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ネタバレ感想『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』大金当選に群がる人と深まる父子の絆/評価あらすじ

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』あらすじ(ネタバレなし)

アカデミー賞6部門ノミネート。モンタナ州の大酒飲みで頑固な老人ウディ・グラントは、100万ドル当選というインチキっぽい手紙を信じて、ネブラスカ州まで歩いてでも行くと言い出す。そんな父を見かねて、息子のデヴィッドは無駄と思いながらも父を車に乗せて旅に出る。ウディの故郷では、両親の意外な過去を知ることになり、賞金がもとのトラブルにも巻き込まれて...。第66回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞。(ネタバレあらすじ↓)

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅の予告動画

映画『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Nebraska
製作国
アメリカ(2013.11.15公開)
映倫区分
日本: G、USA: R
製作費
約US$ 12,000,000(約13億円)
配給/製作
(C)ロングライド、Blue Lake Media Fund、Bona Fide Productions、Echo Lake Productions
参考
 Wikipedia⇒ 興行収入⇒
映画監督
アレクサンダー・ペイン
キャスト/出演者
ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ジューン・スキッブ、ステイシー・キーチ、ボブ・オデンカーク
レビューサイト平均評価 ★★★★★75/100換算

ネタバレあらすじや感想『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』考察・評価・レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想・考察です。ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

★★★★★ 60点/100(60が平均)

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』は、100万ドルが当選したと思い込む父とともに、父のことをあまり知らない息子が車で、ネブラスカ州へと旅するロードムービーです。父と母の過去や、賞金に群がる人々に出会いながら、父子の絆を深めていきます。

この映画のおすすめ、6つのポイント

  • 父子の再生ロードムービー
  • 父の過去の姿をたどる「旅」
  • 登場人物たちが人間的
  • おばあちゃんのキャラが最高
  • ペグがウディを想う気持ち
  • ラストは少し感動

少し残念?つっこみどころ、2つのポイント

  • エンタメ性が薄い
  • 100万ドル当選詐欺の決着が微妙

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』ネタバレあらすじや結末

モンタナ州で暮らすウディは昔から大酒飲みで頑固だったため、妻や息子らもあまり相手にしなくなってました。そんな時、100万ドル当選の手紙が届いたため、歩いてネブラスカ州まで取りに行こうとして、警官に保護されたりします。ボケてるような感じです。

息子のデヴィッドは当選通知がインチキだと見抜きますが、ウディは取りに行くことをあきらめず、妻ケイトにもののしられます。ウディを老人ホームに入れようとしますが、さえない妻にさえ愛想をつかされ兄に比べ自分もさえないデヴィッドは、車で父をネブラスカ州へ連れて行くことに決めます。

酒好きのウディはバーで、デヴィッドの聞きたくなかった過去話をします。ウディは酔っ払って線路で入れ歯を亡くしたり、転んでケガもします。翌日、ウディの兄夫婦の家へ行きます。街のバーではウディの旧友エドと出くわします。賞金のことは口止めしてたのに、目を離したすきにウディが話してしまいます

ウディが100万ドル当選した話はあっという間に親類たちにも広まり、デヴィッドが否定しても大金を隠すためだと思われ、過去に貸した金を返してほしいという人たちに囲まれてしまいます。それを母ケイトおばあちゃんは、一言で恫喝して退けてしまいます。

デヴィッドはペグという女性と会いますが、ウディが朝鮮戦争から帰ってから苦しんでいたことを話してくれました。ウディとつきあってたこともありそうだけど、結局は皆に人気だったケイトに惚れたウディがペグから離れていったようです。ペグはウディのことが本当に好きだった感じです。

エドにもお金を要求されます。そして覆面した親類の太った兄弟に襲われて、当選通知を奪われてしまいます。インチキだと判明した当選通知は捨てられ、エドに拾われて笑いの種にされたので、デヴィッドは我慢ならずにエドを殴ってしまいます

やがて当選通知を送付した会社に着きますが、やはり当選してなくて、代わりに「賞金当選者」とプリントされた帽子を受け取ります。がっかりする父にデヴィッドは、父が欲しがっていたトラックと空気圧縮機(コンプレッサー)をプレゼントします。

そしてデヴィッドは、父ウディの故郷の街を通る時だけ、賞金当選者の帽子を被ったウディにトラックを運転させました。それを見たエドはデヴィッドに殴られた顔であっけにとられ、ペグは全てを理解したような顔で、トラック上のウディを眺めます。

ラストは、故郷の街を通り過ぎた後、トラックを降りて運転席を交代して走り出すシーンでした。

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』感想や印象的シーン

父と子が絆を深めていく、再生ロードムービーだということはわかるけど、エンタメ性が薄いからか、他でよく見るような展開も多いように感じて、いまいち映画に乗り切れませんでした。メインテーマを盛るためのエピソードを集めた感じも、周到すぎる気がしました

それでもスキのないエピソードの連続配置は芸術的で飽きさせないものがあり、監督や制作陣の有能さを感じました。

ネブラスカは、アメリカ人の間でも「何もない土地」としてギャグにされるようです。だから100万ドル当選通知の目標場所がネブラスカなのは、詐欺ですよ!と暗に意味しているのでしょう。また、何も残せてない父ウディや、何も成し遂げてない息子デヴィッドを暗示してる気もします。

ネブラスカは牛の放牧が有名らしいけど、ケイトが「牛の尻をながめてるから、女の尻も見るはず」と言うシーンもあります。ケイトばあちゃんはそれ以外にも、昔モテたことや下ネタや、いとこや友人に狙われてたことも息子にぶちまけたりします。

その一方でケイトは寝ているウディに優しくキスしたりするので、本当はウディのことを愛していることがわかります。ペグはケイトのことを「勝者」だと言ったので、2人でウディを取り合ったのかもしれません。しかし押しの弱そうなペグと結婚してたら、ウディ家は収集がつかなかった気もします。

ところどころに笑えるコメディ調のシーンがあります。エドに貸したままの空気圧縮機を取り返そうとして、間違って善良な夫婦の家のを盗みそうになる展開は、ウディもケイトもテキトーな性格の似たもの夫婦であることを表現しています。ケイトが運転する車を息子達は必死に追いかけていきます。

この空気圧縮機のように、ウディはペグが言うように、昔から人の話を信じやすかったから、いろんな人に物やお金を貸してた可能性もありそうです。しかし実は人を信じてたからではなくて、良い格好をしたかっただけのようにも感じました。

だからこそ100万ドルの当選通知も、インチキだとはわかってるけど、ボケたふりしてでも「息子に何か残したかった」というのは本音だったと思います。結局は何か残すどころか、息子にプレゼントまでされますが、親子の絆は深まったので、この旅は成功に終わったのでしょう。

故郷でトラックを運転したウディは街の友人たちを見返して尊厳を取り戻し、それを見た息子デヴィッドも父を誇りに感じたことでしょう。ラストで運転を入れ代わったのは、父ウディが歩んだ道を、今度は息子のデヴィッドが走るということを象徴している気がしました。

白黒だし劇的な展開もないため娯楽映画とは言えませんが、父や親のことを考えるきっかけを与えてもらえる良い映画だと思います。ぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!

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ゆめぴょん(管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
世界一周135国/世界遺産595訪問後、映画にハマり。家視聴含め3年半で1800本。新作は2017年192本、2018年90本
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