリーニの襲撃で右目と左足と、個性を発する右腕も失ったジュリオは機械化し、約束を守るためアンナを射殺しようと追ってるのです。
最後のアンナ暴走時に個性のないジュリオが止められた理由は、ジュリオがアンナの個性「過剰変容」の適合者でかつ右手以外(左手?機械の右手?)でも個性「因子相殺」を使えるようになったから。ジュリオも「賭けだった」と発言。
ゴリーニ・ファミリーの一覧と能力?銀次も
初見では覚えきれなかったので、入場特典スペシャルコミック「僕のヒーローアカデミア Vol.Next」から引用。念動力と回遊は似てますね。一定期間とはいえ能力無効化はイレイザーヘッドの「抹消」同様に強力だが活用できてなかった感じ。
- パウロ・ゴリーニ「アン・イデオロギー」一定範囲の個性を無効化
- サイモン・ゴリーニ「怪物召喚/モンスターサモン」モンスターを召喚
- ブルーノ・ゴリーニ「ドレイン・スポット」空間内の時間を遅延
- ウーゴ・ゴリーニ「念動力/テレキネシス」無機物を自在に動かせる
- ジル・ゴリーニ「エニー・テレポ」自分と触れてる物を目視可能な場所に瞬間移動
- カミル・ゴリーニ「回遊/エクスカーション」物や人を自由に動かせる
- デボラ・ゴリーニ「ブレイン・リモード」対象者1人に幻影を見せ支配

喰有銀次/くらう ぎんじ/通称ギンジの個性「暴食」は腹の口から何でも捕食可能。ダツコク/脱獄ヴィランの1人。ゴリーニファミリーから奪ったアンナによる強化時は、全身から複数の口が現れてました。
エンドロール/エンドクレジット後の意味は?
エンドロール後、目覚めた死柄木弔が登場。最終決戦へ出動する前の姿だと思われます。
ネタバレあらすじ!ラスト結末は?
死柄木弔たちとの第二次決戦まで約1週間のある日、デクたち雄英高校ヒーローはダツゴクの銀次から女性アンナを救おうとします。しかしアンナ殺害をねらう眼帯のジュリオとは別に、新たな象徴を名乗るダークマイト達がアンナをさらいます。
アンナの個性で強化されたダークマイトが錬金した巨大要塞に、雄英高校ヒーロー科の生徒達は取りこまれてバラバラに。デクはアンナの執事ジュリオから、アンナの家族がダークマイトが率いるゴリーニ・ファミリーに滅ぼされたと聞きます。
象徴オールマイトの雄英高校を目指すダークマイト達に、外からプロヒーロー、内から雄英ヒーローが立ち向かいます。デク、爆豪、轟焦凍でダークマイトを倒すがアンナが暴走。ジュリオは自分が適合者であることに賭けて強化されアンナを止めるのに成功し抱擁。
映画『僕のヒーローアカデミア4/THE MOVIE ユアネクスト』ネタバレ感想と私の評価
原作やテレビアニメ版の最終決戦前が時系列なので、雄英高校ヒーロー科だけでなくエンデヴァーやプロヒーローたちが総出演し、少ない出番ながら次々と得意技を見せてくれるラストバトルは本当に胸熱な展開でした。
一方、敵ヴィランは8人もいるわりに活躍シーンが少なくて、1度では名前も個性も覚えきれないのが残念。能力も「念動力」と「回遊」は似てるし、「個性無効化」と「時間遅延」の範囲の見せ方が同じなので混乱しそうでした。
第一印象がナルトのサクラ似のヒロインアンナと、黒執事ジュリオの関係性はラストも含めてほっこり。ヒロアカの世界って、個性の相性が友情・恋愛・結婚などに大きく影響を与えそうだなと改めて実感。
ヒーローの活躍は細かく描かれてた方だが、やはりデク、爆豪、轟焦凍が主戦力となり、彼ら以外は「その他扱い」なのがやや残念。デクは浮遊、黒鞭を中心に煙幕までも発動し盛りだくさん。黒鞭は使い方しだいでルフィとかぶるかも。
ダークマイト戦以外のバトルが雑なのは時間配分を間違ってる感あったが、暴走するアンナを執事ジュリアが止めるエピソードで見事に打ち消してましたね。ストーリー面は意外性も社会性もあった前作までより後退してるが、夏映画として映画館で熱くなるには最適!
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