映画『ピクセル』評価は?ネタバレ感想考察/懐かしゲームオタクが世界を救い美女と?

『ピクセル』あらすじ概要
1982年、サムはアーケードゲーム大会の決勝戦ドンキーコングで、エディに敗北してから自信を失い、大人になってもパッとしません。NASAは大会映像を宇宙に飛ばすと、宣戦布告だと誤解した異星人が2015年に地球の存亡をかけてゲームで挑戦してきます。マッチョ軍人で..(ネタバレ感想考察↓)
映画名/邦題 | ピクセル |
原題/英題 | Pixels |
日本公開日 | 2015/9/12 [予告↓]上映時間 105分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG-13 |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | クリス・コロンバス |
キャスト 出演者 | アダム・サンドラー、ケビン・ジェームズ、ミシェル・モナハン、ピーター・ディンクレイジ、ジョシュ・ギャッド |
配給/製作/画像 | ©ソニー・ピクチャーズエンタテインメント/Happy Madison Productions、1492ピクチャーズ、Plus One Rentals |
日本興行収入 | 10.5億円(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 2.4億USドル [出典] |
製作費 | 0.9億USドル |
平均評価★★★★★60(私の評価↓は含まず)
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『ピクセル』予告動画
ネタバレ感想『ピクセル』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
『ピクセル』ネタバレ感想の総評や考察
そもそも思いっきりコメディな、ファンタジーアクション映画なので、まじめに観るのではなく笑いながらテキトーに観るのに向いています。昔のゲームや、アーケードゲームにはまった世代の人達にはなつかしいだろうし、世界中のオタクにも希望を届けてくれそうです。
全ゲームはわかりませんでしたが、日本産ゲームとして「ギャラガ」「ドンキーコング」「パックマン」「アルカノイド」「フロッガー」「ディグダグ」「スペースインベーダー」などが登場します。パックマンの生みの親の岩谷徹さんご本人も、冒頭の街のアーケードゲーム屋で修理屋として一瞬カメオ出演します。
ストーリーは、アーケードゲーム大会の映像を友好目的で宇宙に飛ばしたら、それを見た宇宙人が宣戦布告だと誤解して挑戦状をつきつけてくるという、ふざけたような始まりですが、子ども時代に自信をなくしたゲームオタクや、陰謀論好きで友達いないオタクや、刑務所の囚人などが成長していく物語でもあります。
パックマンとドンキーコング以外の戦闘は、ただ撃ちまくるだけなのでテキトーだと感じますが、古いゲームオタクだけでなく、新しいゲームを知るマティを登場させたことにより、最近のゲーム事情や攻略方法の違いなどが表現されてて面白いです。
リアルで役立つマッチョ軍人が、ゲームの世界ではその筋肉を全く活用できないシーンは、体育会系ではない人達はみんな笑えるのではないでしょうか。エディの傲慢でインチキなキャラも、なぜか許せてしまうどころか笑えてしまいます。コメディファンタジーとして軽く観るならおすすめの映画です。

『ピクセル』おすすめ10ポイント
- コメディありのファンタジーアクション
- ゲームをリアル化して異星人と対決
- なつかしい日本産ゲームが多数登場
- マッチョ軍人のゲーム姿が笑える
- オタクが世界を救い英雄になる物語
- 社会のはみ出し者の成長物語
- 世界を救った後、皆カップルに
- ラストのラドローの子は笑える
- エンドクレジットも楽しい
- 子どもや家族と一緒に楽しめる
『ピクセル』少し残念6ポイント
- ゲーム知らない人には理解不能かも?
- ゲーム映像を宣戦布告と誤解する?
- ゲームの勝利敗北条件が不明
- オタクの望みが女性ばかり?
- Qバートの存在が意味不明
- 宇宙人の本当の姿は?
『ピクセル』ネタバレあらすじ感想や解説
1982年、パックマンなどアーケードゲームが得意なサムは、友人でクレーン・ゲームの達人ウィルと、ワンダーボーイことラドローと一緒にゲーム大会に出場するが、ファイアブラスターことエディに決勝のドンキーコングで負けて優勝を逃します。NASAは大会内容を収録して、友好目的で宇宙へ飛ばします。
2015年、アメリカ大統領となったウィル・クーパー(ケヴィン・ジェームズ)は、国民から言葉を知らない勉強不足だとののしられていますが、幼なじみのサムの現状を気にしています。エディに負けて以来さえないサム・ブレナー(アダム・サンドラー)は、ホームセンターの取り付け業をしています。
ある日、サムは取付けで訪れた家で、離婚に悲しむヴァイオレット・ヴァン・パッテン(ミシェル・モナハン)をなぐさめますが、キスは拒絶されます。ウィルにホワイトハウスへ呼ばれたサムは車で向かいますが、ヴァイオレットも同じ方向です。ウィルはグアム基地への特殊な攻撃方法をサムに見てもらいます。
その攻撃で物質も生物も小さな立方体ブロック(ピクセル)に分解されます。元ギャラガのチャンピオンのサムは国家安全保障会議の場で、攻撃は「ギャラガ」だと発言しますが、イランやロシアによるものだと疑わない制服組に追い出されます。帰宅中、ラドロー・レイモンソフ(ジョシュ・ギャッド)と再会します。
陰謀論者のラドローはCIA盗聴やグアムの友人情報やTV映像で、異星人からの挑戦状だと気づきます。1982年にNASAが宇宙に送ったゲーム映像を見たヴォルーラ星人が、宣戦布告だと勘違いしてゲームを現実に複製して「3先取勝負」を挑んでき、1戦目のギャラガは地球人が敗退したのだと大統領ウィルにも伝えます。
しかしウィルは軍派遣の決断ができなくて、2戦目のインド北部でも「アルカノイド」型兵器によって、タージ・マハルなどがピクセル化で消滅し敗退となります。大統領ウィルは後がなくなり、ついにサムとラドローに、米軍特殊部隊シールズの筋肉軍人にゲームスキルを教えるようお願いします。
3戦目はロンドンのハイドパークで「センチピード」という長い竜が空から攻めてくるゲームで、頭以外を撃つと2つに分裂します。ピクセルを倒す兵器はヴァイオレットらが開発してます。米精鋭部隊はゲームに不慣れで苦戦しますが、サムとラドローが権限を与えられると、一気に逆転勝利します。
サムとウィルは昔のライバルのエディ・プラント(ピーター・ディンクレイジ)を仲間に加えるため刑務所へ行き「出所」「免税」「セリーナ・ウィリアムズとのデート」を条件に協力OKをもらえます。4戦目はニューヨークでの「パックマン」で、生みの親の岩谷教授(デニス・アキヤマ)も4人目として参戦します。
街に出現したパックマンを倒すため、サムらは4台のゴーストカーに乗り込みます。対戦前に岩谷教授はパックマンの説得を試みますが失敗して手をピクセル化され戦線離脱します。パックマンはゴーストより速いのですが、エディのゴーストだけなぜか速いためパックマンの命を2つ奪います。
しかしパワークッキーを食べたパックマンにラドローの車は食べられます。調子に乗りすぎたファイアブラスターことエディも海に落ちてリタイアです。1人残ったサムは、パワークッキーを食べたパックマンを、バック運転で引きつけながら10秒数えて、無敵時間が終わると同時に命を奪うことに成功し勝利します。
トロフィーとして「Qバート」をもらいます。戦勝パーティーで、サムはヴァイオレットといい雰囲気になりますが、ヴォルーラ星人から地球人のルール違反(イカサマ)を指摘され、地球総攻撃を宣告されます。ヴァイオレットの息子マティ(マット・リンツ)はエディのサングラスのチートプログラムを見抜きます。
ルール違反の代償として、マティがピクセル化され誘拐されます。オタク達を追い出したポーター大将(ブライアン・コックス)ですが、最終決戦のワシントンD.C.では結局サムら「アーケーダーズ」の力を借りることになります。大統領ウィルはシェルターを抜け出して得意のクレーンで武器を持ってきます。
『ピクセル』ネタバレ結末や考察/ラストシーン
異星人の総攻撃はあらゆるアニメやゲームキャラにより、ヴァイオレットはスマーフを撃ち、ラドローは「ドージョークエスト」(架空ゲーム)のヒロインに殺されそうになりますが「真実の愛」をうったえてお互いに恋に落ち婚約します。チートしたエディも反省してアーケーダーズに復帰します。
サム、ウィル、ヴァイオレット、Qバートの4人は、インベーダー?の母船の下から内部に導かれ、最終決戦としてサムが2位となったトラウマの「ドンキーコング」で挑まれます。「敵のパターンを読んで戦う」のが得意なサムですが、全く読めなくて苦戦します。Qバートはタルの下敷きになります。
しかしマティから、エディは1982年の決勝戦でもチートを使ったと聞いたサムは、自分がチャンピオンだったのだと自信を取り戻します。そしてヴァイオレットを助け、ハンマーを手にしてドンキーコングへ投げて勝利し、人質のマティも取り戻します。ボスを倒したので、街のピクセルキャラも消滅します。
ラドローの婚約者レディ・リサも消滅しますが、なぜかQバートは残ります。エディはサムに、決勝戦でチートしたことを謝罪して「君がドンキーコングのチャンピオンだ」と祝福します。そしてQバートはレディ・リサ(アシュレイ・ベンソン)に変化して、ラドローと抱き合いキスします。
大統領ウィルは異星人と平和条約を結んだことを発表し、ヴァイオレットと3人のオタク、サム、ラドロー、エディをアメリカと世界のヒーローとたたえます。オタク嫌いのヴァイオレットはサムと抱き合います。エディはセリーナ・ウィリアムズとマーサ・スチュアートからお誘いのメッセージを受信します。
異星人の宇宙船は地球から去っていき、ピクセル化した人々ももとに戻ります。岩谷教授の手も復元します。そして1年後、ラドローとレディ・リサは結婚して、4匹のQバートが産まれたようです。エンドクレジットでは、ピクセルで映画のストーリーを順番に見せてくれて楽しめます。
オタクが世界を救う映画は増えてますが、ここまでストレートにゲームの世界を現実に再現したのはめずらしいです。古いゲームが好きだった人だけでなく、何かの失敗で前へ進めない人や、特殊能力を持つけど現在発揮できてない人なども、ぜひ1度は観ることをおすすめします!
他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
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