映画『モンスターズユニバーシティ』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/インク前日譚の出会い!夢と才能と努力
『モンスターズユニバーシティ』あらすじ概要
ピクサーのアニメ映画。『モンスターズ・インク』の2作目で前日譚。体は小さく怖くも見えないマイクは小学生時代のきっかけにより「モンスターズ・ユニバーシティ」に入学する..(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | モンスターズ・ユニバーシティ |
平均評価★★★★★76(私の評価↓は含まず)
| |
原題/英題 | Monsters University |
日本公開日 | 2013/7/6 [予告↓]上映時間 110分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA G |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | ダン・スキャンロン |
キャスト 出演者 | ビリー・クリスタル、ジョン・グッドマン、スティーブ・ブシェーミ、ヘレン・ミレン、ピーター・ソーン |
配給/製作/画像 | ©Walt Disney Studios Motion Pictures/Pixar Animation Studios |
シリーズ/関連 | ピクサー製作映画 [< 前作] |
日本興行収入 | 89.6億円(年間2位) |
世界興行収入 | 7.4億USドル [出典] |
『モンスターズ・ユニバーシティ』予告動画
『モンスターズ・ユニバーシティ』ネタバレあらすじや結末
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ピクサー製作映画一覧もご参考に。
小学生マイク・ワゾウスキは体が小さくさえなかったが『モンスターズ・インク』の社会見学時、こわがらせ屋フランク・マッケイに「気配を消すこと」を評価されうれしくなります。マイク(ビリー・クリスタル。爆笑問題の田中裕二)はフランクの出身大学「モンスターズ・ユニバーシティ」に入学し努力します。
「怖がらせ学部」のジェームズ・P・サリバン(サリー。声:ジョン・グッドマン。日本語吹替:ホンジャマカ石塚英彦)は怖がらせ屋の名門サリー家出身で才能はあるが努力してません。期末試験日、マイクとサリーはケンカしてディーン・ハードスクラブル学長(ヘレン・ミレン。柳みる)の悲鳴ボンベを壊します。
2人は学部を追放されるが、マイクは大学の落ちこぼれサークル「ウーズマ・カッパ」の怖くない仲間にサリーも含めて6人1組で、モンスターズ・ユニバーシティ伝統行事「こわがらせ大会」での優勝を目指します。マイクらは初戦で敗退し、優勝候補ロアー・オメガ・ロアーに笑い者にされ、あきらめそうになります。
マイクはウーズマ・カッパを怖がらせ屋の会社へ連れていき、個性を活かすことを思い出させます。マイクとサリーはカード集めの話で友情が芽生えます。順当に大会を勝ち進み決勝戦では、ロアー・オメガ・ロアーと対等に戦い、アンカーのマイクは相手リーダーのジョニー・ワーシントンを上回り優勝となります。
しかしマイクの高得点はサリーが仕込んだとわかり2人は離れます。サリーは学長にイカサマを告白し追放されるが、異常の発生したドアの研究室で苦戦するマイクを助けるため、サリーもドアへ入ります。サリーはマイクに謝り、自分は役立たずで怖がりだと明かし、協力して人間界の大人の警官達を怖がらせます。
『モンスターズユニバーシティ』ネタバレ結末と最後/ラスト
2人はモンスター界へ戻れるがCDAのロズに連行され、モンスターズ・ユニバーシティも退学処分となります。他のウーズマ・カッパは怖がらせ学部に戻れ、ドン・カールトンとスクイシーの母シェリー・スクイブルスの結婚も決まります。サリーはマイクを「こわくはないが、こわいもの知らずだ」とたたえます。
ディーン学長はマイクとサリーの能力を認めて「モンスターズ・インク」の郵便職員募集の記事を渡します。そこに入社した2人は働きぶりを認められ「怖がらせ屋」チーム配属となり、絶叫フロアで働き、前作『モンスターズ・インク』へと続きます。
ネタバレ感想『モンスターズユニバーシティ』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ピクサー製作映画一覧もご参考に。
ピクサー長編アニメで大ヒットしたファンタジー映画『モンスターズ・インク』の前日譚(プリクエル)です。世界観はそのままで、マイクとサリーがモンスターズ・ユニバーシティ「怖がらせ学部」で初めて会って夢をかなえる?姿が描かれます。おなじみキャラの若かりし頃も見れます。
私の感想や評価は、ピクサーらしく練り込まれた脚本と美しい映像だけで観る価値はあり、多くの大人子どもにおすすめしたいけど、前作のある意味あざといブーを超えるようなキャラはいないし、人間の子どもを怖がらせてエネルギーを得るというアイデアを超えるものもないため、インパクトに欠けると感じます。
わかりにくいけどテーマは「努力は短い期間では花開かないかもしれないが、継続すればいつか夢も成就する」や「足りない部分は補い合えばいい」や「個性を活かそう」などでしょうか。見どころは、映像の美しさや、マイクとサリーの出会いから共にインクに入社するまでのエピソードやおなじみキャラ等です。
単独で観てもそれなりには楽しめますが、世界観の説明もないし、前作で登場したキャラは一瞬しか出てこなくて意味がわからないため『モンスターズ・インク』は観ることをおすすめしますが、本作の前でも後でも問題ないと思います。さもないと本作の結論は「夢かなわず」という風に感じてしまいます。
ラストでモンスターズ・ユニバーシティを本当に退学させられたのには驚きました。それまでのピクサーのラストと比べると、かなり残酷に感じますが、上のテーマでも書いたように「努力しても(簡単には)夢はかなわない」とか「向き不向きはある」という現実的な教訓をつきつけられた気がします。
前作の悪役キャラ(ディズニーヴィラン)のランドール・ボッグス(通称ランディ。声:スティーブ・ブシェミ。青山穣)が入学時はそれほど悪そうではないが、ロアー・オメガ・ロアーの仲間の影響を受けたり、サリーに負けて劣等感を抱くうちに手段を選ばなくなる過程が見れるのは一番のファンサービスですね。
前作で特徴的だったナメクジ型のおばさんモンスターのロズ(ボブ・ピーターソン。磯辺万沙子)も一瞬ですが登場します。前作ではヒマラヤで暮らすイエティ(ジョン・ラッツェンバーガー。立木文彦)も、本作ラストでモンスターズ・インクの郵便局員として登場し、人間界に追放された理由?をほのめかします。
ピクサー映画にしては、かなり現実路線なラストを見せられますが希望があることは示されるため『トイ・ストーリー3』に近いかなと感じます。ただ「才能があってもなくても、夢に向かい努力することは無駄ではない」という気にさせてくれる良作なので、多くの人におすすめしたいアニメ映画です!
続編前作や関連映画は、ピクサー製作映画一覧もご参考に。
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