映画『時をかける少女(アニメ映画)』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/タイムリープで動く三角関係と未来?

『時をかける少女(アニメ映画)』あらすじ概要
タイムトラベルしたり、過去のある瞬間に戻りたいと思ったことありませんか?恋愛未満の三角関係中の少女が、あるきっかけでタイムリープ能力を持ち、何かが変わりはじめる物語です。過去にも映画化してる『時をかける少女』のアニメ版です。(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | 時をかける少女(アニメ映画) |
日本公開日 | 2006/7/15 [予告↓]上映時間 98分 |
映画監督 | 細田守 |
キャスト 出演者 | 仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、谷村美月、垣内彩未、関戸優希 |
配給/製作/画像 | ©角川ヘラルド映画/マッドハウス、ハピネット、メモリーテック、キューテック、ビー・ビー・ソフト |
シリーズ/関連 | 細田守監督アニメ映画 |
日本興行収入 | 2.6億円(興行収入ランキング) |
平均評価★★★★★76(私の評価↓は含まず) |
『時をかける少女(アニメ映画)』予告動画
『時をかける少女(アニメ映画)』ネタバレあらすじ
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧もご参考に。
紺野真琴(こんのまこと。声:仲里依紗)は東京下町のドジな女子高生。7月13日は特に不運の連続で、放課後に理科室で不審者の影に驚いて転ぶと、光るクルミのような機械にぶつかり不思議な感覚になります。下校中、自転車が止まらず踏切に突入します。
下り坂でブレーキがきかず電車にひかれそうになった真琴ですが、気がつくと時間が戻されて無事です。おばの芳山和子(声:原沙知絵)から、少女にはよくある「タイムリープ」能力だと聞かされた真琴は、自分の欲望のために使いまくります。
タイムリープの影響?崩れる三角関係(ネタバレあらすじ)
真琴は2人の同級生男子、津田功介(こうすけ。声:板倉光隆)と間宮千昭(ちあき。声:石田卓也)とキャッチボールの遊び友達です。ある日、功介は真琴の後輩の藤谷果穂(かほ。声:谷村美月)に告白されるが断ります。触発された千昭も真琴に告白します。
動揺した真琴はタイムリープで千昭の告白をなかったことにすると、友人の早川友梨(垣内彩未)が千昭と良い仲になり、複雑な心境です。果穂に「功介とつきあってるのか」と誤解された真琴は、タイムリープで果穂と功介がつきあうよう仕向けます。
最後のタイムリープ?千昭の正体とは?(ネタバレあらすじ)
直後、功介が真琴のブレーキが壊れた自転車を借りて行ったので、踏切事故を想像した真琴は全速力で走って追うが無事で安心します。しかし千昭から「タイムリープしてるだろ?」と連絡がきて動揺した真琴は、最後のタイムリープを使ってしまいます。
真琴はお風呂で入浴中、腕にタイムリープできる回数が表示されてるのを見つけてて、もう使えません。その時、目の前を壊れた自転車に乗った功介と果穂が横切り、下り坂で踏切に突入するが、千昭が時間を止めて功介らを救い、未来人だと告白します。
『時をかける少女(アニメ映画)』ネタバレ結末と最後/ラスト
千昭は和子の持つ絵画を見に過去へ来たそうですが、最後の能力を使ったため、未来に戻れなくなり姿も消します。しかし千昭が時間を戻したため、真琴は1回タイムリープ可能となり、能力を得た理科室へ戻ります。不審な人影や光るクルミは千昭のでした。
真琴がタイムリープで時間を戻したため、千昭の最後の1回も復活します。涙を流し泣く真琴に千昭「未来で待ってる」、真琴「すぐ行く。走っていく」とやりとりし、千昭は未来へ帰っていきます。
ネタバレ感想『時をかける少女(アニメ映画)』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧もご参考に。
細田守監督(作品一覧)がフリーとして最初に製作した映画で、題材としては角川が過去にも実写映画として公開しています。ジャンルは、タイムリープするSF要素よりも学園青春映画としての要素が強い気がします。
主人公マコトはかわいい女性というよりは、まだ子どものようでガサツで考えも浅くて無計画です。この年頃なら男子より大人っぽいはずですが、功介や千昭の方がマコトのことを意識はじめてる気がします。功介の恋愛を応援したりするのは母性本能でしょうか。
3人の「恋愛未満、友達以上の微妙な三角関係」をきれいに描いてて「あだち充」風だとも感じます。ただキャラクターの特徴は薄すぎます。同様の高校生の学園もの『桐島、部活やめるってよ』の方が実写なのにキャラが立ってて印象的です。
ストーリーは、タイムリープのSF映画にしては、ひねりもオチも意外性も少なくて残念です。このジャンルはあっと驚かされる作品が多くてハードルも高いため、中途半端なトリックでは逆効果ですが、それにしても「千昭が未来人でした」だけでは弱すぎます。
わけ知り顔の和子おばさんの正体やエピソードは伏線だと思ってただけに、何も明かされなくてがっかりです。彼女も昔「時をかける少女」だったということなのでしょうね。最後の千昭の一言「未来で待ってる」は、ターミネーター的に子孫なのかと思ったけど、告白したので「未来の夫」になるのでしょうか?
1週間すると観たことすら忘れそうなくらい「印象の薄い映画」ですが、観てる時は面白いし「視聴後感(あと味)が良い」ので、軽いタイムリープSFや学園青春映画を見たい人には、ぜひおすすめしたいです!
続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧もご参考に。
『時をかける少女(アニメ映画)』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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