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映画『トイストーリー3』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/おもちゃの終活と幸せとは?涙腺崩壊の決断

映画トイストーリー3

『トイ・ストーリー3』あらすじ概要

ディズニーのピクサー製作のアニメ映画アカデミー賞受賞作。アンディが大学寮へ引っ越す前、整理中のおもちゃが手違いで保育園に寄付されます。唯一手元に残されたウッディは仲間を助けに行くが…。(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 トイ・ストーリー3
日本興行収入108.0億円年間2位
世界興行収入10.6億USドル [出典]
製作費2.0億USドル
平均評価★★★★★86私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連ピクサー製作映画 < 前作続編 >
原題/英題Toy Story 3
日本公開日 2010/7/10 [予告↓]上映時間 103分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA G
製作国アメリカ
映画監督リー・アンクリッチ [キャスト↓]
配給/製作/画像©Walt Disney Studios Motion Pictures/Pixar Animation Studios

『トイ・ストーリー3』予告動画

登場キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

ウッディ(トム・ハンクス。日本語吹き替え声優:唐沢寿明)
仲間思いのカウボーイ人形。アンディの最もお気に入りのおもちゃ
バズ・ライトイヤー(ティム・アレン。所ジョージ)
スペースレンジャー人形でウッディの親友。ボタン押すと「無限の彼方へ」と発声
ジェシー(ジョーン・キューザック。日下由美)
カウガール人形。ウッディの妹的キャラ。バズに好かれている
ロッツォ・ハグベア(ネッド・ビーティ。勝部演之)
ピンク熊のぬいぐるみ。以前の持ち主少女デイジーにかわいがられてたが…
アンディ・デイビス 17歳(ジョン・モリス。小野賢章)
ウッディ達おもちゃの持ち主。成長して大学寮に入るため、おもちゃを整理中
ボニー(エミリー・ハーン。諸星すみれ)
ウッディを拾って、遊んでくれた少女

『トイ・ストーリー3』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ピクサー製作映画一覧もご参考に。

アンディ・デイビスは、おもちゃのウッディ(声:トム・ハンクス)やバズ・ライトイヤー(ティム・アレン)等で遊びながら成長しました。17歳で大学寮へ入る前、ウッディだけを手元に残し、他は屋根裏部屋にしまうためゴミ袋に分別します。

保育園はおもちゃ天国?(ネタバレあらすじ)

しかし母親の勘違いでゴミ収集車に出され、おもちゃは脱出してそばのダンボールにまぎれこみ保育園へ運ばれます。そこでは多くの子どもに遊んでもらえそうです。ウッディはバズやジェシー(ジョーン・キューザック)らを帰るよう説得します。

しかし捨てられたと思ったおもちゃ達は、サニーサイド保育園で暮らそうと決め、優しくてモフモフのピンクのクマのぬいぐるみロッツォ・ハグベア(ネッド・ビーティ)やビッグ・ベビーに園内を案内されます。失望したウッディは1人で帰宅するが、ボニーという人間の女の子に拾われます。

保育園の新参おもちゃは年少組に遊ばれるが、乱暴に扱われすぎてボロボロになります。ロッツォは、部屋変更をお願いしたバズをリセットして支配下におき、ジェシーらを柵に閉じこめ逃げないよう見張ります。ウッディはボニー家のおもちゃにロッツォの過去を聞きます。

おもちゃの最後は燃やされる?(ネタバレあらすじ)

ロッツォは愛する人間に置きざりにされ、必死で帰宅すると既に新しいクマぬいぐるみがあり、人間不信になって保育園のおもちゃを恐怖支配し始めたそうです。ウッディは久々に子どもに遊んでもらえる楽しさを味わうが、保育園の仲間を救いにもどります。

ウッディは仲間と脱出計画を練り、夜にダストシュートへ逃走するが、妨害するロッツォらも共にゴミ収集車でゴミ処理場へ運ばれます。衝撃でバズは意識が戻るが、ロッツォに裏切られてウッディらオモチャ達は焼却炉に落ちて燃やされるのを覚悟し、みんなで手をつなぎます。

その時、難を逃れてたエイリアン(リトル・グリーン・メン)3匹がクレーンでオモチャ達を救出します。皆はゴミ回収車でアンディの家へ戻り、屋根裏部屋の段ボール箱に入り、ウッディだけは大学行きの箱に入ります。ロッツォは人間に拾われ、トラックのフロントに取り付けられます。

トイストーリーの終活?涙の別れ?(ネタバレあらすじ)

ウッディは、屋根裏の段ボール箱にボニー家の住所を貼り付けます。アンディは車で大学へ行く途中、ボニーにオモチャを譲りに行きます。アンディは思い出のオモチャを1つ1つ説明します。最後に大切なウッディを見つけ、お気に入りなので持ち帰るか迷うが、別れを告げて他のおもちゃと一緒にボニーに譲ります。

アンディが大学へ向かう車をウッディ、バズらはずっと見送ります。エンドロールのオマケ映像では、保育園からの手紙が読まれます。年少組の相手は交代制にして、グリーン・アーミー・メンも戻り、電話も治されて、ビッグ・ベイビーはケンとバービーの赤ちゃんのようになり、おもちゃはみんな幸せそうです。

ネタバレ感想『トイストーリー3』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ピクサー製作映画一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★87/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

ピクサー製作の代表作アニメ映画!過去作みる必要は?

ピクサー製作のアニメ映画を世界に知らしめ、最も高評価なシリーズの3作目です。アンディに遊んでもらった記憶を冒頭の思い出映像で見せてくれるので、過去作みてなくても問題なく楽しめます。

ただ、もし時間があるなら1、2作目も観ることをおすすめしますよ。アンディとおもちゃの関係性だけでなく、おもちゃキャラクター達の志向や関係もよく理解出来るし、何よりも他のテーマが描かれている良作ですので!

映画トイ・ストーリー3

テーマは「おもちゃの幸せや終活とは?」かな

ピクサー映画はテーマがわかりやすいのが多いです。『トイストーリー3』のテーマは「おもちゃの幸せとは?」「おもちゃの終活」などと感じました。

おもちゃは「最初から成熟・完成されてて成長しないどころか古くなるだけ」です。一方の子どもは「成長し続け、やがておもちゃは不要と」なります。そんな人間の子どもとおもちゃが「一緒に遊べる時間は短くて奇跡のよう」なのです。

おもちゃにとっての幸せとは「人間の子どもに楽しく遊んでもらうこと」なので「子どもが成長するのに比例して皮肉にも、おもちゃは不幸に近づく」のです。こんな闇の法則を、暗い物語にしないピクサーはさすがです。

「おもちゃの将来や死」というダークサイドな結末にはせず、おもちゃの終活の1つの着地点として「おもちゃで遊んでくれる子どもに譲られること」を見せてくれます。ちなみに燃やされそうになったのも、終活の1つです。

1つ疑問に思ったのは「おもちゃは年少組の子どもに乱暴に遊ばれた場合、つらいの?」ということです。遊んでくれる人がおらず忘れさられるよりは、乱暴にでも遊ばれる方がうれしいのでは?という気もしたのですが本作では辛そうですね。

ヴィランへの罰が重すぎるのでは?

ヴィラン(敵)としてのピンク熊のぬいぐるみロッツォや、巨大赤ちゃん人形ビッグベイビーは、表の顔と裏の顔の二面性が対称的でホラーのように描かれています。でも彼らも人間に置き去りにされた犠牲者なので同情の余地はあります。

そんなヴィランのロッツォは保育園で恐怖支配しただけでなく、ゴミ処理場でロッツォにだまされたオモチャらは燃やされそうになります。ロッツォは、そこまで根っからのクズなので、最後はトラックのフロントに貼り付けられます。

この「罰(ばつ)」は重すぎる気もしますが、おもちゃは全員燃やされる可能性もあったので「殺人未遂犯」の罪に対しての罰なのでしょう。でも子どもも観る映画なので「人間の愛情を再び知ることで改心する結末」の方が個人的に好みです。

見どころはアンディとおもちゃの結末

『トイストーリー3』最大のみどころは結末シーンです。アンディの家に戻れたおもちゃ達は、ウッディの作戦によって幼い少女ボニーに譲られます。アンディがボニーに、1つずつオモチャの説明をするシーンは涙腺崩壊ものです。

そして、アンディは大好きなウッディだけは手元に残すつもりでしたが、他のおもちゃと一緒にボニーに遊ばれる方が幸せだと思い、ウッディとの思い出もボニーに語りながら譲ります。そして大学寮へ行くアンディを、おもちゃ達が見送ります。

おもちゃを手放したり、自然と遊ばなくなったり、誰かにあげたりして別れを経験した記憶は、大人なら誰にでもあると思います。その体験を見事に再現して、思い出させてくれた『トイストーリー3』を制作したピクサーは素晴らしすぎます。

『トイストーリー3』総括と続編について

おもちゃ達は子どもに忘れ去られる運命だと気づき、新天地を求めるがパラダイスは存在せず失望し、再び遊んでくれる子どもの家へ譲られて、またしばらくは安泰だという物語です。個人的にはピクサー映画で一番好きです。

冒頭のアンディとの思い出映像と、ラストの別れのシーンを思い出すだけで涙が止まらなくなります。子どもに見せると「おもちゃを捨てられなくなる」ので要注意ですが、逆に自分の子どもならそういう風に育ってほしい気もします。

本作は世界中の子ども達に観てほしいけど、むしろ忙しい大人達にも時間を作って観ることをおすすめしたいです。物質主義や消費社会にどっぷりつかってる人ほど、大きな精神ダメージを受けるかもしれません(笑)

新しい映画と比べるとストーリーがあっさりすぎたり、焼却炉からおもちゃ達が助かる場面でもうひと工夫ほしかったりしますが、結末の感動に全てを持ってかれるのはいつ観ても同じです。

2019年には『トイストーリー4』も公開されるので楽しみと不安が混在してますが、またウッディやバズやジェシーに会えるのならうれしいし、ピクサーが製作するなら大ハズレはないだろうから期待したいです。

続編前作や関連映画は、ピクサー製作映画一覧もご参考に。

『トイストーリー3』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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