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映画『ヒメアノ~ル』感想ネタバレ評価あらすじ

更新
映画 ヒメアノ~ル
タイトル/邦題 ヒメアノ~ル
日本公開 2016.5.28 予告↓上映時間 99分
映倫区分日本 R15+(15歳以上)
参考Wiki
映画監督吉田恵輔
キャスト
出演者
森田剛、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、駒木根隆介
配給/製作(C)日活/日活、ハピネット、ジェイ・ストーム、ジャンゴフィルム
日本興行収入2.0億円
平均評価★★★★★76私の評価★★★★★72
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『ヒメアノ~ル』あらすじ(ネタバレなし)

岡田は清掃会社で働きながら、普通に過ぎてゆく日々に不安を感じていた。ある日、同僚の安藤が恋するユカとの仲をとりもつうちに、彼女から告白されてしまう。そしてユカが働くカフェで偶然会った、高校の同級生の森田がユカのストーカーをしていることも知る。森田は高校時代にいじめにあって以来、人が変わったようになっていた。ホテルで働く和草も、同様にいじめられていたが、ある事件以降、森田からゆすられて金を渡していた。やがて森田の周りで殺人事件が起こりはじめて...(ネタバレあらすじ↓)

『ヒメアノ~ル』予告動画

ネタバレあらすじや感想『ヒメアノ~ル』考察・評価レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想/考察です。映画 ヒメアノ~ル

★★★★★ 72点/100(60が平均)

『ヒメアノ~ル』は、平凡な日常に不満を持つ、濱田岳が演じる岡田が、ムロツヨシ演じる安藤に、ユカとの恋のキューピット役を頼まれたことから、同じくユカに目をつけた、森田剛が演じる森田に命をねらわれるという、サスペンス映画です。

この映画のおすすめ、6つのポイント

  • リアルな日常でも起こりそうな恐さを感じられる
  • 岡田、森田、和草の過去には同情の余地もある
  • いじめた者はいつか裁かれる可能性がある
  • 森田の殺人鬼ぶりや壊れた心の見せ方が見事
  • 弱者が捕食者に変わる瞬間が恐ろしくリアル
  • 童貞の岡田とモテすぎのユカとの恋愛が危なっかしい

少し残念?つっこみどころ、3つのポイント

  • 森田の連続殺人は物語に結びついてこない
  • 岡田もユカも危機感が薄すぎる
  • マンションの外で発泡したらすぐ通報されるはず

タイトルの「ヒメアノール」とは公式サイトによると、造語で「強者の餌となる弱者」という意味だそうです。アノールはトカゲの一種で、ヒメトカゲは、猛禽類のエサにもなるため、このような意味になるようです。映画を見た後は感慨深いタイトルです。

映画の前半は、岡田と安藤との日常的で平和な会話からはじまり、岡田が乗り気にならないながらも、安藤の恋を手助けする展開になります。そこで元同級生の森田に会い、彼との間の明るくない過去を感じられます。

岡田は安藤に隠れてユカとつきあうようになるので、バレた時には安藤に何をされるかわからないという不安をずっと感じながら見てました。しかし安藤は捕食者にはならず、むしろ終盤には捕食されそうな立場になります。

高校時代に森田をいじめてた河島は悪者で強者だったのに、弱者に復讐され殺されてしまいました。映画や漫画などではよくある展開です。その時に一緒にいじめられていた和草と、見て見ぬふりしてた岡田がいました。

岡田も森田をかばっていたら、和草と同じような末路をたどったかもしれないと考えると、あれが運命の分かれ道だったのかもしれません。和草は捕食者にはなりきれないので、おとなしく自首しとけば、婚約者ともども命だけは助かったかもしれません。

いじめてた者に仕返しをする場合、正当防衛程度では後で逆襲されてしまうため、結局殺すか監禁しかないというのは、他の映画でも見たことがあります。これを回避するには、FBIの保護プログラムのような社会の仕組みが早急に必要だと思いました。

森田が和草を殺して以降は狂ったように犯行を重ねます。それ以前はまだ正常に暮らせていたとすると、皮肉にも和草たちがスイッチを押したことになります。一度、弱者の位置で苦しんだので、今後は常に強者でありたいと考えたような気がします。

駅前で自分のことを笑った女性も殺しますが、これは高校時代にいじめられていた自分を助けようともせず、ただ笑いさけんでいた女生徒たちの姿と重ねたのかもしれません。あとの犯行は行き当たりばったりです。その家で寝てることからも、既に心は壊れています。

ラストでは、岡田の母親から彼の住所を聞きだします。そんな簡単に電話で息子の住所を教える親はあり得ないと思ったけど、オレオレ詐欺の被害者の数を考えると、少しの話術があれば簡単に聞き出せるかもな、と思いなおしてゾッとしました。

そして岡田と森田の対決では、2階から落ちてなお動き続ける森田の怪物性がさらに際立ってきます。しかし最後には精神のバランスが崩れて、過去の良かった時代の記憶に戻ります。この時から森田の時間は止まってたのかと思うと、悲しくなりました。

後半はかなりバイオレンスな内容ですが、一歩間違えば自分の周りでも起こりそうなことばかりです。濱田岳と森田剛の演技は素晴らしいし、純愛ストーリーからサスペンスに変わる過程が恐ろしいほど見事なので、ぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
興行収入は毎週更新!2019新作48本/2018年190。驚き/社会性/感情動かす/多幸感/ストーリー重視。海外旅行135国
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