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ネタバレ感想『ドントブリーズ』強すぎる盲目老人が隠す秘密とは?/あらすじ評価

ドント・ブリーズ

『ドントブリーズ』あらすじ(ネタバレなし)

不良少女ロッキーは、親から離れて街を出ていくための資金稼ぎに、恋人のマニー、友人のアレックスと共に、大金を隠し持つとうわさされる盲目な老人の家に強盗に入る。しかし老人は目は見えないが、超人的な聴覚を持ち、軍隊経験もあり、しかも狂人だった。おまけに番犬もかなり手強い。そんな状況のもと、脱出を試みて地下室へと踏み込むが...(ネタバレあらすじ↓)

ドント・ブリーズの予告動画

映画『ドントブリーズ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Don't Breathe
製作国
アメリカ(2016.8.26公開)
映倫区分
日本: PG12、USA: R
製作費
約US$ 9,900,000(約11億円)
配給/製作
(C)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、スクリーン・ジェムズ(USA)、ステージ6フィルムズ、ゴースト・ハウス・ピクチャーズ、グッド・ユニヴァース
参考
 Wikipedia⇒ 興行収入⇒
映画監督
フェデ・アルバレス
キャスト/出演者
ジェーン・レビ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾバット、スティーブン・ラング
レビューサイト平均評価 ★★★★★74/100換算

ネタバレあらすじや感想『ドントブリーズ』考察・評価・レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想・考察です。ドント・ブリーズ

★★★★★ 67点/100(60が平均)

『ドント・ブリーズ』は、今の暮らしから逃れるための資金稼ぎのために、大金を持つ視覚障害者の老人宅へ盗みに入った男女3人が、逆におそろしい体験をして生きて脱出を試みるサスペンス・スリラー映画です。スプラッターではないけど、そこそこバイオレンスなので気になる人は要注意です。

この映画のおすすめ、7つのポイント

  • 盗み&脱出のスパイ要素
  • 得体の知れない者に命をねらわれる
  • 罪を犯したら罰を受ける
  • 盲目の老人の隠された狂気に驚き
  • 襲う側にも同情してしまう
  • 番犬もこわい
  • ラストでまた少し衝撃

少し残念?つっこみどころ、4つのポイント

  • セキュリティ解除機が万能すぎる
  • 老人にあと少し超人的な強さがほしい
  • 耳が良いはずなのに聴き逃しもある
  • 犬が2〜3匹いると驚いたかも

映画のネタバレ感想や結末

『ドント・ブリーズ』は、3人の若い男女が泥棒する場面からはじまります。盗みには現金は取らないとか金額の上限とか、いろいろ制約をつけて、捕まった時の罪を重くならないよう配慮しているところがゲーム感覚だと思いました。

少女ロッキーの母親は育児を放棄していて、その生活から妹と一緒に逃れたいため、大金が必要でした。近所の退役軍人の視覚障害者の老人が、最近大金を手に入れたことを知った3人は、最後の仕事としてその家に強盗に入ることに決めました。

その家の合鍵を手に入れて、番犬を散歩する老人も見たところ、簡単な計画に思えてきました。しかし、ロッキーの恋人マニーはもしもの時を考えて銃を持ってきたことから、事態は悪い方へと向かっていきます。

『ドント・ブリーズ』印象的なシーン

まず最初の泥棒シーンで、自分たちなりにいろんな制限を決めてきちんと守ろうとしてる姿が印象的でした。しかしその後の老人宅に忍び込む時には、それらの制約をことごとく破っているため、罰則のようにしっぺ返しをくらうことになります。

マニーはもともと一番モラルが欠けてる感じで、今回の計画も率先してやりたがりました。そのガールフレンドのロッキーは、複雑な家庭環境から脱出するための大金稼ぎに最後の仕事として決意します。アレックスは一番まともなのに、ロッキーが気になるため参加します。

盲目の老人宅の合鍵が使えなかった時点で、いや〜な雰囲気になってきます。それでも侵入する3人。この時点でいろいろ物音がしてるのに、耳の良い老人が気づかないのは、都合良すぎる気がしました。あっさりと薬?で眠らされた番犬はまぬけ犬ですね。

終盤にも出てきますが、セキュリティ解除機が万能すぎるのも気になりました。いくら身内がセキュリティ会社に勤めてても、本人でさえもあんな万能機械を手にできるのなら、そんな会社には絶対に防犯を頼みたくないです。

事態が悪化するのは、マニーが銃を持ってきていて、開かないロックを解除するために銃を撃った時からです。さすがに老人は目覚めて、侵入者を殺しにきます。もしかしたら殺すつもりはなかったかもしれないけど、銃を持つ相手に中途半端に対処すると返り討ちにあいますからね。

マニーはモラルは低めだけど、それほど悪人ではないため、老人に銃を向けても殺せませんでした。腕が悪かったり、震えてたりしたかもしれませんが、本当に殺すつもりならやれたと思います。結局この躊躇がマニーの命取りになります。

ロッキーの目の前でマニーが殺されたり、その後でロッキーが老人近くで隠れて金庫のパスワードを盗み見したり、戻ってきたアレックスの眼前を老人が気付かずに歩いていった光景などは、緊迫感ありまくりで、まさに「息もできない」感じでした。

しかしマニーの殺される姿を間近に見てもまだ、金庫の大金を奪おうとするロッキーには執念よりも異常性を感じました。それだけ家庭環境からの脱出を切望してたのでしょう。

早すぎる番犬の復活や、どこから入ってきたのか(ペット穴から?)問題はありますが、音のない世界での殺し合いに、犬のほえる声はより一層おそろしく感じられて効果的だと思いました。

この映画で最も印象的というか衝撃的だったのは、地下室にとらわれている女性がいたことです。老人の娘を車でひいて死なせてしまったけど、社会的な責任は問われなかったようで、老人が自ら制裁しようと捕まえて監禁していたようです。

その女性も助けて地下室から外へ脱出しようとしたところで、老人に待ち伏せされて、あっけなく監禁されてた女性は殺されてしまいます。故意かどうかはともかく、1人の人間を殺してしまった女性への罰のように感じました。

アレックスは何度も殺害されたように表現されるけど、そのたびにほぼ無傷で生き返ってくるのがゾンビっぽかったです。銃弾が何発も当たってた気がするのですが。老人もタフですが、ロッキーらが優しすぎるため致命傷を与えられてないのでしょう。

さらに衝撃的だったシーンは、ロッキーが地下室に囚われて、老人が女性を監禁してた理由を聞かされた時です。自分の娘を殺された復讐の意味よりも、新しい娘を得るために監禁していたとは驚きました。しかもこんな妊娠のさせ方は、はじめて見た気がします。

それを受けてのロッキーの老人への復讐方法もひどいですけど、映画史上の名場面に残りそうなシーンです。自分のあんなものを口に入れられるなんて。

『ドント・ブリーズ』結末/ラストシーン

やっと恐怖から開放されたと思いきや、老人の復活と番犬の追撃がさらに恐怖を追い打ちします。この犬を主役にしても1本取れそうなくらい、おそろしい展開です。最後に犬は置き去り?のような気がしますが、どうなんでしょうか。

ロッキーが道路を引きずられて、老人の家に運ばれるシーンは冒頭のとリンクしています。ドローンを使っての撮影でしょうか。道路に血のりが残ってると警察に追求されそうなのが気になりましたが。

ラストシーンで、ロッキーと妹が家から脱出するのに成功していたのは唯一の救いです。この映画では罪を犯した人は全員、罰を受けているので、ロッキーだけが助かった理由は不明確ですが、そのうち罰を受けることになる予感はあります。

老人が軽傷で助かったのは、ロッキーらが優しすぎてとどめをさせなかったからですが、強盗が2人だったとか、盗まれた物はないと報道されてる点に謎を感じました。正当な理由で勝ち取った大金なのに、なぜ警察に言わなかったのでしょうか。

ロッキーが老人宅を出てすぐに警察がやってきたので、監禁してた女性を隠す時間もなかった気がします。しかし老人が最後に落ちた場所が地下通路だったので、すぐに女性の死体を隠せたのかもしれません。

いずれにしろ真相は闇に葬られて、ロッキーは老人におびえながら暮らすことになりそうです。エンドロール前には、それまでロッキーらがたどった場所が時系列で出てくるので、振り返って再び身震いすることができました。

それにしても老人の強さや狂気ぶりは尋常ではなかったけど、娘を交通事故で亡くしたり、強盗に入られ大金を盗まれたりして、かわいそうな気がしました。老人の立場で考えると、ロッキーらの存在こそがホラーであり悪であることは間違いありません。ぜひ幸せになってほしいです。

超常的、オカルト的な要素はないし、それほど残酷シーンもないばかりか、主人公らを苦しめる側にこそ同情してしまうという、変わったスリラー映画ですが、短い時間に驚きのシーンが満載なので、ぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!

ドントブリーズのシリーズ順番や映画ランキング

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ゆめぴょん(管理人・執筆・映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
世界一周で世界遺産595訪問後、映画に再ハマり。家視含め3年で1500本。新作映画は、2017年 188本、2018年 60本
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