映画『スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/ダースベイダー前日譚とライトセーバー戦

『スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス』あらすじ概要
スターウォーズシリーズのエピソード1、公開順は4作目。旧3部作の前日譚。腐敗した共和国と対立した通商連合が惑星ナブーを包囲したため、ジェダイ騎士のクワイ=ガンと弟子のオビ=ワンが出向くが攻撃され、惑星タトゥ..(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス |
原題/英題 | Star Wars: Episode I - The Phantom Menace |
日本公開日 | 1999/7/10 [予告↓]上映時間 133分 |
映倫区分 | USA PG |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | ジョージ・ルーカス |
キャスト 出演者 | リーアム・ニーソン(津嘉山正種)、ユアン・マクレガー(森川智之)、ナタリー・ポートマン(坂本真綾)、ジェイク・ロイド(矢島晶子)、イアン・マクダーミド(パルパティーン役:小林勝彦)、フランク・オズ(ヨーダ役:永井一郎)、C-3PO役(岩崎ひろし) |
配給/製作/画像 | ©20th Century Fox/Lucasfilm Limited |
シリーズ/関連 | スターウォーズシリーズ |
日本興行収入 | 127.0億円 |
世界興行収入 | 10.2億USドル [出典] |
製作費 | 1.2億USドル |
平均評価★★★★★71(私の評価↓は含まず)
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『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』予告動画
『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』ネタバレあらすじ
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、スターウォーズシリーズ一覧もご参考に。
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。銀河共和国は腐敗が進み、関税をめぐって通商連合が反発し、惑星ナブーを艦隊で封鎖します。ヴァローラム元老院最高議長(テレンス・スタンプ)は守護者ジェダイの、クワイ=ガン・ジン(ニーアム・リーソン)とオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)を派遣します。
通商連合のヌート・ガンレイ総督(サイラス・カーソン)はフードを被ったシスのダース・シディアスに相談して、ジェダイの2人をバトル・ドロイドで殺害しようとするが失敗します。通商連合は惑星ナブーに侵攻します。ジェダイマスターのクワイ=ガンと、弟子パダワンのオビ=ワンもナブーに降ります。
ジェダイの2人はドロイドから助けたジャー・ジャー・ビンクス(アーメド・ベスト)に、湖底のグンガン族長ボス・ナス(ブライアン・ブレスド)の所へ導いてもらい、小型潜水艇ボンゴと道案内にジャージャーを借り受けます。巨大生物をかわしながらナブーの首都シードへ侵入するが、通商連合が占領した後です。
ジェダイはライトセーバーでドロイドを倒し、アミダラ女王と従者たちを解放し、共に惑星ナブーを脱出して共和国首都星コルサントへ向かいます。通商連合の攻撃で宇宙船が損傷したため、近くの辺境星、砂漠の惑星タトゥイーンへ降り、クワイ=ガン、ジャージャー、アミダラの侍女パドメ、R2-D2は町へ行きます。
アナキン・スカイウォーカー登場と旅立ち(ネタバレあらすじ)
R2-D2(ケニー・ベイカー)は宇宙船の修理を一部完了させた幸運の持ち主で、侍女パドメにきれいにしてもらいます。他ドロイドは全て敵の攻撃で吹き飛ばされました。ならず者の町で船の部品を探しにジャンク屋へ行くと、奴隷の少年アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)が聡明さを見せます。
砂嵐から逃れるため一行はアナキンの家へ招待され、シミ・スカイウォーカー(ペルニラ・アウグスト)にもてなされます。部品を買う金がないというと、アナキンがポッドレースで稼げると言いますが母シミは反対します。アナキン「母さんは助け合いが大切だといつも言ってるでしょ」でシミは了承します。
アナキンはパーツの寄せ集めで、おしゃべりドロイドのC-3POを造るほど手先が器用です。奴隷アナキンの主人ワトーとの交渉にも成功したクワイ=ガンは、アナキンのずば抜けたフォースの強さに気づき、血液サンプルをオビ=ワンに解析させると、マスターヨーダを超えるミディ=クロリアン値が計測されます。
ポッドレースでは、セブルバがアナキンのポッドに細工してトップを維持しますが、アナキンは様々な工夫でセブルバを追い抜き優勝します。クワイガンはワトーとの賭けに勝ち、宇宙船の部品だけでなくアナキンを奴隷から解放します。アナキンは母シミとの別れを悲しみ、未完成のC-3POも置いていきます。
シミは父はいないのにアナキンを出産したと言います。クワイガンの前に、ジェダイの剣術にたけて強いダース・モール(レイ・パーク)が現れライトセーバー戦になりますが、その場は宇宙船で脱出します。アナキンは母と別れた悲しみで寒がりますが、パドメ(ナタリー・ポートマン)がなぐさめ交流を深めます。
アナキンはジェダイの修行できるのか?(ネタバレあらすじ)
共和国首都星コルサントでは、パルパティーン元老院議員(イアン・マクダーミド)が出迎えてくれます。クワイ=ガン・ジンはジェダイ評議会で、1000年前に滅んだとされるシスの復活を報告し「フォースに安定をもたらす者」の伝説を連想させるアナキンのジェダイテストも申し出てヨーダらに了承されます。
アミダラ女王は、通商連合による惑星ナブーへの侵攻をやめさせるよう申し出ますが、ヴァローラム最高議長は汚職にまみれて調査すらしようとしないため、アミダラはパルパティーンの案どおり最高議長の不信任案を要求します。するとパルパティーンが最高議長に選ばれる可能性が高まります。
ジェダイ評議会はアナキンが年を取りすぎてるし、抱く恐れはダークサイドに通じるし、彼の未来がよく見えないことから修行に反対しますが、クワイ=ガンはオビ=ワンを卒業させて、アナキンをパダワンとして訓練したいと申し出ます。ヨーダらはとりあえずナブーで暗黒戦士の正体を突き止めろと指示します。
惑星ナブーの攻防と強敵ダースモール(ネタバレあらすじ)
アミダラ女王は故郷の民を救うため、クワイ=ガン、オビ=ワン、アナキン、ジャージャー、R2-D2らと共に惑星ナブーへ戻ります。ジャージャーに導かれてナブーの一大勢力グンガン人の聖地へ入った一行は共闘を願い出ますが、長年ナブーとの関係で対立してたため断られます。
そこで、影武者アミダラ女王(キーラ・ナイトレイ)ではなく、侍女パドメ(ナタリー・ポートマン)が本物の女王であると正体を明かし、ジェダイ共々ひざをついてお願いすると、グンガンの長ボス・ナスは気分をよくして共闘を受け入れます。通商連合のガンレイ総督は暗黒卿の指示どおり総攻撃を仕掛けます。
ジャー・ジャー・ビンクスはグンガンとナブーを結びつけた功績から将軍に昇格し、仲間を従えるがドジばかりです。連合はシールドを張ったグンガン軍に、大量のバトル・ドロイドを投入してきます。一方、ジェダイとアミダラたちは基地へ潜入して、総督を倒す組と宇宙のドロイド司令艦を破壊する組に分かれます。
そこに現れたシスのダース・シディアスの弟子ダース・モールの相手は、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービが引き受けます。総督へ向かうアミダラたちを攻撃するドロイドを、敵戦闘機に隠れたアナキンが破壊しますが、オートパイロットのボタンを押してしまい、R2-D2と共に宇宙へ飛び出します。
『スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス』ネタバレ結末と最後/ラスト
クワイ=ガンとオビ=ワンは、2人がかりでも互角以上のダース・モールに苦戦して、2人が分断されるとクワイ=ガンが倒されます。オビ=ワンも通風口に落とされますが、フォースでクワイ=ガンのライトセーバーを引き寄せてダース・モールを真っ二つにします。アミダラと精鋭部隊は総督に降伏寸前です。
ジャージャーたちグンガン軍もバトル・ドロイドに囲まれます。アナキン・スカイウォーカーはR2-D2にオートパイロットを切ってもらうが、操縦はよくわからず敵の司令艦の中へ突っ込み破壊すると、地上のドロイドが全て機能停止し、アミダラの義勇軍もジャージャーたちも一気に勝利し、総督も捕らえます。
オビ=ワン・ケノービはクワイ=ガンの遺言どおり、アナキンをパダワン(弟子)にしたいとヨーダらに強く申し出て承認され、アナキンはジェダイの修行を積むことになります。クワイ=ガンの火葬がおこなわれ、ヨーダは倒したダース・モールがシスの師か弟子のどちらだろうかとつぶやきます。
共和国の最高議長にはパルパティーンが選ばれます。惑星ナブーの解放式典には功労者のオビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカーも招かれ、アミダラ女王とグンガンのボス・ナスが平和を誓い合い、アミダラ女王はアナキンに微笑みます。
ネタバレ感想『スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、スターウォーズシリーズ一覧もご参考に。
スターウォーズシリーズの旧三部作(エピソード4,5,6)のプリクエル(前日譚)にあたる新三部作の1作目です。2018年時点では、スターウォーズシリーズで最も古い時代を描いています。旧三部作を見た人には、なじみのキャラの過去や登場シーンやからみ等が見れて感動ものです。
思い入れのあるファンからは「人間が描かれてない」「俳優が演じきれてない」「ミディクロリアンや血統説は不要」「ポッドレースが長すぎ」「CG多用で無機質すぎ」「ジャージャーがウザい」などで批判もされましたが、誰が製作してもアラは見つかるので、批判は気にせず各自で判断すればいいと思います。
個人的には、ポッドレースじたいは楽しいので好みだし、CGもうまく使ってる場面ではシリーズでも1番くらいの映像の素晴らしさを見せてくれてると思います。日本漫画でもよく見る血統説もありと思うけど、後天的な努力で高めた者が勝つ結末の方が感情移入はしやすいですね。
アナキン・スカイウォーカーを演じたジェイク・ロイドはかわいいし、後に暗黒面に落ちる気配を感じさせる「なまいきさ」をこれ以上ないくらいに演じきってると思います。それよりもクワイ=ガンとオビ=ワンが感情をころしすぎてて個性を出せてない方が問題です。アミダラはレイアより良いと思います。
ダースベイダーの誕生物語ではありますが、もちろんまだ登場しません。しかし彼のような悪役でさえ純粋な子ども時代があったのだと見せてくれて、その将来を知る者としてはやりきれなさすら感じます。ダークサイドに落ちる一因にもなる、母との別れはいろんな意味で悲しい名場面です。
アナキン以外にも、オビ=ワンの若かりし頃や、ヨーダの衰える前の姿や、C-3POの誕生シーンなどは見れて良かったです。そして1番うれしいのはR2-D2の初登場で強運を発揮した宇宙での修理シーンです。パドメにピカピカにしてもらい上機嫌に見えます。司令艦破壊の真の功労者だとも思います。
もう1人忘れていけないのは、旧作での大ボスのダース・シディアス卿ことパルパティーン議員の暗躍です。彼もアナキンの未来が見えてたわけじゃなさそうですが、通商連合を裏で操って最高議長の職に昇りつめ、次作以降で皇帝になる経緯が描かれます。弟子のダースモールは映画シリーズで1、2を争うくらいライトセーバー戦に強いけど、最後の倒され方が少し残念です。
アナキンとパドメことアミダラ女王がひかれあう様子は少ししか見られませんが、アミダラ女王は力強さや無謀さも発揮して、かわいい女性に描かれてると思います。偽物のアミダラ女王役で女優キーラ・ナイトレイが出演してることは後で知ったけど驚きです。『パイレーツ』のエリザベス役以降は売れっ子です。
ジェダイ評議会にもワクワクしますが、共和国同様に停滞ぎみだと感じられます。身近な暗黒面を持つ者を見抜けないのは力の限界ですね。ストーリーは期待値が高まった分、物足りなさも感じますが、ミッション達成数は旧作より多いし、映像技術やライトセーバー戦も素晴らしいので大好きな映画です。
『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』おすすめ12ポイント
- 人気スペースオペラの新1作目
- わかりやすいストーリー
- 映像技術がシリーズでも屈指
- アナキンのジェダイ以前の物語
- オビワン、ヨーダの若い頃
- R2-D2、C-3POの登場シーン
- ジャバ・ザ・ハットも登場
- アナキンと母との別れは悲しい
- ポッドレースが大迫力
- ライトセーバー戦が見応えあり
- アナキン、R2-D2が大活躍
- 子どもや家族と一緒に楽しめる

『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』少し残念8ポイント
- アナキンに重要な件をゆだねすぎ
- フォースの強さは血統で決まる?
- ポッドレースが長すぎ
- クワイガンのアナキン弟子化が強引
- ジャージャーの笑いネタ多すぎ
- アナキン、アミダラの年離れすぎ
- ダースモールの倒され方が微妙
- ドロイド停止が偶然に頼りすぎ
- スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望
- スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲
- スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還(復讐)
- スター・ウォーズ フォースの覚醒
- ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ
- スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け
続編前作や関連映画は、スターウォーズシリーズ一覧もご参考に。
『スターウォーズ エピソード1 ファントムメナス』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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