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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』皆の評価は?感想ネタバレ解説あらすじ

映画 こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
タイトル/邦題 こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
日本公開 2018.12.28 予告↓上映時間 120分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
参考公式サイトWiki
映画監督前田哲
キャスト
出演者
大泉洋、高畑充希、三浦春馬、萩原聖人、渡辺真起子
配給/製作(C)松竹/松竹撮影所 東京スタジオ、松竹映像センター
日本興行収入10.2億円
平均評価★★★★★77私の評価★★★★★63
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映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』概要とあらすじ(ネタバレなし)

美咲は恋人の田中がボランティア(ボラ)する、筋ジストロフィーで体が不自由な鹿野の家へ行き、そのわがままぶりに最初はキレるが、夢を追う姿や自由へのこだわりにひかれていき...。3人の恋と夢と将来は?ボラの助けだけで生きられるのか?(ネタバレあらすじ↓)

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』予告動画

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。他の映画はおすすめ映画ジャンル別ネタバレ考察/評価一覧も参考にしてください。

鹿野靖明(大泉洋)は小学生の時に筋ジストロフィーという難病にかかり、成人まで生きられないと診断されたがアラフォーでも元気に生き続け、病院を出て親の世話にもならず、自分でボランティア(ボラ)を見つけてアパートで暮らしています。

こんな夜更けにバナナかよ?美咲キレる?(ネタバレあらすじ)

安堂美咲(高畑充希)は、合コンで恋人になった北海道大学医学部生の田中久(三浦春馬)が最近デート出来ない理由を調べるため、田中のボラ先の鹿野の部屋へ行きます。鹿野は一目で美咲を気に入り、その晩は田中と3人で過ごすことになります。

鹿野は「おしゃべり、わがまま、自由すぎ」で、深夜2時の夜更けに「バナナ」を食べたいと言い出し、美咲は駆けずり回ってやっと1本だけ買って帰り、怖い顔でテーブルにたたきつけます。そんな美咲も田中に誘われ、ボランティアを続けます。

ベテランボラの高村大助(萩原聖人)、前木貴子(渡辺真起子)、塚田心平(宇野祥平)が中心で鹿野を支えます。美咲は鹿野のワガママで田中とデートできないので「何様だ!障害者がそんなにエライのか?ボラも生活があるんだよ」とキレて出ていきます。

美咲と田中と鹿野の三角関係?(ネタバレあらすじ)

鹿野は美咲宛の謝罪とデートを誘うラブレターを田中に代筆してもらい、説得された美咲はボラに戻ります。外出してロックコンサート聞いてる時、鹿野はもらしてしまうが、美咲との距離は縮まります。しかし田中は、美咲のウソを知り離れていきます。

美咲は教育大学生で教師を目指してると田中に言ったが、実は大学に合格せず飲食店でフリーターをしていたのです。美咲は鹿野に「本当に教育大生になればいいじゃん」と背中を押され、鹿野の夢「英検2級合格してアメリカへ行く」やその自由さにひかれていきます。

鹿野は武器である言葉を失うのか?(ネタバレあらすじ)

鹿野の症状は悪化して人工呼吸器が必要になります。言葉を失いたくない鹿野のために、田中は大病院を経営する父の田中猛(佐藤浩市)に頭を下げて特別呼吸器を用意するが、鹿野は英検2級試験のために病院を出て悪化し、結局人工呼吸器をつけます。

美咲は「人工呼吸器でも空気の抜き方で話せるようになる方法」を見つけ、鹿野は苦しみながら試行錯誤して話せるようになります。鹿野は主治医の野原博子(原田美枝子)の言う事も聞かず自宅に戻り、ボランティアを増やして呼吸器付きの生活を始めます。

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』ネタバレ結末と最後/ラスト

鹿野は退院記念パーティーで、皆の前で美咲にプロポーズするが断られ、美咲が田中とつきあってたことを知ります。北海道の美瑛旅行で鹿野が倒れたと電話で知らされた美咲と田中は駆けつけるが、それは鹿野のたくらみでした。

鹿野は美咲と田中を再会させようとして、わざと倒れて呼び出します。鹿野は医者をやめようとする田中をはげまします。鹿野「誰でも、できることより、できないことの方が多い」。美咲も起きてきて、3人で一緒に美しい朝日をながめます。

7年後、鹿野は渡米せず亡くなりました。ボラは総勢500人いました。ボラはたまに集まります。教師の美咲と医者の田中は結婚しています。鹿野の生前中、皆でカラオケを楽しみました。エンドロール後、本物の鹿野靖明さんのビデオ映像が映し出されます。

ネタバレ感想『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』考察・評価レビュー

この先はネタバレありの感想/考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別ネタバレ考察/評価一覧も参考にしてください。こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

★★★★★ 63点/100(60が平均)

前田哲監督や大泉洋と高畑充希と三浦春馬などについて

前田哲(てつ)監督作品では『ブタがいた教室』しか観たことないけど、実話を感動的な脚色を少なめに映像化してる点が似てると感じます。本作は鹿野さんの家族も生きているため、わがままぶりや恋愛に踏み込みづらかったように思いました。

本作は完全に「大泉洋」力だけで成立するシーンが多く、タブーとなりそうな障がい者によるウソや自由っぷりも持ち前のコメデイセンスで、ぎりぎり笑いに転換できてるのはさすがです。間違いなく大泉洋の代表作になると思います。

ヒロインの高畑充希(みつき)は、映画ではハマり役が観られない印象でしたが、本作は「高畑充希史上最高にかわいい」(個人的感想)と思います。コメディセンスは『DESTINY 鎌倉ものがたり』などでも証明してるので大泉洋との相性も良いです。

医学生を演じた三浦春馬は、実際はイケメンなのにイケメンぶりを気づかせない演技や、医者を続けるかの苦悩ぶりが見事です。父役である佐藤浩市とのやりとりはあと1回くらい見たかったです。医者をやめる続けるの理由付け不足は脚本のせいですね。

テーマは「難病患者の自由とは」「誰でも夢は追える」など?

鹿野は筋ジストロフィーという難病にかかるが、自らボランティアを募集して支えられながら自立生活して「障がい者などが医療従事者や施設に頼らず自由に生きられる」ことを証明します。シンポジウムなどにも呼ばれて大勢の前で発言もします。

鹿野「自分の家なのに遠慮する必要ある?」は名言ですが、全面的に支持する人は少ないでしょう。「相手のことも考えて配慮すべき場合もある」という美咲の考えに激しく同意します。でも「社会的マイノリティだから遠慮すべき」ではないとは思います。

鹿野のわがままはやりすぎな場合もあるけど「他人に配慮ばかりして空気をよみすぎて、肩身せまい生き方をしてる人が多い」ことへの批判だと感じます。そういう生き方をしてると「夢を追うことも忘れる」ということも気づかせてくれます。

鹿野の自由に振り回されることで、美咲は一度あきらめた教育大学への合格や教師への道を目指せることに気づき、田中は医者になって人を助けたいという意志を思い出します。鹿野も英検2級合格にこだわらず、アメリカへ行ってほしかったのですが。

鹿野の夢の1つに「徹子の部屋に呼ばれること」がありましたが、このように映画化されたことでその夢以上のことが実現したと思います。鹿野に質問して、後に田中に助け起こされた少年のその後も知りたかったです(見落としてたらすみません)。

難病もの映画の枠を超えられたのか?

本作は予告編をみるかぎり、筋ジストロフィーという難病もの映画だけど、不謹慎コメディを全面に打ち出した作品なので、よくある「感動お涙ちょうだい涙腺崩壊映画」とは一線を画してるかもと期待しました。しかし後半以降はテンプレ通りでした。

映画としては完成度が高くて、大泉洋と高畑充希の演技力も文句なしで、実際に何度も涙しましたが、映画館で観るべきかと言われればテレビドラマでもいい気がします。性格悪いわがままで毒舌な状態は、ラストまで保ち続けてほしかったです。

難病の人が「死んだふり」や「危篤を偽る」のはかなり不謹慎で、実際に同じ境遇の家族とかは嫌悪感あるかもしれないし私もノレませんでした。しかし本当に対等に扱うのなら「健常者がやること」は「障害者でもできる」はずなのです。

実話ベースで家族も生きてるので、度を超えたり枠にはずれたりは残念ながらできなかったようですが、前半のコメディややりすぎ感は、社会的マイノリティや難病もの映画としてはかなり攻めてる方だと評価したいです。

ボランティアとは何?

筋ジストロフィーで1人では何も出来ない鹿野(大泉洋)は他人の助けが必須なので、ボランティア(ボラ)の必要性や意義についても考えさせてくれます。ボラは本来、される方だけでなく「する方にもメリット」があるのだと気付かされました。

ベテランボラについては描かれなかったけど、美咲(高畑充希)と田中(三浦春馬)はボラすることで、薄っぺらかった人生が濃密で豊かになり、明るい未来が開けたと思います。福祉活動を経験したい人、人を助けることで癒やされる人もいるでしょう。

最近現実世界では、2020年の東京オリンピックのブラック・ボランティア批判や都立高校での強制応募などが問題になってますが、有志であるべきのボラに目標数を設定するのが原因だと感じます。「本来の生活や受験」はボラより優先されるべきです。

『こんな夜更けにバナナかよ』総括

総括としては、障がい者や難病もの実話映画としてはかなり攻めてたけど、ラストでその枠は超えられなかった印象です。ジャンル的には批判を受けやすい実話より、フィクションの『映画 聲の形』『君の膵臓をたべたい』の方が好みです。

ただ、大泉洋の代表作になりそうだし、高畑充希史上最高にかわいい姿(個人的感想)も見られるし、ボランティアの振り回されっぷりに笑い、鹿野の言葉や努力に泣かされたりと感情をゆさぶられ続ける映画なので、年末年始におすすめしたいです!

他の映画はおすすめ映画ジャンル別ネタバレ考察/評価一覧も参考にしてください。

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ゆめぴょん(管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
興行収入は毎週更新!2018新作146本/2017年198。驚き/社会性/感情動かす/多幸感/ストーリー重視。海外135国/大食い/TV捨てた/マツコ世界オファー経験
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