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映画『ロッキー2』評価は?感想ネタバレあらすじ/チャンピオンは誰?秘めた戦術とは?

映画 ロッキー2
タイトル/邦題 ロッキー2
日本公開 1979.9.1 [予告↓]上映時間 119分
映倫区分USA PG
製作国アメリカ
原題/英題Rocky 2
映画監督シルベスター・スタローン
キャスト
出演者
シルベスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、カール・ウェザース、バージェス・メレディス
配給/製作(C)ユナイテッド・アーティスツ/ウィンクラー/チャートフ・プロ作品
シリーズ/関連ロッキーシリーズ
日本配給収入9.5億円
世界興行収入2.0億US$(約220億円)
製作費0.07億US$(約8.3億円)
参考Wiki世界興行収入
平均評価★★★★★72私の評価★★★★★69
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映画『ロッキー2』概要とあらすじ(ネタバレなし)

ロッキーシリーズ2作目。前作でチャンピオンのアポロと互角に戦ったロッキーは、失明を心配しボクシングをやめます。しかし他の仕事はうまくいかず、アポロの挑発を受け再戦を決めるが、妻エイドリアンが倒れ...。妻と出産は無事?勝者は?(ネタバレあらすじ↓)

『ロッキー2』予告動画

『ロッキー2』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ロッキーシリーズ一覧も参考にしてください。

前作『ロッキー』でボクシング世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリード(カール・ウェザース)と最終ラウンドまで戦い、惜しくも判定負けしたロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)は失明を気づかい引退します。

有名人ロッキーだが生活は苦しい?(ネタバレあらすじ)

ロッキーはエイドリアン(タリア・シャイア)と結婚し車や新居も購入し、妊娠もわかり幸せです。有名になったのでCM撮影の仕事を引き受けるが不器用でうまくいかず、精肉工場の力仕事はあっていたが不況でリストラされ、車をポーリーに売ります。

ポーリーにはガッツォの集金係を紹介してやります。家計が苦しいため、妊娠中のエイドリアンもペットショップで働きます。ロッキーはミッキーのボクシングジムで働くが、アポロによるしつこい再戦依頼を受けて、再びミッキーと特訓を開始します。

ロッキーの勝利はエイドリアンしだい?(ネタバレあらすじ)

しかし妻エイドリアンは目が心配で反対し、ロッキーはトレーニングに身が入らずミッキーもあきらめかけます。ポーリーがエイドリアンを説得しようとした時、彼女は倒れて病院へ運ばれ、出産した子は無事だが、エイドリアンは昏睡状態になります。

ロッキーは特訓をやめて面会後は神に祈り、ミッキーもつきそいます。エイドリアンが目覚め「勝って!」と言うと、ロッキーは猛特訓を再開します。試合当日、ロッキーは神父から祝福を受けます。アポロ・クリードは前回と違って真剣な顔で入場します。

『ロッキー2』ネタバレ結末と最後/ラスト

試合はほぼアポロが優勢で、ロッキーはふらついたりダウンしながらも立ち上がり続けます。しかし第9ラウンドからロッキーの猛ラッシュが始まり、アポロは消耗していき、最終15ラウンドではロッキーが封印してたサウスポーで追いつめ両者倒れます。

10カウント前に立ち上がったロッキーが新チャンピオンとなります。インタビューでアポロとミッキーと観客と神に感謝をささげ、チャンピオンベルトをかかげ、家でTVを見ながら我が子ロッキー・ジュニアといるエイドリアンに勝利を告げ、エイドリアンも涙します。

ネタバレ感想『ロッキー2』考察や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ロッキーシリーズ一覧も参考にしてください。映画 ロッキー2

★★★★★ 69点/100(60が平均)

監督・脚本・主演のシルベスター・スタローンと俳優女優の続投

前作『ロッキー』が低予算・小規模上映のわりに評価されたので、本作ではシルベスター・スタローンが監督・脚本・主演の三役をこなしています。エイドリアン役のタリア・シャイアや、アポロ・クリード役のカール・ウェザースも続投です。

エイドリアンの健気さやアポロの上から目線は変わらないけど、内気で人見知りな性格を演じたタリア・シャイアや、ロッキーをなめてジョージ・ワシントン風の入場をしたカール・ウェザースが見れる前作はやはり貴重です。

ミッキー役のバージェス・メレディス、ポーリー役のバート・ヤングもクセは弱くなってるけど続投です。エイドリアンのことで特訓に身の入らないロッキーにあたふたするミッキーが印象的です。ポーリーは仕事も得て、騒動は少なくなりましたね。

「家族のため戦うロッキー」と「プライドのため戦うアポロ」

前作は、ロッキーのアメリカン・ドリームを中心として描き、ロッキーにふれた人々の成長と飛躍を見ることができました。本作は「家族」と「自身のプライド」や「戦う理由」と「戦わないでほしい理由」など対照的なテーマがぶつかる物語です。

結婚して妊娠中のエイドリアンは、夫のロッキーが健康でそばにいるだけで幸せなので、命や右目の視力を犠牲にしてまでボクシングを再開してほしくないのです。一方のロッキーは妻子を養いたい気持ちが強くて、とにかくお金を稼ぐ方法を探します。

そしてロッキーは自分にはボクシングしかないと気づき「家族のために戦う」と決意します。アポロ・クリードは、世間から判定結果を疑問視され「プライドのために戦う」ために、ロッキー陣営をののしることまでして再びリングへ引きずりこみます。

映画的にはこの「戦う理由」の違いによって、ロッキーが勝利することは確定していたのでしょう。すなわち「自分自身のためだけに戦うアポロ」に対して「妻エイドリアンと生まれてくる息子の生活のために戦うロッキー」という構図です。

「信心深いロッキー」と「資本主義を体現するアポロ」

ロッキーとアポロには他にも対照的な違いがあります。前作『ロッキー』の冒頭がキリスト画から始まったように、ロッキーはイタリア出身だけあり熱心なローマ・カトリック信者であり、常に十字架を持ち歩いています。

エイドリアンが昏睡状態の時も教会で神に祈りを捧げ、試合前も遅れそうなのに神父に祝福を受けに行きます。アポロ・クリードの宗教観は不明ですが、具体的な描写はあまりなく、信仰とは別に「承認欲求」や「名声」に固執する姿が見られます。

黒人が仕事などで名声を得るのは難しかった時代なので、黒人アポロは必死に努力してチャンピオンの座をつかんだのでしょう。そういう意味では彼こそ「アメリカンドリームの象徴」であり「能力と努力でのし上がる資本主義を体現」した者に思えます。

高度経済成長が少し衰えた時代のアメリカだからこそ「お金や名声」より「宗教や家族」を前面におし出したメッセージ性が受けたのかもしれないけど、シルベスター・スタローンじたいカトリック信仰心が強いらしいので、それが作品に反映されたのです。

ボクシングという呪縛から抜け出せないロッキー

ロッキーは、前作でのアポロとの死闘で右目を負傷し、これ以上パンチをあび続けると失明する危険を医者に指摘されます。驚いたのは、ロッキーがあっさりボクシングをやめたことです。彼はあくまでも生活のためにボクサーやってたと気付かされます。

しかし学校もろくに卒業せず、ずっとボクシングで生活してきたロッキーには他の仕事は向かず、結局はミッキーの所へ帰ってボクシングに関わる仕事をするしか道はありません。イタリアン・マフィアが抜け出したくても抜け出せない境遇に似ています。

ロッキーはエイドリアン中心に回る?赤ちゃんも放置?

本作は「家族」か「仕事」かという命題に「家族の応援のない仕事は意味がない」という回答を描いています。ロッキーは元々「自分」やアイデンティティの弱く思える人間なので、エイドリアンを「太陽」としてその周りを回ってる印象です。

だからこそ、ボクシングに反対してたエイドリアンが昏睡から目覚めて「勝って!」と言ってからのロッキーの猛特訓、試合勝利は感動的です。ただ、エイドリアン至上主義で、赤ちゃんと面会せず放置し続けたロッキーには全く賛同できません。

ボクシングの戦術や特訓方法や勝因は?

右目を守るためにも右利きに変更し、最後に温存したサウスポー(左手)で勝負を決めろ」というミッキーの提案が実行されます。今回アポロは、ロッキーのサウスポー対策を念頭に特訓しただろうから、この作戦は見事に的中し功を奏します。

しかしわずか数ヶ月間で、チャンピオンと試合になるほど、利き腕を変更できるのかは疑問です。右利きの人が左利きに変更するよりは、日常的に右手も使うサウスポーの方が楽に変更できるだろうけど、それでも数年はかかる気がします。

しかもエイドリアンにつききりの間はランニングすらしてないので、その後に血のにじむ特訓をしたとはいえ、アポロも今回は本気でトレーニングし続けてるので差は縮まらないと思います。その部分の勝利の根拠を、何か描いてはほしかったです。

本物のボクシングの特訓方法は知りませんが、本作『ロッキー2』では、ニワトリを捕まえるスピード訓練(チキンキャッチ)や、丸太かつぎスクワットなど奇抜なのが多く映画的には楽しいです。子ども達がランニングについてくるのは名シーンです。

『ロッキー2』の総括や続編

前作『ロッキー』と本作『ロッキー2』により、世界ヘビー級チャンピオン戦の決着はついて「アポロ・クリード編」というべきシリーズは完結します。続編『ロッキー3』からは新たな強敵が出現することになります。

そういう意味でも本作でロッキーがアポロに勝利するのは、観る前からほぼ確実な展開です。だから結末や勝敗のわからなかった1作目と比べると、少し見劣りを感じます。この確実な結末へのロジカルな流れがあまりないのも残念です。

ロッキーが勝利した要因をあえて考えると、エイドリアンの「勝って!」によるブーストや息子の誕生による家族を守りたい気持ちなどがありますが、アポロにも妻や家族はいるので「気持ちの強さ」だけでは納得しづらいです。

それに前作同様、ボクシング試合は実質ラストの1戦のみなので、スポーツ映画として見た場合、そこへ至る人間ドラマが長すぎて少し退屈です。当時の脚本の作り方や予算の低さを無視するなら、1作目と2作目が1つの作品なら最高なのですが。

時代を経て、シルベスター・スタローンはそういう映画を『クリード チャンプを継ぐ男』で実現しています。2019年公開『クリード2 炎の宿敵』もあるので、それらを観る前にロッキーシリーズは見ておくといいでしょう!

続編前作や関連映画は、ロッキーシリーズ一覧も参考にしてください。

『ロッキー2』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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