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ネタバレ『猿の惑星 創世記 ジェネシス』あらすじ感想や評価まとめ/過信で滅びゆく人類と猿の愛と虐待の記憶

猿の惑星 創世記 ジェネシス
  • 平均評価 ★★★★★74/100
  • 日本興行収入 24.2億円
  • 世界興行収入 4.8億US$
  • 日本公開 2011.10.7
  • 上映時間 106分 予告

『猿の惑星 創世記 ジェネシス』あらすじ(ネタバレなし)

猿の惑星の新シリーズ第1弾。旧シリーズの前日譚。製薬会社ジェネシスに勤務するウィルは、アルツハイマー治療薬をメス猿に実験投与する。すると猿の知能が劇的に向上し、子猿を守るため凶暴化したため射殺されてしまう。ウィルは子猿にシーザーと名付け育てるが、母親と同じような高い知能を示しはじめて...(ネタバレあらすじ↓)

猿の惑星 創世記 ジェネシスの予告動画

映画『猿の惑星 創世記 ジェネシス』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Rise of the Planet of the Apes
製作国
アメリカ(2011.8.5公開)
映倫区分
日本: G、USA: PG-13
映画監督
ルパート・ワイアット
キャスト/出演者
ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、トム・フェルトン
製作費
約US$ 93,000,000(約102億円)
配給/製作
(C)20th Century Fox、Chernin Entertainment、20th Century Fox、WETAデジタル
レビューサイト平均評価 ★★★★★74/100換算

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。関連映画は猿の惑星シリーズ一覧などでさがしてみてくださいね。

ネタバレあらすじや感想『猿の惑星 創世記 ジェネシス』考察・評価・レビュー

★★★★★ 75点/100(60が平均)

『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』ネタバレ感想や考察

猿の惑星の新シリーズの第1弾なので、旧シリーズを鑑賞してなくても問題ありません。私も旧作は1つ目しか観たことがなく、しかも内容はほとんど覚えていませんが、今回の『猿の惑星 創世記』は全てのはじまりのような展開なので、事前知識なしでも楽しむことができます

大まかなストーリーは、人間がアルツハイマーの遺伝子治療薬を製造する過程で、チンパンジーに実験を繰り返してて、そこから産まれた知能の高いシーザーが、やがて猿たちをまとめあげて蜂起するまでの物語です。前半はシーザーと人間との楽しい日々を、後半は虐待する人間と猿が爆発蜂起するまでです。

人間が動物実験を繰り返してついに「ノー」を突きつけられる話と、過信しすぎた人類が空気感染するバイオ兵器を作り出してしまい滅亡へと向かう話が並行してます。ジェネシス社は危険な薬品を製造してる割に、安全管理体制やセキュリティが甘すぎなのは気になりますが、現実の不祥事見てるとありそうです。

ALZ-112は結局、父のアルツハイマーを完全回復できませんでしたが、老後の5年間だけでも進行を止められたのは成果だと思います。アルツハイマーで長生きするか、5年だけでもしっかり意識を持って暮らすか選択方式にすればいい気もします。この時の抗体を研究してALZ113のワクチンは作れないのでしょうか。

エイプは虐待する人間への憎悪を抱きますが、シーザーだけはウィルやキャロラインに愛された記憶もあるため、それが今後強みになるか弱みになるか見どころです。人間社会の人種差別やいじめを表現してるようでもあり、加害者もいつか報いを受ける可能性があることが描かれています。

エイプがついに脱走して人間と戦う場面は、それまでの狭い世界から解放された気分で、クライマックスとしても気持ち良い展開です。人間が車の渋滞で動けないのは「停滞した人類」を現してるようで、猿たちは簡単にそれらを乗り越えていき、ミュアウッズ国定公園を「新たな家」として再出発します。

連れ戻しに来たウィルの所へシーザーが帰らない理由は、人類とエイプは生きる道が違うと悟ったこと、コバらが人類と戦争をはじめるのを食い止めて統率する必要があること等だと思います。ラストでは猿インフルエンザの蔓延も伝えられ『猿の惑星 新世紀(ライジング)』へと続いていき楽しみです。

『猿の惑星1 創世記(ジェネシス)』おすすめ10ポイント

  • 古典SF映画のリブート版の第1弾
  • 旧作の神話的な前日譚
  • 短くて無理のない物語展開
  • ウィルとシーザーが楽しそう
  • 人間の過信がまねく滅びの予感
  • 人類滅亡と猿の進化で主従交代
  • シーザーに感情移入できる
  • ためにためて終盤で爆発の展開
  • エンドロール後も衝撃的
  • 子どもや家族と一緒に楽しめる

『猿の惑星1 創世記(ジェネシス)』少し残念6ポイント

  • ジェネシス社の安全管理が甘すぎ
  • 研究投薬を家に持ち帰れるの?
  • フランクリンを隔離すべきでは?
  • 知能高いシーザーが隣人に暴力?
  • 動物保護施設の安全管理が甘すぎ
  • ジェイコブスの悪逆をもっと描くべき

『猿の惑星1 創世記(ジェネシス)』ネタバレあらすじや解説

製薬会社ジェネシス社の神経学者ウィル・ロッドマン(ジェームズ・フランコ)は、ウイルスを用いたアルツハイマー遺伝子治療薬ALZ-112を開発し、実験のためメスのチンパンジーに投与し、副作用で目が緑になったため「ブライトアイズ」と名付けられ、知能は飛躍的にアップしますが檻から逃げ出します。

ウィルはジェネシス社の幹部達に人体実験許可を得ようと会議でプレゼン中でしたが、そこへ凶暴化したブライトアイズが飛びこんできて射殺され、薬の危険性から開発中止と全ての猿の殺傷が命じられます。ブライトアイズは妊娠し出産後で子を守るため凶暴化したとわかり、ウィルは子猿を内緒で家に持ち帰ります。

ウィルの家にはアルツハイマー初期の父チャールズ(ジョン・リスゴー)がいて、子猿をシーザーと呼びます。シーザーは母同様に高い知能を示し、18ヶ月で24言語を手話で話せるようになり、2歳で人間の8歳児用のパズルなどを解き、3歳の時には知性すら身につけています。一方、父の認知症は悪化するばかりです。

ウィルは凍結されたアルツハイマー治療薬ALZ-112を持ち出し父に投与すると、翌朝から父はピアノを現役時代のように見事に弾けるように戻ります。シーザーは外へ出て自転車に乗ろうとすると、近所の人にケガさせられ、ウィルは動物園の獣医キャロライン・アランハ(フリーダ・ピントー)の所へ連れて行きます。

シーザーの「食事に誘え」というジェスチャーにより、付き合うことになったウィルとキャロラインは、シーザーを大きなセコイアの森へ連れて行き、放して自由に木登りなどで遊ばせてやります。その5年後、シーザー(アンディ・サーキス)は人間の大人くらいの背丈になり、自分の正体を知りたいと言い出します。

ウィルは、シーザーの母猿は薬投与で知能アップしたが殺されたと話します。やがて父チャールズはALZ112のウィルス抗体が体内にでき、アルツハイマー認知症に戻り、隣家の車を無断で運転して前後の車ごと破壊します。隣人男性が抗議すると、父を助けるためシーザーがその男を追いかけ大ケガさせます。

ほぼ人間同様の知能を持つシーザーなので、首輪やリードや車の荷台に乗るのはプライドが許さないのは理解できます。しかしこんなに知能が高いのに、暴力がどこまで許されるかわかってないのは不思議です。ケンカ経験がないとか、人間がチンパンジーより弱いことを知らなかったのかもしれませんが。

人間に危害を加えてしまったため、シーザーはジョン・ランドン(ブライアン・コックス)と息子ドッジ(トム・フェルトン)が運営する動物保護施設に送られることになります。ランドン親子は飼い主が見てない時には動物を虐待してます。ウィルは、裁判所でのシーザー引取手続きが90日以上かかると言われます。

ウィルはジェネシス社の上司スティーヴン・ジェイコブス(デヴィッド・オイェロウォ)に、ALZ-112を父に投与して効果が得られたこと、さらに知能を高める効果もあることを話し、研究許可をもらいます。ウィルはALZ-113を開発して、ボノボのコバに投与する時、暴れて研究員フランクリンのマスクが外れます

保護施設のシーザーはドッジによる虐待で尊厳を傷つけられますが、檻の壁にウィル家の部屋の窓模様を描いて耐えます。施設のサルたちとは馴染めず、ボス猿ロケットに服をはぎとられ、木から落とされて屈辱を受けます。サーカス出身で手話を使えるオランウータンのモーリス、ゴリラのバックとは親しくなれます。

ウィルが施設に来てランドン親子に虐待しないよう言いますが、シーザーを出してやることはできずに帰ってしまい、シーザーは落胆して窓模様を消します。シーザーは夜間、檻の錠をはずして出て、閉じ込められてるゴリラのバックを広場で遊ばせてやり、ボス猿ロケットを服従させてシーザーがボスになります。

ウィルは父の死を悲しみます。ジェネシス社では上司ジェイコブスがALZ-113の投与を他のサルにも拡大させ、ウィルは反対しますが聞き入れられず会社をやめます。ウィルはランドンに金を渡してシーザーを檻から出そうとしますが、シーザーは自ら檻を閉めます仲間の猿を見捨てることが出来なかったのでしょう。

シーザーは仲間を統率するためクッキーを配りますが、オランウータンのモーリスに「馬鹿だからダメだ」と言われ、施設を抜け出してウィル家のALZ-113を持ち出して、全ての猿の檻に噴射します。翌朝シーザーは猿を統率し、夜になると檻を抜け出して、スタンガンで威嚇するドッジに「NO ノー」と返答します。

『猿の惑星1 創世記(ジェネシス)』ネタバレ結末やラストシーン

シーザーは虐待してたドッジが猿に殴られるのは見ぬふりですが、虐待しなかったロドニーは檻に入れて助けてやります。そして猿たちは脱走して、ジェネシス社に捕らわれてるコバらや、動物園のサルの仲間たちも脱走させ、檻の鉄棒を武器として持ち、警官隊などと戦いながら、橋の先のセコイアの森を目指します。

一方、フランクリンの死体が発見され、ALZ-113は人間には有毒であると判明し、ジェイコブスは1人だけヘリで街から離れようとします。シーザーは仲間の猿が人間を殺すことは許しませんが、人間は猿を全滅させようと殺します。シーザーは仲間を橋の上と下から向かわせ、自分は馬に乗って正面から突撃します。

ゴールデンゲートブリッジ上で、エイプ(猿)の集団は警官隊の武器を奪って追い返しますが、ジェイコブスの乗ったヘリが機関銃を撃ってきてエイプにも多くの犠牲が出ます。ゴリラのバックが撃たれながらもジャンプしてヘリに乗り移り墜落させますが、バックは絶命します。シーザーはそっと目を閉じてやります

ゴールデンゲートブリッジにひっかかったヘリから、ジェイコブスが手をのばして助けを求めますが、シーザーは助けず、研究所で散々実験材料にされたコバがヘリを蹴り落とします。シーザーと仲間たちはセコイアの森(ミュアウッズ国定公園)に入ります。シーザーは、追ってきたウィルを仲間から守ります。

ウィルは「家へ帰ろう」と言うと、シーザーは「シーザーうちここ(ミュアウッズ国定公園)」と人間の言葉で返答し、ウィルも納得します。シーザーは木に登り、仲間たちと共にゴールデンゲートブリッジの先の人間の都市を眺めます。

エンドクレジットの途中、フランクリンの血を浴びたウィルの隣人が、パイロットとしてサンフランシスコ発ニューヨーク行きの飛行機に乗りこもうとしますが、鼻血を流して不穏な空気です。エンドロール後、人間を致死に追いやるウィルス感染が、世界中に拡大してると語られます。

全体的によくまとまっているし、起こってる出来事が順序だててわかりやすいのは好みです。エイプ側にも感情移入しやすいので、ラストの戦いにはカタルシスが生まれます。過去作を観てなくても完全に独立しての第一作目なので、多くの人に観ることをおすすめしたいです!

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