映画『インディジョーンズ 魔宮の伝説』評価は?ネタバレ感想考察/インド邪教徒から神の石を奪還!少年大活躍

『インディジョーンズ 魔宮の伝説』あらすじ概要
インディジョーンズシリーズ2作目。アカデミー受賞作。前作『レイダース 失われたアーク(聖櫃)』以前の物語。中国の冒険から脱出したインディは、インド山..(ネタバレ感想考察↓)
映画名/邦題 | インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 |
原題/英題 | Indiana Jones and the Temple of Doom |
日本公開日 | 1984/7/7 [予告↓]上映時間 118分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | スティーブン・スピルバーグ |
キャスト 出演者 | ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー、ジョナサン・キー・クァン、アムリッシュ・プリ、ロシャン・セス |
配給/製作/画像 | ©Paramount Pictures映画、CIC/Lucasfilm Limited |
シリーズ/関連 | インディジョーンズシリーズ |
日本興行収入 | 58.2億円 |
世界興行収入 | 3.3億USドル [出典] |
製作費 | 0.3億USドル |
平均評価★★★★★74(私の評価↓は含まず)
|
『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』予告動画
ネタバレ感想『インディジョーンズ 魔宮の伝説』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、インディジョーンズシリーズ一覧もご参考に。
『インディ・ジョーンズ2 魔宮の伝説』ネタバレ感想や考察
インディジョーンズシリーズ2作目は、中国の冒頭(アバンタイトル)と、インドでの邪教集団から神の石(サンカラ・ストーン)と奴隷にされた子どもたちを救い出すというアクション・アドベンチャーです。あいかわらずテンポはよく、コメディ要素も絶妙で、冒険にもワクワクできます。
中国でのダイヤをめぐる大混乱から本編へ入る展開はつかみとしてはOKで、すぐインドでの冒険もはじまり、テンポよく退屈しません。ただ、中国でのダイヤは置き去りだし、ウィリーがついて来るのもご都合主義だし、飛行機落とすなら離陸前に捕獲して処刑の方が損害少ないだろというつっこみどころ満載です。
ハリソン・フォード演じるインディと、子役のショートは、アクションも笑わせる場面でもハラハラ展開時も、その自然な演技は素晴らしくて、作品の面白さを120%引き出せてる気がします。スティーヴン・スピルバーグ監督やジョージ・ルーカスのセンスや先見性の良さも貢献してる気がします。
ただ、VFXが進化した最近の映画に比べると見劣りし、もし今これを作ったら「面白い部分をつなげただけ」「ヒロインは足手まといなだけで女性軽視」「音楽で無理やり盛り上げる」「主人公らは殺しすぎ」「命をかけるには動機が弱い」「神の石の存在が置き去り」「人間が描かれてない」と評論されそうです。
特に気になるのは、インディが当初の目的である、中国のダイヤや、インドのサンカラ・ストーンを5つ集めることなどを、あっさりあきらめたのか忘れてしまうことです。考古学者としての興味や冒険家の探究心が、前作『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク(聖櫃)』ほどは感じられません。
それでも単純な冒険活劇アクション映画としては、今見ても十分に楽しめるレベルだし、難しい謎解きや強敵もいなくて、家族や子どもと気軽に楽しめるおすすめのエンターテインメント作品だと思います。

『インディ・ジョーンズ2 魔宮の伝説』おすすめ7ポイント
- 人気冒険アクション2作目
- ハリソンフォードがはまり役
- 少年ショートの大活躍は必見
- 絶妙なコメディ具合い
- テンポがよい
- 実在した邪教集団がモデル
- 子どもや家族と一緒に楽しめる
『インディ・ジョーンズ2 魔宮の伝説』少し残念7ポイント
- 今見るとさすがに古くさい
- つっこみどころが多い
- アクションが雑
- 冒頭のダイヤはどうなった?
- ヒロインはついてくるだけ
- 神の石を5つ集めてほしかった
- ラストは前作より印象薄すぎ
『インディ・ジョーンズ2 魔宮の伝説』ネタバレあらすじや解説
1935年、中国の上海で、冒険家インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は暗黒街の犯罪王ラオ・チェ(ロイ・チャオ)と取り引き中です。インディは持ってきた「満州王朝の初代皇帝ヌルハチの遺骨」を、ラオの「巨大ダイヤモンド」と交換しようとしますが、安く買い叩かれそうになります。
インディはナイトクラブ「オビ=ワン」の歌姫ウィリーことウィルヘルミーナ・スコット(ケイト・キャプショー)を人質に取るが、毒入りシャンパンを飲まされ、解毒剤とヌルハチの交換と言われます。ウェイターに変装したインディの友人ウー・ハン(デヴィッド・ヴィップ)も撃たれ、クラブ内は大混乱となります。
ウィリーは解毒剤を手にし、ダイヤは氷と混ざって見逃します。インディは解毒剤を持つウィリーを連れて、仲間の少年ショート・ラウンド(キー・ホイ・クァン)の運転する車に乗って飛行場へ逃げ、にわとりを運ぶ飛行機で脱出しますが、ラオの飛行機だったためパイロットらに置き去りにされ墜落します。
インディ、ウィリー、ショートはゴムボートで脱出し渓谷から川に落ちて流れていき、インド山奥の村に着き歓迎されます。村には聖なる石「シヴァ・リンガ」が祭られてたが、邪悪の神の信仰を断るとマハラジャ率いる邪教集団が村の子ども達ごとパンコット宮殿へ奪っていったそうです。
村人らは天に祈りを捧げると、空からインディらが降ってきたので、救世主と間違えられ、パンコット宮殿へ行くようお願いされます。夜、宮殿から逃げてきた子どもが持ってたメモで「シヴァ・リンガ」は「サンカラ・ストーン」だと知ったインディは、考古学的な興味からパンコット宮殿へ行くことにします。
サンカラ・ストーンは伝説の宝石で、シヴァが僧侶に5つ与えた魔法の石だと言われてます。象に乗った3人はジャングルを抜けてパンコット宮殿に着きますが、血を使った邪悪な儀式像を見た現地人たちは象と共に引き返します。インディ、ウィリー、ショートは宰相チャター・ラル(ロシャン・セス)に迎えられます。
イギリス軍のフィリップ・ブランバート大尉(フィリップ・ストーン)と共に夕食会に招かれた3人は、パンコット王国のマハラジャがザリム・シン(ラジ・シン)という少年だと知ります。昔この地域に邪神カーリーを信仰するサギー教が栄えたが、イギリス軍に駆逐されて、今は生贄儀式などはないそうです。
料理は生きたヘビ、カブトムシ、何かの目玉スープ、冷えた猿の脳みそデザートなどで、ウィリーは気絶します。その夜、襲撃者を返り討ちにしたインディは隠し通路を見つけ、串刺し天井トラップはウィリーが虫の中のレバーで解除し、宮殿地下の邪教儀式と3つそろったサンカラ・ストーンを目撃します。
サギー教の司祭モラ・ラム(アムリーシュ・プリー)は、いけにえの心臓をえぐり取り、いけにえは地下の炎で焼かれます。インディはサンカラ・ストーンを奪いに行き、地下で誘拐された子どもたちが働かされてるのを見つけるが捕まります。邪教徒たちは「悪魔の血」で洗脳されてるようです。
司祭モラ・ラムは地下の2つの「サンカラ・ストーン」まで子ども奴隷に掘らせ、資金源としての宝石も採掘しています。インディも悪魔の血を飲まされ洗脳されて、ウィリーを炎の中へ落とそうとします。ショートは奴隷労働中に鎖を断ち切り、インディを松明の炎で洗脳から解き、ウィリーも間一髪で救います。
『インディ・ジョーンズ2 魔宮の伝説』ネタバレ結末やラストシーン
インディは3つのサンカラ・ストーンを奪い、宰相チャター・ラルを倒し、奴隷の子どもたちを解放します。サギー教の眼帯信者と格闘中、マハラジャが呪いの人形を刺して、インディは粉砕ローラーに巻き込まれそうになりますが、ショートの活躍で救われます。ショートは松明の炎でマハラジャの洗脳も解き「左側トンネルが出口」だと教わります。
ショートはウィリーも救い、2人で走るトロックに乗り、インディもターザンのように合流してトロッコ道を猛スピードで逃走します。左側には行けず右側に入り、追手の邪教徒と戦いながら終点ではブレーキがきかずインディの足裏でトロッコを止めます。司祭モラ・ラムは給水塔を倒してトンネル内に水を送ります。
インディらは迫りくる放水から逃げのびます。インディは『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク(聖櫃)』のように、刀を振り回す邪教徒2人を銃であっさり倒そうとするが持ってなくて、ムチで対抗するも多勢の敵が来たので逃走します。吊り橋で司祭モラ・ラムの部隊に囲まれます。
インディは吊り橋を切断して追手を川へ落とすが、司祭はしつこくサンカラ・ストーンを奪いにきて心臓をえぐろうとします。インディは1つだけ持って、残りは落とし、司祭も川へ落ちてワニのえさとなります。ウィリー、ショートも助かります。インディは邪教徒に弓で射られますが、ブランバート大尉の鉄砲隊が到着して、インディらに加勢してくれます。
インディらは、解放された子どもたちと盗まれたサンカラ・ストーン(シヴァ・リンガ)を村の長シャーマンに返して喜ばれます。インディはウィリーと抱き合ってキスし、村の子どもたちに歓迎されます。ラストは前作より印象弱いけど、中盤はショートの大活躍もあり冒険活劇として楽しめるのでおすすめです!
続編前作や関連映画は、インディジョーンズシリーズ一覧もご参考に。
『インディジョーンズ 魔宮の伝説』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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