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映画『ドクタースリープ』評価は?ネタバレ感想考察/シャイニングバトル?ホテルの利用法とは?

更新
映画 ドクタースリープ
タイトル/邦題 ドクター・スリープ
日本公開 2019.11.29 [予告↓]上映時間 152分
映倫区分日本 PG12(小学生指導必要)USA R
製作国アメリカ
原題/英題Doctor Sleep
映画監督マイク・フラナガン [キャスト↓]
配給/製作(C)ワーナーブラザース/イントレピッド・ピクチャーズ、ヴァーティゴ・エンターテインメント
日本興行収入1.2億円
世界興行収入0.6億US$(約74億円)
参考公式サイトWiki映画館
平均評価★★★★★75私の評価★★★★★65
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映画『ドクター・スリープ』概要とあらすじ(ネタバレなし)

スティーブンキング原作の映画『シャイニング』続編。40年前、狂った父から生きのびたダニーは人を避けて生きてたが、周囲で児童ばかりを狙う連続殺人が発生し、不思議な力を持つ少女も現れ…。少女の能力と正体は?子ども殺人の真相は?(ネタバレ感想考察↓)

『ドクター・スリープ』予告動画

キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

ダニー・トランス(ユアン・マクレガー)
40年前、雪山で閉ざされたホテルで発狂した父から逃げのびた。アルコール中毒
ローズ・ザ・ハット(レベッカ・ファーガソン)
真の絆(トゥルー・ノット)リーダー。児童失踪事件に関わっている?
アブラ・ストーン(カイリー・カラン)
不思議な能力シャイニングの持ち主。遠視や追跡を得意とする
ディック・ハロラン(カール・ランブリー)
前作ホテルの料理長。ダニーの父ジャックに殺害されたはずだが…
スネークバイト・アンディ(エミリー・アリン・リンド)
15歳の少女。ネットで少女愛好者の男性たちを呼び出し…

ネタバレ感想『ドクタースリープ』考察や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。映画 ドクター・スリープ

★★★★★ 65点/100(60が平均)

前作は必須?原作と監督とキャストについて

原作はスティーヴン・キングのホラー小説『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ』です。上下巻の長編なので映画も約2時間半あります。前作では子どもでかわいかったダニーが大人に成長しています。

映画『ドクター・スリープ』は、原作小説のというよりは前作映画『シャイニング』の続編です。ただし前作であまりふれなかった「シャイニング能力」中心の話です。前作視聴は必須でないけど、説明不足なので観ておく事をオススメします。

監督のマイク・フラナガンの作品は、観たことあるかもしれないけど記憶にありません。脚本、プロデューサー、編集もできる人です。ホラー映画を多く手がけてきたようなので、本作『ドクター・スリープ』とは相性いいかもしれません。

主人公ダニーを演じるユアン・マクレガーは『トレインスポッティング』が代表作ですが、私の中ではスターウォーズシリーズエピソード1-3のオビ=ワン・ケノービです!『プーと大人になった僕』のクリストファーロビンも記憶に新しいです。

ローズを演じるレベッカ・ファーガソンは『ミッションインポッシブル ローグネイション』『ミッションインポッシブル フォールアウト』でのトムクルーズとの共演が有名で、最近は『MIBインターナショナル』にも出演してました。

他には『ワイルドスピード スーパーコンボ』に出演してたクリフ・カーティス等も出るようです。ジャック・ニコルソンは年齢的にも厳しいためカメオ出演さえしてません。前作でダニー役を好演したダニー・ロイドは俳優をやめてるようです。

サイコホラーでなくX-MENやジョジョ?継承の物語?

結論からいうと本作『ドクター・スリープ』のジャンルは「超能力(サイキック)バトル」なので、X-MENシリーズに近いです。前作『シャイニング』のような良質なホラーやサイコサスペンスを期待して観ると拍子抜けしそうですが、私は前作より好みです。

多人数の能力バトルという意味では、日本のジャンプ漫画っぽくもありますが、ラストのホテルでのオチも含めると『ジョジョの奇妙な冒険 第○部』を連想しました。ジョジョのネタバレになるので「○」は伏せ字です。

そして「ダニーからアブラへの継承の物語」という見方もできます。同時期に公開した『ターミネーター ニューフェイト』もサラ・コナーからグレースへの継承でした。

最近マーティン・スコセッシ監督など巨匠が「マーベル映画(主にMCU)批判」して話題になりましたが、本作『ドクタースリープ』やM.ナイトシャマラン監督映画等がそんなアメコミに近づいてるのは興味深いですね。

前作『シャイニング』ネタバレ簡単あらすじ

ジャック(ジャック・ニコルソン)は、雪で閉鎖されるホテルの管理人として執筆活動もしながら家族と一冬を過ごすことに決めます。ホテル料理長ハロランが案内してくれます。ハロランはダニーだけにシャイニング能力の事も話します。

3人だけのホテル生活、最初は順調でした。しかしジャックの執筆は進まず、妄想で前管理人である殺人犯等と話せるようになります。ダニーには謎の双子少女や血のエレベーターが見え、237号室では女性に首を閉められ、傷跡が残ります。

ダニーの危機を感じたハロランは、飛行機や雪上車でホテルへ向かいます。狂ったジャックは妻子を追い、駆けつけたハロランを斧で襲います。迷路に逃げたダニーは止め足等で切り抜け、母ウェンディとホテルを離れ、ジャックは凍死します。私の『シャイニング』感想考察も参考にしてください。

ダニー親子のその後は?シャイニングとは?

ホテルで悪霊に取りつかれて狂った父ジャック(ジャック・ニコルソン)から逃げ切った息子ダニーと母ウェンディは、その後二人で暮らし、ダニーが20歳の時に母は亡くなりました。事件後しばらくダニーは悪霊の老婆などで苦しみ続けます。

ダニーは成人後、父と同じようにアルコール中毒におちいり自堕落な生活を続けますが、ハロランの霊体に注意されてからは改心して、シャイニング能力はほぼ使わずひっそりと新天地でまじめに働き続けて8年を過ごしています。

前作『シャイニング』でホテル料理長ディック・ハロランは、同じ能力の持ち主ダニーに「シャイニング(かがやき)」とは未来や過去を見たりテレパシーやその他様々な事ができる能力だと教えたが、ラストでジャックに殺害されました。

本作『ドクター・スリープ』では、子どもダニーがシャイニング能力でハロランの幽霊か霊体と会話します。そしてダニーはハロランから教わった「悪霊を箱(棺桶)に閉じこめる能力」で、バスルームの老婆など悪霊たちを封印していきます。

ここで疑問なのは、ダニーに見える死人の霊体は、生前にシャイニングの持ち主だった者だけなのでしょうか。ハロランはそれに当てはまりますが、父ジャック、双子少女、殺人犯グレイディ、ロイド等も持ち主だったのでしょうか。

その回答は映画では明言されなかったけど、個人的にはジャックらもシャイニング(輝き)の持ち主だったと思います。シャイニングの解説どおり、小さなパワーを持つ者は多いけど自覚できてないのだと解釈できます。ホスピスの猫もシャイニングの持ち主ぽいですね。

「トゥルーノット」の正体と目的とは?生気とは?

映画冒頭でバイオレットという少女の生気を喰ったのは、ローズ・ザ・ハット(レベッカ・ファーガソン)とカルト集団「トゥルー・ノット」(真の絆)のメンバーです。彼らは子ども達の新鮮な生気を喰って数百年生きてるようです。

「トゥルー・ノット」(真の絆)の正体は明確に語られませんが、悪のシャイニングの使い手だと感じました。人を眠らせたり従わせる能力(シャイニング)を持つスネークバイトを仲間にして、吸い取る能力を与えたことからも読み取れます。

ただし、ハロランやダニーやアブラが持つ「輝き」とは違い、もっと「ダーク」な能力のようです。スターウォーズシリーズのジェダイ(光)とシス(暗黒)のフォースの関係に似てます。

トゥルーノットのメンバーは能力者だが、生気の補充が足りないと死んで消滅します。その時の生気も食われてましたが、常人よりかなり多いです。生気を食い続ける限り「ゆっくり年をとり不老に近いけど不死身ではない」ので、普通の人間と同じように銃などで殺害されます。

生気とは、人間が死ぬ時に口から出す「魂(たましい)」のような白い煙です。シャイニングが強い者ほど良質で大量に出します。また、苦痛を感じた時にも良質の生気が出るので、傷つけながら食うのが残酷です。

黒板で会話したのは誰?少女アブラの能力は?

ダニーが新天地で借りた部屋には黒板があり、ある日「HELLO」と書きこまれて「Hi」と答えたことからコミュニケーションが始まります。ダニーが黒板で会話したのは、シャイニング能力を持つ少女アブラです。

アブラは幼い頃から、スプーンを天井にくっつけたりして両親に心配されてます。野球少年が「真の絆(トゥルーノット)」により傷つけられると、その苦痛を自分も感じました。アブラは、敵のリーダーのローズを誘いこむのに成功します。

そしてアブラの居場所を探りに来たローズを返り討ちし、脳に入りこんで追跡できるようにします。ダニーらが掘り返したグローブから、それをはめたクロウ・ダディも追跡できるようになります。しかし中途半端な追跡で父を失うことに。

ホテルへ行った理由は?ローズの倒し方は?

ダニーとアブラは、真の絆(トゥルーノット)のローズ・ザ・ハットを誘いこんで倒すために、前作『シャイニング』のトラウマでもあるオーバールック・ホテルへ行きます。ジョジョ○部ラストの展開と同じです。

ダニーが父ジャックが斧で破壊したドアの穴からのぞきむシーンでは、母ウェンディが叫ぶシーンが再現され、なつかしさと恐怖を思い出せました。しかしホテルの多くの悪霊は、ダニーが封印したからか出現しません。

ローズをホテル内に誘いこんだダニーは、脳内の箱(棺桶)を開いて封印した悪霊を出し、ローズの生気を吸い取らせます。この倒し方がホテル内でしか成立しないのは、霊体に接触してない人はその場所以外では見えないのではないでしょうか。

ただしいずれにしても、ダニーはローズを銃などでも倒せるのにわざわざ雪山のホテルで待ち伏せして、あげくの果てに自己犠牲となる必然性は全く感じませんでした。むりやり前作での決着をつけたとか、継承物語にした感じはします。

ダニーとアブラの結末は?父ジャックとの比較

ダニーは、脳内の棺桶に封印してた悪霊を解放してローズの生気を吸い取らせ倒しますが、自らも双子少女などの悪霊たちに取りつかれてしまい、皮肉にも父ジャックと同じ運命をたどります。そして斧を持って少女アブラを追いかけます。

しかしまだ正気の残ってるダニーは、最後はアブラをホテルから逃した後、オーバールック・ホテルを悪霊と悪霊にとりつかれた自分ごと燃やしてしまいます。その後、ダニーは霊体となってアブラの前に現れて去ります。

前作『シャイニング』で「凍死」した父ジャックでしたが、息子ダニーは「焼死」となり対照的な結末です。息子を殺害しようとしたジャックに対し、アブラに継承したダニーは真逆の選択をしたことになります。

『ドクタースリープ』私の評価と総括

スタンリー・キューブリックの『シャイニング』の続編だけど全く違うジャンルなので、前作好きな人や懐古な人には受け入れられない気もします。ただ、前作の「よくわからない感」は排除されてて見やすいので、新規客向けだと思います。

極論ですが『ミザリー』の続編が『ダーク・タワー』でしたとも感じました。「シャイニング持ち主」「持たない人間」「悪霊」「死人の霊体」の間で誰が何をできるのか明確でない点は、便利設定すぎて混乱しがちで残念です。

例えば、真の絆(トゥルーノット)はシャイニング持ち主なので生気を吸える能力を持てるけど、ホテルでは悪霊(死人)もローズの生気を吸ってたので混乱しました。もし真の絆が霊体になれるなら、それだけでまた1本作れそうですし。

個人的には、サイコホラー『シャイニング』の続編としては上手くできてないけれど、それをオマージュとして制作した全くの別作品『ドクタースリープ』としては超能力バトル映画として楽しめました。ただし続編はもう不要だと思います!

他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

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