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映画『桐島、部活やめるってよ』感想ネタバレ評価あらすじ/1人の不在が学校カースト優劣を崩壊

映画 桐島、部活やめるってよ
タイトル/邦題 桐島、部活やめるってよ
日本公開 2012.8.11 予告↓上映時間 103分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
参考Wiki
映画監督吉田大八
キャスト
出演者
神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、前野朋哉、岩井秀人、松岡茉優、東出昌大、清水くるみ、山本美月
配給/製作(C)ショウゲート/日テレ アックスオン
日本興行収入2.6億円
平均評価★★★★★74私の評価★★★★★78
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『桐島、部活やめるってよ』あらすじ(ネタバレなし)

朝井リョウの同名小説の映画化。金曜日の放課後の学校内で、桐島が部活を突然やめたと話題になる。恋人は初耳で連絡がとれずイラ立ち、彼女を含む女子の注目4人組の中の均衡も崩れつつある。桐島と一番の親友だった宏樹も事情を知らず驚き、自分自身を考えるきっかけになる。映画部の前田涼也は自らの脚本をもとにゾンビ映画の制作をすすめるが、女子4人組みの1人で映画好きのかすみに想いをよせる。桐島の事件により、校内での階層に変化が生じ、やがて...。第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の3部門を受賞。(ネタバレあらすじ↓)

『桐島、部活やめるってよ』予告動画

ネタバレあらすじや感想『桐島、部活やめるってよ』考察・評価レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想/考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。映画 桐島、部活やめるってよ

★★★★★ 78点/100(60が平均)

『桐島、部活やめるってよ』は、学校内で最も注目されてた桐島が部活をやめるという事件によって、それまで定着してた校内の階層や立ち位置に変化が生じ始める様子を、様々な人物の視点から描いた、学園青春ドラマ映画です。

この映画のおすすめ、5つのポイント

  • 桐島がいつ現れるか楽しみ
  • 桐島寄りかかってた人達の動揺ぶり
  • 自分で行動する人とそうでない人の対比
  • 情熱でやりたいことやってる人が最強
  • 学校内での優越感や劣等感は幻想

少し残念?つっこみどころ、2つのポイント

  • 登場人物が多いため最初わかりにくい
  • 桐島が気になって物語に集中できない

『桐島、部活やめるってよ』ネタバレ感想や印象的シーン

『桐島、部活やめるってよ』は、桐島という柱が崩壊する可能性がでてきて、それに寄りかかってた人の優越感もくずれはじめ、遠い位置にいた人たちが相対的に輝き出すという展開を、いろんな立ち位置の生徒の視点から見せてくれる見事な映画です。

バレーボール部のキャプテンでエース、しかも成績も優秀な桐島が部活をやめるというニュースが学校内をかけめぐった時、一番最初に衝撃を受けたのは、桐島に最も近い位置にいた、恋人と親友でした。

学年で注目されている女子4人組の1人でもあり、美人でもある梨紗は、桐島の恋人でしたが、部活をやめることは一言も聞かされてなかったのでショックを受けます。他の生徒から次々に事情を聞かれるので、うんざりしていらだってきます。

梨紗の腰ぎんちゃく的な沙奈は、梨紗と親しいことや、桐島と並ぶ人気者の宏樹とつきあってることにステータスを感じています。しかし他者の視点から見ると、無視されてるキャラで、最後まで他人の影響下でしか生きられない物語中で最も痛い子です。

かすみも4人組ですが、梨紗と沙奈が帰宅部なのに対し、バトミントン部に所属したり、1人で映画を見に行ったりと、自分の時間も大切にしています。人の悪口にはのらないけど、4人組の一員として振る舞い続けることもできる、本音と建前を最もバランスよく使いこなせてる大人キャラです。

かすみは、宏樹のバスケ仲間で男子注目グループの1人である竜汰とつきあっていますが、特にステータスとしては感じず、実果のことも気にして、みんなには内緒にしてます。映画部の前田と映画の話をしたり、ゾンビ映画を見に行くと言ったりと、八方美人ぶりも発揮します。

もう1人の実果もバトミントン部だけど、様々な点で3人に対しコンプレックスを抱いています。そしてバレー部で桐島の代役を演じきれなくて悩んでいる風助には、自分と似たものを感じて、気にかけています。

宏樹は女子4人組の梨紗と同じくらい桐島と親しくて、男子注目グループの1人でもあります。野球部のエースだけど部活に情熱をそそげず、帰宅部の竜汰たちと一緒にバスケで遊びながら、桐島が部活終わるのを毎日待っています。桐島からは何も聞かされてなくてショックを受けます。

映画部の前田は、顧問の脚本に不満で、自らの脚本でゾンビ映画の制作を部員の支持のもとはじめます。彼は桐島のニュースを聞いても全く無関係なので、行動にぶれが生じません。かすみに淡い恋心を抱きますが、大好きな映画製作への情熱に影響を与えるほどではありません。

吹奏楽部の部長の亜矢はクラスでは目立たない存在だけど、宏樹のことが気になってて、毎日屋上から宏樹のバスケを眺めながらサックスの練習をしています。前田に撮影のため場所を変えてほしいと言われても動かないくらい意志が強いです。

このように様々なグループに属する生徒たちですが、桐島という柱がなくなると、より依存してた者から脱落していきます。そして自分で考え行動してた者、他者の影響を受けにくい者が、相対的に輝き出すのです。

『桐島、部活やめるってよ』ラストシーン/結末

まず最強なのは、ラストで屋上で運動部ごとゾンビ映画撮影のえじきにした前田です。次に宏樹への恋心を絶ち切った亜矢です。彼女は桐島にも興味ないので屋上にも現れず、吹奏楽部に集中することに決めたので、もはや敵なし状態です。

女子4人組の中では、かすみと実果も桐島の影響を受けないでしょう。特にかすみは世渡りが上手そうです。男子注目グループでは宏樹が最も影響を受けましたが、桐島を中心に考える梨紗と違って、自分を中心に考えるため、何事にも情熱をそそげない自分にあせりを感じます。

ラストでは、映画部の前田と宏樹が語るシーンがありますが、学園ヒエラルキーの頂点にいた者と下層にいた者との距離がここまで縮まってて、今後は反転することを示す名シーンだと思います。

桐島というたった1人の生徒の振る舞いだけで、これだけ世界(学校内)が再構築されるのですから、それぞれが感じてた優越感や劣等感が幻想にすぎないのは明白です。難しいことは考えず、多くの人におすすめしたい良い映画です!

他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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