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実写映画『弱虫ペダル』評価は?ネタバレ感想考察/原作ファンは満足?キャラランキング

映画弱虫ペダル

『弱虫ペダル』あらすじ概要

運動が苦手な高校生の小野田坂道は、アニメ研究部の休部にショックを受けるが、アキバ通いできたえられた自転車の走りを認められ自転車競技部に入部。やがて県大会レースに出場するのだが…。成長するのは誰?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 弱虫ペダル
平均評価★★★★★78私の評価↓は含まず)
日本公開日 2020/8/14 [予告↓]上映時間 112分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督三木康一郎 [キャスト↓]
配給/製作/画像©松竹/デジタル・フロンティア、松竹映像センター、ワイズロード
シリーズ/関連マンガ実写化映画
日本興行収入6.9億円興行収入ランキング

『弱虫ペダル』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)

  • 1位小野田坂道(永瀬廉/King&Prince)運動苦手な高校生。アニメオタク。秋葉原までママチャリで往復
  • 2位今泉俊輔(伊藤健太郎)坂道の同級生。坂道に自転車レース勝負を申し出る
  • 3位金城真護(竜星涼)自転車競技部の部長。坊主頭にサングラス。オールラウンダー
  • 4位寒咲幹(橋本環奈)自転車競技部のマネージャーかつヒロイン
  • 5位鳴子章吉(坂東龍汰)坂道の同級生。坂道を自転車競技部に誘う。浪速のスピードマン
  • 田所迅(菅原健)自転車競技部の先輩。巨漢で肉弾列車と呼ばれる。スプリンター
  • 巻島裕介(栁俊太郎)自転車競技部の先輩。独特のダンシング走法。クライマー

ネタバレ感想『弱虫ペダル』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、マンガ実写化映画一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★62/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

原作・監督やキャストについて

『弱虫ペダル』は、渡辺航により秋田書店『週刊少年チャンピオン』で連載中の少年漫画が原作です。累計発行部数は1,700万部(2018/5時点)越え。高校生によるロードレース(自転車競技)を描いたスポーツマンガでアニメ版も人気。通称「弱ペダ」

主演の永瀬廉(れん)は、関西ジャニーズJr.出身で、男性アイドルグループのKing&Prince(キンプリ)のメンバーです。映画では『うちの執事が言うことには』で主役を演じました。テレビドラマや舞台等でも活躍中です。

ヒロインでほぼ紅一点の橋本環奈は、同時期公開『今日から俺は!!』でも存在感を発揮中です。『銀魂』『キングダム』の個性的な役や『かぐや様は告らせたい』『午前0時、キスしに来てよ』等のかわいい役が魅力的な若手女優です。

伊藤健太郎は上記の『今日俺』でも橋本環奈と共演してます。他にも、坂東龍汰、菅原健、栁俊太郎、井上瑞稀、竜星涼などの若手俳優がチームメイト等で出演してるので期待したいです!

映画弱虫ペダル

アニメファンは満足?実写映画化の意義とは?

私は原作マンガは未読ですが、アニメ版はかなり好きで何度も泣かされました。特にインターハイでの箱根学園や京都伏見高校との戦いは大好きです。自転車競技は未知の世界なので、いろんなテクニックやトラブルに毎回驚かされました。

そんな傑作のテレビアニメ版と比べると、2時間足らずで魅力を伝える必要のある映画は苦しかったと思います。実際に観ると、自転車で走りながら会話するのはかなり違和感あると感じました。ペダル踏むのが二の次になってる感じです。

全体的には、友達のいなかった小野田坂道が、得意分野を見つけて初めて必要とされるというエモ展開重視で作られてるので、ウルッと涙出る瞬間はあります。しかし自転車競技の面白さは伝わらないし、坂道以外のキャラがないがしろです。

映画館での感想は「○君かっこよかった」という声ばかりだったのでアイドル映画としては成功してるのでしょうけど、個人的には実写化した意義は感じません。「また少年漫画の実写化の失敗」をおそれたとしか思えない無難な作品です。

ちはやふる実写版シリーズのようにキャラ重視の映画にする方法もあったと思うけど、小野田坂道以外は軽くしか表現されません。アニメ版で大好きな巻島先輩の影の薄さが一番残念です。

小野田坂道の才能の原点とは?

千葉県の総北高校へ入学した小野田坂道は、小学4年生から1人で秋葉原(アキバ)に通い続けてる、アニメ/漫画オタクです。中学まで友達もいなくて主に2次元の世界で遊んでました。高校ではアニメ研究部に入るのが夢。

そんな小野田(永瀬廉)の自転車の走りを見た同級生の今泉(伊藤健太郎)は、幼なじみの寒咲幹(橋本環奈)のあおりで勝負します。そして同級生の鳴子、寒咲幹、今泉とも、小野田に眠るロードレーサーの才能を感じとります。

小野田坂道は、体育もBで、ロードレース(自転車競技)も未経験ですが、小学4年からずっと千葉と秋葉原の往復90kmをママチャリで走り続けたので、自転車をこぐ筋肉がきたえられて体力もついていたのです。

スプリンター?クライマーとは?

ロードレース=自転車競技という言葉も『弱虫ペダル』で初めて聞いたので、知らない専門用語がたくさん出てきます。映画ではわかりやすい言葉にされてるのもありましたが、一部聞き慣れない単語もあるので解説します。

鳴子、田所のスプリンターとは、平地/平坦コースを猛スピードで走ることを得意とする選手です。逆にヒルクライム(山岳コース)は苦手。瞬発力はチーム一番で、巨漢や筋肉ムキムキな選手が多いようです。

小野田、巻島のクライマーとは、急勾配の坂道や山岳コースのヒルクライムを得意とする選手です。瞬発力はないため平地では弱いです。低体重や小さな選手が多いようです。

金城、今泉のオールラウンダーとは、平地コースでスピードを出せて、山岳コースも得意とする選手です。得意分野ではスプリンター、クライマーに勝てないが、バランスいいので1人でも優勝をねらえてチームのエースとなることも多いです。

他にケイデンスとは、自転車のペダルを回す速さです。自転車につけたサイクルコンピューターで測れます。ケイデンスは一定に保って走った方が筋肉疲労や心臓負担などを軽減できるため、スタミナ管理には欠かせない要素です。

小野田坂道は超人?ライバル不在?

小野田坂道は「追う方が力を発揮できる」選手ですが、ウェルカムレース、県大会ともに追い上げはさすがに超人レベルでした。特に千葉県内の競合が集まったレースで、あれだけ簡単に100人抜き?して優勝にからむのは無可能に思えます。

もちろん原作どおりなのでアニメ版も同様でしたが、実写で観ると漫画的な演出が違和感となるので、見せ方を工夫してほしかったかも。あと、金城部長と巻島が「協調」選手らに囲まれて動けない設定もモヤモヤしたので見せ方ですね。

また、強力なライバルが不在なので終盤の盛り上がりも欠けました。ただ、本作『弱虫ペダル』制作陣の意図は「坂道と今泉と鳴子の自力での成長」なので、まずは「自分に勝つ」姿を描きたかったのでしょう。

今泉の勝利への執念、鳴子の体力問題は解決?

本作『弱虫ペダル』は、インターハイレースのようなクライマックスはないが、小野田坂道が「仲間と一緒に走る楽しさ」を起爆剤として成長する姿がメインで描かれてます。主演の永瀬廉は、坂道の成長過程を見事に演じています。

一方、もう1人の主人公ともいうべき今泉は、金城部長が言う「勝利への執念が足りない」という問題に向きあってるように見えます。そして最後は優勝を勝ち取りますが、残念ながら納得いく「成長」や「克服」は感じられませんでした。

鳴子の「スタミナ不足問題」も、学校休んで海辺で悩んだわりには深く描写されません。県大会では克服ぶりを見せるどころか、金城部長に「チームのために死んでくれ」と言われて、ローテなしで引っ張る役にされるだけ。見事に達成したのでチーム優勝には貢献してます。

金城部長はレース前にミーティング必要では?

一刻一秒を争うロードレースを描いてるのに、金城部長はいつもレース開始後に指示を出すので「1秒の大切さ」が伝わりません。ウエルカムレースでは、レース開始後に小野田のママチャリをロードレースに交換して追い上げさせます。

県大会では、レース中に「鳴子が全員を引っ張ること」「山岳コースでは坂道が引っ張ること」等をチームメイトに伝えます。状況しだいで作戦変更するのはありそうですが、そういう感じには描かれていません。

これらも原作やアニメ版と同じ展開ですが、実写版ではリアルに見えないし、明らかに自転車をこぐ動作が落ちてるのがわかるため、実写特有の工夫は必要だったと思います。

『弱虫ペダル』私の評価と続編

観る前に不安も感じたけど、ちはやふる実写版シリーズのようにいい方向に大化けする可能性も期待しました。そこまではハードルが高すぎたようですが、大きな失点はなく無難に仕上がっていると感じます。

小野田と今泉の成長ぶりには感動もできるし、各俳優も原作に近いイメージで演じきれています。好きな巻島先輩のエピソードが少なすぎるのはやや不満。逆に橋本環奈の幹は、最初から最後まで出番も多くてアップに耐えられるかわいさです。

興行収入しだいでは続編も制作されるでしょうけど、個人的には厳しいのではと感じてます。ただ、この後のインターハイレースはスポーツ競技漫画の醍醐味がつまってるので、完全続編でなくてもいいからぜひ観たいです!

続編前作や関連映画は、マンガ実写化映画一覧もご参考に。

『弱虫ペダル』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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