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映画『サマーウォーズ』評価は?感想ネタバレあらすじ/真犯人の正体は?得意能力で世界を救え!

映画 サマーウォーズ
タイトル/邦題 サマーウォーズ
日本公開 2009.8.1 [予告↓]上映時間 115分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG
映画監督細田守
キャスト
出演者
神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子、谷村美月、斎藤歩
配給/製作(C)ワーナー・ブラザース映画/マッドハウス
シリーズ/関連細田守監督アニメ映画
日本興行収入16.5億円
参考Wiki世界興行収入
平均評価★★★★★76私の評価★★★★★74
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映画『サマーウォーズ』概要とあらすじ(ネタバレなし)

細田守監督の映画(一覧)。数学天才だが弱気な健二は、憧れの夏希先輩の頼みで田舎に一緒に行くが、ネット仮想世界OZ乗っ取り犯で逮捕されます。真相を解き明かし敵を倒すため、大家族が団結するが…。必勝の作戦とは?あの名セリフ!(ネタバレあらすじ↓)

『サマーウォーズ』予告動画

『サマーウォーズ』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧も参考にしてください。

インターネット上の仮想世界OZ(オズ)では、世界中の人々がアバターで、ゲームやショッピングや行政手続きも出来ます。高校2年生で17歳の小磯健二(声:神木隆之介。こいそけんじ)と佐久間敬(横川貴大。さくまたかし)は、OZで保守点検の末端バイト中、憧れの先輩から別バイトに誘われます。

あこがれの先輩と婚約?から指名手配(ネタバレあらすじ)

ジャンケンで勝った健二が引き受けた、篠原夏希(桜庭ななみ。しのはらなつき)の夏休みバイト内容は、曾祖母(ひいばあさん)陣内栄(富司純子。じんのうちさかえ)の90歳誕生日を祝う親族の集まりの手伝いです。本当の目的は栄の前では「夏希の婚約者」のふりをすることです。

夏希の恋人設定は「東大生、旧家出身、アメリカ留学から帰国直後」で健二と真逆。到着日夜、陣内家を紹介されるが、クセ者ばかりです。奥の部屋でPCゲーム中の、夏希の又従兄弟で中1の池沢佳主馬(谷村美月。かずま)と出会います。

翌日、故人ひいじいさんの愛人の隠し子の陣内侘助(斎藤歩。わびすけ)が突然来るが、資産を持ち逃げ後に10年間行方知らずだったため厳しい目を向けられます。夏希だけはなついて一緒に花札をします。夜、健二の携帯電話に謎の数字羅列メールが送信されます。

数学の天才の健二は、明け方までに解答します。すると朝のニュースでOZを大混乱させた犯人として、健二の顔写真が目だけ隠して放送され、健二のOZのIDは利用不可になります。佐久間によると、OZのセキュリティ2056桁暗号が破られたそうで、健二の仕業だとわかります。

健二は仮IDでログインし偽アカウントに抗議すると、通常モードでも格闘可能に書き換えられててボコボコにされます。助けてくれた長身うさぎアバターは、OZ格闘ゲーム世界チャンピオン「キングカズマ」で夏希の又従兄弟の佳主馬です。

偽アバターはキングカズマに追いつめられると、他アバターを吸収してパワーアップし、キングカズマをKOさせます。犯人は謎の人工知能「ラブマシーン」と判明します。しかし健二は、警察官で夏希の又従兄弟の陣内翔太(しょうた)に逮捕され、恋人偽装もバレます。

OZ乗っ取りは現実社会にも影響を与え、陣内家の男達も仕事で集合できません。翔太の車も大渋滞に巻き込まれ、逮捕された健二は迎えに来た夏希と家へ戻ります。栄ばあちゃんは知人の関係各所に電話し事態の収拾をはかります。

健二はパスワード入力ミス時の暗号を解読し、アカウント多数を復活させ、大混乱は収束していきます。佐久間によると暗号解読者は世界中で55人いたが、健二は最後の1文字が間違ってて真犯人ではなかったようです。

犯人の正体は?ついに死人まで?(ネタバレあらすじ)

夕食時、侘助はハッキング人工知能ラブマシーンを作ったのは自分だと白状します。妾の子でも胸をはって帰れるよう、栄の金を使って知識欲あるAIを開発した時、米軍がOZで実験後に高額で買い取る連絡をしてきたのです。

栄ばあちゃんは自分の金で社会に迷惑をかけたと知り、薙刀(なぎなた)で侘助に「死ね」とせまり、侘助は出ていきます。栄は「身内の間違いは、皆で片をつけるよ」と家族に言った後、健二に花札勝負で勝ち、夏希を婚約者として支えてほしいとお願いします。

早朝、栄は家族に看取られながら死亡します。心拍数や血圧の異常が病院へ送信される仕組みはOZ混乱で機能しなかったが、そもそも寿命だったと医者は言います。もう犠牲者を出したくない健二は、ラブマシーンを倒そうと提案します。

しかし女系家族である陣内家の女性陣は、葬式準備で大忙しで反対します。万助や佳主馬を筆頭に男性陣は、元武田家の家臣だったご先祖様が上田合戦で徳川秀忠を2000人のみで関ヶ原の合戦に遅れるまで足止めした歴史をあげ、健二に賛成しラブマシーン撃退のため一致団結します。

太助のスーパーコンピューター、万助の漁船の発電機、理一の自衛隊の通信車両などをそろえ、エアコンがないので大きな氷で冷却部屋を作り、キングカズマでラブマシーンに再戦の果たし状を出します。同じ日、17歳の陣内了平は投手として甲子園をかけた試合に挑みます。

キングカズマvsラブマシーンの格闘対決は、スーパーコンピューターを使うキングカズマが有利に進めます。ラブマシーンは客席アバターを吸収したり背景物を投げてキングカズマの動きを封じるが、万助アバターのイカ侍の助けもあり、ラブマシーンを城の中に閉じ込めます。

水攻めで勝負はついたかに思えたが、冷却部屋の氷を翔太が栄の部屋へ移動したため、スーパーコンピューターが熱暴走し、そのすきにラブマシーンはキングカズマを倒し、4億アカウントを吸収します。

ばあちゃんの遺言と家族が世界を救う?(ネタバレあらすじ)

ラブマシーンは肥大化した権限で小惑星探査機「あらわし」をGPS誘導し、世界中500ヶ所以上の核施設のどこかに落とそうとします。キングカズマが挑むが、ラブマシーンに取り込まれ希望が消えます。

健二は「あきらめたら何も解けない」と言い、夏希は栄の誕生日をパスワード入力して侘助に電話し、栄が死んだことを告げ助けを求めます。栄の遺言状には「家族のおかげで幸せでした。空腹と孤独は一番いけないので、家族で助け合うこと」と書かれています。

侘助が戻ると家族全員で食事中に対策を練ります。残り1時間で、侘助がラブマシーン解体を進め「アカウント乗っ取り」を解除するため、夏希が家族20人分の掛け金でラブマシーンに花札で勝負を挑み、ラブマシーンは勝負にのります。

夏希は栄に鍛えられた花札の腕前で勝利を重ね、30万以上のアカウントを奪うが、集中力が切れて負け、74アカウントのみとなります。その時、世界中の1億5千万以上のアカウントが夏希に預けられ、OZの守り主クジラが夏希に必勝のレアアイテムを授け、アバターが変身します。

掛け金は1000万アカウントに上がり、夏希は勝利してラブマシーンに奪われたほぼ全てのアカウントを取り戻します。ラブマシーンは10分後に、小惑星探査機「あらわし」を陣内家に落下させようとします。陣内家の人々は周辺を退避させるます。

健二はあきらめず「あらわし」にニセGPS補正情報を送信し、落下位置をずらそうとします。ラブマシーンはパスワード変更で妨害するが、健二は数学オリンピック準優勝の才能を生かして数秒で解きます。何度も繰り返し、最後は鼻血流しながら「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!」の名セリフで勝負をかけます。

侘助がラブマシーンの防御力をゼロにし、キングカズマが渾身パンチ一撃でぶっ倒し、健二が「あらわし」落下位置をずらして少しはずれた場所に落とします。衝撃波はあるが家族は全員無事です。落下地点から温泉がわきます。

了平の上田高校は22年ぶりの甲子園出場を決めます。陣内家では栄ばあちゃんの葬式兼誕生会が開かれ、多くの客が訪れます。侘助はラブマシーン開発者だと告白するが、OZに放った犯人アメリカ国防総省こそが、死傷者ゼロとはいえ世界で批判されます。夏希は健二にほれてキスし、健二は鼻血を流して倒れ、家族は笑顔で栄ばあちゃんの遺言の望みどおりになります。

ネタバレ感想『サマーウォーズ』考察・評価レビュー

この先はネタバレありの感想/考察です。続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧も参考にしてください。映画 サマーウォーズ

★★★★★ 74点/100(60が平均)

細田守監督の映画では最高評価?

『サマーウォーズ』は細田守監督の長編アニメ映画(一覧)で初のオリジナル作品で、レビューサイト評価は監督作の中で最も高めです。この作品でさらに知名度も上がり、次作以降の興行収入も伸びていきます。

本作はファンタジーな『時をかける少女』よりSFや科学志向で、大家族の物語かと思いきや最終的に世界を巻きこむ話になります。この2作品が細田守監督の代表作になっていくのでしょう。

テーマは「家族を大切に。みんな誰かの役に立てる」?

『サマーウォーズ』は陣内家という田舎の大家族が一致団結して、各自の能力や仕事などを生かして世界を救う物語であると同時に、トラブルの元凶を作った侘助を家族として受け入れたり、弱気な健二の成長物語でもあります。

侘助はひいじいさんの愛人が産んだ隠し子で、陣内家からはのけ者にされてたが、栄ばあちゃんの資金を持ち逃げしたため、家族の恥として縁を切られたような状態でした。しかし栄はずっと気にかけてたようです。

それは栄の遺言書に「空腹と孤独は一番ダメなので、家族で助け合いなさい」といった内容が書かれてたことからも明らかです。元凶を作った侘助ですが、終盤は栄の仇討ちのように、天才的なプログラミング能力でラブマシーン解体に挑みます。

家族ではない健二は弱気な性格ですが、片思いの夏希を助けようとします。ラストバトルではその唯一の得意能力である数学オリンピックをねらえた頭脳で、変更されるパスワードを次々に解析し人工衛星の落下地点をずらし家族を救います。

夏希は栄に仕込まれた花札の腕前でラブマシーンからアカウントを奪います。格闘ゲーマーの佳主馬(かずま)はラブマシーンにとどめを刺します。他の家族達も得意分野や仕事に関係する物資等で援護し、アカウントは夏希にたくします。

こんな感じで「家族が協力すればどんな困難も乗り越えられる」とか「どんな能力でも秀でれば人の役に立てる」という内容が描かれ、ラストバトルでは「オタクが世界の人々を動かして救う」という展開です。

OZ乗っ取りの真犯人の正体とは?結末は?

社会インフラの一部としても機能するほどの仮想世界OZを混乱させたのは、侘助が開発した知識欲をもつAIラブマシーンですが、それを侘助から買い取る契約をし、OZ内で実験を行っていたアメリカ国防総省こそが真犯人であり黒幕です。

侘助はラブマシーンを製作して金儲けし、家族を見返すと共に栄ばあちゃんに恩返ししようという思いがあったのです。しかし結果的に自分の資金で社会を混乱させてしまった栄は怒り、侘助を家から追い出してしまいます。

ラストで侘助はアメリカ当局に出頭し、OZ混乱の原因を告発します。しかしCNN等マスコミも、侘助はただの開発者であり、稼働中のOZにラブマシーンを放って実験したアメリカ国防総省の方を非難します。

ラストバトル演出のかっこよさ!

ファミリーのごたごた映画かと思いきや、ラストバトルでは小惑星探査機あらわしが核施設に落とされるという世界を巻き込む話に発展し、それを食い止めるために陣内家と数学天才の健二が世界の人々を味方につけて戦う展開になります。

バトルで特にかっこいいのは、夏希による花札の勝負シーンです。家族とともに次々と勝利していく夏希のオーバーアクション演出は大好きです。世界中の人々のアカウント提供は「ドラゴンボールの元気玉」も連想させて爽快です。

ラストにかけての健二の神がかったパスワード解読術と、侘助、佳主馬の連携プレーは「少数派のオタクやマニアが世界が救う」の展開で、マイノリティの活躍を描いていて、この映画のファン層にも響きやすい内容です。

弱気でパッとしなかった健二がその才能を発揮して、最後に熱暴走のように鼻血を流しながら「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!」の名ゼリフで勝負をかけて勝利するシーンは、本作最大のハイライトでアガります!

高校生に婚約者?等ツッコミどころ

高校生の夏希に婚約者が必要だという設定は変だと思ったけど「東大生、旧家出身、アメリカ留学から帰国直後」という肩書きは、夏希が慕ってた侘助のものなので、栄も含めてほとんどの家族はニセ者と気づいてたのでしょうね。

他にもツッコミどころは多くて、健二が陣内家に来た翌日にOZ乗っ取り事件が発生した偶然、仮想世界が現実におよぼせる権限が強すぎる事、OZ管理会社の存在感がない事、人工衛星のセキュリティが甘すぎる事、AIの万能感など。

ラブマシーンがアカウント吸収できたり権限を継承できる仕組みは、もともと組まれてないだろうからラブマシーンがプログラムを書き換えたのだろうけど、いくら高性能AIでも自分を動かすプログラム書換えは不可能ではないでしょうか

『サマーウォーズ』総括と評価

登場キャラクターが多すぎるのは大家族を表現したいから仕方ないのでしょうけど、主要人物しか覚えられず、それでいいと思ってます。妾の子の侘助、弱気な健二、引きこもりのカズマ等、マイノリティが大活躍する展開は好みです。

侘助は家族から嫌われてるけど、お金を持ち逃げするまでは、それほどのけ者にされてなかった気もします。侘助自身が隠し子という後ろめたさを抱えてて、それを解消するために栄の資金を借りて人工知能開発に着手したのではないでしょうか。

結局その借金は返せてないけど、共通の敵と戦い倒した仲間として家族に受け入れられればいいですね。ラストで人工衛星の落下跡にわいた温泉は、栄からの置き土産のようでもありますが、落ちぶれかけの陣内家もしばらく安泰でしょうか。

OZで出来る権限が広範囲すぎるのはツッコミどころですが、家族で生活組と戦闘組に分かれて大きな脅威に立ち向かい勝利する姿勢は、まさに栄ばあちゃんが遺言で望んでたとおりです。健二と夏希の恋仲も進展しそうで楽しみです!

やや近未来のSFファミリー映画で、バトル演出のかっこよさや過剰表現などは、細田守監督のアニメ映画の中でもずば抜けてると思います。個人的にも、細田守監督作では一番好きなので、多くの人におすすめしたいです!

『サマーウォーズ』おすすめ9ポイント
  • 細田守の初長編オリジナルアニメ映画
  • ちょっとSFなファミリー物語
  • オタクが世界を救う物語
  • 仮想世界やAIのトラブルを警鐘
  • みんな何かの役に立つという話
  • どんな家族も受け入れよう
  • 消極的な健二の成長物語
  • 夏希の花札勝負の演出かっこいい
  • 子どもや家族と一緒に楽しめる
『サマーウォーズ』少し残念7ポイント
  • 仮想世界OZの権限やAIが万能すぎ
  • 家族が多すぎて誰も覚えられない
  • OZのセキュリティや暗号が雑すぎ
  • OZの管理会社が存在感なしで無能
  • アカウント吸収のしくみが謎
  • ラブマシーンが花札を学習しない謎
  • 個人の権限のみで探査機操作は不可

続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧も参考にしてください。

『サマーウォーズ』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
興行収入は毎週更新!2019新作69本/2018年209。驚き/社会性/感情動かす/多幸感/ストーリー重視。海外旅行135国
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