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ネタバレ『借りぐらしのアリエッティ』あらすじ感想や評価まとめ/冒険と工夫と小人の少女が初恋未満で成長

借りぐらしのアリエッティ
  • 平均評価 ★★★★★70/100
  • 日本興行収入 92.5億円
  • 世界興行収入 1.4億US$
  • 日本公開 2010.7.17
  • 上映時間 94分 予告

『借りぐらしのアリエッティ』あらすじ(ネタバレなし)

スタジオジブリ作品。小人の少女アリエッティは両親と一緒に、人間に見つからないよう、借りぐらしで生活している。ある日「借り」る時に、人間の少年の翔に見つかり、家政婦ハルも小人を捕まえようとするので、小人の家族は引越しの準備を進めるのだが...(ネタバレあらすじ↓)

借りぐらしのアリエッティの予告動画

映画『借りぐらしのアリエッティ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
The Secret World of Arrietty
映倫区分
日本: G、USA: G
映画監督
米林宏昌
キャスト/出演者
志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也
配給/製作
(C)東宝、スタジオジブリ
レビューサイト平均評価 ★★★★★70/100換算

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。関連映画はスタジオジブリ映画一覧などでさがしてみてくださいね。

ネタバレあらすじや感想『借りぐらしのアリエッティ』考察・評価・レビュー

★★★★★ 62点/100(60が平均)

『借りぐらしのアリエッティ』ネタバレ感想の総評

スタジオジブリ作品なので、絵もきれいだし、話もやさしいし、わくわくなサスペンス感もあって普通には面白いのですが、何か物足りません。『ハウルの動く城』の次作品くらいからずっとですが期待しすぎなのでしょうか。

アリエッティは3人家族で、それ以外の小人の生存は確認できてないため、最後の世代になる可能性もあるのに悲壮感がないのも変だと感じます。人間の物を借りて様々な用途に工夫するシーンは面白いです。ただ、自給自足したり、自分たちで物を発明しようという考えがないのは知能が足りないからなのでしょうか。

原作はメアリー・ノートンの児童文学『床下の小人たち』です。映画時間の都合なのか、アリエッティと翔との交流はほんのわずかで、メインは家政婦ハルによる小人駆除計画の阻止に費やされています。そこでハラハラするサスペンス要素は楽しめますが、それ以外の部分が薄いのは残念です。

ストーリーはシンプルな異種族間の共生や初恋についてですが、あまり深く踏みこんではいきません。それでも、アリエッティが翔に、スピラーがアリエッティに、ほのかに見せる初恋感情が描かれています。『魔女の宅急便』と似た「少女が大人になる過程」での物語だと感じます。

『借りぐらしのアリエッティ』おすすめ7ポイント

  • ジブリのファンタジーアニメ
  • 異種族間の遭遇・初恋未満物語
  • 小さな世界の様子が斬新
  • 小人の工夫が見どころ
  • 軽いアクションあり
  • ハラハラなサスペンスあり
  • 子どもや家族と一緒に楽しめる

『借りぐらしのアリエッティ』少し残念7ポイント

  • ストーリーが単調
  • アリエッティは危機意識なし
  • 小人駆除するハルが不快
  • 翔の言葉がおかしい
  • わずかな交流で心臓の一部?
  • 翔は小人の家を知ってた?
  • 小人はもっと自立すべき

『借りぐらしのアリエッティ』ネタバレあらすじと感想

14歳の小人アリエッティ(声:志田未来)は、母ホミリー(声:大竹しのぶ)、父ポッド(声:三浦友和)と3人で、郊外の古い屋敷の床下で、人間に見つかってはならないという掟を守りながら、必要な物は「借り」てつつましく暮らしています。他の小人族は残ってるのか不明です。

ある日、人間の少年の翔(しょう。声:神木隆之介)が心臓手術前の療養で1週間だけ滞在するために、母方の祖母のこの屋敷へとやって来ます。庭でシソの葉を取るアリエッティは飼い猫ニーヤに見つかり、翔にも見られてしまいます。

その晩、アリエッティは父ポッドと共に初めての「借り」へ出かけ、初めての獲物であるマチ針を手に入れます。父は角砂糖も借ります。しかしティッシュペーパーを借りる時に、ベッドで寝てる翔と目があって「昼間庭で見かけたよ。母が小人がいると言ってた」と言われ角砂糖を落としてあわてて帰ります。

翌日、翔が通風口に角砂糖を置きますが、アリエッティは両親に手を出すな、しばらく様子を見ようと言われます。しかし角砂糖と「わすれもの」と書かれた手紙を受け取り、アリエッティは翔の寝てる部屋の窓へと行き、「もう私たちに干渉しないで」とお願いします

そこへアリエッティを狙うカラスが突っ込んできて、網戸に刺さって大騒ぎとなり、住みこみ家政婦ハル(声:樹木希林)がカラスを追い払いに来ます。アリエッティは翔によって助けられ、ハルに見つからないよう隠されます。そして床下の住み家へ戻ると、父に注意されます。

小人の3人家族の世界が興味深い感じで描かれています。虫が苦手な人はつらいかもしれません(笑)。ただ、小人が自分たちだけしか残ってない可能性も信じてる割には、のんびりしてるなと感じます。また、アリエッティの危機意識の希薄さもツッコミどころです。

屋敷の主の貞子(さだこ。翔の祖母の妹。声:竹下景子)が、その父から譲り受けた、イギリス職人により作られたドールハウス(人形の家)の話を、翔は聞いて見せてもらいます。曽祖父も小人を見たようです。また、家政婦ハルも小人を見たようで、見つけて駆除しようと考えています。

アリエッティは父に注意されてからは人間に近づいてないけど、気にはなっています。ある日、父ポッドが引越し先を探しに行き、足を負傷して、スピラー(声:藤原竜也)という小人の少年に助けられて担がれて帰ってきます。スピラーは他にも小人の仲間がいると言います。こおろぎの足を携帯食として持ってますが、アリエッティも母ホミラーも気味悪がります。

翔はドールハウスのキッチンを、アリエッティ家のキッチンと取り替えます。しかし父ポッドはこれ以上ここにいるのは危険と判断します。以前いた小人たちも、1家族は引っ越して、1家族は行方不明になったそうです。父が先発として出発し、アリエッティと母はその間に荷物をまとめます。

アリエッティは翔の前に姿を現して、お別れを言います。翔「君たちは滅びゆく種族だよ」アリエッティ「私たちは工夫して生きのびる」翔「ごめん。本当は死ぬのは僕の方だ。心臓が悪くて」。そこで母ホミリーの叫び声が聞こえます。ハルが小人の家を見つけて、ホミリーを捕まえて瓶に入れてしまい込みます。

翔が小人の家の場所を知ってるのはおかしいのですが、勝手にキッチンを入れ替える行為もありがた迷惑で共感できません。おまけに「滅びゆく種族だ」と傲慢な人間を代表しての発言も不快です。しかしまだ12歳で、あまり社会を知らず、すぐ死ぬかもしれないという絶望感を表してるのかもしれません。

アリエッティは母が捕まったことを知り、翔に助けを求めます。翔はハルに部屋のドアの鍵を閉められて出られないため、窓から屋根伝いに隣の部屋の窓へ行き、アリエッティに隙間から入ってもらい、窓の鍵を開けて侵入に成功します。そしてハルのよく行く台所を探してると、ハルがやって来て、翔がいることに驚きます。

翔はハルの目線からホミリーの居場所を知り、こっそりアリエッティに伝え、アリエッティは母を助け出します。ハルはネズミ捕り業者に電話して来てもらいます。貞子が帰ってくるとハルは、小人の家、ドールハウスのキッチンなど小人が盗んだ証拠を見せようとしますが、翔が先に痕跡を消しています。

ハルは翔をにらみますが無視され、あわてて台所の瓶に閉じこめた小人を見に行くと空っぽで気落ちします。貞子はドールハウスのポットからハーブの香りを見つけて「ハルさんは本当に泥棒小人を見たのね」と言うと、翔は「泥棒ではなく、借りぐらしです。僕も会いたいです」と言います

『借りぐらしのアリエッティ』ネタバレ結末/ラストシーン

その晩、アリエッティの家族3人は大荷物を背負って屋敷から出て行きます。アライグマから隠れて先へ進み、食事休憩をとります。アリエッティは自分のせいで引っ越しする必要になったと謝ります。外で反省してると猫のニーヤに見つかりますが、アリエッティは逃げずに目を見るとニーヤも状況を察します。

そして翔はニーヤに導かれて、アリエッティたちがスピラーのやかんで川下りする前に見つけることができます。スピラーは翔を弓矢で射ようとしますが、アリエッティと親密に話すのを見て待つことにします。翔はニーヤが導いてくれたと言い、アリエッティは「ありがとう。元気でね」とニーヤの鼻をなでると、ニャーとかわいくなきます。

翔は角砂糖を1つ、アリエッティにあげます。アリエッティは「手術はいつなの?」と翔に聞きます。翔は「あさって。がんばるよ。君のおかげで生きる勇気がわいてきた」と言うと、アリエッティは髪をとめてる洗濯バサミ?を「(手術の時に)これをそばに」と言って渡します

それを受け取るために差し出した翔の手の指を、アリエッティは取って「ありがとう。守ってくれてうれしかった。いつまでも元気でね。さよなら」と言って涙を流しながら、親のもとへ戻ります。翔は「君は僕の心臓の一部だ。わすれないよ。ずっと」と言います。

わずかな交流だったのに「君は心臓の一部だ」と言える翔の感性はよくわかりません。手術する勇気も、助けを求めた以外にほぼ何もしてないアリエッティの行動を見てではなく、アリエッティを助けようとした自分が、今まで以上に行動できたことを実感したからだと思います。

アリエッティの家族の乗るやかんは、スピラーが漕いで川を流れていきます。アリエッティも外へ出てきて、川を泳ぐ魚をながめたりします。スピラーはアリエッティにベリーの実を差し出します。次の借りぐらし先へ向かう旅はつづきます。

スタジオジブリ作品なので子供や家族と一緒でも安心して見れるやさしい物語だし、現実離れしたファンタジー世界を美しい映像で体験できるので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!

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