『ハリーポッターと謎のプリンス』評価は?ネタバレ感想考察/半純血王子の正体?トムリドルへの記憶!ハリポタ6

『ハリーポッターと謎のプリンス』あらすじ概要
ハリーポッターシリーズ6作目。ヴォルデモートを倒す手がかりを探すダンブルドアは、トム・リドルを教えてたスラグホーンのある記憶に関心を向ける。ハリーは「半純血の..(ネタバレ感想考察↓)
映画名/邦題 | ハリー・ポッターと謎のプリンス |
原題/英題 | Harry Potter and the Half-Blood Prince |
日本公開日 | 2009/7/15 [予告↓]上映時間 154分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG |
製作国 | アメリカ、イギリス |
映画監督 | デビッド・イェーツ |
キャスト 出演者 | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、マイケル・ガンボン、マギー・スミス |
配給/製作/画像 | ©Warner Bros. Pictures/Heyday Films |
シリーズ/関連 | ハリポタ/ファンタビシリーズ [< 前作|続編 >] |
日本興行収入 | 80.0億円(年間3位) |
世界興行収入 | 9.3億USドル [出典](年間2位) |
製作費 | 2.5億USドル |
平均評価★★★★★74(私の評価↓は含まず)
|
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』予告動画
ネタバレ感想『ハリーポッターと謎のプリンス』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ハリポタ/ファンタビシリーズ一覧もご参考に。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ネタバレ感想や考察
ハリーポッターシリーズ6作目で、ついに魔法省やマグル界も巻きこんでの闇の勢力との戦争になりそうな雰囲気なのに、狙われてるハリー・ポッターも含めてまだのんきに学園生活するのは現実感がありません。なるべく普通の生活をさせてやろうというダンブルドアの親心かもしれませんが。
今回のメインストーリーは、スラグホーン先生がトム・リドルと会話した記憶を得ることと、半純血のプリンスの正体を知ることですが、前者は「真実薬」を飲ませれば即解決できるし、隠すほどの内容でもなかったので軽い尋問で得られた気もします。半純血の候補は多いし手がかりも少ないので正体には驚きました。
スラグホーンの記憶を見る前に、ダンブルドアは既にトムの日記や指輪などを集めて破壊してるので、分霊箱の存在は知っていたということでしょうね。だから問題になるのは「7つ」なのですが、スラグホーンにトムが話した時点の思いつきだから、実際は10つかもしれないので根拠に乏しい気がします。
サブストーリーとしては、やはり年頃の男女に成長してるので、ラブストーリー的なエピソードも多いです。特に意外ともてるロンにいらつくハーマイオニーの姿は、勉強では優等生だけど恋愛には奥手な女性のかわいさを感じられます。ジニーもハリーが気になってたはずなのにチョウの時にあきらめたんですかね。
結果的にはロンがハリー宛の「ほれ薬」を飲んだことで、スラグホーンに近づけたのでラブエピソードも無駄ではなかったです。結局最後は幸運の液体「フェリックス・フェリシス」のおかげなのですが。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で襲ってきたアラゴグの死もなにげに悲しいです。
洞窟へダンブルドアに同行したハリーが、ほぼ何も役立たなかったのは残念すぎます。毒を飲み干すのはハリーの方が結果的には良かった気がしますが、生徒にそんなことをさせないのがダンブルドアの魅力の1つでもあります。しかしロケットを奪った犯人が再度わなを仕掛けなおしたのは、完全にご都合主義です。
前作くらいから予感はありましたが本作でついにダンブルドア校長が死んでしまいます。「逆転時計」と「透明マント」でなんとかなりそうな気はしますが、そこは無視するのがハリポタの正しい見方なのかなとは思います。スネイプやドラコもついに闇側へ行き、最後の戦いにつながる本作もぜひおすすめです!

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』おすすめ10ポイント
- 人気ファンタジーシリーズ6作目
- 3人の主要キャラの安定感
- 最後のホグワーツでの学園生活
- みんな年頃なので恋話もちらほら
- スラグホーンの記憶の内容とは?
- ドラコ、スネイプは敵なのか?
- 半純血のプリンスの正体は?
- ヴォルデモートの子ども時代
- ダンブルドアが殺害される?
- 子どもや家族と一緒に楽しめる
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』少し残念7ポイント
- 闇の勢力に比べてのんびりしすぎ
- ストーリーにワクワクできない
- 謎はあるが驚きがほぼない展開
- ダンブルドア軍団訓練どうなった?
- ロンが鈍感すぎる
- 洞窟のハリーは足手まとい
- ラストで重要人物死ぬのが続いてる
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ネタバレあらすじや解説
前作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でシリウス・ブラックが殺され、ルシウス・マルフォイが投獄され、闇の帝王ヴォルデモート卿の復活が魔法省だけでなくマグル(非魔法使い)にも知られます。卿のデスイーター(死喰い人)はマグル界へも干渉開始。
新学期までの夏休み中、ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は1人で鉄道旅。そこへアルバス・ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が現れ、姿現わしの魔法で「バドリー・ババートン村」へ飛び、彼の同僚ホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)に会いに行きます。
スラグホーンはハリーの父ジェームズと母リリー、シリウスの兄レギュラス・ブラックなどが教え子でした。その教え子コレクションにハリーを加える誘惑に勝てず、ホグワーツの教師復帰を了承。ハリーはウィーズリー家に行き、ジニー・ウィーズリー(ボニー・ライト)と再会し抱き合います。
同時期、ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)の母でブラック家出身のナルシッサ(ヘレン・マックロリー)と実姉ベラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)はセブルス・スネイプ(アラン・リックマン)を訪ね、ヴォルデモートの使命を受けたドラコを助けるよう「破れぬ誓い」を結びます。
ダイアゴン横丁を訪れたハリー、ロン、ハーマイオニーは、ロンの兄の双子ジョージとフレッドのいたずら専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」以外に活気がないので残念がります。3人はドラコと母を見かけ尾行すると「ボージン・アンド・バークス」店で何かしてる様子を見つけあやしみます。
新学期が始まりホグワーツ特急で、ハリーはドラコを調べようとするが見破られ、石化されて透明マントをかぶせられます。ルーナ・ラブグッド(イヴァナ・リンチ)が不思議なメガネで発見してくれ、ハリーは無事にホグワーツ魔法魔術学校へ登校できます。ダンブルドアは全生徒に闇の勢力への注意を忠告。
ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)に勧められ、ハリーとロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)はスラグホーンの薬草学に出席。ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)は愛の妙薬(ほれ薬)「アモルテンシア」で芝生や羊皮紙やスペミント歯磨き粉などの香りがしたと言います。
スラグホーンは、1口飲めば全ての行いが成功するであろう幸運の液体「フェリックス・フェリシス」を、眠り薬「生ける屍の水薬」をうまく調合した者に与えると言い、見事にハリーがもらいます。歴代では2人目だそう。ハリーは教科書とは内容の違う「半純血のプリンスの蔵書」を見ながら調合したのです。
ハリーは「憂いの篩(ふるい)」でダンブルドアの記憶を見せられます。若きダンブルドアは、ウール孤児院の11歳の変わり者トム・マールヴォロ・リドルを訪ね、才能を見抜き、蛇の声「パーセル・タング」を聞けることも知り、ホグワーツで魔法制御の方法を学ばせることにします。
ダンブルドアがスラグホーンを教師に勧誘した理由は、彼がお気に入りだったトムの件で隠してる記憶を探るため。クィディッチのグリフィンドールチームをハリーが仕切ります。コーマックはロンから、キーパーの座とハーマイオニーをねらってはりきります。ラベンダー・ブラウン(ジェシー・ケーブ)はロンのファン。
ハーマイオニーは成績クラス1番をハリーに奪われ「半純血のプリンス蔵書」が気になります。ホグズミード村のパブ「三本の箒(ほうき)」でスラグホーン先生に成績優秀者だけの食事会に、ハリーとハーマイオニーだけ勧誘されます。ハリーの計画どおりです。帰り道、女生徒の1人が空中に飛ばされ気絶。
女生徒は「呪われたネックレス」を誰かに渡されました。ハリーはマクゴナガルとスネイプに「ドラコが犯人」と告発するが証拠なし。スラグホーンの食事会にはハリー、ハーマイオニーの他、コーマック、ジニーらも誘われています。スラグホーンのコレクションにはトム・リドルも含まれてました。
グリフィンドール寮とスリザリン寮のクィディッチ試合でキーパーのロンは憂鬱でしたが、ハリーの幸運の液体「フェリックス・フェリシス」を飲まされて大活躍しチームを勝利へ。でも実は液体は偽物だったので思い込みです。ラベンダーがロンを祝福しキスすると、ハーマイオニーはその場を去ります。
不思議ちゃんルーナはライオンの被り物を着てます。ハーマイオニーはロンが好きなので1人で泣いてると、ハリーが来たので「あなたはジニーがディーンとキスしてるのを見てどうだったの?」と聞きます。スラグホーン主催のクリスマスパーティーのパートナーに、ハリーはルーナを誘います。
ハーマイオニーはコーマックを誘うがパーティーでは逃げてばかり。スネイプはハリーに「ダンブルドアは旅に出たので新学期まで戻らない」と伝え、スクイブ(=魔法使えない人のこと)のアーガス・フィルチ(デイビッド・ブラッドリー)に不審者として捕まったドラコをスネイプが引き取り、陰で注意します。
破ると死ぬ「破れぬ誓い」について盗み聞きしたハリーはロンにも話します。夏休みでロンドンに帰省するホグワーツ特急では、ロンに求愛するラベンダーとそれを見て離れていくハーマイオニーがいます。ハリーは不死鳥の騎士団のリーマス・ルーピン(デイビッド・シューリス)にもドラコの件を話します。
不死鳥の騎士団メンバーが次々と消えてるそうです。ロンの父アーサー・ウィーズリー(マーク・ウィリアムズ)はドラコが「ボージン・アンド・バークス」店で興味を示したのは、昔はやった「姿をくらますキャビネット」だろうと推測。それがあるとヴォルデモートからも数時間、姿を隠せるそうです。
ハリーは「憂いの篩(ふるい)」で、スラグホーンが食事会後にトム・リドルから禁書の呪文を聞いて注意した光景を見ますが、ダンブルドアはそれはスラグホーンが改ざんした記憶なので、本当の記憶を入手してほしいとハリーに依頼。ハリーがスラグホーンにストレートに聞くと、敬遠され会えなくなります。
部屋に戻ると、ロンがハリーのベッドに置いてあった、ロミルダからハリーへの「ほれ薬」入りチョコを食べておかしくなってます。ハリーは緊急だと言って、スラグホーンの部屋へ連れていき、神経強壮剤を調合してもらいロンに飲ませ目覚めさせますが、口なおしに出された、はちみつ酒を飲んだロンは倒れます。
スラグホーンは動けず、ハリーが「ベゾアール石」を探してロンは一命を取りとめ医務室に入院。スラグホーンは、はちみつ酒はダンブルドアに渡すはずのものだったと言います。ロンは治療中にラベンダーとも別れたそうです。ハリーは回復したケイティに呪いの品を渡した者を聞きますが覚えてません。
しかしケイティからドラコが逃げたので、ハリーは追ってトイレで魔法をぶつけあいます。ハリーは「半純血のプリンス蔵書」に書かれてた切り裂き呪文「セクタムセンプラ」でドラコの腹を血まみれにし、そこへ来たスネイプが治癒魔法で治しますが、ハリーはその場を去ります。
ハリーは「半純血のプリンス蔵書」が恐ろしくなり「必要の部屋」で、目をつぶってる間にジニーに隠してもらいます。ジニーはハリーにキス。部屋には「姿をくらますキャビネット」らしき物もあり、ドラコが消した小鳥も生きてます。ハリーはスラグホーンの記憶を得るため、幸運の液体を飲みます。
ハグリッドの小屋へ行きたくなったハリーに、夜に生徒1人で危ないからとスラグホーンも付いてきます。アクロマンチュラ(大蜘蛛)のアラゴグが老衰で亡くなり、ハグリッドは悲しみます。スラグホーンは毒を採取させてもらい、別れの祈りを捧げ、ハグリッドの小屋で一緒に酒を飲みます。
ハグリッドが眠ると、スラグホーン「君の母リリーがくれた鉢の花びらがきれいな魚は、彼女が死んだ日にいなくなったよ」、ハリー「母は命がけで僕を守ってくれた。その死を無駄にしないためには、先生の記憶が必要なんです」、スラグホーン「私を責めないでくれ。トムの正体がわかってなかったのだ」
『ハリーポッターと謎のプリンス』ネタバレ結末やラストシーン
スラグホーンの記憶を「憂いの篩(ふるい)」で見たハリーとダンブルドアは、トムが7回殺人を犯し「分霊箱(ホークラックス)」に7つの魂を保存したことを知ります。2作目『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のトムの日記や、ダンブルドアが旅で見つけた指輪もその1つで、既に魂は破壊してます。
ダンブルドアは何かをスネイプに頼み、ハリーと共に闇の魔術の痕跡がある洞窟へ向かい、分霊箱らしきロケットを見つけます。ダンブルドアはその試練で衰弱しながらも、ハリーを救い分霊箱を持ち帰ります。ホグワーツでは姿現しは使えないため、ドラコは「姿をくらますキャビネット」を使い「ボージン・アンド・バークス」からデスイーターのベラトリックスらを侵入させます。
天文台でダンブルドアは何があっても出るなとハリーを隠します。ドラコが現れダンブルドアを殺さないと自分が殺されると言って杖を向けるが殺せず、現れたスネイプが禁断の死の呪い「アバダ・ケダブラ」でダンブルドアを殺し落下させます。ベラトリックスらはホグワーツの大広間なども破壊して去ります。
ハリーは去って行くスネイプに切り裂き呪文「セクタムセンプラ」を使うがはじかれます。スネイプ「我輩(わがはい)が作り出した呪文だ。そう、我輩が半純血のプリンスだ」。ベラトリックスはホグワーツ上空に「闇の印」のドクロを浮かべます。ホグワーツの教師と生徒はダンブルドア校長の死を悲しみます。
ハリーが洞窟から持ってきた分霊箱のロケットは偽物で、中から「本物は破壊するためにすり替えた。R.A.Bより」という手紙が。ダンブルドアは偽物の分霊箱を奪うために弱り果て殺されてしまったのです。ハリーは残りの分霊箱を探す旅に出ると誓い、ハーマイオニーとロンも同行。
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターと秘密の部屋
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
- ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
- ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
続編前作や関連映画は、ハリポタ/ファンタビシリーズ一覧もご参考に。
『ハリーポッターと謎のプリンス』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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