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ネタバレ感想『ボーダーライン2 ソルジャーズデイ』暗殺者の死と誕生?強運が条件?子供が主役?/評価あらすじ

ボーダーライン2 ソルジャーズ・デイ
  • 平均評価 ★★★★★73/100
  • 私の評価 ★★★★★70
  • 日本興行収入 0.3億円
  • 世界興行収入 0.7億US$
  • 日本公開 2018.11.16
  • 上映時間 122分 予告

ボーダーライン』のスピンオフ作品。メキシコ麻薬カルテル殲滅作戦で、CIAのマットと凄腕アレハンドロは麻薬王の娘イザベルを巻き込むが失敗し分断され、アレハンドロの命は少年ミゲルに握られ...。子どもに弱い?移民問題?続編は?(ネタバレあらすじ↓)

ボーダーライン2 ソルジャーズ・デイの予告動画

映画『ボーダーライン2 ソルジャーズデイ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Sicario: Day of the Soldado
製作国
アメリカ(2018.6.29公開)
映倫区分
日本: PG12、USA: R
製作費
約US$ 35,000,000(約39億円)
配給/製作
(C)KADOKAWA、ブラック・ラベル・メディア、ライ・シネマ、サンダー・ロード・ピクチャーズ
参考
公式サイト⇒ Wikipedia⇒ 興行収入⇒
映画監督
ステファノ・ソッリマ
キャスト/出演者
ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー、マシュー・モディーン、キャサリン・キーナー
レビューサイト平均評価 ★★★★★73/100換算

『ボーダーライン2 ソルジャーズ・デイ』ネタバレあらすじや結末

この先はネタバレありのあらすじです。他のネタバレ作品はネタバレ考察映画一覧で探してみてください。

アメリカ国境近くのイスラム教徒らしき人々や、カンザスのスーパーの自爆テロで犠牲者が出ます。アフリカのジブチで、CIAのマット・グレイヴァ―(ジョシュ・ブローリン)はソマリアで捕まえた男から、自爆テロ犯はメキシコへ船で送られてると白状されます。

暗殺者再び!メキシコ麻薬カルテルへの作戦とは?(ネタバレあらすじ)

国土安全保障省は、メキシコ麻薬カルテルの麻薬王カルロス・レイエスらが中東からテロ犯を導いたとして、マットにカルテル全滅を指示します。マットはコロンビアの首都ボゴタへ行き、アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に仕事を依頼します。

アレハンドロはメキシコ麻薬カルテルに妻と娘を殺害された復讐のために依頼を受けます。まずメキシコでマタモロス・カルテルの主任弁護士を殺害し、競合カルテルのカルロス・レイエスのしわざと偽装してカルテルどおしの抗争を誘発します。

麻薬王カルロスの娘イザベル・レイエス(イザベラ・モナー)を目隠しして誘拐し、マタモロスの報復だと偽装した後、アレハンドロとマットの部隊はイザベルを救出する偽装を演じます。その後、イザベルをマトモロスの縄張り内に留置する作戦です。

作戦の失敗?今日の友は明日の敵?(ネタバレあらすじ)

作戦前、マットらの車はシッピングモールで少年ミゲル・エルナンデス(イライジャ・ロドリゲス)とぶつかりそうになり、ミゲルは助手席のアレハンドロをにらみ返して去ります。ミゲルはマタモロスの下っ端に誘われ、金のため不法入国の手伝いを始めます。

アメリカからメキシコへ入った10台の武装装甲車は、未舗装道の砂で視界が奪われ、メキシコ連邦警察に襲撃されるが全滅させます。しかしイザベルは逃走したので、アレハンドロは1人で追って、後でマットらと合流することになります。

帰還したマットはCIA上官シンシア・フォード(キャサリン・キーナー)や国防長官ジェームズ・ライリー(マシュー・モディーン)からメキシコ警察官の銃殺を非難され、米国内の自爆テロ犯は密入国でなかったと聞き、秘密保持でイザベル殺害を命令されます。

暗殺者の誕生?2人の子どもの未来は?(ネタバレあらすじ)

一方、イザベルを保護したアレハンドロは、娘のために使ってた手話のおかげで地元民にかくまってもらえます。マットから衛星電話でイザベル殺害を指示されるが断ります。イザベルは家族を殺されたアレハンドロを知ってたが、父の指示と知り気落ちします。

アレハンドロはイザベルを連れてアメリカに密入国するためマトモロスの下っ端達のバスに乗るが、顔を覚えていたミゲルの指摘で途中で降ろされます。カルロス・レイエスの娘とバレたイザベルは車で連れ去られ、アレハンドロはミゲルに頭を撃ち抜かれます。

ギャングのボスのギャロ(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)の指示どおり初めての銃殺を実行したミゲルは「Sicario(シカリオ=暗殺者)」とたたえられるが、なぜか車の荷台から飛び降りて1人で去ります。その上空にマットのヘリ部隊が迫ります。

この先はネタバレを含むので、上映からしばらく後に公開します!

ギャロ達はあっという間にマットの部隊に全滅させられます。マットは上層の命令に背きイザベルだけ生きたまま「証人保護プログラム」で処理すると言ってヘリに乗せて帰ります。銃弾が顔を貫通したが急所をはずれたアレハンドロは起き上がります。

瀕死のアレハンドロはマット部隊が全滅させたギャロ達の車まで歩き車を奪い、追ってきたギャングを手榴弾で爆破して去ります。一年後、入れ墨したミゲルの前に、アレハンドロが現れ「Sicario(シカリオ=暗殺者)になりたいか。将来について話そうか」

ネタバレ感想『ボーダーライン2 ソルジャーズデイ』考察・評価・レビュー

この先はネタバレありの感想・考察です。他のネタバレ作品はネタバレ考察映画一覧で探してみてください。ボーダーライン2 ソルジャーズ・デイ

★★★★★ 70点/100(60が平均)

監督と脚本家と前作と俳優やキャラクターなど

前作『ボーダーライン』で監督をつとめたドゥニ・ヴィルヌーブは実力を認められて大作に関わるからか本作では続投せず、変わりにステファノ・ソリマが監督しました。重厚な物語を書く脚本家テイラー・シェリダンは続投で三部作構想もあるようです。

前作では実質の主人公だが最後まで部外者だった、FBI女性捜査官ケイトを演じたエミリー・ブラントは本作には登場しません。CIAマット(ジョシュ・ブローリン)とかっこいいコロンビア人暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が主人公です。

ジョシュ・ブローリンもベニチオ・デル・トロも、本作では「手段を選ばない謎のあやしい人」ではないだけでなく、人間味や情の深さすら感じられます。メキシコ麻薬カルテルに対して非情な2人も、子どものイザベルとミゲルを気にかけたのは意外です。

イザベル・レイエス役のイザベラ・モナーは初めて見た(『トランスフォーマー 最後の騎士王』でも出演してたみたい)けど、ラテン系のはっきりした顔立ちと頭の切れる役柄が好印象です。続編にも登場しそうな予感です。

アレハンドロとマットの意外な一面?子ども好き?

悪人に見えない人でもカルテルに関わる人間には容赦なく撃ちまくるアレハンドロとマットですが、今回は両者ともに意外な一面が見れるのも見どころの1つです。前作『ボーダーライン』でも娘に似てるというケイトには優しさを見せました。

アレハンドロは、カルテルに殺害された娘と話すために手話が必要だったようで、本作ではその手話のおかげで口で話せない地元民にかくまってもらえます。いくら話せない娘がいても、あんなに手話が上達するには努力と愛情が必要だっただろうとわかります。

アレハンドロは、娘がいたからかイザベルとの距離感の取り方も絶妙にうまくて、誘拐して目隠ししてる時も護衛してる時も父親のような優しさを見せます。ラストで自分を撃ったミゲルを探し出したのも復讐ではなく、一流に仕込むためだと予想しています。

CIAのマットは、上司に命令されたイザベル殺害を実行できず、生きたまま連れ帰って「証人保護プログラム」で助けたいと言います。ヘリの中でイザベルに真正面から見られた時に、恥ずかしそうに横を向いた姿にかわいさを感じられます。

テーマはメキシコ麻薬カルテルではなく移民問題?

メキシコ麻薬カルテルの恐ろしさや非人道に対抗するためには、手段を選んでられないというのが前作の大きなテーマでしたが、本作でも「毒をもって毒を制す」作戦が実行されます。まず米国内でのアラブ人の自爆テロを、無理やりカルテルと結びつけます。

そして競合するカルロス・レイエスのカルテルと、マタモロス・カルテルの関係者を殺害して抗争をあおります。最後の仕上げとして、カルロスの愛娘イザベルを敵勢力が誘拐したように見せかけ、アメリカ麻薬取締局(DEA)が保護したと偽装します。

ところがイザベルをメキシコに送り届ける時に、メキシコ連邦警察に襲撃されて作戦は失敗に終わります。イザベルを救おうとしたアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は、カルテルに足を突っ込んだ少年ミゲルの初めての銃殺対象となります。

本作では主軸が「メキシコ麻薬カルテル殲滅」からずれていきます。しかし少女イザベルと少年ミゲルが、カルテルどおしや国家レベルの抗争に巻き込まれていく姿を見せられると、間接的に麻薬カルテルの恐さや引き継がれていく様子を実感できます。

そして麻薬カルテル以外のテーマの1つは、トランプ大統領もよく爆弾発言してる「密入国・移民問題」です。孤島の日本では実感しにくいけど、陸続きだと不要入国する移民の取り締まりがとても難しいし、ビジネスチャンスになってる様子も描かれます。

メキシコ連邦警察はなぜマットらを襲ったのか?

メキシコ連邦警察が襲撃してきた理由は明確に語られなかったと思います。護送してた警察が裏切ったのか、待ち伏せしてた警察が撃ってきたのか細かい点は不明です。カルテルに買収されてる警察隊か、イザベル誘拐犯だと誤解したのかも不明です。

しかし襲ってきたメキシコ連邦警察を全滅させたことはニュースで報道されたため、メキシコ政府との衝突を避けたいアメリカ大統領や政府上層部は、その事実を目撃したイザベルを亡き者にするよう要請します。

シカリオ(暗殺者)誕生の物語?強運が条件?続編は?

ベニチオ・デル・トロ演じるアレハンドロが、最初からSicario(暗殺者)だったのか、妻と娘の復讐を誓ってから修行したのかは不明です。しかし自分の頭(実際は顔)を撃ち抜いたミゲルを見て、何か思うところがあるのか1年後に探し出します。

イザベル誘拐で競合カルテルの共倒れをねらったけど、ミゲルのような若い悪の種が次々と生まれると、本質的にはカルテルはなくならないので違う作戦を考えるのでしょうか。さすがに、ただの親心だけで暗殺者を育成することはないと思います。

本作のテーマの1つに「暗殺者の第一条件は強運」というのも感じられます。マット部隊が全滅させたギャロの車からミゲルだけなぜか直前に降りたのは、頭を撃たれたアレハンドロが生きていた「運の強さ」と共通しています。アレハンドロはミゲルの遺体がないのを確認して、彼の強運にかけたくなったのかもしれません。

『ボーダーライン』の脚本家テリラー・シェルダンによると3部作構想もあるようなので、本作がヒットすれば続編(というより全て独立したスピンオフ扱い)が製作される可能性は高そうです。本作のミゲルやイザベル、前作のエミリーブラント復活もあるかも?

続編や前作は、ネタバレ映画一覧で確認できますよ。

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ゆめぴょん(管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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