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映画『母性』感想ネタバレ解説考察/真相と結末は?タイトルの意味は?

映画母性

『母性』あらすじ概要

湊かなえの小説を映画化。女子高生が死亡する事件が発生し母親との確執が疑われます。ある女性が母親中心だった過去を振り返るが、結婚し娘が生まれると状況が変わっていき…。2つの母性とは?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 母性
日本公開日 2022/11/23 [予告↓]上映時間 115分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督廣木隆一 [キャスト↓]
配給/製作(C)ワーナー・ブラザース映画/THE FOOL
シリーズ/関連サスペンス/ミステリ映画
日本興行収入2.2億円興行収入ランキング
参考公式サイトWiki映画館
平均評価★★★★★71(私の評価は含まず)

『母性』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)

  • 1位ルミ子(戸田恵梨香)清佳の母親。母を愛し愛されたい
  • 2位清佳/さやか(永野芽郁/幼少時:落井実結子)ルミ子の娘。母から愛されたい
  • 3位ルミ子の実母(大地真央)ルミ子も清佳も愛したい
  • 4位ルミ子の義母(高畑淳子)ルミ子にはつらく当たる
  • 5位ルミ子の夫(三浦誠己)ルミ子の夫。清佳の父親
  • 6位ルミ子の親友(中村ゆり)
  • 7位律子(山下リオ)ルミ子の夫の妹
  • 神父(吹越満 )

ネタバレ感想『母性』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、サスペンス/ミステリ映画一覧もご参考に。

原作は小説?監督やキャストについて

映画『母性』の原作は、湊かなえ著の日本のミステリ小説『母性』(2012年10月刊行)です。湊かなえの小説では、これまで『告白』『望郷』『少女』などが映画化されています。

廣木隆一監督は最近は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ノイズ』『あちらにいる鬼』等を監督。

主演の戸田恵梨香は『SPEC』シリーズや最近は『町田くんの世界』『最初の晩餐』等に出演。永野芽郁は『仮面病棟』『そして、バトンは渡された』『マイ・ブロークン・マリコ』等に最近出演。

映画母性

母(戸田恵梨香)が結婚した理由とは?

女子高生の死亡事件が発生。「愛 能(あた)う限り育ててきた」という母親の言葉が気になった女性教師(永野芽郁)は、同僚教師と居酒屋で事件について話します。女性教師は、店の従業員と親しそうです。

一方、教会の神父に告白する形で、ルミ子(戸田恵梨香)が語ります。絵画教室に通うルミ子は、田所という男の暗い絵が嫌いだったが、ルミ子の母(大地真央)が彼の絵も田所自身のことも気に入ったため、ルミ子は田所と結婚

ルミ子は妊娠すると動揺したが、母から「命をつないでくれてありがとう」と言われると出産に積極的になります。出産時には夫よりも母が見守ってくれたことをうれしく思います。

以上が序盤のあらすじです。宣伝では、女子高生の死亡事件の謎を解くミステリー風に誤解させてますが、実際は真相をあばくことはない、ただのヒューマンドラマです。濃いミステリーを期待した人には物足りないかも。

タイトルにもある「母性」を最も強く具現化するキャラが「大地真央が演じるルミ子の母」です。典型的なお嬢様キャラで苦労知らずに見える彼女は、娘ルミ子に無償の愛をそそぐ「聖母」のような人物です。

そんな母からの愛を感じながら育ったルミ子はその愛を維持し、さらにほめられるために母が気にいることばかりする「母親中心の人生」を常に選択。自分があわなくても母が好む相手となら結婚できるのもマザコンの特徴でしょうか。

母は娘を愛していたのか?実母の死の状況は?

「人を思いやるように」育てた娘の清佳/さやかは、義母(夫の母)にも実母にも気に入られ、育て方をほめられたルミ子はうれしくなります。しかし実母の愛を正面から受けいれないように見える清佳に対し、ルミ子は厳しい目を向けます。

ルミ子たち3人家族は一軒家に住んでます。ある台風か嵐の日、夫が夜勤なのでルミ子の母が泊まりにきて、孫の清佳と一緒に寝ました。強風で倒木がタンスを倒し、ルミ子は下敷きの母を救おうとするが、母は清佳を優先させて犠牲に。

家を失った3人は、夫の実家で義母と暮らすことになり、ルミ子は家事と畑仕事を手伝う日々に。熱が出ても奴隷のように働かされる母を見たりした清佳が義母に反抗。しかし逆に清佳が、母にしかられてしまい困惑。

以上が中盤のあらすじです。ルミ子は娘の清佳を愛してるように見えますが、清佳の視点からは「母(ルミ子)は自分が祖母(ルミ子の母と義母)に愛されるために娘を育ててる」ように見えてます。

ルミ子の母が亡くなる時の状況はやや作りすぎな印象を受けましたが、その時の会話がルミ子と母との「母性」の違いを明確にしてくれます。ルミ子は「目上の母や義母を愛し愛されたい願望」が強く、母は「娘や孫の幸せを願う」気持ちが一番

だからルミ子は、どれだけ厳しくされても義母に愛されようとつとめます。義母の理不尽さに反抗した清佳の方がまともに見えるけど、目上の義母を批判する行為はルミ子にとっては全く許せないのでしょう。

娘が自殺?母の死因は?タイトルの意味?

ある日、同居の義妹(夫の妹)律子(山下リオ)が、ルミ子にお金を借りにきます。その後、律子は恋人を家に連れてくるが、義母からは「金目当て」と批判され、律子は駆け落ちします。病んだ義母は寝こみます。

女子高生になった清佳は、町で見かけた父を尾行すると、ルミ子の母の屋敷を借りたルミ子の親友が父と不倫してるのを発見。清佳が父を問いつめると「母と妻の関係に息がつまりそうだが離婚はしない。ルミ子の母は君を救うために自殺した」と暴露。

泣きながら帰った清佳を母が抱きしめるが、清佳は首をしめられたように感じて逃れます。清佳は首つり自殺をはかるが命は助かり、母に初めて名前を呼ばれた気がして目覚めます。ルミ子は、義母を介護し本当の娘だと思われてます。

居酒屋で同僚と話してた女性教師は清佳で、そこは律子夫妻の店です。清佳が妊娠を母に電話で伝えると「命をつないでくれてありがとう」と言われます。清佳は「自分は母を愛する母性か、娘を愛する母性かどちらかな」とつぶやきます。

以上が終盤からラストのあらすじです。「冒頭で亡くなったのは清佳?」というミステリー要素もあったのかもしれないけど、成長した清佳と女性教師の顔(永野芽郁)が同じ時点で「女性教師=清佳」とわかるので不発ですね。

女子高生の清佳が首つり自殺をした時も「教師になるまで死なないのは明白」なので先がよめてしまいました。むしろ「女子高生は死んでなかった」というドンデン返しもありえるとか深読みしたので拍子ぬけ。

律子がお金を借りに来たり、駆け落ち(清佳の学校で伏線あり)したエピソードの必要性はわかりませんでした。居酒屋の店主が律子夫婦だったのもあまり驚く要素じゃなかったし。義母の母性を描くにしても中途半端だし。

父の不倫エピソードも、清佳の葛藤を生んだだけで必要性は薄いです。タイトル「母性」とは「母から娘や孫への無償の愛」または「娘が母や義母に求める強い愛情」を示します。前者は子孫繁栄のための「潜在的」な感情。後者は生きるための「後天的」な感情。ルミ子は後者の割合が強すぎたのかも。

映画『母性』私の感想と評価

「祖母と母と娘の関係性」に焦点をあてたヒューマンドラマとしては、とても興味深く観ることができました。戸田恵梨香、永野芽郁、大地真央、高畑淳子の方向性は違うけど鬼気迫る演技も見どころ。

一方、宣伝でミステリー風にあおってるので、そういう物語を期待した人には物足りないでしょう。戸田恵梨香の娘は被害者ではなく女性教師でした!と驚かすつもりなら、ポスターも予告編も永野芽郁を娘として登場させてる時点で失敗。

義妹の駆け落ちや夫の不倫も、物語のテーマを補強するエピソードではないため不要と感じます。「母性」が先天的か後天的かというテーマは面白いのでもっと深掘りしてほしかったかも。女優の演技合戦を楽しめる作品だとは思います!

続編前作や関連映画は、サスペンス/ミステリ映画一覧もご参考に。

『母性』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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