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映画『アントマン』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/敵の正体と目的は?オマケ映像の意味?

映画アントマン

『アントマン』あらすじ概要

MCUマーベル映画12作目。出所したダメ男スコット・ラングがあるきっかけで体長1.5センチの「アントマン」になり、謎の男からの仕事を受けるのだが…。全て仕組まれてた?初代ワスプとは誰?(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 アントマン
日本興行収入12.1億円興行収入ランキング
世界興行収入5.1億USドル [出典]
製作費1.3億USドル
平均評価★★★★★74私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連マーベル映画MCU < 前作続編 >
原題/英題Ant Man
日本公開日 2015/9/19 [予告↓]上映時間 117分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督ペイトン・リード
キャスト
出演者
ポール・ラッド(木内秀信)、エヴァンジェリン・リリー(内田有紀)、マイケル・ダグラス(御友公喜)、コリー・ストール(大川透)、マイケル・ペーニャ(小杉竜一)、ボビー・カナヴェイル(加藤亮夫)、アンソニー・マッキー(溝端淳平)
配給/製作/画像©Walt Disney Studios Motion Pictures/Marvel Studios

『アントマン』予告動画

『アントマン』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。

最新作『アントマン&ワスプ クアントマニア』もご参考に!

1989年、国家組織S.H.I.E.L.D.エージェントのハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)は、物体を縮小拡大できるピム粒子を開発。しかし危険と考えたハワード・スタークやペギー・カーター達と話があわず辞表提出。

主人公は泥棒?スーツの正体は?(ネタバレあらすじ)

現代。3年ぶりに刑務所から出所したスコット・ラング(ポール・ラッド)は更生を誓うが、前科のせいで仕事が長続きしません。元妻マギーは警官パクストンと婚約し、愛する娘キャシーに会うこともも養育費未払いで禁止されます。

スコットは生活のため、昔の窃盗団仲間ルイス(マイケル・ペーニャ)達と、富豪の屋敷をねらいます。一流の泥棒スコットは素早く侵入し、指紋認証も厳重扉も知恵で突破。しかし金庫内にはスーツとヘルメットだけで、仕方なく持ち帰ります。

スコットは家でそのコスチュームを着ると、1.5センチのアリサイズに縮小。浴槽でおぼれそうになり下の階に転落し、ネズミが巨大猛獣に見えて命の危険さえ感じます。元の大きさに戻り、スーツを屋敷へ返しに行くと警察に捕まります。

アントマンの目的はヒドラの阻止?(ネタバレあらすじ)

スコットにハンク・ピム博士が会いに来て、アントマン・スーツについて説明し、牢屋から出して家へ連れ帰ります。ピム博士は潜入が上手な人材を探していて、スコットの腕前を試すため、ルイスに偽情報を聞かせて屋敷に侵入させたのです。

ピム博士はスコットに2代目アントマンとなるよう依頼。目的は博士の一番弟子ダレン・クロスが、縮小技術と試作イエロージャケットを、秘密結社ヒドラに売り量産される前に盗み破壊することです。

スコットは娘キャシーに自慢できるヒーローになるため、アントマンになることを決意。ダレンの元で働くホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)はピム博士の娘です。ホープは、スコットと考えがあわないが、彼がアントマンになる修行には協力。

スコットは、アントマン・スーツの操作方法、格闘術、特殊電磁波によるアリの操縦方法などを学びます。ピム博士は、亡き妻ジャネット・ヴァン・ダインがかつてS.H.I.E.L.D.でワスプとしてピムと共に働き、ソ連のミサイルを止めるために命を捨てたことを語ります。

アントマンの仲間の悲しき犠牲者は?(ネタバレあらすじ)

アントマンは計画に必要な機器を盗むため、羽アリのアントニーに乗って『アベンジャーズ エイジオブウルトロン』後のアベンジャーズ施設に潜入。ファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)と戦闘になるが、ファルコンのスーツ内部を攻撃し、機器を盗み出します。

ダレンのイエロージャケット完成セレモニーの日、アントマンらはルイス3人にも手伝ってもらい潜入ミッション開始。ルイスは警備員として研究所へ入り、水道を使ってアントマンと蟻たちは侵入。

アントマンは羽根アリでサーバールームへ入り、蟻たちを操縦してデータを破壊。しかし先読みしたイエロージャケットことダレンは、アントマンを閉じ込めます。ダレンはピム博士、ホープはダレンに拳銃を向けて三つ巴に。

アントマンは手裏剣型ピム・ディスクでヒドラ人員を倒しながら脱出。ピム博士は被弾するが、ホープはダレンをアントマンに追わせます。ヘリで逃げるダレンを羽蟻アントニーで追うが、アントニーは被弾し絶命

イエロージャケットの倒し方は?(ネタバレあらすじ)

アントマンとイエロージャケット着たダレンは、ヘリ内のジュラルミンケースの中などで戦い住宅プールに落下。スコットは元妻の夫・警官パクストンに逮捕されるが、警察無線で娘キャシーが危ないと知り急行。

アントマンとイエロージャケットは縮小や拡大を使い、鉄道模型(プラレール)などミニチュアを利用したり、1対1の肉弾戦などでバトル。アントマンはイエロージャケットの背中装置の破壊を試みるが失敗。

アントマンは最後の手段で、初代ワスプと同様にスーツのリミッターをはずして更に縮小化。そしてイエロージャケットを破壊しダレンも消滅。しかしアントマンの縮小化も止まらず、量子レベル世界へ入ります。

『アントマン』ネタバレ結末と最後/ラスト

意識を失いかけたスコットは、娘キャシーの声で目を覚まし、青い拡大用の手裏剣をベルトに当てると元のサイズに戻ります。スコットは警官パクストンに釈放され、元妻マギーの食事に招かれます。娘キャシーはこっそり拡大アリに食事を与えます。

その後スコットはルイスから、アベンジャーズのファルコンことサム・ウィルソンがスパイダーマンだけでなくアントマンも探してると聞きます。原作者スタンリーはバーテンダーとして登場。エンドクレジットの途中で、ピム博士はスコットとキスしてた娘ホープに驚くが、亡き妻のワスプ・スーツを譲ります

エンドロール後、バッキーをかくまうキャプテンアメリカとファルコンが、アントマンをアベンジャーズに加えようと話します。これは『シビルウォー キャプテンアメリカ』の一場面。『アントマン&ワスプ』へ続きます。

ネタバレ感想『アントマン』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★69/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品なので、他のマーベル映画と同じ世界観ですが、新ヒーロー誕生物語だし他キャラとのからみも少ないため、単独映画として観ても全く問題ありません。MCUファン向けのサービスシーンはあります。

ストーリーは、ダメな男が窃盗技術を認められ、縮小化するヒーローのアントマンとなり、世界征服をもくろむヒドラに兵器がわたるのを阻止する物語です。家族愛もテーマになっていて、1度は信頼を失った娘や元妻との再生も描かれます。同時に娘を思うスコットを見て、ホープも父を理解しようとします。

縮小化する設定は、日本では漫画やアニメなどでよく見るため、あまり興味を持てなかったけど、自分がヒロインになりたかったホープ(エヴァンジェリン・リリー)によるスコット(ポール・ラッド)の修行シーンから面白くなってきます。

虫に乗ったり操縦するのは小型化とは別の技術だし、よけいな設定に思えたけど、羽根アリのアントニーがスコットの愛馬のような存在となって大活躍し、戦闘中に帰らぬアリとなるシーンは涙です。他のアリ達のがんばりも愛らしく思えてきます。

ラストバトルで、縮小や拡大を利用したり、縮小した相手と戦うには縮小しないと不可能だという理屈や、鉄道模型(プラレール)などミニチュア世界の物を利用しての戦いなども楽しくて、今後の応用も期待できそうです。

一方、人間のエゴに巻きこまれた虫たちはかわいそうなので、今後は巻きこまないでほしいとも感じました。全体的にアクションは少なくて、序盤は会話で進むシーンが続き少し退屈です。ヴィランとの戦いも短くて、同じ能力なのは物足りないです。

ラストでイエロージャケットを倒す時に、アントマンは禁断の技である縮小を繰り返して、時間の概念もない亜原子や量子の世界(コミックではマイクロ・バース(ディメンジョン))に入り込みます。そこで娘キャシーの声を聞いて、無意識的に巨大化装置をベルトに当てて元の世界に戻るシーンは感動です。

続編『アントマン&ワスプ』ではこの方法で、初代ワスプのジャネットを救出できる可能性もあります。オマケ映像の『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』にもアントマンが出演するので、それも含めて本作はオススメです!

『アントマン』おすすめ9ポイント
  • 異色のSFバトル・アクション
  • マーベルのヒーロー誕生物語
  • 予習が不要の第1作目
  • スコットの再生物語
  • 娘キャシーがかわいい
  • ホープのツンデレと強さが魅力
  • アベンジャーズへのつながり
  • 羽蟻アントニーに泣かされる
  • 子どもや家族と一緒に楽しめる
『アントマン』少し残念5ポイント
  • 中盤までアクションが少ない
  • 虫が極端に苦手だとつらいかも
  • アベンジャーズやMCUとからめすぎ
  • 虫の操縦術もすごいのにあっさり
  • ダレンが小物すぎる

『アントマン』14の疑問と考察・解説

本作の疑問と考察や解説です。ネタバレありです。

ピム博士が初代アントマン?妻ジャネットが初代ワスプ?

ハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)は原子間距離を操作する亜原子粒子ピム粒子を発見し、自ら初代アントマンとなります。ピムの妻ジャネットのワスプと共に米ソ冷戦時代に活躍するが、アメリカへのミサイルを阻止するために彼女は犠牲となりました。

映画アントマン

アイアンマンとキャプテンアメリカの関係人が登場?

妻ジャネットを失ったピム博士は、国家組織S.H.I.E.L.D.とは考えがあわず離脱します。

冒頭の話し合いでは、後にアイアンマンになるトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)の父親ハワード・スターク(ジョン・スラッテリー)と、キャプテンアメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)が恋して再会を約束したペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)が登場します。

スコットが刑務所に入ってた理由とは?

スコット(ポール・ラッド)は元はヴィスタ・コープ社のエンジニアだったが、社内の不正に気づいて公表し、被害者にも返金するなど正義の行いをしました。しかし泥棒グセがあったため、窃盗なども同時に行い逮捕されたのです。

スコットのスーツ盗難は仕組まれてたのか?

ハンク・ピム博士が自分だとはバレないように「大きな金庫を持つ家が1週間留守」という情報をルイス(マイケル・ペーニャ)に流したのです。ピムは昔の事件などからスコットの窃盗の腕前を知ってたので、アントマン・スーツを盗ませて腕を確かめたのです。

ピム博士がアントマンに依頼したい内容とは?

ピムが信頼してた一番弟子ダレン・クロスが、アントマンの縮小技術データと試作のイエロージャケットを、秘密結社ヒドラに売ろうとしてるとわかり、ヒドラに量産される前に阻止することです。

スコットはなぜアントマンになると決意したのか?

現状は、刑務所から出所したのにまともな職につかず、泥棒してまた刑務所行きという、娘キャシーをがっかりさせてばかりの父親です。そこで、アントマンとして役に立ち、娘のためにヒーローになると決意します。

ホープがスコットに反発後、修行につきあった理由は?

ホープと父ピムとの間には、母ジャネットの件などで確執がありました。それに加えて、ホープはアントマンになるために訓練してきたのに、窃盗犯スコットがスーツを着ることになっただけでなく、ホープが訓練するよう父に言われたので反発したのです。

しかしホープは指導するうち、スコットが娘のためにヒーローになろうとがんばる姿を見て、また、母がワスプとして任務中に帰らぬ人となった過去を父が悔いてる真実を知り、自分と父ピムとの関係を見直して、スコットにも友好的になります。

ピム博士の妻ジャネットの最後とは?生きてるのか?

国家組織S.H.I.E.L.D.のエージェントとして、ハンク・ピムがアントマン、ジャネット・ヴァン・ダインがワスプとして米ソ冷戦時代に活躍してた時、ソ連からアメリカへ向けて誤って発射されたICBMミサイルに潜り込んで解体する任務につきました。

この時、ピムはスーツの不具合で縮小化できず、ジャネットが危険なレベルまで縮小化して任務を達成しますが、元の世界には戻れませんでした。分子や亜原子の時間の概念すらない世界で、ジャネットの生死は不明です。続編で登場する可能性もありそうです。

アントマンがファルコンと戦った理由とは?

ピムはスコットに最後の試練として、ピム・テック社への侵入時に必要な発信機?を、アベンジャーズ保管庫から盗み出すよう指示します。しかし予想外にも、ファルコンが警備してたため、ピムは中止を告げるが、スコットは独断で続行します。

アントマンほどの微小な存在でも金属や電子回路を含んでるからか、ファルコンのセンサーは察知し攻撃してきます。しかし小さすぎて当たりません。アントマンは、ファルコンのスーツのすきまから内部へ入って機械を破壊して勝利し、施設侵入も成功させます。

アントマンスーツにはアリを操縦する機能もあるの?

アントマン・スーツにはそのような機能はありませんが、スーツとセットの「ヘルメット」にはピムが開発した、アリをコントロールするための電磁波とアンテナが備え付けられています。

羽アリ「アントニー」の名前の由来は?

アリなのでしゃれで、「アント」ニーと名付けたのでしょう。

手裏剣っぽい武器の名称は?攻撃方法や裏技は?

ピム粒子を仕込んだ「ピム・ディスク」です。赤いディスクをぶつけられた物体は縮小し、青い方は拡大します。縮小拡大できない物体は破壊されます。

ラストシーンで、アントマンが縮小を繰り返して量子世界に入った時、スコットが娘キャシーの声を聞いて、ベルトの調整器に青いピム・ディスクを押し当てることで体を拡大して元の大きさに戻れます。ピム博士も想定してなかった危険な裏技です。

アントマンがイエロージャケットを倒した方法とは?

アントマンはファルコンを倒したのと同じ方法で、イエロージャケット内部に潜り込もうとするができず、スーツのリミッターをはずしてさらに縮小化してイエロージャケットの破壊に成功します。初代ワスプのように元に戻れなくなるが、娘の声を聞いて意識がもどり、拡大させるピム・ディスクにより無事戻ります。

イエロージャケットを着けたダレン・クロスは無限に縮小され消滅したように見えますが、分子や亜原子レベルの世界で生きてる可能性もありそうです。ピムの妻ジャネットと共に続編以降で登場の可能性もありそうです。

エンドロール前後のオマケ映像やスタンリーのカメオ出演の解説

スコットは無事に娘キャシーを救い、元妻の婚約者で警官のパクストンに認められて釈放され、家族の食事にも招待されます。

おしゃべりな窃盗仲間ルイス(マイケル・ペーニャ)は、アントマンと戦ったファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)が「壁に登るやつ(スパイダーマン)」「小さく縮む男(アントマン)」を探してるとどこかで聞きます。

その話の中には、マーベルの原作者スタン・リーおじいちゃんがバーテンダー役でカメオ出演しています。次のオマケ映像では、ホープ(エヴァンジェリン・リリー)が、母ジャネットが着ていたワスプ・スーツの次世代版を父ピムに見せられ微笑みます。続編『アントマン&ワスプ』へとつながります。

次のオマケ映像では、暗い部屋で拘束されたウィンターソルジャーことバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)のそばで、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)とファルコンが、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)に内緒でアントマンを仲間に加えようと話します。これは『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』の一場面です。

続編前作や関連映画は、マーベル映画MCU一覧もご参考に。

『アントマン』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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