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映画『名探偵ピカチュウ』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/敵の正体は?ポケモン実写版かわいい?

映画名探偵ピカチュウ

『名探偵ピカチュウ』あらすじ概要

ポケモン劇場版アニメシリーズやゲームの実写版。父の失踪後、好きだったポケモンから離れてたティムは、父の相棒だった記憶喪失の名探偵ピカチュウから「父は生きてる」と聞き調査を始めるのだが…。ミュウツー登場?おっさん声の違和感は?(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 名探偵ピカチュウ
平均評価★★★★★71私の評価↓は含まず)
原題/英題Pokemon Detective Pikachu
日本公開日 2019/5/3 [予告↓]上映時間 97分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG
製作国アメリカ
映画監督ロブ・レターマン [キャスト↓]
配給/製作/画像©東宝/レジェンダリー・エンターテインメント、ポケモン、マキシマム・エフォート
シリーズ/関連ポケモン映画シリーズ
日本興行収入30.1億円年間18位
世界興行収入4.3億USドル [出典]

『名探偵ピカチュウ』予告動画

キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

ティム・グッドマン(ジャスティス・スミス。日本語吹き替え声優:竹内涼真)
父の死後、好きだったポケモンから離れている少年
名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ。西島秀俊)
ティムの父のポケモン。おっさん声。記憶を失っている
ルーシー・スティーヴンス(キャスリン・ニュートン。飯豊まりえ)
TVレポーターをめざす記者。ティムの父の死を調べてる
ヒデ・ヨシダ警部補(渡辺謙。本人吹替)
ティムの父ハリーの友人。ティムを気づかっている
ハワード・クリフォード(ビル・ナイ)
ライムシティの実力者。ティムの父ハリーを知っている
ロジャー・クリフォード(クリス・ギア。三木眞一郎)
ハワードの息子だが父とは反目?
ミュウツー(星埜李奈/コタロー・ワタナベ。山寺宏一/木下紗華)
人工的に造り出されたポケモン

『名探偵ピカチュウ』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ポケモン映画シリーズ一覧もご参考に。

ティム・グッドマン(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる仕事をしてた父の失踪後、大好きだったポケモンから離れていました。ある日ティムは、父の知人ヨシダ警部補(渡辺謙)から父が事故で亡くなったと聞きます。

名探偵ピカチュウはリザードンに勝てる?(ネタバレあらすじ)

人間とポケモンが共生する「ライムシティ」で父の遺品を整理するティムの前に、父のポケモンだった「名探偵ピカチュウ」が記憶喪失の状態で現れます。ティムだけがピカチュウのおっさん声と言葉を理解し「父は生きてる」と言われます。

父ハリーが調べてた「R」ガスを吸ったエイパムが凶暴になり攻撃してきたので逃走します。翌日、父の調査をしてたCNMの美女記者ルーシーを訪ねると「港でRガスを見つけた」そうで情報屋を紹介されたので、ティムとピカチュウで行きます。

無口でパントマイムでしか話さないポケモンのバリヤードから、苦戦しながらも情報を入手します。ラウンドハウスへ行き、情報を得るためにリザードンと対決するピカチュウは電気を出せず、ティムが入り助けるがRガスをまいてしまいます。

父ハリーとミュウツーとRガスの関係は?(ネタバレあらすじ)

大混乱の中「Rガスは博士から」と聞き、コイキングをギャラドスに進化させてリザードンから逃げ切ります。ヨシダ警部補から父の事故映像を見せられ涙するティムとピカチュウは、謎の女性に富豪ハワード(ビルナイ)の所へ案内されます。

ハワードはRガス調査を父ハリーへ依頼しました。父が生きてミュウツーに連れて行かれたホログラムも見せます。ハワードの息子ロジャーのしわざだそうです。ルーシーの情報をもとにRガスの開発者アン・ローラン博士の研究所へ行きます。

そこのホログラムで、父ハリーが捕らえたミュウツーによりRガスが生成され、暴走したミュウツーが脱走したことが判明します。ティムらはルーシーのポケモンのコダックの念力でゲッコウガから逃げるが、ドダイトスの背から海へ落ちます。

敵の黒幕の正体とねらいは?(ネタバレあらすじ)

瀕死のピカチュウを抱えるティムは、フシギダネに導かれます。現れたミュウツーがピカチュウを治すが、ロジャーがミュウツーを捕らえて連行します。ピカチュウは研究所からミュウツーを逃したのは自分だと思い出し、ティムから離れます。

ティムはハワードのビルへ行くと、ハワードは不自由な体から解放されるための技術を完成させミュウツーと一体化し、パレードのポケモン達と人間もRガスで一体化させます。それを止めようとピカチュウがミュウツーの注意をひきつけるが…

ネタバレ感想『名探偵ピカチュウ』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ポケモン映画シリーズ一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★65/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

ポケモン初心者でも楽しめた?

私はポケットモンスターのTVシリーズ・劇場版・ゲーム・漫画など何も見たことがありません。それでも「ピカチュウのかわいい姿や、電気をあやつる」ことは知っていますが、その程度の知識しかない状態で『名探偵ピカチュウ』を観ました。

だからキャラクターやストーリーを観に行ったというよりも「あんな生物を実写化して、人間と暮らす映像に違和感がないのか」を見たい気持ちで映画館に行きました。結論は「少し違和感あるけど、自分も共生したいほどかわいい」です。

そして初めて見るキャラクターもわかりやすく表現してくれ、コダック、ミュウツー、バリヤード、リザードンなどピカチュウ以外のキャラにも愛着がわいています。ストーリーもよく練られててわかりやすく、初見でもおいてけぼりにされず楽しめました。

映画名探偵ピカチュウ

実写化ポケモンと人間の共生に違和感はないか?

ライムシティでは、人間と実写化されたポケモンがともに暮らしているのですが、CGなので普通のアニメで作るよりは融合していました。ただ、ピカチュウやコダックはまだしも、爬虫類や両生類系ポケモンは動き方に少し違和感があります。

あと、色が鮮やかなポケモンが多いので、マーベル映画MCUスターウォーズシリーズでのCGキャラほど自然には感じられず、ぬいぐるみ感あります。もふもふ感は好きですが。

ピカチュウはメインキャラなので完成度も高く、本当にティムの肩に乗ってるように見えます。探偵帽子をかぶったり、コダックをマッサージしたり、丸まってかわいくピカピカ〜と鳴く姿を見ると、かわいすぎてモフモフしたいです。

ストーリーはマクガフィンを追え?疑問点は?

子どもが観る作品でもあるので、ストーリーはほぼ1本道でわかりやすかったです。基本的にマクガフィン(物語の目的)を追って、次々とミッションをこなしていくストーリーです。ただ「今なにを追ってるのかわかりづらかった」ですね。

また、ミュウツーがなぜハリーの息子のティムを事件に関わらせたかったのか不明です。ハリーの心を入れたピカチュウは、ティムではなくヨシダ警部補にうったえかけた方が解決できる確率は高かったと思います。

ミュウツーが直接ハワードを攻撃しに行かなかった理由も不明です。ミュウツーが真犯人というか黒幕を知らなかったのなら、ピカチュウからハワードに心をもどしてから聞けばいいし。実際、ラストでピカチュウとハワードは元に戻れてます。

それ以外にもツッコミどころだらけで、ミュウツーの治癒能力の高さ、R毒ガスでポケモンと一体化した人間の体が消滅してる理由、ミュウツーと一体化したハワードはメタモンに守らせてるとはいえ体が無防備すぎる点など。

ホログラムを見たハワードが、ピカチュウの中にハリーが入ってる事に気づかなった理由も謎です。もし気づいてたら最初に会った時にピカチュウだけ捕らえたでしょうから。ハワードがティムらを研究所に行かせたのはミュウツーをおびき出すためなんでしょうね。ゲッコウガでの攻撃は本気に見えましたが。

事件の真相は?ミュウツーと父の関係は?

真犯人の黒幕は、ライムシティの実力者ハワードです。彼がティムの父ハリーに「カントーでのミュウツー生け捕り」を依頼し、捕らえた後はアン・ローラン博士の研究所でR毒ガスを採取し、人間とポケモンとの一体化を完成させました。

そんなミュウツーの利用法に反対だったハリーは、ピカチュウによりミュウツーを脱出させ、自分も逃亡するが、ゲッコウガの攻撃で自動車事故にあいます。ミュウツーはハリーの心をピカチュウと一体化させ、ハリーの体は安全に保管します。

ハリーが入った名探偵ピカチュウは記憶を失うが、ティムの所へ行くことだけは覚えていたのです。ハワードは息子ロジャーを悪者にしたてて、名探偵ピカチュウとティムにハリー探しを依頼し、ミュウツーをおびき出そうとします。

現れたミュウツーは、ロジャーに捕らわれるが、その正体は変身ポケモン「メタモン」でした。ティムらをハワードのビルに連れてきた女性秘書の正体もメタモンです。本物のCNM代表のロジャーは拘束されていました。

ハワードの目的は、自分が不自由な体なのでミュウツーと一体化して自由を得ようと考えたのです。しかもライムシティの人間たちもポケモン化することで、街全体を自分の支配下にしようと画策したのです。

おっさん声やピカチュウと会話できる理由は?

予告動画などでピカチュウがおっさん声(ライアン・レイノルズ)なことに違和感を持った人は多いでしょう。ポケモンファンが見る気をなくす可能性もあるのに、思い切った表現方法です。

しかし「ピカチュウがおっさん声」なのは、ティムの父ハリーがピカチュウの中にいるという伏線だったことがラストで明かされます。そしてミュウツーが保管してたハリーの体にピカチュウから戻ると、ライアン・レイノルズが登場します。

その後、ピカチュウは「ピカピカ〜」とかわいい声で鳴くだけになります。ティムだけがピカチュウと会話できた理由は、父ハリーが中に入ってたからなんでしょうけど、親子だからってのが理由なんでしょうかね。ご都合主義的ですが。

ピカチュウがおっさん声だったのは、ハリーが入って話してたからです。ただ、おっさん声もティム本人もライアン・レイノルズなので声は同じはずなのに、ティムが父だと気づかなかったのは一緒に暮らしてなかったからなんでしょうね。

ラストで父ハリーがライアン・レイノルズとして登場すると、劇場内で笑いが起きました。『デッドプール』ファンが多いからだと思いますが、まさかこんなところでマーベル映画オマージュを見れるとは驚きです。

エンドクレジットとエンドロール後のオマケ映像

エンドクレジットでは、初期ポケモンゲームのドット絵から、アニメ版やマンガ版などのなつかしい映像が見れました。ポケモンとのつきあいが長ければ長い人ほど感動できたと思います。エンドロール中、日本語歌詞の歌も流れました。

エンドロール後のオマケ映像では、今年2019年7月公開のポケモンアニメ新作映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の特別予告映像を見れました。きれいなCGアニメなので今から楽しみですね。

『名探偵ピカチュウ』総括と続編

実写化というかCGのポケモンが本当にいるように動き回ってて、アクションシーンも多く、ミステリー要素も少しだけどあり、ラストはティムとハリー、ハワードとロジャーの二組の父子関係にふみこむという見ごたえある映画です。

ツッコミどころは多いけど、子ども向けなので目をつむって見るのがいいのでしょうね。ただ、無視できないほどの疑問点がいくつかあるのは残念な点です。個人的にはポケモン初体験で、こんなに質の高い物語に出会えて感謝したいです。

『名探偵ピカチュウ』は日本発のコンテンツだしGWということで、全世界中で日本が最速上映です。そんなまだアメリカでも上映してない時点で、既に続編の製作が決定してるそうです。ライアン・レイノルズも再登場するのか楽しみですね。

    続編前作や関連映画は、ポケモン映画シリーズ一覧もご参考に。

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