映画『マイティソー ダークワールド』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/敵の正体と目的は?エーテルとは?

『マイティソー ダークワールド』あらすじ概要
マーベル映画MCU。『マイティ・ソー』の続編。ソーがアベンジャーズでニューヨー..(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | マイティ・ソー ダーク・ワールド |
原題/英題 | Thor: The Dark World |
日本公開日 | 2014/2/1 [予告↓]上映時間 112分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG-13 |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | アラン・テイラー |
キャスト 出演者 | クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、アンソニー・ホプキンス、ステラン・スカルスガルド、カット・デニングス、イドリス・エルバ、浅野忠信 |
配給/製作/画像 | ©Walt Disney Studios Motion Pictures/Marvel Studios |
シリーズ/関連 | マーベル映画MCU [< 前作|続編 >] |
日本興行収入 | 6.3億円(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 6.4億USドル [出典] |
製作費 | 1.7億USドル |
平均評価★★★★★70(私の評価↓は含まず)
|
『マイティ・ソー ダーク・ワールド』予告動画
『マイティ・ソー ダーク・ワールド』ネタバレあらすじや結末
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。
宇宙誕生時、ダークエルフはインフィニティ・ストーンの1つエーテルを使い、宇宙を闇に戻そうとしますが、アスガルドのボー(オーディンの父)たちが阻止して、エーテルを地中深くに埋めてしまい、ダークエルフは姿を消しました。
現代、ソー(クリス・ヘムズワース)は9つの世界の平和のために戦ってます。義弟ロキ(トム・ヒドルストン)は『アベンジャーズ』での罪により、アスガルド地下牢に収監。
地球では、ソーの恋人の天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)やダーシー(カット・デニングス)らが9つの世界(惑星)直列による重力異常を調査。その中心地ロンドンで、ジェーンは次元のひずみに落ち、地中に眠るエーテルを体内に吸収。
アスガルドへ戻ったソーは、ビフレスト橋の番人ヘイムダル(イドリス・エルバ)からジェーンを見失ったと聞きます。ソーは地球へジェーンを助けに行くが為す術なく、アスガルドの母フリッガ(レネ・ルッソ)と父オーディン(アンソニー・ホプキンス)の前に連れて行きます。
オーディンはダーク・エルフがエーテルを奪いに来ると恐れます。そのとおりエーテルの力を感じたダークエルフの支配者マレキス(クリストファー・エクルストン)はスヴァルトヘイムで目覚め、腹心アルグリム(アドウェール・アキノエ=アグバエ)をアスガルドへ潜伏させます。
アスガルドへ侵入したアルグリムはカースとなり、地下牢の囚人たちを解放し、ヘイムダルを襲ってアスガルドの防御力が落ちたころに、マレキスの透明戦艦も襲撃。マレキスはエーテルを持つジェーンのもとへ行くが、ソーの母フリッガがホログロムで隠します。
フリッガはマレキスと対等に戦うが、カースにより絶命。そこへソーが現れ、マレキスの軍団を撤退させます。母の葬式にはソーだけでなく地下牢のロキも悲しみ、オーディンの制止も聞かず、ソーはロキを地下牢から出します。
ロキはスヴァルトヘイムへの秘密の入口を知ってるので、ソーは母フリッガのかたき討ちのため共闘。アスガルド兵をあざむくため、ロキはソーを女性シフに変身させ、自分はキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンスのカメオ出演)になったりして笑わせます。
マレキスの前へ行くと、ロキはソーを裏切り、マレキスにジェーンを差し出します。マレキスがエーテルを取り出したところで、ソーはハンマーのムジョルニアで攻撃。ロキの裏切りは偽装で、ジェーンの体内からエーテルを取り出させる作戦だったのです。
エーテルの力を取り戻したマレキスは逃げ、母を殺したアルグリムが襲ってきます。ロキはアルグリムを倒して母のかたきは討ちますが、自分も致命傷をおって死亡。ロキはフロスト・ジャイアントの家系なので、死体は巨人のような青色に戻ります。
ロキを失って悲しむソーは、宇宙船もなく帰れません。ところがジェーンが地球とつながる場所を見つけ、次元のひずみで地球へ帰還。精神病棟のエリック・セルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)の場面では、原作者スタンリーもカメオ出演。
セルヴィグ博士は9つの世界が惑星直列で結ばれた時、ダークエルフのマレキスがエーテルの力で宇宙を「ダークワールド」に戻すと推測し、阻止するための装置を開発。アベンジャーズ以来、狂人となったセルヴィグ博士は、ぶっとんだ発想で宇宙を救います。
『マイティソー ダークワールド』ネタバレ結末と最後/ラスト
マレキスのダーク・エルフ軍団は巨大宇宙船で地球へやってきますが、セルヴィグ博士が開発した装置を使って地球を守ります。ソーはムジョルニアを駆使してマレキスと次元を超えながら戦い、ラストは宇宙船をスヴァルトヘイムへ飛ばしてマレキスも巻き込まれて死亡。ソーはジェーンに救われます。
戦いの後、アスガルドへ戻ったソーはオーディンに、ロキへの哀悼をこめて、まだ王にならないと告げて去ります。ところがそのオーディンの正体は、死んだはずのロキでした。アスガルド王座がほしいロキのいたずらは、まだ続くようです。
エンドクレジットの途中で、ソーの親友シフとヴォルスタッグが、宇宙のノーウェアのコレクター(ベニチオ・デル・トロ)の所へエーテルを保管してもらいに行くと「インフィニティストーンはあと5つ」と言われます。コレクターは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場。
エンドロール後、地球のさみしそうなジェーンのもとにソーが戻ってきます。ロンドンの別の場所では、フロスト・ジャイアントのヨツンヘイムから次元転送されたモンスター?が駆け回っています。ソーはこれを退治に来たのかも。
ネタバレ感想『マイティソー ダークワールド』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。
前作『マイティ・ソー』より、『アベンジャーズ』からの続きといった方がいいです。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の中でも最も現実離れしたヒーローなので、ヴィラン(敵)の規模や野望が大きいです。
戦闘アクションは規模の大きさの割に意外性や面白さに欠けてる気がします。マイティ・ソーの私なりの楽しみ方は、ロキのいたずらっ子ぶりや、ジェーンの気性の激しさや、セルヴィグ博士の狂人ぶりや、ソーとロキとその父母との関係性などです。
アベンジャーズの時もロキの魅力は感じましたが、この『マイティ・ソー ダーク・ワールド』でのロキは、母の死を本気で悲しんで復讐にもえたり、キャプテン・アメリカや父オーディンに化けたり、兄ソーを捨て身で助けたりと、いろんな面で楽しませてくれます。
ロキとジェーンにスポットが当たりすぎて、もっと活躍してほしいヘイムダル、シフ、ホーガンの浅野忠信を含むウォーリアーズ・スリー、地球のダーシーなどがちょい役で終わってるのは少し残念です。MCUとしてはエーテル(インフィニティ・ストーン)やコレクターの存在が重要です。
『マイティ・ソー ダーク・ワールド』おすすめ9ポイント
- 全宇宙舞台のバトルファンタジー
- 大規模な戦闘アクション
- 魅力的なキャラたち
- ジェーンのビンタ
- 母フリッガの魅力と最後
- ロキの行動は予測不可能
- セルヴィグ博士のマッドぶり
- ハンマーのムジョルニアの魅力
- ラスト後のコレクター登場

『マイティ・ソー ダーク・ワールド』少し残念9ポイント
- アスガルドのセキュリティ甘すぎ
- 浅野忠信が端役でしかも離脱
- ダークエルフが巨人とかぶる
- エーテルの効果が不明
- セルヴィグ博士が神々を超えてる
- アスガルドやオーディンが無力
- マレキスの野望規模が大きすぎ
- マレキスの最後があっさりすぎ
- 規模のわりに戦闘が面白くない
前作『マイティ・ソー』でも同じですが、アスガルドは神の国なのにセキュリティが甘すぎてすぐ侵入されます。また、前作でビフレストの虹の橋をソーが破壊して、9つの世界へ行けなくなったはずですが、わりと簡単に再建できたようです。
今回のヴィラン(敵)はマレキス率いるダーク・エルフですが、その存在(見た目は違うけど)が前作のフロスト・ジャイアントとかぶるのは気になりました。あと、ホーガン(浅野忠信)が故郷のヴァナヘイム平定のため残されて、活躍少なすぎるのも残念です。
『アベンジャーズ』ではロキにあやつられたセルヴィグ博士でしたが、今回は少し狂って全裸で走ったりします。アスガルドで幽閉されてるロキの存在感が異様に大きくて、しかも育ての母への愛情に偽りはなさそうな点に好感を持てました。
冒頭のダーク・エルフの話から、ジェーンの体内に吸収されるエーテルや、マレキスの復活など連動してるはずの物語を、バラバラに見せられるため関連性がよくわかりません。ジェーンがエーテルを見つけたのも偶然みたいですが、ご都合主義を感じます。
惑星直列の影響で時空がゆがみ、スヴァルトヘイムから地球(ミッドガルド)へテレポートする設定や、それがロンドンへつながってたり、セルヴィグ博士がたった1人で?超科学的な重力エネルギーコントロール装置?を開発したりと、大味展開ぶりはマーベル映画でも一番です。
そもそも9つの世界が滅ぼされようとしているのに、最上位に属するであろうアスガルド勢やオーディンの無力ぶりが残念すぎます。また、エーテルを得たマレキスのパワーと野望規模が大きすぎて、マーベル・シネマティック・ユニバースのラスボスのサノスの野望が小さくみえないか気になります。
全宇宙を巻き込むスケールの大きな話ですが、地球からはじまり地球で終わる物語でもあります。荒っぽいだけだったソーの成長ぶり、ロキの魅力や行動の予測不能感、ムジョルニアの万能感などを見て楽しむのがおすすめな鑑賞法かもしれません!
- シャン・チー テン・リングスの伝説
- エターナルズ
- スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
- ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス
- ソー ラブ&サンダー
- シー・ハルク ザ・アトーニー
- ウェアウルフ・バイ・ナイト
- ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル
- アントマン&ワスプ クアントマニア
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3
続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。
『マイティソー ダークワールド』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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