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ネタバレ『アルゴ』あらすじ感想や評価まとめ/イランの大使館から流血なしで脱出

  • ミステリー/サスペンス
  • ドラマ
  • 歴史/時代/西部
  • 実話に基づく
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アルゴ
  • 平均評価 ★★★★★78/100
  • 日本興行収入 3.2億円
  • 世界興行収入 2.3億US$
  • 日本公開 2012.10.26
  • 上映時間 120分 予告

『アルゴ』あらすじ(ネタバレなし)

アカデミー賞7部門ノミネート、作品賞、脚色賞、編集賞を受賞。1979年11月4日、イラン革命が激化してアメリカ大使館が占拠された。6人のアメリカ人が脱出してカナダ大使宅に逃げ込んだ。しかし過激派に見つかるのは時間の問題だった。CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスは「アルゴ」という架空のSF映画を企画して、6人をニセ映画のカナダ人撮影スタッフとして出国させる作戦を立案した。6人と合流したトニーだが、上司から計画中止を告げられてしまい...(ネタバレあらすじ↓)

アルゴの予告動画

映画『アルゴ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Argo
製作国
アメリカ(2012.10.12公開)
映倫区分
日本: G、USA: R
映画監督
ベン・アフレック
キャスト/出演者
ベン・アフレック、アラン・アーキン、ブライアン・クランストン、ジョン・グッドマン、ケリー・ビシェ
製作費
約US$ 44,500,000(約49億円)
配給/製作
(C)Warner Bros. Pictures、GK Films、Smoke House
レビューサイト平均評価 ★★★★★78/100換算

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。

ネタバレあらすじや感想『アルゴ』考察・評価・レビュー

★★★★★ 70点/100(60が平均)

『アルゴ』は、イラン革命時にアメリカ大使館が占拠され、カナダ大使宅にかくまわれた6人を、CIAの人質奪還の専門家トニー・メンデスが、ニセ映画の撮影スタッフとして脱出させるという、実話ベースのサスペンス歴史ドラマ映画です。

俳優でも有名なジョージ・クルーニーがプロデューサーの1人をつとめて、これまた俳優で監督でもあるベン・アフレックが、監督と主演をつとめています。アカデミー賞の作品賞などを受賞しています。

この映画のおすすめ、5つのポイント

  • 実話だけどハラハラさせられる
  • 歴史の一事件として興味深い
  • アメリカ国内とイランの緊張感の差
  • バザールでの口論の緊迫感
  • 脱出作戦時の息つまる展開

少し残念?つっこみどころ、2つのポイント

  • 実話を脚色しすぎ
  • 作戦や演出に無茶な点が多い

『アルゴ』ネタバレあらすじや結末

1979年、イラン革命が勃発して、ホメイニー率いる勢力が元国王パフラヴィーを追い出します。しかしアメリカに亡命したため、11月に学生を中心とした過激派がテヘランのアメリカ大使館を占拠して、52人のアメリカ大使館関係者を人質にとられてしまいます。

その混乱の中、6人のアメリカ人がカナダ大使の公邸へ逃げることに成功して、大使夫妻らによりかくまわれます。しかし人数を確認されれば見つかるのは時間の問題です。事態を把握したアメリカ国務省は、ベン・アフレック演じるCIAの人質奪還のプロのトニー・メンデスに、応援を要請します。

自転車による脱出などいくつかの案の中から、トニーはニセ映画のカナダ人撮影スタッフのロケハンとして、6人をイラン国外へ脱出させる案を思いつきます。トニーはハリウッドへ飛んで、知人の特殊メイクのプロやプロデューサーと協議してSF映画『アルゴ』を選びます。

実際に『アルゴ』の制作事務所を立ち上げ、大々的な記者発表を行いました。その後、トニーはイランに入国し、文化・イスラム指導省にロケハン許可をもらってから、カナダ大使公邸へ行き、6人に作戦を説明します。最初6人は反対しますが、他に方法がないことから役割を暗記しはじめます。

翌日、指導省の担当者とバザールで会うことになり、トニーと6人は恐怖しながらもカナダ人として外出します。しかしカメラで撮影した時に、アメリカ人に恨みを持つ現地人と口論になり取り囲まれてしまいます。なんとか無事に大使公邸へと帰り着き、ホッとします。

しかし今度はトニーの上司オドネルから、アルゴ作戦の中止を告げられてしまいます。アメリカ軍の人質奪還作戦が決定したためです。トニーは悩んだ末、6人を見捨てて大使公邸を出ますが、翌朝オドネルに電話で作戦の決行を告げます。

上司オドネルは急いでホワイトハウスの各方面へ手を回し、最終的にカーター大統領の許可を得ます。トニーらは空港へ行き、キャンセルされた搭乗券がすんでのところで復活して先へ進めました。しかし出国審査でひっかかり、全員別室へと連れて行かれます。

英語を話さない過激派の係員たちに、ペルシア語が堪能なジョーは、映画『アルゴ』をストーリーボードを使って説明します。そして係員による撮影事務所への電話でも、映画スタッフのイラン訪問は証明されたため、トニーらは開放されて無事にスイス航空へ乗り込むことができます。

過激派たちはトニーらの正体に気づいて彼らを追いかけますが、離陸した飛行機はイラン領空を超えたため、7人は一安心します。その後、トニー・メンデスはCIAスター勲章を授与されますが、極秘作戦であったため賞は返されてしまいますが、カナダ大使夫妻らと共にたたえられました。

『アルゴ』感想や印象的シーン

まず最初にこの映画の物語は、実話のイランアメリカ大使館人質事件とはかなり違っていて、特にハラハラさせられる部分はほとんど映画のみのストーリーだという点を理解しておく必要がありそうです。

あと、アメリカ大使館が襲撃された時に、6人のみが脱出に成功したのですが、他の50数名は人質とされます。この人たちは助けなくてもいいのか疑問でしたが、人数が多すぎるため軍事的か国家間交渉でしか救えないのでしょうね。事実では何人が犠牲になったのでしょうか。

前半は比較的のんびりと進行するため、あまり印象に残るシーンはありません。イラン革命までの経緯説明後、過激派がアメリカ大使館を占拠した時、裏口から6人のアメリカ人が出て、カナダ大使館公邸へ逃げ込むまでは、それなりに緊迫感ありますがあっという間の出来事でした。

それに比べて、アメリカ国務省やCIAでの人質救出作戦の立案時は緊張感がないどころか、コメディ風にすら感じました。そしてニセ映画『アルゴ』の制作発表会でも、変なコスチュームだらけでイランの深刻さとは対照的で、逆にそれが印象的でした。

トニー・メンデスは妻や子とは別居中でしたが、それでも命をかけてイランへ乗り込むとは、他の人ではできなかった勇気ある行動だと思います。入国して映画のロケハン許可を取るまでは、わりとすんなりいきます。問題は6人と合流して説得する場面です。

普通に考えると、こんな実現不可能に思える作戦なんて、誰でも躊躇すると思います。しかし時間がないという条件と、トニーの説得によって、最後は了承されます。それにしても撮影スタッフとしての仕事内容や、ニセ経歴など暗記が大変そうですが、命かかってるからできたんでしょうね。

翌日のバザール訪問シーンは、かなり緊迫感ありました。イランでは通常時でも現地女性に対する写真撮影には厳しいので、映画スタッフだからといって、気軽にカメラを向けるのは、あの時勢下では絶対にやってはいけない行為だと思いながら観てました。

アルゴ作戦実行の前日とかに急に、軍事的に解決するから作戦中止なんてのは、どう考えても事実とは違うと思います。しかも律儀に航空券のキャンセルとかしないでしょう。ただこの突発事によって、映画はより緊張感が増して面白くなったことは間違いありません。

航空券が1度はじかれたり、入国許可書?が6人分も見つからなくても指導省からの許可書で通過できたり、別室で尋問されて映画説明や雑誌記事や事務所への電話確認だけで飛行機への搭乗を許可されたり、飛行機へのバスのエンジンがかからなかったり、バレて離陸直前まで追いかけられたりと緊迫します。

このあたりはほとんど映画を盛り上げるための演出だと思います。本当に疑っていれば、あんなにあっさりと通過させたりしないでしょう。大使館でシュレッダーした顔写真を、現地の子どもたちが復元してる様子はリアルでありそうです。焼かないとダメですね。

実話にしろ脚色にしろ、ラスト30分間くらいの脱出劇は、映画としてはドキドキして楽しめる展開でした。イラン領空を脱して、アルコールの機内サービスが開始された時の安心感は、特に印象深かったです。結末はわかっていてもホッとしました。

ラストでは、トニー・メンデスがCIAスター勲章をもらったり、カナダ大使夫妻も表彰されます。そこの家政婦のイラン人?のサハルはイラクに亡命したのでしょうか。その後、イランに戻れたのか気になります。その後、他の人質50数名も交渉により帰れたようで良かったです。

かなり実話を脚色してるようですが、当時の緊迫感は十分に伝わってきますし、アカデミー賞を受賞した骨太な映画ですので、多くの人にぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!

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