映画『マイティソー』評価は?ネタバレ感想考察/浅野忠信マーベル参戦!ホークアイも登場

『マイティソー』あらすじ概要
マーベル・シネマティック・ユニバース。太古の昔、ミッドガルド(地球)を守るため、オーディンらアスガルド軍団は、ヨトゥンヘイムのフロスト・ジャイアントを破り、パワーの源「箱」を..(ネタバレ感想考察↓)
映画名/邦題 | マイティ・ソー |
原題/英題 | Thor |
日本公開日 | 2011/7/2 [予告↓]上映時間 114分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG-13 |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | ケネス・ブラナー |
キャスト 出演者 | クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、アンソニー・ホプキンス |
配給/製作/画像 | ©Paramount Pictures/Marvel Studios |
シリーズ/関連 | マーベル映画MCU |
日本興行収入 | 5.0億円(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 4.4億USドル [出典] |
製作費 | 1.5億USドル |
平均評価★★★★★70(私の評価↓は含まず)
|
『マイティ・ソー』予告動画
ネタバレ感想『マイティソー』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。
『マイティ・ソー』ネタバレ感想の総評
マーベル・シネマティック・ユニバースという、世界観を共有するアメコミのファンタジーアクション映画です。神々の物語なので、高度な科学を駆使する『アイアンマン』などと同じ世界に共存できるのか不安ですが、それらをつなぐ話も登場します。
ストーリーは、地球からはるか彼方の星アスガルドで王位継承しようとするソーが、その傲慢で乱暴ぶりから父オーディンの逆鱗にふれてしまい、地球で頭を冷やして成長して来い、というありがちなものです。そこでパドメに似たジェーンに出会って恋にも落ちます。
北欧神話が題材ですが、どうやら太古の昔に地球へやってきた超科学をあつかう宇宙人のことを、その当時のバイキングなどが神話としてまとめたのだろうと、映画の中でも解説してます。生身では少し強い人間って感じです。ただし1000年前の赤ちゃんがまだ30歳代くらいですが。
登場人物はわりと多いのですが、浅野忠信を含むウォーリアーズ・スリーやシフやヘイムダルや、地球のダーシーやコールソンやホークアイなど、一発屋的な活躍の場しか与えられないキャラが多いのが少し残念です。約2時間では難しいとは思いますが。
マーベル映画の見どころである戦闘アクションも素晴らしいです。中盤は少し平和な話が続くので、序盤の戦闘はしっかり見ておきましょう。アベンジャーズとのつながりもいくつか出てくるので、コールソンやホークアイなど、ちょい役のカメオ出演も見逃せませんね。

『マイティ・ソー』おすすめ7ポイント
- 神々のファンタジーアクション
- マーベルの他作品とつながる
- ホークアイ、コールソンが登場
- ナタリーポートマンがかわいい
- ロキとシフの存在感が魅力的
- ハンマーでの戦闘が斬新
- 戦闘アクションが迫力あり
『マイティ・ソー』少し残念5ポイント
- フロストジャイアントが弱すぎ
- ロキの最終目的が不明
- ロキの容姿が巨人ではない謎
- ソーの成長ぶりが見えない
- ソーとロキ以外キャラの不発感
『マイティ・ソー』ネタバレあらすじと感想
西暦965年の地球(ミッドガルド)は、ラウフェイが率いるヨトゥンヘイムの氷の巨人フロスト・ジャイアントに侵略されますが、オーディンが率いるアスガルドの戦士たちによりフロスト・ジャイアントは追い払われ、そのパワーの源「箱」はオーディンが宝物庫で厳重保管することになります。
現代、宇宙の彼方のアスガルドで、オーディン(アンソニー・ホプキンス)から第一王子ソー・オーディンソン(クリス・ヘムズワース)への王位継承の儀式が行われています。その時、フロスト・ジャイアントが宝物庫の「箱」を奪いに来ますが、戦闘マシンのデストロイヤーが阻止します。
儀式を中断されたソーは、休戦を続けたいオーディンの忠告は聞かず、弟ロキ(トム・ヒドルストン)、幼なじみの女性シフ(ジェイミー・アレクサンダー)、ウォーリアーズ・スリーの3人、ヴォルスタッグ(レイ・スティーヴンソン)、ホーガン(浅野忠信)、ファンドラル(ジョシュア・ダラス)とヨトゥンヘイムへ攻めこみます。
激しい戦闘が続きますが、オーディンがやって来てソーらをアスガルドへ連れ戻します。オーディンは、忠告を無視した傲慢で荒っぽいソーに怒り、神のパワーを全て奪い、不思議なハンマーのムジョルニアと共に、1人で地球(ミッドガルド)へ追放します。
宇宙が舞台なのに、地球からはじまるのは同じマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と同様です。ミッドガルドやフロスト・ジャイアントや「箱」やデストロイヤーやムジョルニアって何?という疑問が次々にわきますが、説明はないので北欧神話の一部だと思うくらいでいいのでしょう。
フロスト・ジャイアントのラウフェイが今回のヴィラン(敵)かと思ったけど、ただのかませ犬です。ヨトゥンヘイムでのソーたちの暴れっぷりはヤンキーぽくて好きではないですが、その後はじまる退屈な前半の中では貴重な戦闘アクションシーンです。
まさかの浅野忠信のマーベル参戦には驚きますが、ウォーリアーズ・スリーの多彩な戦いぶりは面白いです。ただみんな、あまり強そうに見えません。ソーを気にしてるシフは魅力的なのに、出番が少なくて残念です。ロキは最初から何かたくらんでる感じがして、それが魅力になってます。
ソーはアメリカへ落下して、天文物理学者ジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)、その助手ダーシー(カット・デニングス)とエリック・セルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)により発見されます。ナタリー・ポートマンもマーベル初参戦です。個人的にはダーシーも好きなので続投希望です。
ハンマーのムジョルニアも近くに落下しますが、毎回カメオ出演する原作者スタン・リーおじいちゃんも含めて誰も持ち上げられません。神のように高潔な人物にしか持ち上げられません。ソー以外に持ち上げられる人は『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』で見ることができますよ。
諜報機関S.H.I.E.L.D.(シールド)のフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)らは、ムジョルニアの場所に研究施設を建てて、ジェーンらのワームホールに関する研究資料も押収します。コールソンは『アイアンマン2』やその前作でも出演しますが、その映画の最後で、ソーのムジョルニアを発見するシーンを見れます。
ソーはS.H.I.E.L.D.施設に侵入して自分のハンマー、ムジョルニアを持ち上げようとしますがダメです。ホークアイことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)がマーベル映画に初登場で、カメオ出演的に弓でソーをねらいますが、呆然としたソーは簡単に捕らえられたため、結局弓を射ることはせず出番終了です。
ソーは神の力がなかったからというより、傲慢さや乱暴さがムジョルニアに認められなかった気がします。セルヴィグ博士がS.H.I.E.L.D.に取り合ってくれて、ソーは解放されます。そしてジェーンと恋に落ちていき、少しづつ自身の行いも反省します。
ソーがジェーンやセルヴィグ博士たちと、慣れない地球での生活をする光景はどれもコメディです。カフェでおかわりを頼む時に食器を地面でわる習慣はドイツ?かどこかヨーロッパの昔のしきたりに似てるので、それ自体がアスガルドの神々のマネだということなんでしょうか。
一方アスガルドでは、弟ロキがフロスト・ジャイアントのボスのラウフェイの息子である事実を知り苦悩します。そしてヨトゥンヘイムへ行きラウフェイに、眠りについたオーディンを殺害してくれれば、宝物庫の「箱」は返すと約束して、ロキ自身はアスガルドの玉座につきます。
ロキは巨人の子どもで、戦争中に置き去りで危なかったため、オーディンが持ち帰ったようですが、容姿は巨人族ではないのが謎です。オーディンが巨人に返さなかった理由も不明です。フロスト・ジャイアントが攻めてきたのもロキの手引きだったようなので、そもそもロキは王位をほしかったのでしょう。
そんなロキに同意できないシフとウォーリアーズ・スリーは、ビフロストの虹の橋の門番ヘイムダル(イドリス・エルバ)を説得して、地球(ミッドガルド)のソーのもとへ行くことを黙認してもらいます。ロキも戦闘マシンのデストロイヤーを地球へ送ります。
『マイティ・ソー』ネタバレ結末/ラストシーン
地球でデストロイヤーを止めようと立ち向かうシフとウォーリアーズ・スリーでしたが、全く歯が立たないので来た意味なかったですね。ロキの野望を告げに来ただけです。ソーもふっ飛ばされますが、その自己犠牲心が認められたのか、ハンマーのムジョルニアが手元に飛んできて神の力も回復します。
ムジョルニアがあるなら、たった1人でデストロイヤーを倒せてしまいます。しかしここで宝物庫の番人を倒したため、その後、コズミック・スピア(槍)やキューブも?が簡単に盗まれるようになるんですよね。詳細は『アベンジャーズ』にて。
ソーはジェーンらに必ず戻ると言って、コールソンに同盟を結ぶかわりにジェーンに研究資料を返せと言って、アスガルドへ戻っていきます。アベンジャーズへの伏線ですね。ロキに「箱」で?凍らされたビフロストの橋のヘイムダルは気合いでソーらをアスガルドへ受け入れます。
ロキはオーディンを殺しに来た巨人のラウフェイを殺害して、巨人族のヨトゥンヘイムをビフロストの橋を使って滅亡させようとします。ロキのねらいはアスガルドの王になることだと思いますが、実の父を殺したりヨトゥンヘイムを攻撃する意味は不明です。同族嫌悪でしょうか。
ソーとロキは壮絶な兄弟げんかをした後、ロキの野望を阻止するためにソーはビフロストの虹の橋を崩壊させようとしますが、地球のジェーンと会えなくなるので躊躇します。しかし最後は橋を崩落させ、ロキと共に落ちていきます。
そこでオーディンが目覚めて、ソーとロキの2人を助けますが、ロキはあやまちを悔いて?自ら手を離して落ちていきます。ソーは成長していて、オーディンに認められますが、アスガルド王にはまだなりません。
恒例のエンドロール後の映像では、セルヴィグ博士が国家組織S.H.I.E.L.D.のニック・フューリー長官(サミュエル・L・ジャクソン)に四次元キューブの解析を依頼されます。それは実は全宇宙に6つあるインフィニティ・ストーンの1つで『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』でも重要アイテムです。
驚くべきは、その場に透明になったロキが生きて存在していることです。四次元キューブに関心があるようで、『アベンジャーズ』へとつながっていきます。
デストロイヤーとの戦闘や、ソーとロキとの戦闘アクションは、神々の戦いのわりに他のマーベル映画よりは少し物足りない感じがしました。むしろ序盤のフロスト・ジャイアントとの戦いの方が迫力ある気がします。それにしてもロキの言動はラストまで意味不明でした。それがロキなのでしょう。
ソーが地球に来たことにより、宇宙支配をたくらむ勢力と地球のアベンジャーズとの対決の構図が出来上がった記念すべき作品だと思います。他のマーベル映画で見れないファンタジーな戦闘アクションも興奮できるので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!
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