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映画『ペット』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/一番強いの誰?動物版ピクサーのあの作品

映画ペット

『ペット』あらすじ概要

ミニオンズのイルミネーション製作。マックスは飼い主ケイティが連れてきた大型犬デュークと仲良くなれず、反発しあううち動物管理局に捕まります。「元ペット団」長のウサギに救われるが…。マックスは家に帰れる?デュークと仲良くなれる?(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 ペット
日本興行収入42.4億円年間11位
世界興行収入8.7億USドル [出典]
製作費0.8億USドル
平均評価★★★★★67私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連ミニオン/イルミネーション映画 続編 >
原題/英題The Secret Life of Pets
日本公開日 2016/8/11 [予告↓]上映時間 91分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG
製作国アメリカ
映画監督クリス・ルノー、ヤーロー・チーニー [キャスト↓]
配給/製作/画像©東宝東和/イルミネーション・エンターテインメント

『ペット』予告動画

登場キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

マックス(ルイ・C・K。設楽統/バナナマン)
ケイティの飼い犬。小型犬。ケイティが仕事の日中は他の動物達と…
ケイティ(エリー・ケンパー。佐藤栞里)
犬のマックスの飼い主。仕事中はペットをマンションの部屋内で飼う
デューク(エリック・ストーンストリート。日村勇紀/バナナマン)
ケイティが連れてきた2匹目の飼い犬。大型犬
ギジェット(ジェニー・スレイト。沢城みゆき)
飼い犬。白くモフモフなポメラニアン。愛しのマックスのため全力投球。格闘も強い
クロエ(レイク・ベル。永作博美)
飼い猫。まるまる太った黒猫。食欲はあるがやる気はないツンデレ猫
スノーボール(ケヴィン・ハート。中尾隆聖)
クレイジーな野良ウサギ。「元ペット団」長。気性はあらいが、かわいい顔も得意
オゾン(スティーヴ・クーガン。山寺宏一)
野良猫のボス
タイベリアス(アルバート・ブルックス。宮野真守)
屋上で飼われてる猛禽類のタカ。本能では小動物を食べたい
ポップス(ダナ・カーヴィ。銀河万丈)
金持ちの飼い犬。足の不自由なバセットハウンド犬。後ろ足は車輪で代用。物知り

『ペット』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ミニオン/イルミネーション映画一覧もご参考に。

小型犬マックスはケイティに拾われてから、マンションの一室で幸せに暮らしています。日中はどの部屋も飼い主が仕事へ行くので、ペットどおしで遊んでます。ある晩、ケイティは新しいペットとして大型犬デュークを連れ帰ります。

うさぎのスノーボールの正体とは?(ネタバレあらすじ)

粗雑なデュークに寝床を奪われたマックスは、ケイティの信頼を得てるのを利用しデュークを従えます。近所の犬たちとペットシッターによるドッグラン中、デュークはマックスに仕返しするが、野良猫の縄張りだったため首輪を切られます。

すると2匹とも動物管理局に捕まりバンで運ばれます。別の犬を助けに「元ペット団」長ウサギのスノーボールが襲撃すると、デュークらも「飼い主を殺害した」と嘘ついて助けてもらいます。しかし下水道アジトで猫にバラされます。

マックスらは逃走中、大蛇を倒してしまい、さらにうらまれます。下水道から出て水上バスに乗ったデュークは険悪だったマックスを救います。しかしマンハッタンとは逆のブルックリンへ行き、ソーセージ工場に忍び込んで満腹で逃げます。

大型犬デュークの元飼い主とは?(ネタバレあらすじ)

デュークが以前ブルックリンの老人に飼われてたと聞き、マックスは強引に連れて行きます。しかし別の家族が住んでて、前の主人が亡くなったと聞いたデュークは暴れて動物管理局のバンで連行されます。マックスは全力で追います。

少し前、マックスを探すためにポメラニアンのモフモフ犬ギジェットは、屋上で飼われてる鷹タイベリアスを解放します。喰われそうになりながらも鷹と友情を結び、マックスの情報を持つ猫ボスのオゾンを連れてきてもらい事情を聞きます。

ギジェットは仲間を説得して引き連れ、物知り犬で後ろ足が不自由なポップスに「元ペット団」の下水道アジトに連れてきてもらうがスノーボールらに追われ逃走します。元ペット団はマックスを捜索中、デュークと同じ管理局車に捕まります。

もふもふ白犬強い!うさぎも最後は?(ネタバレあらすじ)

マックスと合流したスノーボールは仲間を救うため団結し、路線バスをハイジャックしブルックリン橋で動物管理局バンに衝突します。スノーボールをくわえて救ったマックスは、元ペット団に誤解され攻撃されるがギジェットらに救われます。

マックスはバンごと川へ落下し、おりの鍵をなくします。そこへスノーボールが飛び込んで鍵をキャッチし、デュークらは助かります。帰宅したケイティは、マックスとデュークが仲良しなのを見て喜びます。

元ペット団へ帰ろうとしたウサギのスノーボールは、マックスと同じマンションの少女に捕まりペットになります。ブタ、ワニ、トカゲはマンホール下に逃げます。短いエンドクレジット後、一室で大騒ぎする動物達は、飼い主が戻るとうまく隠れるが、ブタだけ降ってきます。

ネタバレ感想『ペット』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ミニオン/イルミネーション映画一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★62/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

イルミネーション情報と声優について

ミニオンズで有名なイルミネーション製作映画です。イルミネーション作品はディズニー(一覧)ピクサー(一覧)のアニメ映画とも差別化できてて公開のたびに大ヒットしてます。

大まかな内容はより低年齢層向けに見えるけど、ちょっとした毒やモラル無視も描くため不安に感じる人もいるようです。ただその行きすぎた言動が「きれいな事しか描かなくなった現代を皮肉ってて」笑いにもつながっていると感じます。

英語版オリジナルの声優は、あまり知らない俳優女優ばかりです。日本語版吹き替え声優の主演級2人の、マックスを設楽統、デュークを日村勇紀が演じると聞いた時、誰だろと思ったけど芸人のバナナマンの2人だとわかりました。

主役の2人でセリフも多いので否定的な意見も多かったようですが、実際に聞いてみると上手くはないけど全く違和感はなかったです。コメディ映画なので芸人がマッチしたのかもしれません。

その次にセリフの多いウサギのスノーボールを中尾隆聖、マックス好きのもふもふ白犬ギジェットを沢城みゆき、タカのタイベリアスを宮野真守などのベテラン陣が演じてるので脇も固まってて安心できます。他に猫ボスのオゾンは山寺宏一、黒のデブ猫クロエは永作博美が声優を務めています。

映画ペット

テーマは「新家族への嫉妬心」「元飼い主からの脱却」「ペットの表裏」「友情」?

典型的なコメディ映画なのでテーマにこだわる必要はないけど「人間が見てない場所でのペットの日常や本音など裏の顔」を想像して描かれてるのが面白いし、笑えるポイントになってます。飼い主前でクラシック聞いてる犬がロック好きとか。

マックスはケイティにかわいがられ、日中は同じマンションのペットたちと遊んでたけど、2匹目のペットのデュークが来るとケイティの愛情が分散して嫉妬心が芽生えます。細田守監督『未来のミライ』と似た状況です。

その嫉妬心が原因で反発しあい、2匹とも家へ帰れなくなりますが、そのトラブルの旅中に「友情を深め」ます。保健所のデュークを探しに来なかった元飼い主の住んでた家へも行き、亡くなってたとわかり「トラウマからも脱却」できます。

マックスは、当初は反発しあってた「元ペット団」長うさぎのスノーボールとも中盤で手を組んで、お互いの絶体絶命時には救い合って友情を深めました。自業自得とはいえ倒された大蛇の件が、うやむやなのはかわいそうですが。

夜には何ごともなかったように家へ戻り、嫉妬まみれだったマックスは、新しい家族としてデュークを受け入れ、ケイティ帰宅時には仲良く出迎えます。人間の前ではかわいい顔もできるスノーボールも少女のペットとなってめでたし?です。

トイストーリーと類似?ツッコミどころ多数?

本作『ペット』は、ピクサー製作『トイストーリー』とかなり似ています。おもちゃもペットも「持ち主の人間」しだいで運命が左右されるという点では同じです。人間が見てない所では「裏の顔」を持つことも似てます。

ただし本作『ペット』は人間との関係性や「ペットであることの意義」について深掘りしないどころか、人間を傷つけたり、人間を巻き込む事故まで引き起こしてる点で大きく異なっています。この部分を好むかどうかで評価が分かれそうです。

例えばラスト近くでの、ブルックリン橋での交通事故は死人は出てないかもしれないけど、けが人や遅刻者は多数いそうだし、橋の修理費も高額になると思います。ちなみに自動車の運転もバンからの動物救出も、2回以上繰り返されます。

このような繰り返し描写はなるべく避けるものですが『ペット』では他にも、マンションの外階段を登るシーン、地下道アジトへ行くシーン(行く動物は違うが)、落下シーンなどが何回か繰り返し出てきて一作品中でデジャブ感すらあります。

交通事故以外でも人間を巻き込む場面はあります。ベビーカーを盗んで赤ちゃんやママのふりしたり、ソーセージ工場に忍び込んで満腹になるまで食べつくしたりします。ソーセージは友情を深める好シーンですが、モラル違反がひどすぎます。

『ペット』総括と続編について

動物主体の映画は多いけど、都会のペット達が主役なのは珍しいです。飼い主不在時のペットの本性や本音の言動は、どれもありそうで笑えて、気軽に見れるコメディ映画としては良作です。子どももゲラゲラ喜んで見れそうです。

派手なアクションや擬人化された動物たちの限度を越えた行動も楽しむためには「現実ではないファンタジー映画」として見ることをおすすめしたいです。リアル世界と重ねて観てしまうと、法令やモラル違反が気になって楽しめないので。

動物どおしのバトルも見どころの1つですが「一番強いのは、もふもふ犬ギジェット」だと思います。ギジェットはマックスへの愛の力、行動力、仲間を増やす力、少しボケ気味など少年漫画の主役が持つ能力をほぼ持ってて続編でも期待です。

『ペット』の大ヒットをうけてイルミネーション・エンターテインメントは続編『ペット2』の2019年公開も発表しています。マックスやスノーボールが続投するようで今から楽しみです!

続編前作や関連映画は、ミニオン/イルミネーション映画一覧もご参考に。

『ペット』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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